第72話 総力戦3 総力戦は続く
玲音さんとの戦闘を終え、俺たちは空き教室で休憩をしていた。司教のお姉さんとは既に分かれている。
真「そういえば烈道、お前あの…鬼?の能力を持ってたんだな」
烈道「それなんだがよ、俺もあんましわかってねえんだよな」
結夢「わかってないの?」
烈道「おう。けど母ちゃんから聞いたな。うちの家系は結構鬼の能力を持って生まれることが多いって」
真「そんなことある?能力って才能とかじゃないのか?」
朱雀「それは違うぞい」
びっくりした…朱雀が突然俺の肩に乗ってそう言ってきた。
真「朱雀」
朱雀「わらわだけだけじゃないぞ」
真「え?」
スサノオ「我もいる」
え?いなくね?どこにいるんだ?
結夢「あ、かわいい」
真「え?どこにいるの?」
結夢「真くんの頭にちょこんって座ってる」
俺は頭に手を置いた。すると何かに触れた。俺はそれを鷲掴みした。
スサノオ「ぐおー!は、はなせー!真ー!!」
俺はスサノオの言う通りに鷲掴みから解放させた。手の中に納まるくらいには小さかったんだな。
真「スサノオも小さくなるんだな」
スサノオ「ま、まあな…というか神話能力の神々はこのように小さくなることも可能だ。朱雀も本来は大きな姿だが小さくなっているであろう?」
真「確かにそうだね。ってか話を遮ってるな。朱雀でもスサノオでもいいけど、才能ではないってのを教えてよ」
スサノオ「ここは初めてというのも加味して我が教えよう。能力には遺伝的に決まるものや環境によって決まるものがあるのだ」
真「遺伝はともかく…環境?」
スサノオ「ああ。例えば烈道のような鬼の能力を環境で得るとすると鬼族の村で鬼人に囲まれたり同じ食事をするなどをするんだ。そこで体が環境に慣れ、能力を新しく開放するとなると鬼を能力として得ることも可能、というわけだ」
まあ…大体わかった。難しいけどな。それに深掘りをするとめんどくさい説明になりそうだ。
真「なるほどね。ありがとう」
スサノオ「ああ」
烈道「すげえな。俺はなんにもわからなかったぞ」
結夢「私も…」
真「おおよそ分かればいいんだよ。こういうのは。完全に理解する気がなかったからね」
スサノオ「それは俺の説明ちゃんと聞いていたのか?」
真「聞いてはいるよ。でも一気に全部を把握するんじゃなくて7割の理解を全部にしてるんだ。まあこういうことでしょってのを理解できれば俺はいいと思ってるからね」
朱雀「まあそれでいいじゃろ。ほれ、烈道とやら。酒吞童子を出してくれ。そいつとも話してみたい」
烈道「うっす」
烈道が能力を解放する。すると…烈道の頭に爆睡をかます鬼の姿があった。
朱雀「これ!起きんか!」
朱雀の声で爆発でも食らったかのように飛び起きた。
酒吞童子「びっくりしたな…なんだよ鳥」
朱雀「酒吞童子よ。ちと面を貸せ」
酒吞童子「断る」
朱雀「なぜじゃ!」
酒吞童子「だるい!」
なんだろう、めっちゃダウナーな鬼だな。なんかこう…めっちゃ堂々としてるとか、雰囲気のある姿を想像していたが…全然違った。
あと疑問に思ったことがある。酒吞童子に聞けるかな…。
真「えっと…酒吞童子…さん?」
酒吞童子「ん?なんだよ。そんなにかしこまりやがって」
真「あなたって…能力で区別すると…どこに入るんです?」
酒吞童子「俺は神話能力だな。区別の説明を受けてねえのか?」
