133話 徹夜の作業と、再会の約束
ギルドから近くの宿屋が空いていたので、今日はここで泊まる事にした。
「ユイは部屋にこもって実験をする気が満々ね?」
「え? わかる?」
「うん」
「でもちゃんと休むんだよ?」
「うん、わかってる。ありがとう」
「じゃあ、また明日ね~」
「うん、また~」
私は部屋に引き籠って実験を開始した。
今日、見て覚えた事と、彼の記憶で得た知識と魔法を使って試行錯誤した。
「できた~!」
私、頑張ったよ? 徹夜で頑張ったよ? 手のひらサイズでポケットに入る薄型だよ?(デジカメ風)
唯一の欠点は魔力やMPの関係で私にしか使えないって事かな。(MP消費が激しい)
カラー写真も動画も撮れる優れものだよ!
本当はこのまま眠りたいけど、マニカ達が次の依頼の為に旅に出る日だからね。
私は着替えてポケットにカメラを入れてマニカ達の部屋へ向かった。
「おはよ~」
「「 おはよう 」」
私はマニカ達の部屋に入ってベッドに腰かけた。
「もう少し待ってね~、準備するから~」
丁度、朝練から帰ってきた所だったみたいだね。
「急がなくていいよ~」
私はベッドで横になろうかなって思ったけど起きれなくなりそうだから頑張って座っておいた。
「そうだ」
せっかくだから二人の写真を撮っておこう。
私はポケットからカメラを取り出して、最高の被写体の二人を撮りまくった。
パシャ、パシャ。
「ユイ? 何してるの?」
「ん? 実験の続きだよ? 気にしないで?」
「そうなの?」
二人はサイズを再調整した冒険用?の例の服を着ていた。
でもやっぱりスパッツは穿かないんだね。
「お待たせ~」
「じゃあ、リーニさんのお宅へ行こうか」
「は~い」
私達は仲良く手を繋いで、リーニさんの家に向かった。
リーニさんの家に着いてリビングに通されたけど、リーニさんの姿が見当たらなかった。
「リーニさんはどこですか?」
「ああ、まだ部屋で準備中だ」
「そうでしたか、丁度話したい事があるのでリーニさんの部屋に行ってきます」
「ああ、わかった」
私はリーニさんの部屋をノックした。
「は~い」
「入ってもいいですか?」
「ユイちゃん? どうぞ~」
あら? リーニさん、まだパジャマ?
まあ、大人の女性の準備は時間がかかるって言うからね。
「どうしたの?」
「丁度よかったです。お願いがあったのです」
「何かしら?」
「プレゼントしたセーラー服を着てくれませんか?」
「え?」
見るからにリーニさんの顔が引きつってしまった。
「ユ、ユイちゃん? これから旅にでるから、あの服は・・・」
「ああ、違います。実験の成果を試したいので、準備が終わるまでの間だけ着てもらえないかなって?」
「この部屋の中だけって事?」
「はい」
「ま、まあそれぐらなら?」
「ありがとうございます!」
リーニさんはパジャマからセーラー服に着替えてくれた。
そして私は再びカメラで写真を撮りまくった。
パシャパシャパシャ!! (永久保存版だね!)
しばらくして準備が終わったリーニさんは旅用の服装に着替え直した。
「これで全員準備完了だな」
「ええ大丈夫よ」
「この依頼も大変なんでしょう? 気をつけて下さいね?」
「ありがとう。でも大丈夫だ、ユイに作ってもらったこの盾で皆を守ってみせるから」
「うん、お願いします」
「ユイもクシオスまで一人旅でしょう? 油断しないようにね?」
「うん、わかってる」
「じゃあ、行って来るね~」
「またね~」
「うん、また~」
リーニさん達は次の依頼の為に王都を旅立っていった。
じゃあ、私もそろそろ行こうかな。
何か色々あったから久しぶりな気がするけど、そこまで月日は経ってないよね?
私は、馬車に乗ってクシオスに向かった。
元気にしてるかな? ブルーナ。
いつも読んでいただきありがとうございます。
私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。
また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。
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