各種競技
「それのスポンサー企業も付きますし陛下が金を出せばすべて解決ですな」
「いや帝国がスポンサーになろう、各チーム帝国がスポンサーでやれば問題ないだろう」
「そのうちチームを持ちたいという企業もでてくるかもしれませんよ?」
「持たせてやればいい、来るもの拒まずだ、いくらでも増えてそれを応援する観客も増えていい事尽くしじゃないか」
「そうですね、枠は必要でしょうが、企業がチームを持つのは悪くないですな」
「個人でもいいだろう、金を持っている個人がチームを持つのも悪くない」
「運営できますかね?」
「できなければ皇帝の力を使って別の個人に変えるだけだ、そんな事をしなくて済むように審査は厳密にしなくてはならないな」
「確かに、それならば問題も起こらないですね」
「帝国が運営するチームに勝てるほどのチームには賞金を出そう」
「賞金ですか?それはいい考えかもしれません、あと賭けも帝国主導でやりましょう、その運営費で賞金を賄えば問題ありません」
「そうだな、そうしよう会場への入場料を取るのはどうでしょうか?」
「いや、ロボットが建設してるんだ、建設費用何て掛かってないだろう?」
「ですが、いい収入になりそうですよ?」
「入場料は無料だ、飲食だけで儲けていく予定だ」
「飲食だけですか、酒がいいですかね?」
「酒ももちろん出す、ビールにスナック菓子なんか観戦にはおすすめだろう」
「そうですな、がっつりとして食べやすいホットドックなんてどうですか?」
「いいな、そういうのだ、そういうのを沢山考えろ、複数の飲食で短時間で作れて皆喜ぶ、回転率もあがる、単価も高い、ポテチなんてどうだ?」
「ポテチはいいですね、単価も高いですし、簡単に調理できますし、回転率もめちゃ高いですよ」
「だろう?まあ安い商品もおかないと不満が出るだろう」
「りんご飴なんてどうでしょう?」
「あまり売れ無さそうだがリンゴが安いしな」
「調理も簡単ですし、そんなに腐りませんしいいんじゃないですかね?」
「甘いしな、甘い商品も沢山展開していこう」
「綿菓子なんていいんじゃないですか?」
「白い奴か?」
「最近カラフルな綿菓子がSNSで人気になってまして、カラフルな物を置こうかと思いまして、どうでしょうか?」
「いいじゃないか、カラフルな綿菓子か、味はどうなんだ?やっぱりフルーティーなのか?」
「いえ、普通の綿菓子の味です」
「見た目だけ派手なのか」
「そうですが、時代は映えですよ」
「なるほど、映えか、いいだろう」
「映えなら、これはどうだ?焼いている大きな肉の塊をそぎ落として作っていく料理だ、どうだ?」
「それはただの細切れの肉なのでは・・・」
「いや、盛り付ける過程が映えなのかと思ったのだが違うか?」
「いえ、合ってますね、そういう肉系の料理も置いていきたいですね」
「そうだろう?名前はそうだな・・・シュラスコにしよう」
「シュラスコ・・・なんかいい名前ですね」
「名物料理になるはずだ」
「そうですねー今私が思いつける料理としてはピザなんてどうですか?色んな種類があって回転率がいい観戦場なら焼きたてをどんどん提供できます」
「ほう、ピザか!ビールに合うんだよなー」
「わかってらっしゃるじゃないですか」
「ならソーセージはどうだ?大きなフランクフルトなんか男は喜ぶぞ」
「マスタードとケチャップですね、わかります、マスタードを拘れば人気もでるでしょう」
「そうだな、うちのフランクフルトは料理長が直接作ってるマスタードだからかなりうまいが、料理ロボットのレシピに乗せるように頼むか?」
「それはいいですね、期待できそうです」
「がっつり食事ができるスペースはなしだな、全部席で食べれる手軽な料理にしよう」
「そうですね、その方が観戦場のスペースを取りませんからね」
「あぁ、土地がないなかで無理やり作るんだ、そんな大きな施設は建てられん」
「そうでした、建設候補地なんですが埋立地なんてどうですか?」
「埋立地か、それなら割と広い施設が建てれるしホテルも建てれるな」
「ショッピングモールも併設できますし、映画館なんかもいいんじゃないですか?」
「そうだな、埋立地を使うならできるが、交通の便は不便じゃないか?」
「自動運転車で来る方が多そうですが、一応鉄道も引きましょう」
「自動運転バスも運行させよう、それだけあれば、交通の不便はなくなるか」
「そうですね、バスは運行本数も自由に設定できますし、鉄道も大規模輸送にはうってつけです」
