↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
出来れば、ここにいたいです。  作者: 愬月茉乃
第三章 二年生
PR
51/57

精霊召喚の儀

 昨年と同様、精霊召喚の儀が行われるのだが、今回は私も参加することになった。いや、なってしまったと言う方が正しい。周りの皆に流されていつのまにか参加者リストに名前が入っていたのだ。

 

 他の人が次々と精霊の召喚に成功していた。最近仲良くなったテオくんも成功していた。

 もう私の番だ……。うん、出てくる可能性もある。

 

 精霊をよびだす方法は至ってシンプル。魔方陣のど真ん中に自分の名前を書いて、その前に立つだけ。ただ、魔方陣を書くのが大変なので一年に一度となっている。

 

 私も自分の名前を魔方陣に書いた。嬉しいことに十秒ほどで、魔方陣から手のひらほどの大きさのひよこが出てきた。とてもふわふわしていてさわり心地が良さそう。

 

「あら貴女、面白そうね! 私と契約しない?」

 

 面白いってどこが……。

 

「したいです」

  

「私は光の女神、ルージュ・ベル・メール・ザ・ラン・コルコイ・テテン・ルクスよ。ルージュって呼んでね!」

 

 このひよこ、ことルージュは名前が長い。ハシビロコウはたったの二文字なのに。

 ルージュは、ええと……といいながら魔方陣をちらりと見た。

 

「貴女はルファリエラって言うのね。いい名前だわ! これからよろしくね」

 

「はい、よろしくお願いします!」

 

 契約は家に帰ってからすることになった。

 

 私の次はステア殿下の番だ。殿下はゲームと同じ、青みがかったホワイトタイガーが出てきた。

 

 

 ◇◇◇

 

 アロのときと同様、一ヶ月間お試しの契約があるのかと思いきや、ルージュにめんどくさいから早く契約したいと言われた。

 

「労働時間は、契約書に書いてある通り、朝の9時から夕方の5時までよ」

 

「さ、契約書にサインをお願い!」

 

 契約書に一通り目を通したところで、サインをした。

 

「契約は成立ね!」


 その言葉と共に、私とルージュの間に眩い光が生じ、消えると透明な結晶が浮かんでいた。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。