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戦極結承 ◇◇ ~バッドエンドへ向かう少女の物語~  作者: 空斬しゅう


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101/190

101話 触れてはいけないもの

「そういえば、前は二人で旅をしていたんだってね?」


「うん、そうだよ~」


「ユイと出会う1年程前に二人で街を出たんだ」


「へえ~、やっぱり冒険者になる為に?」


「違うよ、その時は既に冒険登録はしていたから」


「リアの・・」


「マニカーーーー!」



マニカが何かを話そうとした瞬間、リアが血相を変えて止めに来た。



「どうしたの? リア?」


「あ、いや・・」


「街の周辺には強い敵がいなかったから、た、旅に出たのよ?(震え声)」



俺より強いやつに会いに行くって、どこの主人公よ?



「え~、違うよ~、リアの想い人を追って来たんだよ~」


「リアは両性類だから」


「っ!! マニカ!」


「ち、違うから」



リアが顔を真っ赤にして全力で否定をしているけど、まあ【わかりました】。



「あ~、わかったから、もう聞かないよ?」


「な、何がわかったのよ~」


「大好きな人を追って旅に出たって事でしょう?」


「ち、違う!」


「ちょっと違うよ~、身も心も捧げたのに捨てられたのが許せなかったんだよ~」


「マ、マニカーー!!」



ああ、そっちか~。



「大丈夫だよ、リアは私が癒してあげるから」


「いらない」


「何でよ~、男なんて皆、一緒だよ?」


「・・・」


「どうせまた捨てられるだけだし、私が忘れさせてあげるよ?」


って、「リア! 刀を抜いちゃダメ!」


「マニカもこれ以上、リアをいじらないで」



その後、何とかリアを鎮めたけど本当大変だった。




翌日、朝食を食べに食堂に行くと既に二人とも来ていた。

何か隣りに座って話ながら食べているけど距離が近いね。

そこまで引っ付いて喋らなくてもいいんじゃない?って思うぐらい近いよ。

まあ、ケンカはするけど、とても仲の良い二人だしね。



「おはよ~」


「「 おはよ~ 」」


「二人とも早いね」


「うん、朝のトレーニングが日課になっているから目が覚めちゃうの」


「朝食前に軽く汗を流すのが習慣だからね~」



うわ~、二人とも毎日欠かさず鍛錬しているんだ。

ただの天才じゃなくて、努力もしっかりしているから強いのね。


その後もお喋りをしながら朝食をとったけど、私が食べ終わるまで待っていてくれた。

そして、寝る前に作っておいた例のセーラー服セットを二人に渡した。



「はい、作っておいたよ~」


「わ~、ありがと~」


「今日はこれを着てお出かけをするね」


「私も着替えて来るよ」



私はフロントで二人が降りて来るのを待った。



「お待たせ~」



うわ~、やっぱり二人とも可愛いね。

可愛い服を着ると、更に際立って可愛くみえるね。

二人に渡した服は、私が着ているセーラー服と完全に一緒で色違いなの。


皆で街に出て数分で男が絡んできた(ナンパ)けど、マニカ達は有無を言わさずボコボコにしていた。 そして1時間もしないうちに、この可愛い二人組がリアとマニカだと知れ渡って、誰も近づいて来なくなった。 って言うより、誰もこっちを見なくなった。

視線があっただけで飛びかかろうとする傍若無人っぷりは、ちょっとどうかと思いますよ? 私は。


でも収穫はあったよ?

自分ではわからなかったけど、全く同じものを着ている人をはたから見ていてやっと気づいたの。


このスカートは軽くて柔らかい生地を使っていて、歩くだけでも結構揺れるから、たまにチラっとしちゃう事。

少し前かがみになるだけで、あんなにお尻が丸見えになっているなんて思わなかった事。

うん、しゃがんだら駄目だね。全く隠れてないね。

ブルーナが一人で穿いちゃダメって言ってたのは、こういう事だったのね。

うん、これからは気を付けよう。


一応、二人にも指摘をしたけど「気にしない」って言われた。

それに、「昨日のユイを見てたから、わかってるよ」って言われた。


も~、その時に教えてよ~。

いつも読んでいただきありがとうございます。

私事で大変申し訳ありませんが、今後の投稿(更新)に関するスタンスを変更するかもです。

まだ未定ですが、活動報告に予定を記載しておきます。


最後に投稿へのモチベーションを維持する為にも、コメントや評価、ブックマークをして頂けると執筆を続ける励みになりますので、どうぞよろしくお願いします。

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