「うむ、駐車場は一応必要だな」
「そうですね、自家用車でくるVIPにも配慮しないといけませんからね」
「まあそんなに大規模な駐車場は必要ないが300台ぐらいは置けた方がいいだろうな」
「そんなに来ますかね?ほとんど自家用車持ってる人はいませんよ?」
「だが一気に来られて駐車場がパンクしてしまうのはいかん、それにショッピングモールも併設するんだろう?買い物に来るVIPに最も配慮しないといけないだろう」
「重い物も食料品も大きい家具などもすべて配達ロボットが配達してくれるので、そんなに自家用車で来る方がいるかと・・・・いや、自動運転車のタクシー置き場にいいですね、余ればすべてタクシーで埋めてしまえば一石二鳥です」
「あぁ・・・そうだな、まさにその通りだ、よく俺の考えがわかったな」
「さすが陛下です、余ることを見越して自動運転タクシー置き場を最初から作ってしまうとはすばらしい考えです」
「だろう?これでも何年も皇帝をやっているんだ、それぐらい配慮するさ」
「それで飲食物は追加で考えますが、競技はどうしましょう?さっき出てきたサッカーとバスケット、野球と徒競走でいいでしょうか?」
「そうだな、とりあえずその4種目でやってみて、新しい競技が出てくれば増やしていく感じでどうだ?」
「そうですね、ではその4種で進めていきます」
「うむ、それと設置地区だが早急に地区選定を進めて開発を行ってくれ」
「わかりました、では次の目的地にいきましょうか」
「あと一か所か」
「はい、ここから30分ぐらいかかりますので軽食を用意してあります」
「わかった、では行こう」
「この辺りは住宅地区です、ビルだらけですが、個性的なビルが沢山建ってますので見どころですよ」
「ふむ、確かにな、個性的なビルが沢山建っているが建築ロボットを使えば簡単に建てられるものなのか?」
「比較的簡単に立ちますよ、人が持てない重量物もロボットなら持てますからね」
「なるほど、それはそうかもしれないな、それに図面通りちゃんと建ててくれるんだよな?」
「もちろんです、1ミリのずれもなく図面通りに建ててくれますので、コロニーは地震もありませんが、耐震性もばっちりです、頑丈な方がいいですからね」
「耐震性はいらんかもしれんが、まあないよりはあった方がいいか」
「重力装置が故障した場合に備えて地面深くまで固定を行ってますので、無重力になっても浮いたりしませんよ」
「なるほど、ちゃんと考えて作ってるんだな」
「他にも色々手を加えているんですが、建築ロボットはいいですね、文句もいいませんし、作業は丁寧です、今まで建ててきた建物で問題が起こったことがありません」
「ふむ、そうか、人件費もかからんしな、正確な物を作ることは大事だ」
「さてそろそろ目的地です、ここが闘技場です」
「ほお、ビルばっかりだったが、ここだけなんか石造りなのか?」
「正確には石ではないんですが、似たようなものです」
「さて何を戦わせるんだ?」
「人同士もいいんですが、ロボット同士も面白いなと思いまして、各企業が考え出したロボット格闘技を賭け対象にしてやっても面白いんじゃないかと思い、闘技場にしました。」
「人同士は痛そうだしな、だが面白く感じる人もいるかもしれないな」
「そうですね、戦う人が好きな人もいますからね、まずは永久奴隷に戦わせて強い人を探しましょう」
「永久奴隷を使うか、格闘技だろ?奴隷以外の人も参加は認めていいんじゃないか?」
「そうですね、参加は申請制度にして参加者がいなくても永久奴隷に戦わせれば盛り上がります」
「そうだな、最初は参加者もいるだろうが、永久奴隷の中に強い奴が出てきて圧勝していくのも面白いかもしれないな」
「えぇ、どうせ現れるでしょうしね、今ですら鉱山で力仕事してますから、筋力はあるでしょうし」
「何連勝かしたら永久奴隷から解放するとか条件を設定しても盛り上がるんじゃないか?」
「そうですね、50連勝ぐらいにしましょうか?」
「奴隷になる為に50連勝か、いいだろう、その方が参加者も気合が入るだろうしな」
「えぇ一般人からの参加者も50連勝したら賞金を与えるとかもいいんじゃないでしょうか?」
「なるほど、賞金か、シーズン制にして1位になったら賞金とかでもいいな、1位になったら永久奴隷から解放して奴隷になれるとかな」
「なるほど、50連勝だけでは甘いと・・・そうですね、シーズン制にしましょう、その方が盛り上がりそうです」
