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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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109話 無慈悲な尋問

私は、両手で自分の顔をパシッと叩いて気持ちを切り替えた。



「と、とりあえじゅ、」


「「 あ、噛んだ 」」



駄目だ気持ちの切り替えができてなかった。(恥ずかしい!)


私は大きく深呼吸をした。 ふう~。



「1人だけなら、3階の人から助ける?」


「そうだね、マニカどう?」


「うん、ユイなら大丈夫だと思う」



え? どういう事?



「その部屋には連れ去られた人は1人だけど敵は結構いるって事?」


「違うよ~」


「ユイは、うぶじゃないから大丈夫じゃない?って事」


「えっと?」


「3階のあの部屋は多分ボスの部屋かな? その部屋の寝室っぽい所にボスと誘拐された女性がいるって事だよ?」



あ~、ボスが一人でお楽しみ中だって事ね。 (うぶじゃないって……マニカ、後で覚えとけよ!)


「よし、ボスからっちゃおう」



方針を決めながら歩いているうちに、アジトの目の前に着いた。



「ああ? 何だてめぇら」


「おいおい、わざわざ遊びに来てくれたんだろ? 中に入れてヤレよ」


「そりゃそうか」


「てめら、順番を守れよ!」



私は強力な風魔法を横なぎに放った。 ドゴォォォォン!! バカ共は全員、吹っ飛ばされて壁に激突をして戦闘不能になった。


アジトの中に入ったけど、マニカとリアが次々と敵を無力化して行くから私の出番はほとんど無かった。 そして何の苦も無くボスの部屋に辿りついた。



「誰だ!」



裸の男は私達を見て、近くに立てかけてあった剣を取ろうとしたけど、マニカが一瞬で距離を詰めて、男に掌底を叩き込んだ。


ドスッ! 男が壁まで吹っ飛んだところへ、リアが男の両肘から先を切り落とした。


ザシュッ!



「ぎゃあああああああ!!」



私はこの男に聞きたい事があるから、死なれても困るので魔法で止血だけをした。



「あなたに聞きたい事があるのだけど?」



男は呻きながら私を見た。



「そこに脱ぎ散らかしているのは、この街の騎士の服だよね?」


「・・・・」


「この街を守るべき騎士が、好き勝手に住民を攫って暴行しているって、どういう事?」


「・・・・」


「そう、喋りたくないのね?」



私は魔法で大きな**「ウォーターボール」**を作って男を水の中に閉じ込めた。

男は暴れているけど、水の玉から出る事は出来ない。

私は男が溺れる寸前で魔法を解除した。



「ぶはっ! げほっ!」



私は無言で数秒男を睨んだ後に、再びウォーターボールに閉じ込めた。

そして、再び男が溺れる寸前で魔法を解除した。



「がはっ! はぁはぁ……」



そこで、男は泣きながら私に訴えて来た。



「言う! 何でも言うから止めてくれ!」


「まだ自分の立場がわかってないの?」



再びウォーターボールに閉じ込めた。 そして限界を見極めて解除した。


男は肩で大きく息を切らせながら懇願してきた。



「全部話しますから、やめて下さい。お願いします」


「今後の発言で、嘘が1つでもあれば・・・わかるよね?」


「はい……!」



男の説明では、黒幕は領主の息子。

この男の名前はヌヴァル。

この街の高位の騎士団長で、この建物はこの男の秘密の別荘だって。

このエリアを管轄している騎士団の支部は全員が加担しているとの事。

だから少々の目撃情報は上に上がらないように、もみ消しているみたい。

そして攫った女性の何人かは領主の息子専用の邸に送っているそうだ。

しかも何人かは既に死んでしまっているとの事。


うん、聞いているだけで胸糞悪くなるね。 やってる事は盗賊と一緒だね。


私達は一緒にいた女性とヌヴァルを連れて庭に出た。

そして面倒だけど、この邸にいた30人近くの全員を縛り上げた。


私は範囲を指定して魔法を発動した。



「≪ディザスター≫」


ズガガガガガガガ!!



範囲指定と手加減は成功して、邸は綺麗に粉々になった。



「うん、地下は無事だね」



全員が驚いた顔をして私を見ている。

でも、それは無視をして地下に降りて行った。

そして捕らえられていた女性を全て救出した。

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。


また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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