表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
てんとう虫のエンバディ  作者: 三河 ゆり
特性と出会いと手紙
10/17

十人十色の力 2枚目

「あなたが……葵さん……」

 俺は彼の顔をしっかりと見て、助けてくれたお礼を述べた。

「いやいや、そんな大したことじゃあ、ないよ。たまたま、倒れた人が、たまたま、同じ家の人だっただけだーよ。んまあ、強いて言うなら、おっちゃんにとって、少年を運ぶのは、ちと荷が重かったかなぁ」

 とこちらに気さくな笑みを見せながら、彼は肩や首をパキパキ鳴らしてみせた。人が良さそうなだ。

「おっ、気がついたか」

 と、部屋のドアががちゃりと開き、トクサさんと白雪さんが部屋に入ってきた。白雪さんは目に涙を浮かべながら、気がついてよかったですー、と俺に今にも抱きつきそうな勢いでこちらに駆け寄ってきた。が、それをトクサさんが首根っこ捕まえて、制止させた。

「トクサさん、白雪さん、こちらにお邪魔して早々ご迷惑おかけして、申し訳ありません」

「そんなことないですよ! 大丈夫です!」

 と、白雪さんが、ぶんぶんと首を振った。

「そうだぜ。なんのためのシェアハウスだと思ってるんだ。あと、トクサさんはやめてくれ。トクサでいい。かしこまったしゃべり方も俺には使うな」

 とやれやれといった顔つきで、トクサは俺に近づき、俺のおでこに手を伸ばした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