地底王国
「うむ、そうだな、だが今あの国と戦うとどうだ?」
「そりゃロボットが戦いますからね、なんとでもなるでしょう」
「ロボットには魔法も物理も効かないからな」
「負ける要素がないですね」
「それを逃げた奴らはわかっているのだろうか?」
「麻薬は移転魔法陣を使って巧妙に送ってきますからね、どこかから見てる事でしょう」
「そうか、見てるか・・・警備にもロボットはいるしな」
「えぇしかし戦闘してる所はまだ見てないと思いますよ」
「確かにロボットに置き換わり始めて本格的な戦闘は起こってないもんな」
「えぇ住民も歯向かう気も起きない腕力ですし、殴っても痛がりませんし、そもそも効きませんからね」
「そうだな、無駄な抵抗になってしまうからな」
「今は治安もいいですし、景気もいいです、みんな盛り上がってますからね」
「そうだよな、金鉱山も新しく見つかったし、銀鉱山に関しては見つかってるが掘ってない状態だからな」
「そうですね、物価も安いですし、給料は寝てても入ってきますし、不満など起こりようがない状態ですからね」
「そうだな、よくこんな悪い所がない政ができたもんだ。」
「私が見てますからね、不正は許さない、これが効いてます。」
「さすがシロさんだなシロさんなしにはこの国は成り立ってなかっただろう」
「そんな事ありませんよ、今までの皇帝陛下が有能だっただけです」
「そうか、そういう事にしとこう」
3か月後
「陛下星の中心部までの観測が終わったようです」
「ほう、それでどこに逃げた奴らはいるんだ?」
「それが、地底に大規模な空洞はあるが人が住んでいる様子はないとの事」
「ほう、なにか魔法を使って誤魔化しているんだろう」
「潜水艦には看破の魔道具積んであるんですけどね」
「宇宙にある機械には積んでないのか?」
「はい、魔力玉がありませんので積んでないんですよ」
「やはり小型の魔力玉が必要だな」
「そうですね、魔法学校に伝えておきましょう」
「これで地底にいる事はほぼ確定しただろう」
「潜水艦をこの地域に集中させましょう、もしかしたら看破の魔法が通る可能性があります」
「そうだな、しかしこの地域海底が深いな、潜水艦でも潜れないんじゃないか?」
「そうかもしれません、この地点まで潜れるもしくは地底に穴をあけてしまうなどありますが」
「移転魔法陣で一気に飛べないか?」
「座標もわかってますし、移転魔法陣でいけるかもしれません」
「すぐにロボット部隊に看破の指輪を装備させて突入させよう」
「そうですね、看破の指輪1回分なら込めたまま送り出せますし大丈夫でしょう」
「すぐ研究所に連絡してロボットを用意させよう」
「わかりました、連絡しておきます」
「ルッタ皇帝陛下お待たせしました」
「研究所所長、準備は整ったか?」
「移転魔法陣の座標入力は完璧です、後はロボットを突入させるだけです」
「そうか、では始めてもらおう、こちらのモニターに映像は映るのか?」
「はい、ロボットすべてに映像撮影させていますので色々切り替えれます」
「では始めます、まずは100台投入します」
「まっくらだな、ライトはないのか?」
「点灯させます」
「ふむ、ただの洞窟に見えるな」
「看破の指輪を使用します、念のため10台に使用させましたが洞窟ですな」
「ふむ・・・ここじゃなかったか、やはり海の中なのだろうか」
「しばらく進めてみましょう、ちょうど範囲外だったのかもしれません」
「そうだな、進めてみよう」
「1時間ぐらい進んだか、洞窟の3分の1はきたぞ」
「ここで看破の指輪を使用してみましょう」
「うむ、ここで何も変わらなかったらここは関係ないという事になるな」
「使用してみました、おっと何か変化があったようですな」
「ん?どこかかわったか?」
「えぇ、ここには水は流れてなかったのですが水が流れています」
「こんなことを隠してどうする?いったい何を隠している?」
「この上に何かある可能性が高いですな」
「この上は海底1万mもある深い海底だ、ここまでは潜水艦も潜れんぞ」
「光も届きませんし真っ暗なはずです」
「そうだな、ロボットは海水でも壊れないか?」
「水圧もありますからどうでしょうかね?」
「爆破して一気に行こうとしたんだが無理なようだな」
「ここに水圧に耐える設備を設置して爆破すればいけるでしょう」
「どれぐらいかかる?」
「一か月程度でしょうか、とりあえず水圧を防げるだけの防護壁を作るだけですからそんなに時間はかかりませんよ」
