朝食準備中
二十三話目
誤字・脱字があったら申し訳ありません
一週間に一話でがんばっていきます
新崎はもう少しで多分起きるので
朝食を作ることにした。
まぁ起きてなかったら
朝食を作った後に使用済みフライパンを
もってたたき起こしにいくのだが。
と、まぁそういうことなので着いたのは厨房。
机の上を見るとカットされた野菜やらパンなどがあるが生卵やらもあるので
ちゃんと調理しなきゃいけない。
多分生卵を城戸さんに出したら怒られるし…
早速フライパンやらお皿やらを取り出して
準備をしていると…
「あ、灯ぃ…おはよう…」
急に後ろから声をかけられた、
振り返ってみると息切れしている新崎が。
「おはよう…なんだが…どしたのお前…」
「いや…急に腹が重くなって目覚ましたんだけど…夏が…」
あー襲われたんだ、良かったね。
「ていうかそれだけなら息切れしないだろ」
新崎の息切れは前に俺が保健室から
逃げていったときのやつと同じ、
つまり全力疾走。
「いや…夏を離そうとしたらあの執事さんが来て邪魔されそうになって……それで部屋から…はぁ…逃げてきたんだ……」
執事さんが全力過ぎるなそれ。
「見つけましたわよぉ!陽斗!」
厨房前の廊下をズサーっと来た城戸さん、
スッゴい疲れているのに追いかけている辺り
さすがの執念。
「もう許してくれぇ…なんか他のことで頼む…」
新崎には逃げるほどの体力はもうないらしい。
「ふっふっふっ…分かりましたわ…」
そう言いながら歩いて新崎のところに行くが
疲れているのですごいゆっくり。
「…?」
新崎の目の前に立つ、だけどもなにもしない。
「…何をすればいいんだ?」
「ふふ…さぁ!陽斗抱きしめてください!」
そう言って城戸さんは腕を広げる。
あの…厨房でそういうことをしようと
しないでください。
「そんなことでいいのか?」
そんなことってなんやねん…
どうやら新崎は女子と触れるのは
そんなことらしい。
「ええ、そんなことでいいんですわよ?」
城戸さんからOKを貰うと新崎は城戸さんを優しく抱きしめる。
…押さえるんだ俺… 押さえろ…
「えへへぇ…」
新崎に抱きしめられている城戸さんから
喜びの声が漏れた。
危なかった…
もしこれが冬花ちゃんだったら俺は…
ここには人をころ…
気絶させるものがたくさんあるからね。
幼女に手を出したら犯罪。
「あ、ついでに頭も撫でてくれませんか?」
新崎は言われるがままに頭を撫ではじめる。
これを最初に見たときは
お前らなにやっとんねん…
みたいな感じだったけど、
今となってはまたかーって感じ。
これが成長ってやつか…
…そんなことより新崎に一つ
聞いておきたいことがある。
「…なぁ陽斗」
俺が新崎に声をかけると、
城戸さんの頭を撫でながらこっちを見る。
「んー?どうした?」
こいつ城戸さんに集中し過ぎてるのか
知らんが多分周り見えてないな。
「ろ・う・か」
新崎が廊下を見ると新崎の顔が
どんどん青ざめていく。
「ねぇ…陽斗ぉ…なにしてるのかなぁ?」
「………………」
新崎の目線の先には
とってもいい笑顔の笠木さんと、
無言ながら怒りを露にしている冬花ちゃんが。
良かったね、新崎。




