105話 マニカの策略?
夕方には宿屋に帰って来たので、食堂で夕食を食べる事にした。
「明日は西側にある観光地でいいかな?」
「うん、それでいいよ~」
「あれ? リアはそれだけ?」
リアの前にはサンドイッチだけがあった。
「ちょっと、食べ歩きし過ぎたから、これで十分だわ」
「そう言えばリアが一番食べてた気がするね」
マニカは魚料理で、私は大きなエビに**「赤いソース」**がかかって、とてもいい匂いがするよ。
「じゃあ、リアさんには、これをあげましょう」
マニカはカバンから**「怪しげな小瓶」**を取り出してコップに注いでリアに渡した。
「今日、雑貨屋でマニカが買っていたやつ?」
「そうだよ?」
「いらない」
「ちょっ、何でよ~、毒なんて入ってないよ?」
「マニカはいつも私で試そうとするし」
「え~、きっと美味しいよ?」
「やっぱり、味見もしてないのね?」
「いいから飲んでよ~」
「いらない」
そのやり取りを見ながら私はエビ料理を頂いた。 パクッ。
!!!!!!!
「辛ーーーーい!!」
「うあ、からっ!!」
「み、水を!」
「これ、いらないならもらうね?」
「えっ!?」
私はマニカがリアに飲ませようとしていたジュースを一気に飲み切った。
ゴキュッ。
「はあ~……死ぬかと思った」
「ユイ? 大丈夫?」
「うん、あまりの辛さに口から火が出るかと思ったよ~」
「ああ、うん。 マニカの怪しげなジュースは大丈夫だった?」
「え? 普通に甘いジュースだったよ?」
「そう? じゃあ大丈夫ね」
リアはホッとしてたけど、マニカは微妙な笑みをしていた。
大変申し訳ないのだけど、このエビ料理はごめんなさいをして、辛くない貝料理を再注文した。
「じゃあ、そろそろ休もうかな」
「うん、また明日ね~」
「うん、おやすみ~」
「「 おやすみ~」」
私は先に部屋に戻った。
(マニカとリアの会話)
「マニカ?」
「はい」
「あれ、大丈夫なのね?」
「うん、多分」
「で、あれは何?」
「……媚薬だよ?」
「はあ!?」
リアとマニカがそんなコソコソ話をしていた事は知る由もなかった。
私はシャワーを浴びて結界装置を起動し、ベットに横になった。
「はあ~、あの激辛料理のせいで、まだ体の内側から熱いよ~」
「今度から、赤色の料理は要注意だね」
私はしばらく読書をして、それから寝る事にした。
「さあ、寝よう~、おやすみなさい~」
……でも、なんだか身体がムズムズする……
翌朝、朝食を食べに食堂に行くと、いつも通りの二人を発見した。
「おはよ~」
「「 おはよ~ 」」
ん? 何だろう? マニカが私をチラチラ見ている? しかも顔が赤い。
「どうしたのマニカ?」
私はマニカに近づいて話しかけた。
「う、ううん。何でもないよ?」
「顔が真っ赤だけど大丈夫?」
「う、うん、大丈夫。 ちょっと朝から運動をしすぎただけだから」
「そう?」
「うん」
何かマニカの様子がおかしいけど、リアは普通だから大丈夫かな?
私達は朝食を食べ終えて予定通り西側の観光をする事にした。
結局、昼頃には、いつものマニカに戻っていた。
いつも読んでいただきありがとうございます。
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また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。
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