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無限の彼方へ  作者: アシドーシス


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宇宙コロニー完成

「そうですよ、ここが管理メインルームですから、何でもここから操作できます」

「重力もちゃんと発生しているのか?」

「ええ、ちょうど1Gでこの星と同じです」

「意外と全部うまくいくもんなんだな、もうちょっとトラブルが起こるかと思っていたが」

「ロボットが建設していますからね、そんなにトラブルは起こらないようですよ」

「建築途中のトラブルもほとんど起こってなかったのか?」

「はい、簡易チェックで見ましたが、外郭建造中にちょっと大きな隕石があたったぐらいでしょうか?」

「ほう、それでその箇所は壊れたのか?」

「いえ、へこんだだけで特に異常なしになっています」

「それぐらい頑丈なんだな」

「そうですね、隕石は予め収集分解するように小型宇宙船を配備してますが、たまに通り抜けてくるようですね」

「そうか、被害が増えないように大型ネットなど何か対策が必要だな」

「あぁそういえば、宇宙コロニーの外郭に水ではないんですが、水より重い水のような膜で包む作業をすると報告書にありました。」

「ほおお、もうそんな対策まで考えられているのか、AIが考えたのか?」

「いえ研究所らしいですよ、報告書は研究所から上がって来てますのでおそらく研究所で考えられたものでしょう」

「そうか、それで包まれたら隕石が当たっても大丈夫になるのか?」

「どうやらそのようです、ミサイルなどの物理ダメージにも対応できると書いてありますね」

「宇宙戦争でも起こると思っているのだろうか?」

「可能性は潰しておきたいんじゃないですか?100億人が住める星ですから・・・」

「まあそうだな、これからも更新はされていくんだろうな」

「そうですね、内部の建設も始まると思いますし、ある程度完成したら見に行きましょう」

「そうだな、娯楽溢れるコロニーにしたいものだ」

「娯楽設備は要望書に書いておきましょう」

「この前も研究所所長に娯楽とチームスポーツの要望は出したぞ?」

「まぁ要望が通るかどうかはわかりませんが、出しておいて損はしないですよ」

「まあな、だが俺の要望だ、通るだろ!」

「ほぼ通りますけどね、居住予定の方からの要望も聞いてますのでできる限り実現するようですね」

「自由に建てれるからなそれは住民からの要望もちゃんと聞かないとな、まあ人口密度は高くなるだろうけどな」

「そうですね、人口密度はこの星のどこよりも高くなるでしょう」

「学校やスーパーや病院も適切に建てて行かないといけないな」

「そうですね、一からの街づくりですが、新帝都建設の経験もありますし、大丈夫でしょう」

「そうだな、新帝都は住みやすいし大体何でもすぐ近くにある、便利なもんんだ」

「店員をロボットがする事になったのが大きいですよね」

「そうだな、どこも人件費は大きい負担だったみたいだからな」

「そうですよ、人件費ほど高い物は家賃ぐらいですが、新帝都は家賃が激安ですからね、景観法で50年経てば建て替えしなくてはいけませんが、それでも割安です」

「タワマンは耐久年数500年だからな、そんな頻繁に建て替えしなくて済むしな、しばらくは新帝都は大丈夫だ、地下はスライムが清掃しているようだしな」

「あ、それですよースライムが害虫も駆除しているようじゃないですか?」

「そうだな、害虫駆除もスライムの仕事のうちに入ってると聞いたぞ」

「地上部のゴミ箱の中にもスライムを入れてはどうでしょうか?」

「あぁ地面に埋まってる系の大きいゴミ箱だな?」

「そうです、ゴミも食べてくれるなら騒音も減りますし、匂いも抑えられていいんじゃないでしょうか?」

