コロニー建設
「そうか・・・そんなに難しい物なのか」
「はい、色んなアプローチを考えているのですが、コロニーも星のようなものですから回せば重力は発生するはずのようで、どうやって回すんだ?となっているようです。」
「まあ星を回すにしても莫大なエネルギーが必要だろう?それに耐えられる構造になっているのか?」
「多分1度回り始めればそれほどエネルギーは必要ないとのことです。まず初期加速に耐えられる構造になっているかは大事ですけどね」
「そうだろうな、まあ難しいだろうが頑張ってくれ、星と同じことをすればいいだけだ、地核まで観測できているんだから大丈夫だろう?」
「そうなんですが、陛下これは非常に難しい問題ですよ、一度始めてしまえば終われませんから・・・」
「そうだな、最初から巨大な物の建設は難しかったか?小さい物から始めればよかったかもな」
「大丈夫です、必ず成功させて見せます。」
「そうか、それなら大丈夫だな、難しい事はわからん、任せているから頑張ってくれよ」
「わかりました、今度は小さい物でも試させてください」
「小さいコロニーか、農業用にいいかもな?一応建設予定だしな」
「農業用コロニーもでかいですよ?100億の人間の食料生産です、いくら効率化しても結構巨大になりますよ」
「いや、将来的には皆エルフ化して高寿命化していくだろう?その時に100億人用では足りない気がする」
「そうかも?そうですな・・・・確かに将来的には必要になるかもしれませんな」
「だろ?1000億人用の農業コロニーにしろ」
「さすがにでかすぎて色々大変そうですが?」
「大丈夫だAIに計算させ、設計させ、建設ロボットに任せれば作ってくれるだろう」
「それはそうかもしれませんな、人が建設しないだけで設計通りに作ってくれるのは間違いないです」
「それはそうと、魔法学校が宇宙船に乗せるワープ装置を開発しているようだぞ?知っていたか?」
「え?そうなんですか?我々も開発チームがあり、そこそこ進んでいるんですが、魔法学校と合同研究にした方がいいですかね?」
「そうだな、一度合同でやってみろ、もしかしたら上手く行くかもしれん」
「ワープ装置が完成すれば、自由に採掘に出かけられますから効率も段違いでしょう」
「そうだな、他にも知的生命体がいる星があるかもしれないもんな」
「そうですね、確率的に言えばかなり確率は低いですが、可能性はありそうです」
「機械生命体の惑星とかありえそうだろ?AIが高度に発展すれば可能だぞ?」
「今でもロボット三原則をかけてないといつ暴走してもおかしくありませんからね」
「そうだな、機械を愛した上にロボット三原則をかけなかった知的生命体もいたかもしれん」
「宇宙に設置した巨大望遠鏡ですが、それで観測している限りこの星がある銀河にはほぼいない可能性があるそうです」
「他の銀河にいかないといけないのか、俺の代でいけるか?引退後は宇宙旅行希望なんだが?」
「そうだったのですか、それなら近いうちに人類が乗って宇宙を航行できる船が完成するので、将来的には可能でしょう。」
「そうか、そんな物が完成するのか、隣の惑星には巨大移転魔法陣を使って移動するんだろ?」
「そうですね、今設置調整中ですが近いうちに完成しますので陛下も隣の惑星に行かれます?」
「そうだな、見てみたい気持ちはあるが、まだ早いだろう?しっかり隣の惑星も発展してからだな」
「発展はしていくと思いますが、勢いはあまりありませんよ、娯楽がまだ少ないですからね、今は小型端末機の販売に力を入れています。動画を見れるようになれば購買行動も起きやすくなるでしょうから、ゆっくり発展していくでしょうね」
「隣の惑星からも研究者を入れる試験をしてはどうだ?」
「中には天才もいるかもしれんということですな?」
「そうだ、いるかもしれん、どうせ食料を提供してるんだ、語学学校で優秀な者を集い試験をしてみるといい、中に入るだろう?天才的な奴が」
「わかりました。それは早急に進めたいと思います。」
「給料もでるし、本星に移動できるから人気はでるだろう?」
「人気はでるでしょう、働きたい人もいるでしょうし研究所も魔法学校も人材を求めていますから優秀な人が見つかることは大事ですね」
「そういえば、研究所も人口が増えてるがまったく成果を出さない者をどうしてる?」
「リストラしてますよ、20年で成果0の者はリストラしています」