真「自然能力、現象能力、偉人能力、神話能力の4つがあることは知ってます。でもちゃんとした説明は…」
酒吞童子「そうか。なら神話能力ではちょっと特殊な立ち位置にいる俺が教えてやるから耳の穴かっぽじって聞けよ?」
真「あ、はい」
口調は悪いけど…しっかり者というか。ちゃんと説明してくれそうだしよかった。
酒吞童子「俺みたいな鬼も神話能力に該当する。それ以外にも妖怪とか悪魔とかも神話能力に属する。自然能力や現象能力はなぜ起きているのかを証明できることが多い。火が起きる理由とかは証明されてるだろ?だが神話能力に属する奴らの大半はなぜ起きているのかを科学的根拠のもと証明することが出来ない現象を引き起こす存在のことを言う。スサノオや朱雀みてえなマジの神もいれば俺たちみてえな神通力を操る存在も神話能力に該当するってわけだ。わかったか?」
めっちゃわかりやすい説明だった。この世界で科学的根拠のもと証明することが出来るものを自然能力や現象能力などに該当し、なぜ起きているのかを説明できない存在や現象を神話能力として分類するんだな。
真「はい、大体」
酒吞童子「よし。んじゃあ俺は寝るとするか」
朱雀「だめじゃって」
酒吞童子「あ!?なんでだよ」
朱雀「新しくお主とスサノオがこやつらに能力として解放されたんじゃ。なにができるかをそれぞれの主人に、そして共に動く仲間である真や結夢に教えるんじゃ」
真「まあ連携とかをするってなるとどこまでできるのかがわかってないとね」
烈道「まあな。じゃあ酒吞童子、教えてくれよ」
酒吞童子がため息をつきながら烈道の頭に乗る。そしてあぐらをかきながら口を開く。
酒吞童子「俺が出来んのは酒による一定の環境変化無視と鬼の力を使える。まあ気になるのは環境変化か?」
烈道「鬼の力の方が気になる」
酒吞童子「そうか?鬼の力ってのは圧倒的筋力と再生力だ。例えば…烈道。俺を使ってそこの机を持ってみろ」
烈道「おう」
烈道が酒吞童子の力を使う。そして机を持つ。
烈道「机ってこんなに軽かったっけ?」
酒吞童子「まあ筋力が上がってっからな。なら今度は机を握りつぶしてみろ」
真「え?」
烈道が言われた通りに机を握ろうと力を入れる。すると…
「グシャ」
さっきの机は…木片を散らばせ、鉄の塊になった…。
烈道「えぐいな?これ…」
酒吞童子「これが俺の力だな。再生に関しては怪我をしても即再生、足を斬られたとしても再生する。だがあまりに切られすぎるとさすがに限界があるからな。そこだけ気をつけろ」
烈道「わかった。ありがとな」
酒吞童子「ああ。んじゃ今度はスサノオの番か?」
スサノオ「だな。まず我は三種の神器、それに加え十拳剣や天羽斬の5種を使うことが出来る。真、三種の神器とはなんだ?」
真「天叢雲、八咫鏡、八尺瓊勾玉のことだろ?」
これくらいは即答で答えられるぞ、俺は。
スサノオ「その通りだ。順に教えようか。まず天叢雲は霊気を宿す剣だ。これで斬った傷口は戦闘中に治ることはない。再生もな」
真「それってやばくない?あ、玲音が治らないって言ってたのって」
スサノオ「ああ。我の剣で斬ったからだ。酒吞童子の再生すらこれは超えるぞ」
酒吞童子「だから俺はお前のその剣が嫌いなんだよ」
スサノオ「ふ、そうだろうな。次に八咫鏡。これは絶対防御を成立させる。戦闘で銀でできた水もこれならなんてことはない。そしてこれは反射も可能だ」
真「反射に制限は?」
