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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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119話 番外編VIII ~闘神リアの回想:壊れた心と、再生の光2~

今までの彼は報酬なんて求めずに手を差し伸べて助けてくれていた。

それに対して、私は今まで彼に感謝の気持ちを返した事がない。

だから私の体で済むなら、それでもいいかなって思った。



「わかったわ。あなたへのお礼は私の体で払うわ。 でもマニカに手を出したら許さないよ?」


「ああ約束する。 ありがとう」



そして、満足した彼は帰って行った。


数日後、また修練の終わり頃に彼はやって来た。



「リア、この後もう一回いいか?」



私は彼に詰めよって小声で抗議した。



「ちょっと止めてよ、変な言い方しないで」


「なあ、またいいだろ?」


「だから、止めてって言ってるでしょ?」



ダメだ、これ以上はマニカにバレてしまう。



「もう、わかったから、向こうで待ってて」


「よし、早く来いよ?」


「マニカ~、また武器の修練するから先に帰ってて?」


「うん、わかったよ」



勘違いしたっぽいマニカはニヤケながら帰って行った。

私は早く終わらせる為に彼の所に急いで行った。


ソレが終わって満足した彼は帰って行ったけど、どうせまた求めて来るのはわかりきっていた。

一度でも許した私がバカだったのだろうけど、私の体なんて直ぐに飽きるだろうと思っていた。

でも、1週間に1度だったのが、4日に1度、2日に1度、と間隔が短くなっていき、最終的には1日に2回、求められる事が約1ヶ月続いた。

マニカも途中から気づいたみたいで、彼が来たら先に帰ってくれる様になった。


そして、あの日。 私は彼に告げた。



「何だい、話しって?」


「当たり前の結果だけど、生理が来ないわ」


「は? 」


「妊娠したって事よ?」


「冗談だよな?」


「あれだけ毎日やって妊娠しない方がおかしいと思うけど?」


「・・・」


「責任はちゃんと取ってもらうからね」


「何が望みだ?」



はぁ、何を言っているの?



「結婚か、嫌なら相応の金額をもらうわよ?」


「わかった。明日には返事をする」


「ええ、それでいいわ」


「よく考えてね?」



翌日、彼が逃げた事を知った。

よく考えればわかる事だった。

だけど、私も冷静では無かったから、逃げるなんて考えてなかった。


でも、出来るだけ早く次の行動を考えないといけなかった。

今の私には子供を育てる事はおろか、産む事すら難しかったから。

そして私は何度も何度も葛藤をし、決断をした。



「やっぱり、産む事は出来ないね。ごめんなさい」



私は自分のお腹に、スキルを伴った衝撃波を打ち込んだ。



ドゴッ!!


そして今までで味わった事の無い苦しみと吐き気と悲しみを体験する事になった。

うずくまりながら必死に我慢したけど中々収まらなかった。

私は涙や鼻水、下からも体液等を垂れ流しながら、嘔吐を繰り返した。


しばらくして、私は強制流産に成功した事が感覚的にわかった。

そして、傷つけられた私の子宮はもう二度と妊娠出来ない体になった事も自覚をした。

正直、彼の事はどうでもよかったのだけど、この街にはもういたくなかったから、捨てられた仕返しをする為と適当に理由をつけて街を出る事にした。


それを伝えると、マニカはついて来ると言い出してきかなかった。

どうしても一人で出て行きたかったけど、マニカが泣き出したから一緒に行く事にした。

でも、今思い返すと、あの時の私は一人ひっそりと死ねる場所を探そうとしていたのだと思う。

だからマニカについて来て欲しくなかったのだと、今だからわかる。

読んでいただきありがとうございます。

基本は一週間ごとに更新するつもりです。

ただ状況によってはきりのいい所まで連発で投げるかもです。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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