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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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112話 深夜の恋バナと、衝撃の事実

「久しぶりの旅行は楽しいね~」


「ね~、時間がたつのがあっという間だよ」


「うん、楽しいね」



私達は今、マニカが泊っている部屋に集まってお喋り中なの。

話題は自然と、あの人の事になった。



「でもビオラさんって、本当に何でも出来る人だね?」


「うん、ビオラさんの人脈は普通じゃないよ」


「たった数時間で国王から必要な書類を集めて来てたから、ビックリだよ」


「あの人は怒らせたら駄目な人だよね」


「うん、間違いない」


「リアも、マニカも、ビオラさんには敬称を使うのね?」



二人ともカインさん達にも呼び捨てだしね。



「うん。私達に『冒険者にならない?』って声をかけて来たのはビオラさんで、その後も色々手助けや助言をしてくれたから、頭が上がらないのよ」


「ギルマス以上の権限を持つ受付嬢なんて、普通はありえないしね~」


「うん、あの人が普通に受付嬢をしている方がおかしいのよ」


「でも権限を行使する時のビオラさんは、凛とした姿で女王様って感じだよね」


「わかるわ~、この前の時も、平伏している人を何人も見かけたよ?」


「そうそう、受付嬢にもビオラ信者が多数いるからね。もう女神様の扱いだよ?」


「でも私からすれば、面倒見の良いお姉ちゃんって感じだけど」


「ユイは特に気に入られているからね」


「そうかな?」


「うん、間違いないよ(溺愛されてるよ)」


「そういえば、ビオラさんて歳はいくつなんだろう?」


「確か、リーニと同い年だったから、今年で28歳かな?」


「そうなんだ~。でも二人とも結婚とかしないのかな?」


「「 え? 」」



二人がキョトンとした顔をした。



「ん? 何?」


「リーニはカインと結婚しているよ?」


「えええええええ!?」


「そうなの?」


「うん、知らなかった?」


「知らなかった! パーティの時も部屋は別々だったし」


「それぐらいの距離が丁度いいって言ってたよ」


「そうね。でも休みの時はカインと二人でいる事が多いよ。王都には二人の家もあるからね」



そうなんだ、知らなかった。

熟年夫婦みたいな距離感だったのか。



「じゃあ、ゼナスさんは?」


「ゼナスは結婚どころか相手もいないよ?」


「でも、好きな人はいるんだよ?」


「へ~。でも告白とかはしないのかな?」


「『好きな人より強くなれたら告白する』って言ってたらしいよ」


「え? ゼナスさんより強い? そんな人いるの?」


「マティルダの事よ?」


「ええええ!?」


「マティルダさんって、ゼナスさんの剣の師匠だよね?」


「うん、そうみたい」


「だから修行とはいえ、二人で過ごしているからゼナスは喜んでいるんじゃない?」


「そんな裏事情があったのね……」


「まあ、憧れの師を好きになる事なんてよくある話よ? ね? リア?」


「マ、マニカ!」


「ああ、そういう事ね(リアの元カレの話ね)」


「でも、その人ってリアより強いって……相当ね」


「ち、違うから。憧れとかじゃないから!」



リア? そこはもういいよ?



「ううん、剣の扱いとかは確かに教わったけど、あっと言う間に追い抜いて直ぐにリアの方が強くなったよ」


「もう、この話は終わりね? これだけは、私の唯一の汚点だわ」


「汚点って言っちゃうんだ? まあ、それだけ吹っ切れたって事だから私は嬉しいけど」


「あの頃のリアは心が壊れそうだったから、この話はしなかったけど、これで心置きなくイジれるね?」


「イジったら、斬るわよ?」


「ユイ~、リアが怖いよ~」



マニカが私に抱き着いてきた。



「リア、斬っちゃだめ。 マニカも、イジっちゃだめ。 わかった?」


「「 は~い 」」


「じゃあ、そろそろ部屋に戻って寝るね」 と言おうとしたけど、二人が「今日はここで一緒に寝ようよ!」と言うので、結局三人でマニカの部屋で寝ることになった。

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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