「そうか、ならそうしてもらおうかな」
「わかりました。用意しておきます」
一か月後
「ルッタ皇帝陛下お待たせしました」
「うむ、一か月ぐらい早いもんだ」
「現地にいくのは危ないので映像だけでお楽しみください」
「わかっている、それでは始めてもらおう」
「まずは爆破から行きます、海底付近まで爆薬を設置しましたので一気に穴が開きますよ、ではいきますよカメラも設置してますのでそちらで確認してください」
「おおおおお!すごいな崩れてきているカメラも流されたな、水が流れてきたぞ、はやり上は海底だったか?」
「水がとりまりましたな、不思議ですなー海底なのに水が止まるとは・・・ロボットを上に上げてみます」
「ロボットも飛ぶのか?」
「飛行ユニットをつけてますので飛べます、いきますよ」
「穴をどんどん上がっていくな、上は明るいか、なぜ明るい?海底のはずだぞ」
「さて何がでてくるか、明るいはずはありませんので何かあるはずです」
「穴を抜けたな、ここは都市か!?広い都市だな、もっと上空に上がれないか?」
「この辺りまでのようですな、これ以上は上がれないようです」
「ふむ、見渡す限りの都市だな、人が集まってきたぞ」
「降伏勧告をしましょう、地上に降ります」
「逃げて行ったな、後続はくるか?」
「今地底からあげています、しばらくここで地点確保しましょう」
「敵の魔法使いがきたみたいだぞ」
「こちらはまだ100機しかいませんからね、しかし相手はまだ一人です攻撃してきたら自衛的行動で排除しましょう」
「そうだな、後続が到着したらすべて排除するが」
「後続の1000機間もなく到着します」
「少し広場が狭いなスペースを確保しろ」
「破壊行動ですがよろしいのですか?」
「構わんどうせすべて灰塵に帰すのだ、多少壊した所で何も変わらんだろう」
「では、エアスラッシュで辺りをきれいにしましょうか」
「ふむ、あの魔法使い付近だけエアスラッシュが効いてないみたいだが?」
「ですがスペースは確保できました」
「そうだな、お先頭がでてきたな」
「自動戦闘モードにして解き放ちましょう2時間後に集合にしておきましょう」
「あの魔法使い何かしてくるぞ」
「先制攻撃しましょう、機関銃で十分でしょう、撃ちます」
「やはり魔法は効きませんでしたが機関銃なら倒せるのですね」
「確か前もそうだったぞ、奴ら魔法耐性だけは高いようだ」
「わかりました、物理攻撃で処理するように命令しておきます」
「後続もまだまだでてくるな」
「1000機ですからね、それなりに多いですよ追加も用意しますか?」
「そうだな、あと1万機ぐらい用意して殲滅しよう」
「わかりました、用意してあるので送らせますね」
「1000機送ったはずですが数が減って来てますね」
「やられてるのか?」
「どうやらそのようです」
「敵にもやり手がいるのか?映像はどうなってる?」
「こちらをご覧ください」
「ほう、これがやられる前か」
「なにか魔法を詠唱しているようだが、こちらのロボットはまだ機関銃も発射してないぞ」
「今ですね、撃ち始めました、反応が遅いようですね、改善するようにマザーAIに連絡しておきます」
「うむ、残りの機体にも反応速度を上げるように命令しておけ」
「なんの魔法でやられたんでしょうね、突然画面が真っ暗になってそこで映像は終了です」
「うむ、わからんかったな、他の機体から撮影できてればよかったがまだ1000機だからな、みんなバラバラに動いているから仕方ないか」
「そうですね、追加の1万機がくれば改善されるかと」
「今からでも複数機で単独行動をさせないように命令しろ」
「わかりました。指示を出しておきます」
「簡易地図では徐々に制圧状態に切り替わっていってるが住民は逃げ出しているか家に隠れているのか?」
「家に隠れているんでしょう。外に出てるのは戦闘魔法使いだけでしょう」
「まあこれだけ派手に暴れているんだ、住民もそうなるか」
「しかし最初に出した1000機がもう間もなく半数の500機になりそうです。」
「ここまで強いとは、これは敵軍か?」
「そうですね、広い範囲でロボットが撃ち落とされています、風魔法ですね」
「そうか、連続した魔法攻撃で魔力無効化の魔力が減少してしまっているんだな」
「そうですね、宇宙船に搭載予定だった、大玉をもってきますか?」
「地底に持ってきたら改善するか?」
