第73話 総力戦4 動き出す強者たち
圧倒的な神気は次元空間に収まることはなく、王医学校の敷地にも届いていた。
校長室で翠帝、橘仁とアーガル・リーラがいた。そしてその部屋に蓮乃の神気は届いていた。
仁「懐かしい波動だ。小隊長時代の蓮乃の神気か」
リーラ「蓮乃がこれだけの神気量を出すなんて…」
仁「そのレベルの戦場ということだ。お前も気を引き締めろよ」
リーラ「は!!」
校門付近、嵐紗と碧は未だ司教たちと戦っていた。その戦場に蓮乃の神気が流れ、司教も、嵐紗と碧も動きを止める。
嵐紗「へえ。やっぱりすごいね、蓮乃。昔を思い出したよ」
碧「『元世の剣聖』の二つ名で呼ばれた彼女の神気をこの身で感じられるとは。司教の強さも伺えるというものだね。ねえ?」
司教「知らね…えな…」
碧「まああなたが私を彼女ほど追い詰めれるとは思わない方がいいね」
碧が得物で司教を吹き飛ばす。
碧「これ以上司教が来るというのなら私らも本気を出そうかな?」
嵐紗「もうやっちゃうか」
嵐紗・碧「せーの!!!」
嵐紗と碧が司教たちに突撃する__
蓮乃の神気は無論真たちが休憩している教室にも届いていた。
真「なんだ…この神気量!?」
烈道「只者じゃねえぞ?こんだけ出せるやつは…」
俺たちが驚いていると、俺たちの神話能力であるスサノオや朱雀、酒吞童子も当然気づいていた。
朱雀「この神気…蓮乃じゃのう」
真「蓮乃さんがこれだけの神気を出してるのか?すごいな…」
朱雀「翠花が言っておったじゃろ。蓮乃はヒーディキュアの歴代の小隊長で最強と。じゃが呪いが掛かった状態でこれだけの神気は体に毒なはずじゃ。早々持たんぞ。これは」
真「呪い…蓮乃さんは無茶しないって信じてますよ…」
スサノオ「呪いか。俺の力でなんとかできるかもしれんな。まあその…蓮乃?は今戦闘をしているはずだ。変に接触するのはやめておこう」
酒吞童子「それが賢明だな。それに相手してる悪魔の野郎と神気量に差がある。それもかなりの量だ。悪魔野郎が生き残れる可能性は低いだろうな」
真「あの人の神気技術はすごいんだ。絶対に大丈夫…」
俺はただ蓮乃さんの無事を祈ることしかできない。そう祈っていると…
「ドン!!」
窓が揺れるほどの神気量…
朱雀「グラウンドの方からか…。おお、やっておるのお」
烈道「今度は誰が…ってあの緑髪の人は…」
結夢「入学式で挨拶をしてた…」
真「翠花姉のお兄さんの…源颯治さんだ…。源一族の当主をやってるって…」
スサノオ「源一族…興味深いな」
真「なんで?」
スサノオ「我が教えた流派である覇王流を教えた一族だ。その末裔が我が流派を使いこなしているのだ。これほど面白いものはない」
真「え…」
スサノオが…覇王流を考え…そしてそれを源一族の人に教えたってこと…か?
スサノオ「真よ。驚くことはない。君は我を能力として持っているのだ。覇王流は我が教えた本来の流派を当時の人間たちに合わせて階級を下げている。それが後世に伝承されているようだ。だが我を能力として保持する君は本来の流派…『天帝覇王流』を使える。鍛錬は必要であるが、使いこなすことが出来れば源一族の誰もを超える剣技を扱えると約束しよう」
真「本当か!!」
スサノオ「ああ」
覇王流以上の剣技を…剣神から学ぶことが出来る…!!これほどうれしいことはない。
スサノオ「だが今の君は緑髪の少女に覇王流を教えてもらっている最中だったな。その少女から許しを得た後に我は教えることにする。覇王流の基礎ができていなければ使いこなせないからな」
真「あ…はい」
スサノオ「この総力戦が終わった後に教えてもらえ。君は神気は我を解放したことで増えているのだからな」
真「それなんだけどさスサノオ。どれくらいまで増えたの?」
烈道「俺も気になるんだよ。俺も酒吞童子を解放しただろ?どんくらいいってんだ?
