↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
出来れば、ここにいたいです。  作者: 愬月茉乃
第二章 一年生
PR
40/57

隣国⑤

更新が遅くなりました、すみません……。

 昨日と同じ様に、三人で私の部屋に集まってお喋りをしている。

 

「そう言えば二人は、美術館のどの作品が良かった?」

 

「二階に展示されていた青い壺が良かったですね。異国の作品と聞きましたが、何と無く懐かしく感じました。あと、ペンネッロの連作、微笑みの聖女の『慈悲』が良かったです。ルファリエラ様を彷彿とさせるあの佇まいがなんとも言えません!」


 私を彷彿とさせるってどんな絵だろう……。

 

「連作は沢山あったけれど、慈悲ってどういう場面の絵だったかしら」

 

「聖女様が魔王を封印する場面です」

 

「あぁ、それね。確かにルファリエラに似てなくもないわね」

 

 私が聖女様に似ている……いや、魔王の方かもしれない。全然どんな絵か分からない……。見れば良かった……。

 

「ルファリエラ様はどんな作品が良かったですか?」

 

 良かったかと言われると、一番印象に残っている絵だろうか。

 

「ディメルの、題名は確か……『出会い』だったかしら? 特にあれが良かったかな」

 

「ディメルって画家、聞いたこと無いですね」

 

「私も無いわ。どんな絵なの?」

 

「少年と少女が向かい合って描かれていて、色が濃いわけではないのに目を惹かれる絵だったわ」

 

「ルファリエラ様の目を惹く作品、見たかったですね」

 

「そう言えば、デイジーさんはどの作品が良かったのですか?」

 

「絵もいいのだけれど、やっぱりガラス細工かしら。どれか一つに絞れないほど全部良かったのよね」

 

「ガラス細工は私も見たわ!」

 

「デイジーさんはガラス細工が好きなんですね。あ、そう言えば! 美術館でコットン侯爵令嬢に会ったんですよ!」

 

 コットン侯爵令嬢と言うと、ルイーズ・コットンのことだろう。エミリーをいじめていた二年生の先輩。

 

「彼女も旅行に来ていたのね。何か喋ったりしたの?」

 

「いえ、美術館だからか会話は無かったです。目が合ってしまったので軽く挨拶だけは交わしました。あと、相変わらず取り巻きのお二人も一緒でした」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。