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出来れば、ここにいたいです。  作者: 愬月茉乃
第二章 一年生
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学園祭準備

 この魔法学園にも学園祭と言うイベントがある。

 

「もうそろそろ、学園祭の準備を始めないといけないので、このクラスで何をしたいか、案を出して下さい」


 いくつかの選択肢が出揃ったところで、多数決で決める。

 

「一番多かったのは……演劇ね。みんなこれでいい?」

 

 特に反対意見もなく演劇に決まった。

 

「演目は何にしますか?」

 

「建国の聖女はどうでしょうか」

 

 建国の聖女はこの前旅行で見た演目だ。

 ふとそのときのことを思い出していると、私の名前が聞こえてきて耳を疑った。

 

「主役はルファリエラさんがいいと思います!」

 

「え、私ですか?」

 

 この物語の主役と言うと聖女だ。

 話したことない子だったけれど何故か私が推薦されてしまった。そしてその理由は、私が光属性だから。


 

◇◇◇

 

 数日後に台本を渡されて、私は台詞を覚えなければならなくなった。

 

「台詞覚えられない……」

 

「ねぇアロ、魔王役やってくれない?」

 

「いいよ」

 

「ありがとう。では第四幕から」

 

 ◇

 

 魔王の討伐を請け負った騎士、アレッサンドロが魔王を追い詰め、あと少しのところで倒れる。

 

「キースよ。そなたは我が王を裏切り、国に背いた。私は聖女としてお前を封印する」

 

 杖を倒れるキース……魔王の脳天にかざし、今は使われなくなった"呪文"を唱える。

 

『永遠に時は流れ、生死の無い、矛盾の世界。過ごせ、囚われよ!』

 

「う、うぐぁーーー!」

 

 ◇

 

 前にデイジーが良かったと言っていた絵はここの場面を元にしていたと思う。

 

 あと一ヶ月で本番となるが、とても心配だ……。


すみません、明日以降更新を不定期にします……。

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