強い愛
ジュネがコンスタンに行く前日、クロエは本当に久しぶりにジュネと離れる事を心の中で寂しく思った。
だけどそれを出してしまうとジュネは行かないと言いそうだったので笑顔で見送る事にした。
「クロエ、俺が居ない間この城を頼む。」ジュネがクロエを抱きしめながら言った。
「はい、ジュリア様と一緒に守ります。安心して行って来てください」クロエは笑顔で答えた。
「クロエ、俺が帰ってきたら一緒にどこかに出かけようか?クロエはあれからずっとジェノヴァにいるからなぁ」
「ジュネ、約束です。一緒にどこかに行きましょうね!!楽しみにしています。」ジュネはクロエにキスをした。
「クロエ愛している。離れていても毎日愛している。」
「ジュネ,私も愛しています。どうか無事に帰って来て下さい。ずっと待っています。」
「もし俺に何かあったらクロエこの皇帝の権限を使うんだ。」ジュネは以前クロエに渡したネックレスを指差した。
「ジュネ!そういう事は言ってほしくない。何かあったら私はあなたを追って死にます」
クロエは涙目になって言った。
「すまないクロエ。万が一の話だ。」
「万が一でもそんな事言ってほしくありません。ジュネだってジュネがいない間に私に何かあっても頑張って生きてねと言われたらどう思う?貴方は私にそんな事を言っているのよ」
クロエは泣いてしまった。
「クロエ、すまない。そんなつもりは無かったが、クロエとこんな関係になってはじめて離れるからな。色々心配になるのは仕方がないぞ」
ジュネはクロエの頭を撫でながら言った。
「ジュネ、それでも私はそんな事言ってほしくない。俺に何かあったらお前も俺を追いかけてこい!っていう方がマシよ!」
「あははは、確かにそっちが俺らしいかもな。じゃあ俺に何かあったらクロエが俺を捕まえにこい、生きていても死んでいても」
「ジュネ、必ずそうするわ。」クロエは少しだけ微笑んでジュネに言った。
「絶対そうする」ジュネはクロエを抱きしめてキスをした。
すこしの間会えなくなる寂しさをお互い感じている。
一分でも一秒でもお互いの温もりを感じていたい。
ふたりはお互いの愛を忘れないように抱き合った。
次に会える日までお互いを忘れないように。