「20年も働けるのか、入ってしまえば勝ち組だな」
「最先端の研究ですからね、それぐらいの期間は必要かと思っております」
「研究は難しいからな試験は難しくしてあるのか?」
「それなりに難しい問題になってると思いますよ」
「毎年問題を変えているのか?」
「はい、最近はAIに考えさせて研究員が問題を解いて解ける問題なら出題しています」
「そうか、AIに考えさせているんだな、その方が効率いいか」
「そうですね、問題傾向も色々変えているので対策されないように色々しています」
「問題ないならいいんだが、それでいい研究者は入って来てるのか?」
「面接も大事にしてますので、問題ないかと、例えば面接100点で試験が0点でも一応通過するようになってるので多種多様な人が入ってきますよ」
「そうか、なら大丈夫なんだな、心配になって来ていたからよかったぞ」
「申し訳ありません、ですが研究者はなんとか10万人前後で維持しておりますので、宇宙コロニーが完成したら100万人前後まで増やす予定なので隣の惑星の研究者も含めてより一層発展すると思います」
「そんなに増やすのか、それだけ研究対象が多いということか?」
「そうですね、新規開発してる物も多いですし、AIが改良した物を現実に実現させるチームもありますし、色々大変でして」
「そうか、まあ研究所は色々やってくれているもんな、雇用が生まれるのはいい事だしな」
「魔力玉にチャージする仕事もありますし、結構多くの人が何かしら収入を得ているかと思いますが」
「そうだったな、魔力玉にチャージするのは毎日チャージするんだろ?」
「魔力回復が寝たら回復する事が一般的ですからね、1日に2回チャージする人もいるみたいです」
「よくそんなに寝れるな、それはそれで才能か」
「そういえば第4マザーAIが演算能力が余っているので第5世代マザーAIを作る事を勧めてくるのですがパーツ1点から今の改良型や新規作成で作るのが非常に大変そうなのですが、取り掛かってもいいでしょうか?」
「ん?コロニーの建設には問題ないのか?」
「はい、コロニーの建設もAIはやりつつ、農業用コロニーの建設もしつつそれでも余っているようで、その余裕の範囲内でやるようなのですが、完成すれば凄い事になりそうで、どうしようか検討しているんです」
「なるほどな、まあいいんじゃないか?余らせておくのももったいないだろ?AIにロボットだけの惑星を作らせても楽しそうじゃないか」
「それは余らせた演算能力でも可能でしょうね、あれかな?高級オイルが彼らの食料になるんだろうか?」
「そうかもしれません、どうなるかはまったくわかりませんが、一応進めますね」
「うむ、楽しそうだ、いいじゃないかマザーAIがどこまで進化したいのかはわからんが、進化させてやれ、将来的に役に立つかもしれない」
「今はもう車も電車も建築現場も農業も運搬もほぼすべてマザーAIが指示だして動いてますからね」
「今働いてる人は珍しいよな、人でしかできない特殊な仕事をしている人だけだろう」
「そうですね、1000人必要だった所を今や一人でいいみたいな感じですからね」
「色々難しいですね、第5世代マザーAIができあがればその一人すらいらなくなるかもしれませんし、人間は遊んで暮らすぐらいになる可能性は高いですよ」
「それがいいんじゃないのか?それが理想だろう?全員が遊んで暮らせる世界が目標だったはずだ」
「確かに理想ではありますが、暇になってる人も多いみたいですよ」
「だからか?ランニングやダンスをしてる人がやたら多いんだよな」
「ショート動画にあがってますからね、今人気ですよ」
「それにおかしな事をやっている人も増えたな」
「それもショート動画撮影でしょう、おかしな動画がたくさん上がってますからね」
「ダンスは公園ですればよくないか?他の人の迷惑にもならんだろう?」
「後ろの風景が大事ですからね、路上でやってる人もいますし、公園でやってる方もいますよ」
「まあ路上でやってるのは罰金の対象だからな、これから減っていくだろう」
「新しい法案の事ですか?あと2か月で完成するんでしたっけ?」
「そうだ、色々試案しているが、時代に合わせた法案にするのは難しいな」
「大規模ショッピングモールがほしいですね」
「作る場所はあるか?今区画整理をしてもほとんど土地が余ってないぞ」
