127話 本選開始と、参加者のポンコツぶり
予選の結果発表が終わって直ぐに、公園の中央に隠されていたステージが解放された。
それを見た感想は、やっぱサ◯ケじゃん? だった。
まあアレほど、えげつない物はなさそうだし、種類も少ないから簡単そう。
これは実質、走る速さが勝敗をわけるよね?
まあ、一応勝つつもりで頑張るけど。
本選は今から1時間後に始まって予選30位の人から順番にタイムアタックをするみたい。
私は予選1位だったから1番最後だけど、これだと全員の競技が終わるのは1時間ぐらいかな?
本選に進んだ者達は競技場をじっくり見てまわってる。
そんなに見てまわらなくても見たまんまだよ?
ただ私も1ヶ所だけ気になるステージがあったから実際に触って確かめてみた。
なんだダミーか、でも効果は一緒だよね?きっと。
私はそれの対策をする為に、一度さっきの簡易テントに戻って過去に作った靴の調整をする事にした。 これは着脱式にした方がよさそうだね?
何度か試行錯誤した後、何とか納得できる物が完成した。
そして今大会のメインイベントである障害物競走と言う名のサ◯ケ本選が始まったんだけど、予選とは比べ物にならない程の観客がいて正直ビックリした。
スタート地点は白いフィールドからだった。
まあ、いわゆる全長50メートルのアイススケートリンクかな?
ただし触って見ても全然冷たくなかったから氷の偽物なんだけど、摩擦が少なく超滑りやすいステージだった。
あとは途中に障害物とか起伏のある場所とかがあった。
このエリアを超えると三枚の壁を超えるステージで、1枚目は1メートル程だから走って超えられるし、二枚目の壁は下が30センチ程開いてるから潜ればいいだけだし、三枚目の壁は3メートル程あるけど、突起物が付いているから簡単に登れそう。
まあここは折り返しへのボーナスステージかな?
次のステージは水上に作られていて、水に落ちたら失格らしい。
まずは水面から出ている杭の上を移動する所と、水に浮かぶ10枚の板の上を渡る所、最後に20メートル程の超急斜面の坂を駆け抜ける所があった。
うん、超簡単だね? これは走る速さを競うステージだね。
そして最後は30メートルの木登りでゴール。
うん、私は最後のここで何とか巻き返したい!
そして大歓声の中、一人目の走者がスタート地点に立った。
え? 私は目を疑った。
スタート地点で走者がクラウチングスタートの構えをとったからだ。
そんな場所でそんな事をすると……。
ピーッ!
開始のホイッスルが鳴った。
ズテーンッ!!
案の定、予想通り、当たり前、、、、まあそうなるよね?
スタートと同時に豪快に滑り転んでいた。
バカなの?
その後は、走る事もせずに足をプルプルさせながらカメの様にゆっくりと進んで行った。
その男は何十回と転びながらやっと氷エリア(仮)を脱出した。
もう心が折れたのか、壁を超えるエリアでは走りもせずにゆっくりと突破して水上エリアに移動した。
そして先ずは水上の杭の上を移動する所の第一歩で足を滑らせて……ドボン! 水の中に落ちて失格となった。
って、おい! バカなの? 何をどうしたらそこで落ちるの?
でも落ちてくれて正解だよ、開始から既に10分以上たってるしね。
まあ、次からだね、本選は。
そう思っていた時期が私にはありました。
おいい!! 二人目、三人目も何てこと無い場所で水に落ちて失格だった。
そして10人目がやっと杭を渡るエリアを突破し、水に浮いた木の板を移動する競技までやって来た。
そして第一歩、男は恐る恐る板の端に足を乗せて……ひっくり返って水中にドボン! 失格になった。
アホなの? 本当にアホなの?? そんなの当たり前だよね??
私は時計を確認すると既に開始から一時間を超えていた。
これ、三時間以上かかるんじゃ……。
その後も同じような事が繰り替えされて、17人目にしてようやく木の板エリアを突破した。
でも予想通り、次の急斜面エリアでドボンして失格になっていた。
もう直ぐ開始から2時間が経過しようとしてるのにまだ18人目・・・ いい加減、見るのも疲れてきたよ。 選手の待機場所は観客席からは少し離れているから観客の熱気からは避けられるけど、もうしわけ程度の日よけのシートは、暑い日差しを遮ぎれてないし、まともな日影がないからお肌が焼けちゃうじゃない! まあ、ジャージは長袖長ズボンだから焼けるのは首から上だけど、その変わり激暑だよ、待ってるだけで熱中症で倒れちゃうよ。
はあ、早く終わらないかな・・・ 私は競技に興味が無くなってボーっとしていたら、いつの間にかまた寝てしまっていた。
いつも読んでいただきありがとうございます。
私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。
また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。
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