115話 さすが、ユイ!?
リアに服を渡して部屋に戻って、私も作った服に着替えた。
そして、このセーラー服セットと黒色のオーバニーソックスは……。
「リーニさん、今日はこれを着てみて下さい」
「え? 私?」
「はい!」
私は満面の笑みで答えたけど、リーニさんの顔は引きつっているように見えた。
「頑張って作ったので、お願いします」
「・・・じゃあ、1度着てみるだけね?」
「はい」
数分後、完全武装のリーニさんが、私の目の前にいた。
「リーニさん、可愛いです!」
「似合ってますよ」
「え、ええ、ありがとう。でも私には可愛い過ぎるわ」
「そんな事はないです。 似合ってます」
「それに、スカートが、短すぎるわ」
「私の歳(28歳)で、こんなに脚を出すのはちょっと……」
「何を言ってるのですか? リーニさんはまだまだ若くて可愛いです」
「で、でもね?」
丁度その時、誰かが部屋をノックした。
「は~い」
「っ! 待って、着替えるから、待って!」
でも、私は既に扉を開けていた。
「ユイ~、着替えたよ~」
部屋の中を見たリアとマニカは首を傾げた。
「ん? 誰?」
「何言ってるのよ? リーニさんだよ?」
「「 ええええええ!? 」」
「リーニがセーラー服を着てる!」
「ち、違うの。 ユイちゃんに無理やり、、」
「可愛いでしょう?」
「うん、可愛いけど、リーニに着せた事の方が驚きだよ?」
「さすが、ユイだね?」
え? どう言う意味よ?
「入り口で何やってんだ?」
「カイン、良いところに来たね?」
「きゃあああああ、待って~!」
リーニさんの叫びを聞いたカインさんは慌てて部屋に入って来た。
「リーニ! どうした!?」
部屋に入って来たカインを見たリーニは、その場にしゃがみこんだ。
「きゃあああああ」
「ん? リーニ?」
「え? リーニなのか?」
カインさんとゼイナスさんは首を傾げた。
「リーニさんだよ? 可愛いでしょ?」
二人は思考回路が停止したみたいに、ジーっと、リーニさんを見つめた。
でも、リアは冷静にリーニさんに注意を促した。
「リーニ? そのスカートでしゃがむと、丸見えだよ?」
「っ!?」
リーニは自分を見た。
「きゃあああああ」
本日、3度目のリーニさんの叫び声が響き渡った。
そこでカインさん達も我に帰ったみたい。
そして、ゼイナスさんは慌てて後ろを向いた。
「すまない、カイン」
「いや、今のは不可抗力だ、仕方ない」
「俺もリーニが膝より短いスカートを穿いているのを初めて見たから、わからなかった」
「カインさん?」
「何だ?」
「今はダメですよ? 夜まで待って下さいね?」
「な、何を言ってるんだ、ユイ!?」
「いや、可愛いリーニさんを見て、今にも抱きつきそうだったから?」
「そ、そんな事しない!」
「じゃあ、いいですけど?」
「でも、可愛いでしょ?」
「ああ、ビックリする程な・・・」
「そうでしょう? ふっふっふ」
「じゃあ、行きましょう」
「ユイちゃん、待って着替えさせて?」
「さすがに、この服で外出はちょっと・・」
「え? 何を言っているのですか? さぁ、行きましょう?」
私はリーニさんの手を引いて部屋を出て行った。
「ま、待ってユイちゃん、ユイちゃん?」
私は聞く耳を持たずにリーニさんの手を引きながら宿の外に出た。
リーニさんの右手は私に手を引かれて、左手はずっとスカートを押さえたままだった。
いつも読んでいただきありがとうございます。
私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。
また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。
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