スサノオ「烈道は覚醒によって3兆まで増えている。おそらく遺伝も関係する。そして我ら神話能力の解放は神気の量が劇的に増える。真に至っては元々朱雀がいた。そこに我もいる。神気は25兆までいっている。ここまでの急激な成長には目を見張るものがあるな。はは」
25兆…俺の神気量が…25兆…!!
朱雀「その齢で大したものじゃ。やはりお前を選んでよかった」
スサノオ「まったくだ。それに我を能力として解放させた人間など真が初めてだ。朱雀の影響が大きいだろうがな。君が何を目指しているのかを我は知らない。それほど頑張るんだ。大層大きな夢を掲げているんだろう?」
真「あたり前だ!俺は…この世界で皇帝になるんだ!それが俺の夢だ!」
俺がそう言った瞬間スサノオと朱雀が見合わせ、そして…膝をつく。
真「え?な…なに?」
朱雀「能力である我がお主を最大限にサポートしよう」
スサノオ「君の夢の実現できるよう最大限応えよう」
朱雀・スサノオ「赫星真に忠誠を誓おう」
神々から…俺への忠誠…なら俺はその期待に応えなくちゃな。
真「ああ。これからよろしくな!朱雀!スサノオ!まずはこの総力戦…生きて帰るぞ!」
朱雀「うむ!」
スサノオ「承知」
絶対に生き延びる。俺の…夢の実現のために!
蓮乃が作り出した次元界で蓮乃が神気を解放する。
蓮乃「…」
ビズ「ち…だが諦める俺じゃねえんだ…」
蓮乃「そう」
ビズが腕を天に掲げる。
ビズ「できることをやるしかねえな。ふう…『オリオン』」
ビズがそう言ったその瞬間…
蓮乃「なにを…え!?」
ビズ「この量を避けれるかよ!!」
蓮乃の上空を埋め尽くすのは…流星群…!
蓮乃がその場から脱するべく移動する。だが…
蓮乃{速すぎる…神気を使ってスピードを出しているのに…追い付かれかねない…}
ビズ「あいつを追い詰めろ、『カシオペア』、『ミナクロス』」
ビズが投げたのは手裏剣の形をした星のようなもの、そして…輝く大きな光が蓮乃の周辺を覆う。
蓮乃「逃げ場がない…」
その瞬間…大きな光が蓮乃の視界を照らす。蓮乃はその光を直視してしまう…。
蓮乃「…何も見えない…」
ビズ「視界も死んだな!何も見えてねえだろ!!」
蓮乃「これだけの質量がある攻撃では…どれに集中すればいいのかわからないからね…けれどこれは…失敗したわね…」
ビズ「お前はまだ追われてるぜ!?俺の星たちにな!!」
蓮乃「視界がなくてもわかる。あなたの神気が私にそれを教えてくれる…」
ビズ「だが見てるだけの俺じゃねえんだよなあ!?」
ビズが蓮乃の正面に現れる…。
蓮乃「あなた輝いてるのね…まるで北極星だわ…」
ビズ「この状態ならお前は視界を使えねえ!」
ビズが蓮乃に向かって拳を近づける…。だが蓮乃は…
「ガシ!!」
ビズ「んな!?」
蓮乃「舐めるなと言ってるでしょう…?私が…どんな戦場を潜り抜けてきたか!!」
ビズの拳を蓮乃が受け止め…それどころかビズの拳を握りつぶした…!