「そうだな、それも要望書に加えておいてくれ、いい発想だ」

「スライムの開発は魔法学校だぞ、研究所にも開発に参加するように指示しておいてくれ色々なスライムが必要になるだろう」

「そうですね、AIに聞いても研究次第でしょうからね」

「うむ、新種のスライムが多数開発されることになるだろうな」

「宇宙コロニーにもスライムはいっぱい配置されるだろう、魔物まで使うとは魔法学校には驚かされるな」

「魔法学校といえば、料理ロボットですよね、現在料理ロボットにつける魔力玉が不足気味になってきているとか聞きますね」

「ほう、一家庭に1台必要な物だからな、人口が増えていくと必要な数も増えるもんな」

「今の新しく生まれてくる新生児にエルフ化処置行ってますがそれに加えて魔力保有者を増やす工程も行ってはどうでしょうか?」

「ほう、そんな物も開発してるのか?初耳だが?」

「今はハイエルフになる研究も行ってますよ、確か魔力保有の開発は完了していると聞いています」

「まあ産む者が決める事だ、選択内容に入れておいてやってくれ、魔力保有者が増える事は収入を得る手段が増えるのと同時に社会にも役に立つからな、いい事尽くしだしな」

「そうですよ、みんなが魔力持ちになれば、魔力玉不足も無くなりますし、大魔力玉の保有数も増えます」


1年後

ルッタ皇帝陛下46歳

アルフレッド14歳

「研究所所長に繋いでくれ」

「畏まりました、少々お待ちください」

「陛下お待たせしました」

「うむ、コロニーの開発状況はどうだ?」

「平均して1Gの重力がかかっており活動しやすいです」

「開発はどうなんだ?」

「あぁえっと上下水道はある程度完成しました。居住ビルも建てております」

「部屋のサイズは色々なんだよな?」

「はい、基本的には子供7人いても大丈夫なような作りの住居が多いですが8人タイプも数多く揃ってますよ」

「そうか、結婚してないと移住できないのか?」

「今の所優先しているのはそうですね」

「まあ一人住まいで7人用の部屋はいらんだろうからな」

「一人用の部屋も一応用意してますが、あまり数は多くないですね」

「ふむ、まあ今はマッチングアプリもあるしな、結婚できない者同士も結婚してる状態だ」

「そうですね、研究所と魔法学校限定のマッチングアプリもありますよ」

「ほう、そんな狭い範囲で見つかるもんなのか?」

「ええ、結構結婚率は高いですよ」

「そうか、高収入同士だもんな」

「それに居住地は本星ですからね、意外と近い人同士がマッチングしているので結婚率が高いんだと思います」

「なるほどな考えたな他にも小さいエネルギー研究所とか海軍とか入れてみたらどうだ?」

「訓練所教官などいいなと思っていたんですが、そちらも検討してみます」

「うむ、それがいいぞ、他にも小さい所にも声をかけてやれ、皆大体高収入だろう?」

「そうですね、官僚系にはすべて声かけてみます」

「まあ最近は一人で余生を過ごす人もいるみたいだがやはり、結婚して子供7人作って補助金じゃぶじゃぶの方が大変だが楽しいだろう?」

「どちらを選ぶかは個人の自由だからな、仕方ないが結婚率は上がってるんだろう?」

「えぇマッチングアプリのおかげで結婚率は上がっていますよ、以前はナンパが主流でしたが最近もナンパ野郎と言われてしまうのでマッチングアプリが主流ですね」

「ナンパか・・・俺はお見合いパーティーでナンパしてる事になるが?」

「まあそれは陛下ですから、仕方ないですね」

「そんなもんか、俺がマッチングアプリに登録したらどうなる?第2婦人ということで」

「それは投稿が殺到するでしょうね、一般人にチャンスがあるとなれば、大事ですよ」

「やっぱりやめておこう、大変な事になりそうだ、それにルータニア姫も大事にせにゃならんのに第2婦人まで手が回らんだろう」

「それはそうですね、今でも時間が足りてないのでは?」

「そうだ、執務が多くてな、秘書を雇うか?」