「そこで埋立地ですよ、今整備している区画がもうすぐ完成しそうです」
「埋立地か、すでに建てる建物はきまってなかったか?」
「そうですが、ちょっと整理すれば地下と1F2Fをすべて使って大規模ショッピングモールは作れますよ」
「それは考える余地がありそうだな、確かに大規模ショッピングモールはなかったもんな」
「最初は人がいっぱいになって大変そうですが、徐々に落ち着くでしょう」
「まあ道路は広いからな、沢山入り口を作れば入るのには苦労しないだろうが、出口も沢山作らないとな」
「えぇ大変混雑するでしょうからね、あった方が便利でいいと思いますよ」
「確か埋立地にはゴミ焼却場も新設するんだったな?」
「はい、今の処理施設は能力限界値で稼働してますが、それでも間に合わない日があるとかで、毎日フル稼働ですからね、今後人口が増えていくにあたってゴミも増えますから焼却場は必要でしょう」
「それに港湾施設もだったな、ほとんどの物は移転魔法陣を使って輸送しているが、移転魔法陣に入りきらない大型な荷物を送るために追加で必要なんだよな?」
「そうです、やはりそういう荷物も多いので必要ですね」
「次の埋め立て地の出来上がる時期は不明なのか?」
「ちょっとまだわからないですね、10年後か20年後かゴミの量によって変わりますし宇宙から送られてくる鉱物でない土砂の量ですよね、それ次第で大分変わってきます」
「うーむそれはそうだな、宇宙船で惑星ごと採掘しているからな、土砂も大量に取れてるだろうしな」
「そうです、ですが希少金属や様々な鉱石と未知の鉱物が大量に取れるので惑星ごと採掘するメリットは大きいです」
「未知の鉱物が取れるのは嬉しいな、新しく技術が発展する可能性もあるだろう?」
「そうですね、どれぐらいの量取れるかも問題ですが量産できるような体制が取れるように工場も改良する必要があります、まだ量産が必要な鉱石はでてきてませんが、これからいつか出てくるでしょうからその用意はしとかないとですね」
「量産か確かに必要だな、未知の鉱物なのに量産できるのか?」
「それは今研究中です、多分ほとんどの物は砂からできているんですよね」
「高温にしたり冷やしたり魔力や化学反応を起こしたりと色々起こすことで量産が可能だと思われています」
「色々あるんだな、それはそうと、その技術で金は生産できないのか?」
「金は生産できますが、ごく少量でエネルギーも大量に使うので生産の苦労に見合わない価値かと思われます」
「やっぱ鉱山が必要だな、海底にもあるんだろうか?そういえば上皇様は海底に行っていたのでは?」
「シロさんに聞かないとわからないですね、海底にも金属は埋まっていると思いますが採掘するのは大変かと思いますよ」
「研究しといてくれ、将来的に必要になるかもしれん」
「わかりました、海底検査から必要ですね」
「そうだな、今の潜水艦だと1000mしか潜れないんだろう?」
「そうですね、海軍に開発は任せておりますが今の所1000mしか潜れませんね」
「海軍にも頑張ってもらわんとな」
「さすがに研究所も手伝いますよ、海軍だけでは開発は無理でしょうから」
「それは助かるな、海軍にも予算はつけてるんだがな」
「何を開発してるんでしょうね?あまり新装備の公開はしてませんよね」
「あまり開発したとは聞かないな、閉鎖的空間だからだろうか?」
「ちょっと調べてみた方がいいかもしれませんね、宇宙空間でも使用できる兵器など開発してるかもしれません」
「海軍創設時の最初の頃はすごかったもんな、色々な船を作ったし、潜水艦もだ、あまり活躍しなかったがそれでも新しい物を開発していたしな今度電話で聞いてみるか」
「そうですね、それがいいと思いますよ、さて話も長くなってしまいましたね、予定もありますので、この辺りで失礼します。」
「あぁ喋りすぎたな、それじゃあコロニーの重力発生装置の件、よく検討してくれ」
「シロさんやーい」
「はいはい、どうなさいましたか?」
「アルフレッドが7歳になっただろ?研究所に通ってるじゃないか、それで何を研究しているのか詳しく分かるか?」
「はい、アルフレッド様は現在AI問題に取り組んでいます、AIがAIを作って働かす問題ですね」
「ほうAIがAIを作ってるのか」
「そうです、AIがAIを作ってそのAIがロボットを作り働かしているのです」
