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出来れば、ここにいたいです。  作者: 愬月茉乃
第二章 一年生
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テスト

 二日間のテスト期間。実験など実技の方は既に授業中にテストを行っている。

 

 勉強会をしたお陰か、全教科空欄はないけれど、全部合っていると言う自信はない。でも、平均より少し上くらいはいったと思う。

 こう言うとき、前世の記憶が使える教科だったら楽なのにと思ってしまう。

 

◇◇◇


 テスト期間が終わり、数日後。


「ルファリエラおはよう!」


 朝、教室へと階段を歩いていた時に後ろからデイジーがやって来た。


「おはよう」


「そう言えば、テストの順位が出てるようだけど見たかしら?」


「まだ見てないよ」


「職員室前に貼り出されているから、一緒に見に行きましょう! きっとルファリエラが一位ね」


「そんな訳。確かに頑張って勉強したけど……。でも、ステア殿下がいるから無理だよ」


「確かに、あの完璧王子なら全教科満点の可能性はあるから、そうなると流石にルファリエラは勝てないわね」


 それで貼り出された紙を見に行くと、一番上には私の名前があった。私の下にはステア殿下、その下がエミリー。

 やったー!と喜びたいけれども、これではまた目立ってしまった。平均点より少し上くらいだと思ってたのに。


「やっぱり一位! 凄いわね!」


「流石だなルファリエラ」


 横からステア殿下がやって来た。

 

 

「……殿下、わざと手を抜きましたよね?」

 

「さぁ、なんのことか分からないが」

 

 とぼけた顔も良いけれど、私を盾に自分への視線を分散するのはやめて欲しい。

 

「ルファリエラ様!」

 

 エミリーもやって来て会話に混ざる。

 

「そう言えば、もう少ししたら休暇がありますよね?」

「二週間位だったわ」

「勉強会のメンバーでどこか出掛けに行きません?」

「いいわね。何処にしましょうか」

「私、一度隣国に行ってみたいんですよ」

 

 私とステア殿下が会話に入る隙もなく、エミリーとデイジーが話を進め、気付いたときには隣国旅行計画が立っていた。エミリーが婚約者も連れていくと言っていたのでどんな人なのか気になる。そう言えば名前を聞いていなかった……。

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