ビズ「ぐ!!お前…なんでわかる!?」
蓮乃「さあね。でも見える。あなたに殺された数多くの人々の恨みが」
ビズ「な…んなもん!!知らねえよ!!」
ビズが流星群や手裏剣形の星を蓮乃に急接近させる…。
ビズ「お前は星に潰されてろ!!」
蓮乃「…あんまりやりたくはないけど…死ぬのも論外、ふう…」
蓮乃が刀に神気を多く纏わせ、その刀を天に掲げる。
その刀はなんと…十字架のような形をしている。そして蓮乃が十字架の形をした刀で横に一閃、縦に一閃する。
蓮乃「罪を贖いなさい。あなたは人を殺しすぎたのよ」
蓮乃の周りには…紫色のサークル、そして赤色に輝く十字架があった。
ビズ「おせえよ!お前はもう何もできねえんだよ!!」
流星群が蓮乃に一気に接近する…!十字架の刀を構える蓮乃は目を閉じる。
蓮乃「『元罪闇炎剣』…」
ビズ「させるかよ!!」
流星群が蓮乃の周辺1mにまで接近するが…流星群が蓮乃に当たることは…もうなかった。
蓮乃「『グランドクロス』」
十字架の形をした紫色の光が一気に解き放たれ…光が次元を通る。だがその光は次元によって消えることはなく、次元界全域に行き渡った。それは蓮乃の周辺の流星群すべてを粉々に砕き…そして…ビズに向かって光が接近する…。
ビズ{まじか…俺…遺言も残せずに死ぬのか…}
ビズをも巻き込み、全域に渡った光が瞬間、次元界は壊れた。
次元界が壊れ、元々いた屋上で蓮乃が立ち、そしてビズは体のど真ん中に穴を開けて倒れている。周辺には蓮乃が起こした火が未だに燃え盛る。
蓮乃が倒れているビズに歩み寄る。
蓮乃「これだけの威力は私も初めてだわ。あなたは一体、どれだけの人を殺してきたの?」
ビズが掠れるような小さな声を出す…。
ビズ「知らね…えな…もう俺の手は…真っ赤っか…だぜ…」
蓮乃「そう。けれど私にとってそれはどうでもいいこと。あなたはたくさんの恨みを抱えながら堕ちなさい」
ビズ「へ…そうかよ…」
蓮乃「あなたはあなたが殺した人たちを恨むように…あなたも私を恨むといいわ」
ビズ「恨まねえよ…あんだけやって…全部を…ぶっ壊す…それを想定できなかった…俺の負け…だ…」
蓮乃「そう」
ビズ「なあ…一個だけ…いいか…?」
蓮乃「いいわよ。なにかしら?」
ビズ「俺には…娘がいる…けどそいつは…悪魔の力を持っちまった…道を踏み外さないように…説得してくれねえか…?」
ビズのその言葉に蓮乃は首を横に振る…。
蓮乃「それは父親であるあなたの役目。私がどうこう言ったところで変わらないわ。あなたが頑張って伝えたのならきっと娘さんに届いているわ」
ビズ「だと…嬉しい…な…」
蓮乃「あなたもその傷は苦しいでしょう。最後の慈悲よ」
そう言い蓮乃は振り向き、刀を納刀しようと鞘に刀を入れる。その瞬間…
「ボオ!!」
ビズの体に火が付く。それはビズの体を燃やす…。
ビズ{熱くねえ…。ありがと…な…}
ビズが意識を手放す。蓮乃が刀を鞘に完全に納めると同時…ビズの体の炎が一気に勢いを増す。やがて炎が消えた時…ビズの姿はもうなかった。
蓮乃「あなたは多くの命を奪った。どんな正義であっても人を殺したことに変わりはない。さようなら、ビズ・アルバーリ。また地獄で会いましょう」
ヒーディキュア王医学校高等部校舎屋上、源蓮乃対ビズ・アルバーリの戦闘は蓮乃が放った炎が消えたことで終止符を打った。
「強い神気が消えた…そうか、ビズ。お前が死んだか」
そこは王医学校の地下室…一人の男がコンピュータの明かりが灯る一室で座っていた。そして周りには王医学校の教職員が数多く倒れている…。