スサノオ「剣や棍棒は無理だな。弾き返すだけだ。弓矢や神気によるエネルギー玉は反射可能だ。飛び道具は跳ね返すことが可能、物理攻撃は弾き返す。覚えておいてくれ」
真「うん」
スサノオ「そして八尺瓊勾玉だな。これは引力と斥力を操る。そして自分と味方の身体能力、神気量を上昇させる」
真「バフを配るのか。いいね。あと…なんだっけ。引力と斥力ってなに?」
斥力ってなんだっけ。知らない単語だ。
結夢「引力は引き付ける力、斥力は押し出す力のことですよね?」
真「えそうなの?」
スサノオ「よく知ってるじゃないか。主を間違えたか?」
真「え~…」
結夢「大丈夫ですよ~。私にはテレサがいますから。安心感が違いますよ」
スサノオ「そうか。まあいい。それで操ることが出来るのだが…そうだな、あのごみをかごにいれようか。真」
真「わかった」
俺はスサノオを使用した。落ちているごみに向かって手を出す。
スサノオ「その状態でこちらに引き寄せるイメージをとれ」
真「わかった」
引き寄せる…引き寄せる…そう考えていると…
ごみが俺の手に近づいてきて、それをキャッチすることが出来た。
真「すご」
スサノオ「今度はそれをあのかごに向かって、押し出すイメージをとれ」
真「うん」
ごみ箱の方に向かってごみを向け、あのごみ箱に向かって押し出すイメージをとった。すると…
すごい勢いで壁にぶつかった。
真「結構な力で押し出してるのか?」
スサノオ「そんなことはないと思うが、まあ使いこなしてくれ」
俺が入れれなかったごみは朱雀が嘴でごみをくわえて入れてくれた。ありがとう。
スサノオ「最後に十拳剣や天羽斬だが…これはまだ真には早い。実戦で使えるとは思えん。今後の鍛錬に期待するとしよう」
真「思わず使っちゃうとかは?」
スサノオ「それはない。我が使うのを制限させてもらっている。変に暴走させてはまずいからな。前もってやらせてもらっているぞ」
真「それなら安心か。まあ説明はこんなのでいいかな?」
結夢「うん。大丈夫」
烈道「おう」
真「じゃあ…また司教が来るかもしれない。警戒をしつつ、自分の能力を知ることに努めようか」
烈道「おし、任せろ」
結夢「私ももう少しやり方あると思うし、頑張るね」
真「ああ、結夢も頑張ってね」
結夢「うん!」
司教のお姉さんが言ってた。多くの司教がここに来ている。だからいつ俺たちがいるこの教室が戦場になってもおかしくはない。注意を散漫させないようにしないとな。
場所は変わり、高校生が多く集う校舎の屋上では…
「ガキン!ガキン!」
2人の男女の剣戟が響き渡っていた。
蓮乃「剣技がお得意なようね?」
男司教「まあな!!」
2人が距離をとる。
蓮乃「あなたは誰?界魔将団の司教でしょう?どうせ」
ビズ「ああそうだな。界魔将団第52番アロケル様の司教…ビズ・アルバーリだ。お前は?」
蓮乃「源蓮乃。ヒーディキュアの小隊長をしていたわ」
ビズ「へえ、そうかい。んじゃ…死のうか」
ビズが蓮乃に向かって剣を突き立てる…。それを蓮乃は軽く受け止める。
蓮乃「なんでこんな攻撃で死なないといけないのだか。それにあなたせっかちね。もう少し余裕のあるほうがかっこいいわよ?」
ビズ「俺には妻がいるんでね!お前に言われてもなんもなびかねえよ!」
蓮乃「そう。それは残念。まあ私も乙女。恋をしてみたいものだけどね。でもあなたにはその必要はなさそうね」
ビズ「へえ、それはなんでだ?」
