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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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131話 最年少記録の更新

「リーニ、これでユヅキさんと一緒のAAランクになったわね」


ビオラさんが優しく微笑む。



「それは嬉しいのだけど……」


「どうしたの?」


「ねえ、ビオラ。 ユヅキさんがSランクの昇格を断り続けたって本当なの?」


「ええ、本当よ。 私も説得したけど駄目だったわ」


「やっぱり本当だったのね」


「あの時はこれ以上、目立つ事は避けたかったみたいでね?」


「ああ、そういう事ね」


「・・・」


「ビオラ?」


「何かしら?」


「あの事は、あなたに任せていいかしら?」


「ええ、タイミングは私が見極めるわ」


「ふふ、あなたに任せていれば安心ね?」


「ええ、任せて」



さっきから二人で何をコソコソ話しているんだろう?

気になったからビオラさんに話しかけた。



「二人で何の話をしているのですか?」


「ああ、気にしないで。大人の都合の話だから」


「じゃあ、もう1つ気になったのですが、二人は昔からの知り合いですか?」


「私とリーニの事?」


「はい」


「ええ、幼馴染よ。 歳も一緒だし、子供の頃は一緒に遊んでいたしね?」


「へえ~、そうなんですか」


「10歳の頃までだけどね? 私はギルドで働きだして、リーニはユヅキさんに弟子入りしたからね」


「リーニさんはその頃に母と出会ったのですか?」


「ああ、違うわよ。家を出てユヅキさんに付いて行く様になったのが、その年齢って事よ」


「なるほど」


(お母さん、私の知らないところで色々な人に影響を与えていたんだな……)



「あのう、ビオラさん。 続けても大丈夫でしょうか?」



職員の人がビオラさんに確認をしてきた。



「あら、ごめんなさい。どうぞ」


「では次に、オーガ討伐に加えてシーネスでの貢献(悪徳領主討伐)も加算されて、リアさんとマニカさんをAAランクに昇格します」


「リア、マニカ、おめでと~!」



まわりから再び大きな拍手がおこった。



「「 ありがと~ 」」



二人も嬉しそうでよかった。

これで過去の因縁とも完全に決別だね。



「リアちゃん、マニカちゃん、昇格おめでとう」


「ビオラさん、ありがとう」


「ありがと~」


「でも、今後も暴れた時は必ず報告してね? 後処理は私がちゃんとするからね?」


「「 は~い 」」



え? 二人の傍若無人な行動はビオラさんのお墨付きなの?

うん、でも何か納得できたよ。

ビオラさんの手駒ってことね。



「では次が最後です」



ギルマスの声が一段と大きくなった。



「オーガ王の単独討伐、オーガ軍への広範囲殲滅魔法、さらにシーネスでの人質救出と領主摘発への貢献を加えて……」


「ユイを、ランクAAからランクSに昇格します」


「「 おおおおおおお!! 」」


「Sランク!」


「マジかよ……」


「数人しかいないランクだぞ……」


「ちなみに、Sランクの最年少記録を大幅に更新しました(15歳)」



部屋に響き渡るぐらいの拍手喝采が起きた。

カインさん達も、驚きを通り越して「やっぱりな」という顔で拍手してくれている。



「ありがとうございます」


私はペコリと頭を下げた。


Sランク。 それは、お母さんですら(あえて)到達しなかった領域。

私が、お母さんを超えた瞬間だったのかもしれない。


その後も皆からのお祝いの言葉が後を絶たなかった。

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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