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出来れば、ここにいたいです。  作者: 愬月茉乃
第二章 一年生
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隣国⑦

昨日、隣国⑥に追加した話に文字数を増やして投稿したものになります。

 私は、少し離れたところで待っていてくれた皆の方へ向かった。

 

「ルファリエラ様! お話は終わりましたか?」

 

「終わったわ。皆さん待たせてしまってごめんなさい」

 

「それじゃあ、行きましょうか」

 

 私達は箒に乗って屋敷へと向かう。私とエミリーは皆の後の方で喋りながら飛んでいた。

 

「そう言えば先程の方とはお知り合いですか? 舞台に出ていた方ですよね?」

 

 知り合いと言うべきか分からないが、知らない人と言うわけでもない。

 

「初めて会った人なんだけど、お兄様のお友達だったみたいで、私を見つけて声を掛けてくださったの」

 

「そうだったんですね」

 

「でもあまり男性の方とは殿下の前でお話されない方がいいかと」

 

 エミリーは声のトーンを落としてそう言った。しかし、理由が分からない。

 

「どうして?」

 

「殿下が自分と喋っているときよりも楽しそうにしているからと妬いているみたいでした」

 

 ステア殿下がやきもちを……いや、ないない。

 

「聞き間違えじゃないの?」

 

「そうかしら? 私には妬きもちを妬いてしょんぼりしている駄目王太子にしか見えなかったわ」

 

 前方を飛んでいたデイジーは速度を落として私達の方へやって来たと思うと、会話に入ってきた。

 

「いやいや、二人とも気のせいですよ……」

 

「あ、そう言えば明日帰るのよね」

 

 話題を無理矢理だが変える。


「もう少し滞在できたらよかったんですけどね」

 

「明後日から学校が始まってしまうからしょうがないわ。でも、足りないくらいが丁度いいのよ。また来ればいいじゃない」

 

「じゃあ今度は夏に来たいわね。海水浴出来るから!」

 

「そのときもまた皆で行きたいです」

 

「えぇ、もちろん!」

 


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