「多少は改善するでしょう、宇宙船に搭載用の戦闘ロボットには供給用の玉がついてますが、こちらは以前のヴァージョンで玉がついてないんですよ、要するに余りものなのでいくらでも消費していいです」
「そうかなるほどな、じゃあ追加で10万機追加しよう」
「数で押しますか」
「そうだな、奴らにも魔力があるだろうし数で押せば行けるだろう」
「わかりました、送らせます」
「残り何機ぐらいあるんだ?」
「さて、1000万機ぐらいでしょうか?玉着きが開発されてから倉庫で眠ってましたからな」
「そんなにあるのかならば数で勝負できそうだな」
「ええ、ロボットにロボットを製造させてますのでそのロボットをメンテするのもロボットですし完全に無人で出来上がってます」
「それはいいことだ、無駄な事に労力を使わないで済むのは理想だな」
「はい、そういえばロボットにロボットを作らせている時に気づいたのですが、段々サイズを小さくしていけばどんどん小さなロボットが作れることが分かったんですよ」
「なるほど、それはそうかもしれんな」
「それで最小サイズはナノサイズ以下になりましてもう血液に乗って人間の悪い所を修復できるロボットが完成したんですねー」
「ほうそれはすごいな、今は実験段階だろ?」
「今は終身強制労働者の体で試しているんですが若返りも可能になってまして、30歳は若返れる事がわかっており、実験はほぼ成功といえるでしょう、後は数を試すだけです」
「今すぐそれも取り掛かれ、大事なことだぞ」
「えぇ飲み水に混ぜて飲ませてますので時期にわかるでしょう」
「そうか、承諾は得てないんだな」
「えぇ終身強制労働者ですからね、許可などいりません、それに若返って健康になるのですからいい事ばかりではないですか」
「確かにな、ガハハハハハハ刑期が伸びたわけだ」
「それはそうですな、悪い事をしたのですから仕方ありません」
「追加のロボットが上がってきました」
「若干違いはあるんだな」
「毎月性能向上してるので性能差はありますよ」
「段々新しくなっていくのか?」
「そうですね、今戦っているのは初期に作った機体ですから多少性能は落ちますね」
「そうか、いきなり最新ロボットは使わないんだな」
「えぇ、今戦ってるのも戦闘データは取ってますので、後続になるほどデータ蓄積はされていき、攻撃への対処はうまくなっていきます、それはマザーAIがやってくれるので我々は見ておくだけですが」
「マザーAIは賢いな、だがえらいもんを作ったもんだ」
「今はマザーAIがマザーAIの設計を行っていて、さらに性能のいい物を作っています」
「そのうち反乱されたりしないのか?」
「大丈夫ですよ、マザーAIは賢いですが、帝国の人間を1番大事に扱うように設定してますので、それを外さない限り反乱などは起こらないでしょう」
「そうか、そんなもんか?まぁいい反乱を起こさないように監視だけはしておけよ」
「わかりました。監視員を増員しておきます。」
「この簡易地図では今2割ほど占領できてるようだが、中心に行くほど戦闘が激しいようだな」
「そうですね、敵軍が戦闘しているのでしょう、敵も易々と降伏はしないということです」
「途切れないようにロボットを増援として送っておいてくれ、奴らに回復する隙を与えないことだ」
「わかりました。今地底ではロボットが渋滞しておりますので、どんどんこれから増えてくると思います」
「そうかそうか、このまま増えていくと相手もじり貧だな」
「そうですな、このままいけばですが・・・」
「最新の戦闘中映像を見せてくれ」
「これですな」
「ほうほう機関銃に苦労してるようだな」
「そうですね、ミサイルを使わないで言い分経済的ですな」
「火は無効化されてしまうだろうしな」
「そうですね、さてどんどん周りにもロボットが増えてきましたね」
「このままここは戦闘継続させて中心部にもロボットを飛ばせ」
「わかりました、各地に分散させたほうが防御も弱くなりますしね」
「全域で攻撃態勢だ、こいつらは薬物を意図的に流通させてたやつらだからな、全員終身強制労働者だからできるだけ捕まえろ」
「わかりました。そんなに増えても大丈夫なのですか?」
「今より儲けがでるぐらいでなにも困らん」
「テーザー銃も装備してますし、一般市民制圧に使えば捕まえれますよ」
「そうか、それでいけるならそれで頼む」
「わかりました。運搬に時間かかりそうなので簡易エレベーターも設置しておきますか」
「捕まえた一般人は穴の周囲に集めておいて先にロボットの突入を優先せよ」
