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出来れば、ここにいたいです。  作者: 愬月茉乃
第二章 一年生
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学園祭

久し振りの更新ですね。

ブクマありがとうございます。


本来劇では台詞を喋ってますが、こちらはその内容だけでお送りしています。ご了承下さい……。

 ついに学園祭当日になってしまった。

 

 学園祭の来場者は不審者の侵入を防ぐため、生徒から招待状を送られた人のみとなっている。規模は小さいが、日本の高校の学園祭をおしとやかにした感じだ。

 生徒のほとんどが貴族なので、仕事ばかりの親達を無理矢理休ませる目的にもなっている。

 

「本番で盛大に噛んだらどうしよう……」

 

 あと少しで本番というころ、舞台裏で待機していた私はつい弱音を吐いてしまう。

 

「練習では完璧だったから、大丈夫よ! それに、たとえ噛んでもルファリエラなら何とかなるわ。頑張って!」

 

 デイジー、何とかって……。何とかするしか無いんだろうけど……。

 

「うん、頑張ってくる」

 

 幕が上がり、私は舞台へ向かった。

 

 ◇◇◇

 

 星屑国の前身である星雲国。その国の王女、ファンディラーネはそれはそれは美しい女性でした。珍しい光属性の魔法を操り、戦場では沢山の負傷者を治癒して回りました。そして、やがて聖女と呼ばれるようになりました。

 

 ある時、魔王は国王を殺害し、魔界から魔族を呼び出して、星雲国を破壊していきました。

 長年戦い続けていた敵国の雲海国、そこの王子であるアレッサンドロは、自国も魔王によって壊されてしまうことを危惧し、休戦協定を結び、戦をしていた自国の兵を援軍として魔王討伐に行かせます。そして自らも聖女と共に最前線で戦いました。

 

 二人で魔王を倒そうと試みますが、あと少しと言うところでアレッサンドロは魔力が切れて倒れてしまいます。

 しかし、回復を待っている時間はありませんでした。

 ファンディラーネにも魔力の限界が近づいていた為、とどめをさす程の魔力が無かった彼女は封印する選択を取ります。

 最後の力を振り絞って呪文を唱え、魔王は光の力によって石板に封印されました。


 魔王が封印されたことにより、ダークエルフやその他の魔族達は降参し、魔界へと帰っていきました。

 

 ファンディラーネとアレッサンドロは、ボロボロになった建物を率先的に修復しました。

 

 ファンディラーネは女王として国を治め、アレッサンドロも王位を継ぎました。

 やがて二人は結婚し、二国を統合しました。

 

 しかし数年後、夫婦喧嘩を発端にして国は半分に割れ、最終的に現在の魔封の森を境にして、ファンディラーネは北を、星屑国と名を変えて治め、アレッサンドロは南を、元の雲海国に戻して治めました。

  

 ー完ー

 

 ◇◇◇

 

 舞台の幕は閉じられ、拍手が鳴り響く。

 

 緊張したけどなんとか演じきれた!


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