「そうすると元のAIは休めるということか?」
「はい、まあ厳密にいえば元のAIも働いているんですが、実質休みみたいなものです」
「確か前にロボットに小型ロボットを作らせどんどん小さくしていく実験をしていたな」
「あれは成功しましたよ、結局病院で患者に注射で小型ロボットを入れ悪い所を治療して体外に排出される仕組みは成功しましたからね」
「そうか、それで高寿命化してるわけだな」
「そうですね、今平均年齢は90歳ぐらいですから、前より20年ほど伸びた計算になりますね」
「それでアルフレッドはAIがAIを動かしているのが問題だとしてその問題に取り組んでいると?」
「そうです、それが進めばAIがAIを作り、さらにそのAIがAIを作るという無限連鎖に繋がっていき最終的に処理不足に陥るのがわかっているのでその対処に追われている感じでしょうか?」
「不毛な連鎖だな、ロボットがロボットを作るのはいいがAIがAIを作るのは駄目的な問題なのだな」
「そうです、AIが簡易的なマザーAIになろうとしている感じなのでそれは問題だという事です」
「そうか、難しいな若い頭ならどうにかできるんだろうか?」
「さて、実力が試されますね」
「最近の子供のエルフ化はどうなっている?」
「順調ですよ、やはりアルフレッド様がエルフ化手術成功して順調に成長しているのを皆知っていますからエルフ化の手術を受ける方が今は9割ですね」
「順調なんだな、これで人口が減る事もないだろうな」
「そうですね、加速度的に人口が増えていく事になると思います」
「住む場所を考えれば宇宙コロニーの建設は必須だな、場所がなくなってしまう」
「そうですね、それも定期的に建設していかないと間に合わないかもしれません」
「まあとりあえず1か所成功させんとな、今は重力発生装置に手間取っているらしいがそのうち解決するだろう」
「無重力発生装置は作らないんですか?」
「宇宙エレベーターでいけばすぐ無重力だぞ?作る必要もなかろう」
「実際には星と直結していることで重力は発生しているそうですよ」
「ほう、少しふわふわした感じだったがあれは無重力ではないと?」
「そうですね、まだ重力がある感じです」
「だとすれば無重力とはどこで感じられるんだ?」
「そうですね、宇宙エレベーターでいった先で宇宙服に着替えて真空状態にして宇宙に出れば無重力状態を感じれると思いますよ」
「なるほど、そこまでしないと無重力は感じられないんだな、とするとだ、その真逆にすれば重力が発生するんじゃないのか?」
「そんな簡単ではありません、空気を入れても重力は発生しないので、非常に難しいのです、回せば重力は発生するんですけどね」
「簡単じゃないか、わっかを作って回しておけば重力は発生するんだろう?その形にコロニーを建設すればいいじゃないか」
「それだと移動に不便ですし、100億人も住ますにはどれだけ巨大なわっかにする必要があるのか問題があります」
「なるほどー難しい問題だな」
「宇宙コロニーの問題はかなり大変ですよ、水は氷の惑星から持ってくるでどうにかできそうですが、重力発生させないと内部建設ができませんからね、それにもし無重力になった時問題もあって、固定しておかないといけない問題もあります」
「土が使えない?使えても固定できる土か・・・開発項目が多そうだな」
「えぇ研究所を拡大させておいたのは正解かと個別に研究させていては問題は解決しませんからね」
「研究所は大事だな、今すぐもっと拡大させてもいいぐらいだ、隣の惑星からの研究者も来るだろうし今のスペースで足りるんだろうか?」
「研究所は今新しくビルを建ててますよ人数拡大の為でしょうね」
「そうか、魔法学校はどうなんだ?」
「魔法学校にも隣の惑星からの研究者を入れるんですか?」
「うむ、優秀な者を逃す手はない、それに魔力玉に充填できるのは多い方がいいしな」
「隣の惑星には魔力保持者が多いですよ、魔力充填施設もすでにできて稼働しております」
「なら特に魔力保有者のリストもすでにあると?」
「ありますよ、その方に魔法学校に入るか打診してみますか?」
「そうだな、上位1万人ぐらいでいいだろう」
「それだけいれば魔法学校も新しいビルを建てないといけないかもしれませんね」
「魔法学校も色々頑張ってくれるからな、研究者は多いほうがいい」
「無駄な出費になるかもしれませんよ?」