教職員「なんだ…おま…え…」
「少し黙れ。考え事をしてるんだ」
教職員「なにを…」
「黙れと言ってるんだ。死ぬか?いや、死ね」
瞬間…教職員たちの体が八つ裂きになる…。
「お前は公爵たちの中でも期待をしていたが…魔将降臨も使って、奥義も使って、それでも敵わなかったか。やはり…戦場は退屈せんな?」
辛うじて命を繋ぐ教職員が這いずり回っている。
教職員「にげな…ければ…」
「生きていたのか」
男が手を握る。握ると同時、教職員の体は紙くずのように丸くなった…。
「残りの司教は俺含め7人か。だが虹帝達がいるのか。それに強者も相当数いるようだな。最初に向かわせた蜂明も狛野嵐紗と戦っているのか。ドーアもやっているな。こちらの被害者は出ているが…まあいい。虹帝達が相手でも…上位層の意地…見せてもらうぞ?蜂明、ドーア」
王医学校の校門、嵐紗と碧が戦う場所では…すでに碧と戦う司教4名のうち3人は倒れ、嵐紗と戦っていた2人のうちの片方を撃破していた。だが嵐紗と碧共に傷を負っていた。
嵐紗「やっとタイマンか。2対1は流石に卑怯じゃない?」
蜂明「なにを言うか。勝てればなんでもいいだろ?」
嵐紗「私よりも年下のくせして言うじゃん。どこで道を踏み外したんだか」
蜂明「私はなにも間違えてなどいない。これが私のすべきことと思っているのでね」
嵐紗「じゃあ質問。カメラはなに?誰を撮っていたの?」
それを聞いた蜂明が口角を上げ、そして一枚の写真を見せる。
嵐紗「なに?その写真」
蜂明「源翠花と赫星真の写真だ」
嵐紗「へえ、趣味が悪い。年下の男の子と同級生のツーショットを撮るなんて」
蜂明「健全な男子の行動だろう?好きな女と、その弟のような存在である人間の写真を撮る」
嵐紗「なるほど、つまり君はショタおねが好きと」
蜂明「心外だな。私が好きなのは源翠花。だがあの女が私からの告白を断った。だから地獄を見てもらった。今翠花は学校に来ていない!それも全て私がやったのだよ!」
それを聞いた嵐紗は…なんと笑顔でこう言った。
嵐紗「そうか。そんなことでしか快感を得られないんだ。悲しい人」
蜂明の顔が歪む。
蜂明「…なに?」
嵐紗「だから、翠花ちゃんをいじめることでしか快感を得られないんでしょ?可哀そうだなって。あなたも翠花ちゃんも」
蜂明「死ねよ。クソババア」
蜂明が嵐紗に向かって走り出す。それでも嵐紗はその場から動かない。
嵐紗「クソババアって…私まだ高2なんだけど?」
そう言いながら蜂明の拳を全て弾く嵐紗。それを碧は見ながら、対峙する司教と話す。
碧「あの人だったんだ。中1女子のいじめの犯人。あなたは知ってた?」
司教「知らん。他の司教の活動なんてどうでもいい」
碧「そういえばあなたの名前は?他の奴らは弱かったから聞けなかったけど、あなたは聞けそう」
ドーア「界魔将団第33席、ゼルオ・ドーア。界魔将団内では上位層と位置付けられているらしい。貴様の名前はなんだ?他の司教を早々に殺すあたり…名を連ねているのだろう?」
碧「私は虹帝達碧帝、水神碧。虹帝達のNo.6で、『神精の霊帝』の二つ名を持ってるよ」
ドーア「そうか。虹帝達の一人だったか」
碧「私はそこまで動く人間じゃないからね。知らないのも無理はないかも。名前もこの大陸の人間っぽい名前じゃないし別大陸出身でしょ?」
ドーア「ああ。閃邪様に頼まれこの大陸に来たが…強者が多いこの大陸での活動は厳しいものがある。全く…」
それを聞いた碧が持っている槍を構える。
