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出来れば、ここにいたいです。  作者: 愬月茉乃
第二章 一年生
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宿泊先

昨日は更新できなくてすみません……。

 旅行先は星屑国の南にある隣国の王都にしようと言う話になった。海に面していて、比較的冬でも温かい。そこには私の兄、ローガンが留学していた魔法学園もある。

 泊まるところを決めているとき、兄ならいい宿を知っているかもしれないと思い試しに聞くことにした。


「お兄様、聞きたいことがあるのだけれど、入ってもいいかしら?」

 

 ドアノブが回されお兄様がドアを開けた。

 

「どうぞ入って」

 

 ソファに向かい合って座る。そう言えばお兄様の部屋にはあまり入ったことはなかったが殺風景だな。

 

「それで聞きたいことって何?」

 

「隣国の王都に旅行に行きたいのだけれど、お兄様は何処かいい宿泊先をご存知ですか?」

 

 お兄様は少し考え込む。いくつか知っているのかもしれない。

 

「それなら隣国には親友がいるからその人の屋敷に泊めて貰う?」

 

 お兄様には親友がいたの……。知らなかった。

 

「結構人数が多いけど迷惑ではないかしら?」

 

「第二王女様の別邸は広いぞ」

 

 確かに広いかもしれないが、それよりも親友が女性だったことに驚いた。

 

「第二王女様!? そんな方がお兄様の親友?」

 

「本当だよ」

 

 お兄様はソファから立ち上がり、机の引き出しから箱を取り出した。

 

「これはあっちの王族が使う紋章。名前もちゃんと王女様から。今日届いた手紙だけどそう言えばまだよんでなかったな」

 

 その場で封筒の封を開けて、中の手紙もお兄様は見せてくれたが、どうやら本当に仲がいいらしい。

 

「どうする? 聞いてみようか」

 

「お願いします」


 ◇◇◇

 

 返事はすぐ届き、快諾してもらった。今回の旅行発案者のデイジーに結果を伝える。

 

「そう言えばデイジー。この前言っていたお兄様の知り合いの方からお屋敷に泊めてもいいって返事が来たの」

 

「泊まる先が決まって良かったわ! どんな方なの?」

 

 出来るだけ身分を気にせずに接したいらしく、私以外には王女であることを教えないで欲しいと言われた。

 「私がよく使っている偽名を教えておいてね!」と書かれていたので、その名前とお兄様から聞いたことを話しておいた。

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