「秘書はいても無駄ですよ、陛下にしか決済できない書類しか行ってないはずですから・・・」

「それはそうかもしれないな、どれもこれも大事な事が書かれてる事が多いな」

「でしょう?陛下も後6年で退位されるじゃないですか?」

「うむ、アルフレッドが20歳になるからな、研究所からは退職になるが大丈夫そうか?」

「アルフレッド様は非常に優秀ですよ、色んな研究に参加しております」

「ほう、宮殿ではあまり話をしないものでな、どんな研究に参加してるんだ?」

「コロニーの重力発生装置の製造の仕方ではアルフレッド様が提案した案が通りまして、今のコロニーに実装されております」

「ほおーコロニーの開発にも関わってたのか」

「コロニーの居住区の2割は完成したので移住を開始したいのですがよろしいでしょうか?」

「2割というと20億人分か」

「ええ、それ以降は人口が増え次第開発しようという事になってまして」

「あぁいいだろう、それにそんなに人口余ってないだろう?」

「今の居住地じゃ満足できない方がメインに移ってくるでしょう」

「研究所と魔法学校の設置は終わったのか?」

「はい、結構交通の便がいい場所に設置しました。」

「そうか、じゃあ移住の募集を開始していいぞ」

「わかりました。その前に陛下、視察にこられますか?」

「そうだな、移転魔法陣を設置しているんだったな?」

「はい、利用できるようにしてあります」

「よし、行こうか、今からいけるか?」

「移転魔法陣は研究所に設置してありますのでお越しいただければそのままいけます」

「わかった、今から車で向かう、10分後にな」

「わかりました、お待ちしております」


「待たせたな」

「いえいえ、私も今来たところです」

「そうか、では案内してくれ」

「わかりました、こちらです」


「結構歩いたがここか?」

「はい、この移転魔法陣ですね」

「私が先に行きますので後から来てください」

「わかった、護衛が先に行くから後からでいいな」

「この上のモニターが移転先の映像を映しています」

「お、所長が映ったぞ」

「多少タイムラグがあるのですね」

「護衛も移りました」

「俺も行く、残りは後から来い」

「わかりました」

「これが新しい研究所内部か?」

「そうです、ここの部屋をでると研究所内部と繋がっております」

「沢山部屋があるな」

「ええ、色んな場所への移転魔法陣がありますからな」

「そうか、こんなに扉があって迷わないのか?」

「部屋の上のプレートを見てください」

「ほう、ここに書いてあったのか」

「そうなんですよ、迷いますからね」

「さて皆出てきたようだな」

「行きましょうか、車を待たせてあります」

「歩かんのか?」

「さすがに歩ける距離ではないのでね」

「そうか、一回りするだけだよな?」

「そうですよ、一回りするだけです」

「ふむ、規模が違うのか」

「研究所を出てすぐ高速の乗り口があるんだな」

「ええ、交通の便がいい場所に作りましたからね」

「このまま一周か?」

「何か所かおりますがほぼ高速道路ですね」

「高速道路も何か所も降り口があるのか」

「えぇ、交通渋滞が起きないように乗り口と降り口は複数ちょっと多めに作ってますね」

「そうか、まあ渋滞はめんどくさいからな」

「陛下の車移動に渋滞はないでしょう?」

「俺の移動にはないが、一般的に渋滞はめんどくさいだろう?」

「それはそうですがなかなか難しいですよ、ですが今回信号にAIを組み込みまして、ある程度渋滞解消を目指してるんですよ」

「ほう、込み合ってるときは青信号を長くするとかか?」

「そうそうそれです、簡単なAIなんですが、各信号に搭載する事によって、車の流れをコントロールするAIですね、便利そうなんですが、赤信号が長くなりすぎないような調整が必要だと会議で色々検証しまして、5分を限度にしました」