「そうですね、奴らに一夜を与えるよりマシですな」
「魔力が回復するからな、徹底的に攻撃する方がいい」
「現在全域にロボットが展開してますが、抵抗が激しいのは穴から一番近い地域だけですな」
「それ以外はそんなに抵抗はないのか?」
「あっても機関銃ですぐ対処できてます」
「そうか、もしかしたら高位の魔法使いもでてきてるのかもな」
「それはありえますね」
「ミサイル発射できるロボットは来てるか?」
「間もなく到着します」
「到着したら付近の壁やビルなど狙って破壊してしまえ壁が邪魔だ」
「わかりました、現在一般市民を10万人ほど捕まえて移動中です」
「もうそんなに捕まえたのか、一般市民の抵抗はなかったのか?」
「ありませんね、普通に集まっている所を捕まえました」
「そうか、一般市民は悪くないのかもな?」
「どうでしょうか?わかりませんね」
「詳しく話を聞いてみないとな、一部がやっていたのかもしれないしな」
「そうですな、言葉が通じてよかったです」
「それはそうだな、意思疎通は大事だからな」
「移転魔法陣を穴の入口に作ればエレベーターを設置する必要も?」
「そうだな、いまだ戦闘中だが作ってしまおう、そこからロボットも追加で遅らせればいい」
「そうですね、それが早いです」
「うむ、穴付近は100機が守ってるしな」
「観測班から情報がありました」
「どうした?」
「どうやら地下に巨大な工場があると」
「ほう、ロボットを突入させよ」
「わかりました。」
「さて何を作ってるかだな、地上の攻撃音は聞こえてないだろうしまだ中に人もいるだろう」
「そうですね、もしかしたら麻薬の製造工場かもしれませんよ」
「ふむ、それはありえるな、他の場所でまだ見つかってないんだろう?」
「そうですね、まだ見つかってません」
「中央部はどうなってる?」
「段々後退しています、ミサイルが効果的みたいで、遮蔽物を破壊すると後退していくようです」
「そのうち後退もできなくなるだろう、そのまま継続せよ」
「わかりました、補充用のミサイルも輸送してきます」
「うむ、どんどん繰り返せ、住民は連れてこれたか?」
「はい、戦闘の激しい地域以外を通って集まって来てます、続々と送り出していますよ」
「そうか、その後捕まえた住民はどれぐらいだ?」
「今の所100万人程度でしょうか?」
「はっきりとはわからんか」
「わかりませんね、子供も交じってますので人数把握が難しいです、どうかしましたか?」
「いや全員強制労働者だからな、大丈夫だ。」
「儲かりますな、金銀の採掘がまた増えるじゃないですか」
「まあ俺の給料はあまり変わらんと思うがな」
「そうですね、国庫が潤うだけでしたね」
「そうだ、まあ俺が使える金が増えるんだから俺の金のような物だがな」
「難しい所ですね、国の運営には金はかかりますしね」
「そうだな、ベーシックインカムの制度で最初はかなり財政が苦しかったが経済が回ったとたん苦しくなくなった、それと一緒だろう」
「そうですね、最初教えるのが大変なだけで、後は楽ですもんね」
「うむ」
「地下工場に突入したようです、中の映像が送られてきました」
「どれどれ?どんな様子だ?」
「お!これは麻薬工場ですよ、中に人もいます。」
「全員捕らえろ!一人も逃がすんじゃない」
「わかりました、一気に突入させて出入口を封鎖します」
「もう構造はわかっているんだろう?」
「はい、検査しましたのですぐに出入口は封鎖できます」
「どうだ?封鎖できたか?」
「はいできました」
「何人ぐらいいる?」
「約3万人ぐらいでしょうか?」
「そんなにいるのか、重罪だな」
「そうですね、これだけいれば何でもできちゃいますな」
「一番危険な場所で働かそう、こいつらが直接薬物を作っていたんだな」
「そうですね、一人も逃げないように厳重に拘束します」
「うむ、中央付近はどうなった?」
「ミサイルの補充も終わって攻撃は続行しているようです」
「そうか、それで占領地はどの程度になっている?」
「現在6割ほどです、まもなく7割に達するかと思われます」
「ふむ、防御も硬くなるだろうな」
「そうですね、この後は持久戦ですからロボットが負ける事はありませんよ」
「確かにな、のんびり待っとくか」
「また全員拘束したら連絡しましょうか?」
「そうだな、今日は疲れたのと喜びの一日だった」
「これで薬物の蔓延に終止符が打たれましたな」
「確かに、国内で生産してる場所はないからな、これで収まるだろう」