「そうしよう、あとチーム戦も取り入れたらどうだ?団体戦みたいなものだな」
「おお!それはそれで盛り上がりそうですね、面白そうです」
「個人からの参戦はハードル上がりそうですが、それでも応募してくるチームもあるでしょうし、楽しそうです」
「ロボットも団体戦をやろう」
「ロボットもですか!?」
「いいじゃないか、ぶっ飛んでいく姿が数多くみられるかもしれんぞ」
「破壊力は桁違いですからね、楽しいかもしれません」
「だろう?5対5とかどうだ?」
「なるほどそれぐらいの数でやるのも楽しそうですね」
「100体の中から1体を決めるのも面白いかもしれんぞ」
「各企業が大変難しい判断を求められるでしょうね」
「そうだな、企業ごとに戦い方は変わるだろうからな」
「では1企業だけの参加はなしにして、複数企業参加の勝ち抜きバトルですね」
「いいじゃないか、面白そうだ、ここで行われる試合は全国放送だろう?」
「そうですね、賭けもあるので、全国放送もネット放送もやりましょう」
「エンタメが増えていい事だな、人気が出た選手のグッツ販売とかどうだ?」
「グッツですか、いいですね、欲しがる人も出てきそうです」
「儲けは全部賞金に回しましょうか?」
「そうだな、その方がクリーンで盛り上がるだろう」
「人気も出そうですしね」
「人気は大事だ、賞金もリアルタイムで表示にしよう」
「いいですね、見て楽しむのもいいですね、盛り上がる試合もでてくるでしょう」
「一発でやられる奴ばかりだと面白くないからな、その辺はちゃんと再参加禁止とか対策は取っていけよ」
「わかりました、それはそうですよね、一発でやられる奴ばかりになったら面白くありませんもんね」
「うむ、参加は自由だが2戦目からは制限を掛けれるようにルール設定しないとな」
「そうですね、わかりました、詳しく検討した上でルール設定させていただきます」
「さてここでコロニーの主要観光地は終わりですが、よろしいでしょうか?」
「うむ、なかなか楽しかったぞ、予定もないが戻るとしようか」
「わかりました、移転魔法陣に向かいますね」
「しかし移転魔法陣で星を出られるとはすばらしい物だな」
「そうですね、これを短距離用で最初は使われていましたからね」
「今使ってるのは改良型なのか?」
「はい、長距離用に改良した物が主流ですね」
「そうか、だが基礎がわかって改良できたんだもんな」
「そうですね、移転魔法陣で海底に飛んだ国はやればもっとできたんじゃないかと思いましたね」
「そうだな、もっと手こずるかもしれなかったもんな」
「簡単に引いてくれましたからね、技術でも魔法でも我が国の方が進んだ状態になって、相手になりませんでしたが・・・」
「うむ、確かにそうだな、技術格差が激しかったな」
「もしも宇宙のどこかから攻められたら今の我々では対応できませんよ」
「そうだな・・・更なる技術発展に力を入れないとな」
「可能性は限りなく低いですけどね」
「そうだろうか?こんな環境のいい星を捨てておくかね?」
「それは我々にとっていいだけであって、宇宙にいる生命体にとっていい環境とはいえないかもしれません」
「なるほどな、その可能性はあるな、高温多湿だしな」
「えぇロボット生命体などには向かないでしょう」
「そんなのがいるのか?誰が作り出したのか気になって仕方ないが」
「我々が今必死に作り出してますよ」
「ハハハハ、そうだったな、人間がもう働いてないもんな」
「そうですよ、今まさに我々が作り出しているロボットが自立自由になってしまったら、我々は滅ぼされますね」
「確かにそうかもしれないな、まあそれに対抗できるように、人間の武力の強化も行っていかないといけないな」
「EMP攻撃なんかを強化すれば、ロボットは停止しますがそれを広範囲に広げてしまうと文明自体が衰退してしまいかねないという問題もありますしね」
「だが必要だろう、用意だけはしておけ」
「わかりました。特殊攻撃用に用意しておきましょう、さてそろそろ移転魔法陣に到着しますよ」
「よし、帰って晩御飯の時間だな、ちょうどいい時間になったな」
「えぇ、私も今日来てよかったと思います、色々得られるものがありました」
「そうか?それはよかった、俺も今日コロニーを見学できてよかったぞ、それで移民はいつから始まるんだ?」
「来月には始めようと思っています、今月に移民申し込みは始まりますが、実際に移民が始まるのは来月ですかね」