蓮乃「あなたはここで死ぬから。『罪炎』」
蓮乃がそう言ったその瞬間…
辺りには炎が巻き起こる。屋上が一気に火の海と化す。
ビズ「おいおい、熱いな。ちょっと盾になれよ」
ビズがそう言い亜空間から取り出したのは…なんと火を纏うライオンだった。そのライオンはビズと一体化した。
ビズ「これで火はなにも問題がない。こいつは俺の一部だ。さ、どうする?」
蓮乃「まあこれはどうにでもできるわよね。じゃあ…こっちはどう?」
そう言い蓮乃は持っている刀を素振りする。ビズは警戒するが…何も起きない。
ビズ{あいつはなにをした?そういうブラフか?知らねえが…警戒しとくに越したことはない}
そう考えビズが蓮乃に向かって走り出したその瞬間…
「グイ!」
ビズの体が後方に引き寄せられる。
ビズ「なんだ?引き寄せ…な!?」
ビズが後方を見るとそこには…空間に穴が開き、それに向かって引き寄せられていた。
蓮乃「『ディメンションホール』。私が持つ現象能力。私が刃物で空間に向かって素振りすればいつでもどこでも次元の穴を開くことができる」
そう言い蓮乃が大量に空間に向かって刀を振る。そして能力を発動させる。
次元の穴は…ビズの目の前に出現した。そしてその穴から蓮乃が出てきた。
ビズ「まじか…」
蓮乃「こんな風に瞬間移動も可能。私が開いた穴は私が意図しなければふさがることはない。そして…」
蓮乃がビズに向かって刀を振るう。だがそれをビズは躱す。
ビズ「へ…躱したぜ?」
蓮乃「安心するのはまだ早いわ?」
直後…ビズを引っ張っていた穴の引き寄せる力は急激に上がる…!!
ビズ「まさか…!!」
蓮乃「さあ行きましょう?私とあなただけの次元に」
ビズは穴に吸い込まれ、そして蓮乃はそれに続くように穴に入っていく。
ビズの視界に入る空間は…まさに虚無。色もない、光もない、暗闇だった。
そこに蓮乃が上空から舞い降りる。蓮乃の神気量は20兆。
蓮乃「ようこそ私の次元へ。あなたが知ってるかは知らないけど、これは『覇天の我界』ではないわ。私が作る次元空間の一つに過ぎない。ここから出られるかしらね?」
ビズ「あんまし俺のことを舐めんなよ?俺だってな、界魔将団内じゃやってきてんだ。お前みたいなやつ何人も見てきたぜ?」
蓮乃「そう。なら勝ってごらんなさい」
ビズ{だが…こんな空間にいたら頭がおかしくなる。しゃあねえ…やるか}
「『魔将降臨』」
先ほどとは違い…ビズが出す神気量は…80兆。蓮乃を大きく上回る神気量。そして…禍々しい雰囲気を纏う。
ビズ「どうだ!!こっちはお前の神気量を超えてんだ!お前程度…眼中にねえんだよ!」
蓮乃{界魔将団のめんどくさいのはこれよね…『魔将降臨』。司教が持つ悪魔の魔力を神気として変換し、それを我が物にする。司教によって練度が異なるからあれだけど…それなりに使いこなしてる感じね。けど上位層の神気量には遠く及ばない。以前倒した司教が言ってたけど公爵悪魔よね。つまり…中位層か。この男は}
蓮乃はビズの体を見ていた。神気量もさることながら、先ほどとは体に異変が起きていた。
蓮乃「あなたはその悪魔とどれだけの間戦ってきたの?」
ビズ「7年は一緒だな。それがどうかしたか?」
蓮乃「あなた…悪魔の影響なのかは知らないけど目のクマがすごいことになってるわよ?」
ビズ「んなもん知ってるぜ?アロケル様と一緒になれてる証拠だからな!」
