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無限の彼方へ  作者: アシドーシス


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13/22

北部軍

第5範囲の攻撃が始まった。

一番敵拠点に早く着いたのは当然北部軍だった。

小さな村などはそのまま占領し、戦闘らしい戦闘も起こらず、占領できていた。

都市についた時それは起こった。

「元帥!敵軍籠城する予定のようです。」

「そうか、籠城するか、さっさと終わらそうか」

「敵軍何かしてきます!」

「この距離でか?大砲もまだ届かんぞ」

「うわああああああああああ!!!!」

「なに?レーザーか前衛には魔法結界のペンダントを支給したはずでは?」

「はい、配っておりレーザーの光に驚いただけのようです。」

「騒がしい、騒がんように言っておけ」

「アリエッタ姫、火薬車を突っ込ませてきてくれるか?」

「わかりましたわ、すぐに城門は開くでしょう。」

ドドドドドッカーン

「城門開きましたわ、突撃なさい」

「うおおおおおおおおおおお!!!!」

「これはすぐに落ちますね」

「アリエッタ姫、火薬車の威力があがってないか?」

「よくわかりましたね、あれはTNT爆薬ですわ」

「なんじゃそれは??新兵器か?」

「火薬の発展形ですのよ、爆発力がすごいですわ」

「また大砲は使い所がなかったな、TNT火薬凄まじいな」

「早く捕らえて奴隷印を刻印して次の都市に向かうぞ」

「あまり大きい都市ではないですから、すぐ終わるでしょう。」

「しかしあのレーザーはなんだったんだ?」

「元帥!あのレーザーを発射したと思われる人物を捕縛しました。」

「連れてまいれ!ちゃんと魔法封じの手錠をしておけよ」

「お主があのレーザーを発射した者か?」

「・・・・・・・・・・・・」

「ふむ、言葉が通じんか、仕方あるまい、こやつを迅速に帝都に送って翻訳させよ」

「了解です!」

「次へ進むぞ、今回も期限は迫ってる、どんどん占領しないとな」

「都市の住民全員に奴隷刻印終わりました。これで進めます!」

「よし、小さな村は小隊に任せ都市へ向かうぞ」

「了解です!」


北部の第5範囲の敵はあまり強くなく実力者も少なかった為あっけなく陥落が続いていた。


「この都市も終了しました!」

「よし次だ、急いで隊をまとめろ!」

「次で最後か、えらく人口も少ないし、武器もお粗末だ、これじゃ一方的だな。」


「都市視認しました!」

「慌てるな、都市は移動せんぞ」

「都市から飛行物体接近!!」

「なに、どれだ見せてみろ!」

「あの辺りです。」

「ほう、飛行魔法か、あの人数使える者がいるとは、なかなかの魔法師団ではないか」

「まだ飛び立っています。続々接近中」

「エンジン車の機関銃を使え!射程に入り次第撃ち落とせ!」

「了解しました!」


「射程入りました。撃ちますっ!」

「どれどれ?当たった者が落ちていくな、それ以上進まんか」

「射程外で魔法師団待機しております。いやこれは、集団魔法詠唱です!詠唱中です!」

「いかん、エンジン車を動かして奴らを射程範囲に入れて撃ち落とせ!」

「了解!進めー!」

「いかんぞ、詠唱が終わりそうだが・・・」

「シュパーーーーーーーッ!」

「間に合わなかったか、ここまでか・・・・」

「パリーン」

「魔法結界のペンダントが砕けて守ってくれたか」

「前方にいった者達は無事か?」

「エンジン車が燃えて使い物になりません、第2射きます!」

「アリエッタ姫!!行くなっもう間に合わんっ!」

「バババババババッバッバッバッババババババ」

「あの距離で当たるのかっ!」