碧「そういえば…クストディウムであなたが起こした事件の報告を受けたけど、あれって本当?」
ドーア「クストディウム?国の名か?」
碧「うん。クストディウムはここからは少し離れた国。太陽が出てる時間のみ気温の急上昇って」
ドーア「そうか…あの国は居心地がよかったものでな。日向ぼっこをしていただけなのだがな。意図せず気温上昇を引き起こしてしまったのか。だからか。我に数多くの能力者が来たのは」
碧「そっちも大変だね。日向ぼっこ中に大勢の人間が来るなんて」
ドーア「まあな」
碧「今回来たのはその…閃邪様って人からのお願い?」
ドーア「ああ。それなりに被害を出せと言われた。お前を殺すことはできなくても、虹帝達の一人を足止めできれば、他の司教が戦ってくれるはずだ。我はお前と持久戦をしていればいい。そしてもしも我がお前に勝てば我もこの学校の人間を殺せばいい」
碧「そっか」
碧がそう言ったその瞬間…碧は神気を圧倒的に出す…。
碧「私もこの学校に長くいる。そしてみんなからの投票で生徒会長になった。その人たちがあなたの手によって殺されるのなら…私はあなたに勝ってみんなを守る」
ドーア「そうか」
ドーアが巨大な円形の刃を持つ。
ドーア「さあやろうか」
碧「うん」
互いの獲物が神気を帯び…衝突する。圧倒的な神気同士のぶつかり合いによって…またも神気が敷地全域に届いた。
2人の衝突による神気はグラウンドにも届いていた。
颯治「へえ、今日だけでこれだけの神気の圧を感じるとは。特別な何かがあるに違いない。そうは思わないか?君も」
そう言い颯治の視線の先に倒れるのは…
司教「く…あ…」
血まみれに倒れる界魔将団の司教だった。
颯治「君がどれだけの再生能力を持っているかなんてどうでもいいんだ。すでに2回、君の首を切っているのにも関わらず、君はこうして生きている。どうすれば死ぬんだい?教えてくれよ」
そう笑顔で司教に向けて言う颯治。それを聞いた司教がまるで何事もなかったかのように起き上がる。
司教「こうやって生き返れる。お前じゃあ俺を殺すことはできねえよ」
颯治「そうか。君が無限の再生力を持っているのかわからないが、不死ではない。そうだろう?」
司教「さあな?お前に答える義理はねえよ」
颯治「そうかい。じゃあこれだけ怪我をさせておいてあれだが…君の名前を教えてくれないだろうか?」
バービュラー「界魔将団第8席ガールゴス・バービュラー。バルバトス様の使徒だ」
颯治「そうか。僕は源颯治。ヒーディキュア一の一族、源一族の当主をやらせてもらっている」
バービュラー「そうか。予想通りだ」
颯治「へえ、知ってるのかい?僕のことを」
バービュラー「ここを襲撃するにあたって、それなりの情報をもらっている。お前を襲撃するのはこの俺だと閃邪様に言われている」
颯治「その閃邪様って人の指名通りになったってわけか…どうしてだろうね?僕みたいなやつを指名して狙わせるなんて、戦力の無駄遣い、そうは思わないかい?」
バービュラー「閃邪様の決定に異を唱えるつもりはない。お前を殺せばいい。それだけなのだ。この学校の生徒を殺せとかも言われていない。そろそろ殺され続けてイライラしてきたところだ」
颯治「ふふ、そうか。なら来るといい。君が僕を殺すのが先か、それとも君が再生できないほど僕が君を追い詰めるのが先か。楽しみだね」
眉をひそめるバービュラーが颯治に向かって敵意を完全にぶつける。それを感じ取った颯治は笑う。颯治とバービュラー、互いの実力が今激突する__




