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出来れば、ここにいたいです。  作者: 愬月茉乃
第二章 一年生
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授業①

 昨日は入学式だったが、もう今日から授業だ。そして最初に屋外。


「はじめまして。無属性魔法を担当します、アレッタです」


 琥珀色の目に薄い水色の髪を高いところで二つ結びにしている。

 確か、アレッタ先生はゲームにいたと思う。


「今期は箒を使った飛行を学んでいきましょう。今日は初めてなので学校の物をお貸ししますが、来月位までには自分に合った箒を選んで買って下さいね」



「箒での飛行術は交通手段として使われています。特に、森を通る道などでは、魔物との遭遇を極力避けたいので、空を通って行く方も多いです」


 でもなんで箒じゃないと駄目なんだろう。こんど聞いてみようかな。


「では、実際にやってみましょう。皆さんの魔力を柄の部分に流してあげることで、自然と浮かび上がります。先ずは乗らずに、箒だけを浮かばせてみてください。……こんな風に、だんだん上がっていきます」


 手本として、アレッタ先生は簡単にやって見せる。しかし、そんなにすぐ浮くような代物ではない。


「ふぬうぅ…!」


 全然、浮かばない。私には合ってなかったのかな。


「ルファリエラにしては珍しいな」


 ……ステア殿下でも、ちょっとムカつく。純粋に珍しいと思ってるだけだろうけどさ。


「多分みんなできたと思うので、次は、箒に乗って浮かんでみてください。このとき重要なのが、柄に魔力を流すことに集中しすぎないこと。空に引っ張られているイメージを持つと軽くふわって飛べます」


 私はまだ前段階なのだが……。

 先生は説明を終えると、横に持った箒に腰かけて十メートルほど上に浮かび上がった。


「ここら辺まで、上がってみてね」


 みんな少しずつ上がっている。


「……どうしよう。上がらない。……もしかして体重?」


 最近少しふとっ……んんっ、なんでもない。


「いい方法思い付いた」


 すると、ステア殿下に手を引っ張られ、同じ箒に乗せられる。


「ふ、二人乗り?これって、駄目じゃ……」


 浮いている。つまり、体重は関係ないようだ。

 それと、近いです。いや、二人乗りはそう言うものだろうけどさ。


「多分大丈夫、落とさないから安心して」


 いや、そっちの心配じゃなくて。


「あら、やっぱり仲良いのね、お二人さん。二人とも凄いわね、二人乗りは以外と難しいから」


 そこですか。あと、やっぱりって何だろ。

 でも、ステア殿下に乗せてもらったお陰で感覚を掴み、一人でも乗れるようになった。結果としては良かったのかもしれない。

最近ツイッター始めました。これの更新を主に呟いてます。(はい、どうでもいいですよね。すみません。)

残りの改稿もその内……。

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