「すべて落としましたわ、全軍進めー!」

「アリエッタ姫!救われたぞ、感謝する」

「当然の事をしただけですわ、元帥にしてくださるかしら?」

「わしの一存で元帥に上げてやることはできん・・・が進言しておこう」

「ありがとうございますわ」

「今落とした魔法使い達はまだ生きていますわ、全員捕まえなさい!」

「なに?殺したのではないのか?」

「えぇあの魔法、帝国でも使えるのではと思いまして、全員生かしてありますわ、落下した衝撃で死ぬかもしれませんが少なくても撃ち殺していませんわ」

「そこまで考えていたのか・・・やるな」

「そこまででもございませんのよ~」


「ちゃんと魔封じの手錠をせよ、すぐ魔法を撃ってくるぞ」

「了解しました!」

「城門まで大砲射程範囲に入りました。」

「よし大砲撃てー!」

「なに?弾が避けている?」

「全弾外れました!ちゃんと城門を標的にしております。」

「もう一度撃て!」

「ドドドドン」

「全弾外れました!」

「工兵!TNT爆弾を設置せよ」

「はっ!了解であります!」

「おい、あれは何をやっているんだ?踊っているのか?」

「どうやら障壁があるようですね、あれ以上進めないのではないでしょうか?」

「ふむ壁に設置せよと伝えてこい」

「了解!」

「ドドドドーン」

「駄目かこれも効かんか」

「元帥!城壁の四隅に光っている玉のような物があります!」

「それがどうかしたか?」

「はい、それが爆発時より強く発光してますので、壊せばTNTも大砲も効くようになるかと思います」

「よし飛行魔法隊、あの玉を破壊してこい、手段は選ばん」

「はっ!了解しました。」

「お、たどり着いたぞ、上空からは入れるという事か」

「パリンパリンパリンパリン」

「4か所割れました」

「よし、大砲撃てー!」

「着弾しました、城壁崩れています」

「連続射撃せよ!城壁が崩れたら中に突入するぞ」

「壁崩れました!突入場所確保できます!」

「よし突撃ー!先発隊が突入完了するまで待機!なにがあるかわからんぞ」

「先発隊突入完了!何も起こっていません!」

「元帥!意見具申!突入は待ってください、罠です」

「アリエッタ姫どういう事だ、反撃は弱いと思うがもう先発隊が突入し場所は確保できてるぞ?」

「いえこの匂いは・・・火薬!それも大量の・・・避難命令を!」

「後方より敵出現!10万人規模です」

「何!?なるほど・・・そういう事か、中に避難させて爆破するつもりだな」

「先発隊迅速に帰還させよ、反転して10万人を叩く、全軍反転!」

「私が行きます!エンジン車出撃せよ!一気に距離を詰めろ!!」

「先発隊一部を残し帰還完了!」

「なぜ全部隊帰還しない?何をしている?」

「爆薬の解体を行っております。もうしばらくすると解体完了します!」

「ふむ・・・ここに都市があると困るという事か、確かにこの先は狭い山脈の入口だが・・・」

「元帥!ここは都市爆破を行う理由がありますわ!」

「アリエッタ姫どういう事だ?」

「ここを占領されると、この先山脈への物資輸送など効率的に使えてしまいますわ。」

「ふむ、それはそうだ、ここを後方支援場所にすれば周辺地域も抑え込めるな」

「それにここは火薬が生産できる場所です、非常に有効的に使えてしまいますわ。」

「都市を一から作るには時間がかかるが、今もうあるしな、時間的にも非常にいいな」

「ですので、爆薬解体を選んだ士官は優秀ですわ、兵士長に取り立てるべき人材ですわ」

「なるほど、戻ってきたら兵士長に任命しよう」


北部軍は全体の70%を占領し一旦停止した。この先は細長い山脈の道が続く、部隊を派遣するには安全確認が必須で、開けた場所にまた都市があり非常に攻め込みにくい為、この都市で待機することになった。