「ほう、混んでない道路は最長の5分待たされるわけか」

「そうなりますね、ですがそれで渋滞は解消される予定なので非常に便利になるかと」

「街並みはほぼ碁盤の目のようだな、結構感覚は広いが綺麗な街並みだ」

「ええ、このほうが無駄な土地が少なくて済みますし、公害も緩和されます」

「そうか、しかし高層ビルばかりだな、景色がビルだらけで見えんぞ、まあ様々なビルがあるが誰が設計したんだ?」

「AIに設計させました、同じビルばかりだと迷う人も多く出ますし、何より不便ですからね」

「そうか、AIに設計させたのか、ビルの設計までできるとはすごく便利だな」

「えぇ、AIがAIを作って便利になってますね、今は何でもありますよ」

「使いこなすと便利なんだろうな、もう俺には訳が分からん世界になってきているよ」

「シロさんがすごくAIを使いこなしているようですよ、この前シロさんに資料の提出にいった研究所の職員もびっくりしたそうで、さすがだなーと言っていました」

「まあシロさんだからな、なんでも順応する適応能力はかなり高いからな」

「そうですよねー、シロさんすもんね」

「何でもできてしまうからな、それにしても景色がビルだらけだな」

「そうですね、一戸建ては一部地域に作る予定なんですが、あまりにも土地がもったいないんで、どうしようかと悩んでいるところです」

「そうか、一戸建ては贅沢か、まあ仕方ないだろうな、車は自動運転なんだろ?」

「ええ、無料の自動運転車が各地に止まってますので携帯端末ですぐ呼べますよ」

「朝出勤の時なんかだと込み合うんじゃないか?」

「地下駐車場に大量に止まってますので大丈夫です」

「全員が同時に使う事もないから間に合うのか」

「えぇ、朝と夕方は込み合うでしょうが、それ以外の時間帯は非常にスムーズに使えると思いますよ」

「無料なのがいいな、自家用車を持ち込むのもいいのか?」

「贅沢ですねー、駄目ではないですよ、マイカーが好きな人もいますからね」

「無料の自動運転車で満足できない人はマイカーの選択肢もありなのか、だがマイカーは高いよな?」

「えぇ、個人所有は非常に少ないですね、社用車は未だに少ないですがありますが、マイカー持ちはすごく少ないです」

「生産はどうなってるんだ?」

「マイカーの生産ですか?」

「あぁそんなに少ないとやっていけないだろう?」

「完全受注生産ですので3か月待ちとかになりますね」

「この今乗っている車も自動運転だろ?」

「えぇ最高級グレードの自動運転車です」

「止まる所も指定できますし、陛下の銅像を建てた場所があるので、そこで次は止まりますね」

「俺の銅像?そんなの聞いてないぞ」

「もう立ててしまったので取り壊しは駄目ですよ」

「恥ずかしいな、俺の銅像か、何分後だ?」

「あと20分後です、公園に設置してますので、多少歩きますよ」

「そうか、ビルの間にあるわけじゃないんだな」

「それはさすがに・・・大きい公園なので日常使用もされる公園ですので、皆陛下に感謝するでしょうね」

「そうか、俺はこのコロニーを作ったぐらいだが、感謝されるのか?」

「陛下の時代に完成した物ですから、偉業には違いありません」

「そうか、俺が銅像になー」

「それに地下王国も破壊して奴隷を増やしましたし、隣の惑星の占領も行いましたよ」

「そうだったな、色々あって大変だったな」

「銅像を建てるには十分な功績だと思いますよ」

「そうかな?そうだといいが、後々なんか言われたりせんだろうか」

「大丈夫ですよ、宇宙に出た時代の陛下ですし、称えられても問題ありません」


「ここが公園の入口か、綺麗な公園だな」

「緑事体貴重ですから、ここの公園の植物はすべて水耕栽培なんですよ」

「ほう、土で育てないのか?」

「もしも事故などで無重力になった時に土だと処理が大変なので、このコロニーでは土は一切使われてません」

「ほう、この木なんかも下の根っこは金属に根を張っているということか?」

「そうなります、小さな植物もすべてそうですね」

「ほうほう、すべて水耕栽培の公園は初めて見るな、ビルの屋上にも緑が生えてたがあれも水耕栽培なのか?」

「見られてましたか、そうです、すべてのビルの屋上には緑を設置しております」

「道路の端にも緑が植えられていたがあれも水耕栽培なのか?」

「はい、土は使っておりません、急いで中央に向かいましょう、あと20分後には雨が降りますので」

「あまりじっくり見る時間はなさそうだな、ちょっと急ぐか」

「これがルッタ陛下の銅像です」

「正直もう少し小さいかと思ってたいたがでかいな!」

「盛大に作ってみました、どうでしょうか?」

「うむ、かっこよくできている、いつ写真を撮ったんだ?」

「ルータニア姫からの提供です」

「なるほど、このポーズはルータニアとしかしないからな、どうやって手に入れたのかと心配になったぞ」

「悪い事はしてませんよ、丁寧にお願いしただけですから・・・」

「そうか、帰ったらルータニアに聞いておくぞ」

「まぁまぁでは車に戻りましょう、次の場所に向かいます」

「後15分で雨か、早く戻ろうか」

「えぇ、毎日この時間は雨ですので今日は時間を少しずらしてあります」

「俺の為か、なるほど天気を左右できるのは凄い事だな」

「天気を作るのも苦労しましたよ」

「そうだろうな、まだこの20%しか雨は降らしてませんので水の節約にもなってます」

「だが再利用しているのだろう?」

「蒸発した水分も再利用する事によって99.9%再利用しております」

「99.9%も達成したのか、やはりスライムのおかげか?」

「スライムは役に立ちましたね、浄水場に多く配置しましたが水路にもおります」

「魔法学校もたまには役に立つな、役に立つ研究をメインにやってるのだろうか?」

「さてどうなんでしょうね?しかし魔法学校が開発する物は役に立つ物が多いですね」

「うむ、さて次はどんな場所なんだ?」

「次はコロニー政策庁舎です」

「ほう、コロニーはすべてAIで決めるんじゃなかったのか?」

「さすがにすべてAIには任せられませんので、人が働く場所ですね」

「そうか、だがコロニーで決めごとをするには俺に決裁書を回す必要があるよな?」

「えぇコロニー内部でまとめた事を陛下に決裁書を回してサインを貰ってからですね」

「まあそれならいいか、しかしAIに任せられなかったのか?」

「8割はAIが決めますので残り2割を人がまとめるという事になってます」

「無事に回るといいが、その職員はどこで集まてくるんだ?」

「地区毎に1名ということになってます、人口が増えると職員も増えますので安定した運営ができるようになっていくと思います」

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