104話 ガールズトークと、マニカの弱点!?
「ふわぁ~、よく寝た」
ここ数日は、ずっと海に遊びに行ってたけど、今日は街の観光をする予定。
食堂に行くと、いつも通り二人は密着して喋りながら食事をしていた。
「おはよ~」
「うわっ、びっくりした~」
「「 おはよ~ 」」
「今日は何を真剣に話していたの?」
「え? ああ、大人の話だよ」
え? また?
「ユイにはちょっと早いかな~?」
「私のような大人の女性のお話なの」
よし、今日はのってあげよう。
「え~、私も興味があるから教えてよ~」
「そう? うぶなユイには早いと思うよ?」
「そんな事はないよ?」
「私は見た目も中身も大人な女性だから」
「そう? じゃあ大丈夫かな?」
え? リアまでのってきた?
「ユイは、イッた事ある?」
「えっ!?」
イク? えっ、本当にそっちの話?
あ、いや違うね。動揺して騙されるところだった。
「行くってどこに?」 ふー、危なかった。
「場所の話じゃないよ? 性欲の話だよ?」
「えっ!?」
あ、えっと、どうしよう? (Lv7ですとは言えない!)
「ほら~、ユイが固まっちゃったじゃない?」
「マニカも、この話はもう終わりね」
「えー」
「えー、じゃない。 ごめんねユイ、変な事聞いて」
「え、いや、そんな事は?」
「おかしいな~、ユイは私と同じ側の匂いがしたのにな~?」
再び、リアの鉄拳制裁が発動した。
ゴチンッ!
「痛ったーい」
「リア、酷いよー」
「もう、終わりって言ったでしょう?」
「ぶー」
駄目だ、本気で動揺してしまった。
焦って何も言えなかったじゃない。あんなにストレートで来るとは思わなかったし。
今日は負け? たけど、今度こそは冷静に言い返せる、大人な私を見せてあげるからね! って心の中で決意をした。
そして気を取り直し、私達は街の観光へ出かけました。
当たり前かもしれないけど、海産物が観光のメインになっているね。
食堂では当たり前のように新鮮な魚介類が出てきて、とても美味しかった。
王都ですら魚は干物が主流だからね。
新鮮なまま輸送が出来ないから仕方がないけど。
でも、私は転移魔法で帰れるからお土産に新鮮な魚を持って帰ろうかな?
後でリア達に相談してみよう。
その後、海辺を歩いていたら、遊覧船を発見した。
「あの船は乗れるみたいだよ?」
「良いね~、乗ってみよう」
私の提案にリアは賛成したけど、マニカが青い顔をしていた。
「船は嫌だ」
「え? どうして?」
「周りに水しかない所に行きたくない」
「え?」
「マニカは水恐怖症じゃ無いよね? 普通に遊んでいたし」
「水は大丈夫だけど、地に足が着かないところは嫌だ」
「え? マニカ、泳げたよね?」
「泳げるけど、足の着かない所は行きたくない」
「そうなの? じゃあ、船は止めようか?」
「ユイ、大丈夫よ? マニカはいつもの事だから」
そう言って、リアはマニカをガシッと捕まえた。
「さあ、行くわよ」
「い~や~だ~! 船は嫌だ~!」
マニカは涙目になって本気で嫌がっている。
何かちょっと可哀想かも。
「リ、リア? 船はまた今度でもいいよ?」
「このまま連れて行ったらマニカが泣いちゃいそうだし?」
「そんな事、気にしなくてもいいのに?」
そんな事って……。
「もう、マニカ? 本当に船は駄目なの?」
「うん……」
「あ~、これは本気の【うん】だ」
「仕方ないから違う所に行こうか?」
「はーい!」
「うん、ごめんね?」
何かマニカの反応が可愛くて抱きしめてしまった。
「ユイ?」
「ごめん、ごめん」
「マニカの反応が可愛くて、つい抱きしめてしまったよ」
「そう?」
お返しとばかりにマニカが強く抱き返してきた。
「は~、癒される~」 マニカは私に埋もれながら顔をフリフリした。
「はい、マニカ終わ……ひゃっ」
「ん? どうしたの?」
「えっ、何でもないよ。 さあ癒しタイムは終わりです」
いつも読んでいただきありがとうございます。
私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)間隔に関する予定を活動報告に記載しておきます。
また今後の展開について。R15に収まるように調整はしていますが、残酷な描写や、少しHな描写が入ってきます。この事を不快に思ったり、苦手な方はここで閉じていただき、続きを読むのは控えてください。
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