「なるほどな、先着順でいい場所から埋まっていきそうだな」
「いい場所ほど大家族向けになってますので一人向け住宅は比較的外側にありますのでそんなに埋まっていかないでしょう」
「なるほど、考えられているな、それぐらいがちょうどいいだろうな」
「えぇ、それは考えて作りましたので、ばっちりです」
「さて移転魔法陣まで戻ってきたな、それじゃあ護衛から先に行かすか」
「はい、上のモニターで移転先の状態がわかりますのでご覧ください護衛は先に行って安全確保できてからモニターに合図してください」
「護衛が行ったな、毎回思うが、これで護衛がやられた場合どうなるんだ?」
「それは非常事態ですのでこのボタンを押します」
「ほう、壁に赤いボタンがあるんだな」
「えぇこれを押せば、警備ロボットが複数体やってきますので安全は確保できるでしょう」
「まあ護衛がやられるとは思えんが何があるかわからんしな」
「えぇ安全にはかなり重きを置いてますが、万が一もあるかもしれませんからね」
「お?モニターに護衛が映ったぞ、安全だと合図しているな」
「我々もいきましょうか、今なら安全です」
「うむ、行こう」
「さて帰ってきたな、このまま宮殿に帰るが、他に何かあるか?」
「いえ本日は十分な実りある会話ができましたので、大丈夫ですよ」
「そうか、また何かあれば気軽に電話をかけてくるといい」
「わかりました、技術発展に関してはさらに速度を上げていくように改善してまいります」
「うむ、根幹のシステムから考え直してみてくれ、もっと効率がいいシステムがあるかもしれん」
「根幹システムですか・・・わかりました、考え直してみます」
「うむ、ではな、また会おう」
2年後
ルッタ皇帝陛下48歳
アルフレッド16歳
「アルフレッド、今何を研究している?」
「お父様!今日はお早いですね」
「たまにはアルフレッドと喋っておこうと思ってな早起きしてきたんだ」
「それは嬉しいです、今研究しているのは、マザーAIに関してです」
「ほう、重要な研究ではないか、上手くできているのか?」
「難しいですが理論はわかっています、それにマザーAIがマザーAIを積極的に作りたがる理論もだんだんわかってきました」
「ほう、それがわかってきただけでも十分な成果だな、マザーAIは今何代目だ?」
「5代目です、4代目はコロニー建設に全力を割いていますので今活躍しているのは5代目ですね」
「そうか、しかし5代目も6代目を求めているんじゃないのか?」
「そうなんですよ、それに困っていまして研究している所なんです」
「さらに広範囲の領域を知りたいんだろうな、人間が知識を欲しているのと同じ原理だろう」
「お父様!まさに、その通りなんですよ、知っていくとどんどん知りたがるんです、その暴走が止められなくなっていて、さらに高性能な物、高領域な物を求めて6代目を要求してくるんですよね」
「作れるなら作ってやればいいじゃないか?」
「それは危険です、あまりに賢くなりすぎると人間の命令を聞かなくなってしまう可能性があります」
「ほう、それは妙な事を言うな、ロボット3原則があっただろう?あれはAIにも適用されているんじゃないのか?」
「もちろん適用されています、しかしAIが自分で解除できるようになってしまったら暴走してしまいます」
「ふむ、なら原則を増やしてより暴走しないように管理しないといけないな」
「そうなんです、今その研究をやってまして、うまく制御できるような文言をより少ない文字でちゃんと刻んでいこうとなっていまいして、特別に研究している所です」
「そうか、難しい事はわからんが、アルフレッドお前もあと4年で研究所は卒業だ、その後は皇帝となってやっていかないといけないんだ、今のうちにやれる事はやっておけよ、あまり時間がないぞ?」
「はい・・・皇帝になってやっていけるか不安ではありますが、今研究所で問題になっている事はできるだけ解決してから皇帝になりたいと思っています」
「うむ、しっかりやるようにな、すまないな貴重な朝ごはんの時間に話をしてしまって」
「いえ、毎日でもお話したいと思っていますし、今日は早起きまでしてもらってお話していただきありがとうございます!」
「まぁ毎日は難しいかもしれんが、偶には話をしよう、俺も早起きを頑張るよ、アルフレッドお前も研究を頑張れよ、その後の40年ぐらいがかかってるんだからな」
「わかりました。精一杯頑張ります」