アリエッタ姫は少数精鋭で都市を落とすべきと主張し、元帥は安全確認が最優先だと引かなかった。


3か月後


「元帥!都市までの罠はすべて解除しました。」

「よくやった。これで進めるな」

「山頂に罠が仕掛けられていることが多く苦労しました。」

「そうか、調査した感じ少数精鋭で攻め込むべきか?」

「そうですね、いつ罠が設置されてもおかしくないので、大規模部隊は良くないですね。」

「ふむ、アリエッタ姫に行かすか」


「元帥!呼び出されてきましたわ」

「もう耳に入ったのか!今話ししたとこだぞ」

「外まで丸聞こえでしたわ」

「それはアリエッタ姫の耳がよすぎるからでは・・・」

「それで何名ぐらいでいけばいいのかしら?」

「アリエッタ姫の親衛隊は100名いるだろ」

「えぇそうですわ」

「100名で行ってもらおうと思うがどうだ?」

「それほど大きな都市でもないですし、親衛隊で十分ですわ」

「そうか、なら頼んでおく」

「はい、承りましたわ」


「アリエッタ姫この細い道では3人が並ぶのでいっぱいです」

「エンジン車は使えないわね」

「はい、馬でも連れてくればよかったでしょうか?」

「乗りこなせるのかしら?」

「私は乗れません!ですが誰かしら・・・いないですね」

「でしょう。今は馬に乗れる方が珍しいのよ」

「しかしこれでは上からの攻撃を防げませんな」

「上からの攻撃は注意するのよ、各自TNT爆薬は持ってきたわね?」

「はい、全員持っております。」

「それなら簡単に分断されたりしないわね」

「ですが、ここで使うと両側の壁も崩れてきたりしないでしょうか?」

「ここは堅そうだから大丈夫よ」

「誰ですかね、こんな所に道を通したのは、昔の人には頭が上がりませんね」

「確かにねー、ここは少数でしか通れないわ、非常に危ないもの」

「見えてきました。標的都市です。やっと道が広くなってきましたよ」

「そうね、何もなくてよかったわ」

「弓です!盾兵前へー!」

「このままではじり貧ね、盾兵と一緒に前までいくわよー」

「ここら辺が限界です、矢強くなってきています。」

「よし工兵!TNT爆薬は持ってきてるわね?」

「はい、山もりもっております!」

「よし、城門にしかけてきなさい」

「わかりましたー!」

「盾兵もう少し頑張りなさい!この盾は簡単には貫通されないわ」

「ドドドドッカン」

「城門崩れました」

「よし、皆突撃ー!!」

「うおおおおおおおおお!!!!!」

「アリエッタ姫危ない!ザクッ」

「盾兵間に合ったか?」

「ギリギリ間に合いましたよ」

「クロスボウ持ちもいるぞー、各々自由射撃、制圧せよ」

「ほぼ制圧できましたっ!」

「小隊事にまとまり城内の探索へ向かえ」

「ちょっとさっきのは危なかったわね、当たっていたらきっと痛かったわ」

「いやいや当たり所悪かったら死んでますって!」

「そうね、もう少し防御も考えましょうか」

「よかった、そういう考えになって」

「無線で連絡!アリエッタ姫部隊都市陥落と」

「わかりましたっ!増援が来るまで1週間ですかね」

「それぐらいはかかるわね、周辺の索敵も行いましょう」

「特に山岳地域の罠の回収ですね」

「わかってるじゃない、そうよ、あの罠が発動したら増援到着まで1週間は長くなってしまうわ」

「多めに部隊を回しておきます」


1か月後

「アリエッタ姫!増援が到着しました。」

「えらく遅かったわね」

「途中で罠が発動しており、除去に時間かかったとの事です」

「後退してたら私達が罠にかかってたって事なのね」

「そうですね、ですが今は登り口に小隊を配置しておりますので、もう罠はありませんし、新たに仕掛けられる事も少なくなるかと」

「そうならいいわね」

「それと第一便の増援は1000名でした。」

「その1000名にはこの先の偵察任務を任せましょう」

「防御に回さなくていいんですか?」

「先に発見すれば殲滅できるわ、それで充分よ」

「そうですね、先制攻撃あるのみですね」


1か月後

「アリエッタ姫!増援がきました。」

「また遅かったわね」

「罠におびえのろのろ進んだ結果だそうです」

「あの狭い通路をどうにかしないといけないのね」

「はい、しかしあれを掘るのは大変では?」

「難しいわね、高さもあるし」

「到着した2000名はどうしますか?」

「今回は2000名なのね、全員崖の上に立たせましょう」

「安全に通行できると知らせる為ですか?」

「そうよ、普通に歩いてくれば1週間で済むのだから余計な時間をかけないようにね」

「わかりました、伝えておきます。」


時は少し遡る

「攻撃開始の命令がでた、急いで輸送するぞ」

「はい、エンジン車はどうしますか?」

「最大何台積めるんだ?」

「4台積めますが兵員がすくなくなってしまいます。」

「ふむ、なら4台積んで高速移動を重視しよう」

「わかりました、現地は高原のようです。」

「すぐ移動しよう、先発隊の準備は終わっているか?」

「はい元帥、準備は完璧に整っております。」

「よし、なら出発だ。」


この後中央軍は先発隊を高原に降ろしピストン輸送の形でまた戻っていった。

ここの高原は近くに水源もあり、拠点化に大変良かったのでここを拠点化し近隣の都市を避け村を占領していった。

都市には諜報員に翻訳を頼み降伏勧告を送り、20余りある都市に降伏勧告を送った。


半年後

兵員輸送も順調で50万人は輸送できエンジン車は余るほど輸送されてきている。

村には小隊を送り外部との連絡手段は断っている。

都市は孤立し物資不足もひどそうだ。

もうすでに17の都市が降伏勧告を受け入れ中隊規模の部隊が駐留している。

残り3つももうすぐ降伏するだろうと見られている。

20か所目の都市の近くの草原に仮設空港を設置し、補給拠点の設置も進んでいる


大きな川を渡ったら別の国になる、諜報員によるとここから先は危険地帯とされていた。

エンジン車を通すために橋もかけないといけない、ここに仮設空港とはいえ、補給拠点を設けたのは正解といえるだろう。


3か月後

残っていた3都市も降伏した、降伏が遅かった為大隊の駐留になり、取り締まりも厳しくなる。

大きな川を渡る橋も完成した。

偵察部隊によると近くに敵兵はいないようだ。

先発隊で川を渡る、特に何も起きない。危険地帯とはなんだったのだろうか?地図に記載されている村に先遣隊を派遣し、また都市を孤立させる作戦で進める予定だ。

同じ作戦が成功すればいいが、どうなるだろうか?この国の人口は多いと聞いているが果たしてどの程度だろうか?不安が残るが先遣隊は出発した、もう賽は投げられた。

初期は進軍は成功した、村の占領も順調に進んでいったが突然それは起こった。

各地で先遣隊が攻撃される事案が勃発した。

エンジン車を攻撃し、動けなくしてから火縄銃や単発銃で武装していたようで多数の被害がでた。

その対策として中隊以上での移動になり、効率は低下したが散発的に攻撃は行われるようになった。

村の中では攻撃されないのだが移動中や哨戒任務中に襲われ亡くなる事案が散発した。

警備のレベルもあがり常に二人以上での任務となり、襲われる事案は減ったが二人ともやられてしまう事も発生した。

都市からはまとまった戦闘部隊は出ておらず都市を監視する監視チームもおり、都市を囲むように大隊が警備している。その大隊も都市以外から攻撃を受け多数の被害者が出ている。

警備は厳重にしているがまだ相手がどんな組織なのか、捕らえられていない為わからないのだ。


半年後

相手の正体がわかった。現在進行中の国とは別の国、大国だがこの国の隣の国の戦闘員だった。

相手の正体がわからなかったのには戦場に誰も残さないというその国のルールが大きくあった。

1人を倒しても仲間が負ぶっていく為捕らえて尋問する、という事ができなかった。

だが中隊を攻撃中の敵兵を発見した大隊が大きく相手を半包囲する形で戦闘を開始、敵兵はどんどんやられていき身動きとれなくなった所を捕縛した。

捕縛した相手は何もしゃべらなかった為、情報を聞き出すのは苦労したそうだ。

この謎攻撃者は国の者じゃないとわかった為降伏をまたず大砲を設置し砲撃しはじめるとどんどん降伏していった。この国の者は隣国の攻撃をわかっていたようで耐えていたようだったが降伏後都市に入ると、悲惨な状況を目撃した。

食料配布を優先し、都市管理者は捕縛し見せしめとした。

それ以降すぐに降伏させる為に大砲での砲撃を包囲と同時に行い降伏勧告を行い続け比較的早く各都市降伏していった。

時間がかかった都市の管理者は捕縛し見せしめとしていった効果があったのか、数か所包囲を行った後は包囲前に降伏するという事態も起こった。

王都を包囲すると大砲設置前に降伏条件を聞きに来たので今すぐ降伏すれば今までの生活ができると説明し使者を返したが1日後その使者がやってきてあっけなく降伏した。

奴隷印を刻印した後に村や都市を警備していた部隊をすべて引き上げ次の国を攻める準備をした。

次の国には銃器はある為被害がでる事が事前に予測された。

大砲も火薬車もあるかもしれない、火薬が生産できるとなれば機関銃まであるかもしれない為、十分注意して進むように各部隊に指示し村の攻略から取り掛かった。

中隊毎に道路を分かれ進んでいくと分かれた中隊の方から音と煙が流れてくる。

「元帥!どうやら分かれた中隊が襲われてるようですが救援に向かいますか?」

「うむ、そうだな、大隊を送ってやれ」

「了解です!」

「しかしこれでは陛下に物理結界のアクセサリーも頼まないと被害が大きくなるな」

「中継無線基地がまだ設営終わっておりません。」

「そうか、どこかいい場所はありそうか?」

「この辺り山がありませんので平地に設置になりそうです。」

「そうか、平地のほうが敵にも狙われるし部隊をつけないとな」

「どうだ?途中襲われていた中隊は無事だったのか?」

「機関銃で応戦していたようで、森から出てきた敵兵と交戦していたようです。」

「ふむ、武装は何だったか確認したか?」

「はい、連装式銃とピストルといっていいでしょうか?まあ単発銃ですよ」

「そうか、連装式がまだ普及してないんだな。」

「それがまだ救いですよねー、機関銃とか相手するとなると大変ですからな」

「そうだな、機械工学が進まないと機関銃は作れん、弾薬がまず作れないだろう」

「そうですね、帝国本国は凄い発展してるんでしょうね。私とかもう何年も帝都本国に戻れてませんよ

「わしは偶に戻っておるが道がすごいぞ、同じ場所を通ってるはずなのにいつも景色が違うんだよな」

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