蓮乃「そう。悪魔と一緒になれて嬉しいの?」
ビズ「気持ちいいぜ?この体は。なんでもできるんだよ!こんなふうにな!!」
ビズが体から蛇を大量に出し、それを蓮乃に向かって投げる…。
蓮乃「多分毒蛇…。まあこの空間でそれが届くと思ってるほど馬鹿じゃないでしょう?」
ビズ「たりめえだろ?だからこうすりゃいいんだろうが」
ビズが亜空間から動物を取りだす。それは白鳥、鷲だった。
蓮乃「蛇に白鳥…それに鷲…」
ビズ「お前に攻略できるとは思えねえな?さあ行ってこい!!」
投げられた蛇を鷲が掴み、蓮乃のもとに近づく。鷲が蓮乃の近くで蛇を放り、旋回して鷲も近づく。白鳥は少し離れ、エネルギー弾を構える。
蛇が蓮乃に向かって牙を向ける。鷲もかぎ爪を蓮乃に突き立てる。だが蓮乃は刀で攻撃を防ぐ。
ビズ「まあ防げるよな。でも…」
蓮乃が鷲とヘビに気を取られている間にビズが背後を取る。
ビズ「多対一はきついだろ?」
蓮乃「後ろか」
察知した蓮乃が振り向く。視界にビズを入れるが…エネルギー弾が蓮乃とビズの間を通り抜ける…。それに反応した蓮乃は一歩下がるが…
「シャー!!」
蓮乃「…!しまった…」
蛇が蓮乃の太ももにかみつく。
ビズ「噛みつかれたな?それは即効性がある猛毒だ。死ぬぜ?お前」
蓮乃「そう…」
噛みつかれた場所を蓮乃が見る。その時…
「ザシュ」
ビズ「…まじかお前…」
蓮乃「毒なんて回る前に対処してしまえば問題はない。太ももの一部を切り落としたところで人は死なない。私は判断速度には自信があってね。こういうのも慣れっこよ」
蓮乃は…毒蛇にかみつかれた太ももの一部を持っている刀で切り落としたのだ…。
蓮乃が刀を大きく振るう。それは…
「グア…」
鷲と白鳥の体を真っ二つに切っていた…。
ビズ「この距離も関係ねえのかよ。あんだけ小さいんだぜ?」
蓮乃「私を誰と思っているのかしら。ヒーディキュア王国の歴代の小隊長でNo.1である私にとってあれくらい造作もない」
ビズ「そうか…お前が『元世の剣聖』、源蓮乃か!!」
蓮乃「あら、知ってるのね。私が名前を言った時にピント来てなかったから知らないのかと」
ビズ「知ってるぜ?ならお前はまだ本気を出してねえな?」
蓮乃「ええ。もちろん」
ビズ「ならその判断…後悔させてやるよ!来い!!ヘラクレス!!ペルセウス!!」
ビズが両腕を交差させたその瞬間…ビズの体に赤い、線のような文様が入る…。
蓮乃「あなた…そんなことをして…死ぬわよ?血管が丸見えじゃない…」
だがビズは何も言わずに交差させた両腕をほどく…。
ビズ「心配はいらねえよ…。お前がどれだけやばいかってのも知ってんだ…。命かけてなんぼだろ…」
蓮乃「神気暴走でもする気?さっきのでさえ限界だったのに…140兆なんて…」
ビズ「神気暴走をする気はねえ…。だがこれは寿命を多く使うんでね…。とっとと…」
そう言ったビズが蓮乃の前に現れる…。
ビズ「終わらせる」
蓮乃「!!速い!」
蓮乃の防御を上回るスピードでビズが蓮乃の腹に向かって拳を入れた…。
蓮乃「ゴフ…」
蓮乃の口から血が出る…。
ビズ「お前は死んじまえばいい…。俺がやらなきゃお前は他の司教も殺すんだろ?どうせ…」
蓮乃「いいえ…私は待ってる人がいる…その人のために前線に出ているだけよ…」
ビズ「そうか。知らん。お前は強い。だから俺はお前を殺す」
蓮乃「ふう…」
蓮乃が深い息を吐く…。息を吐いている間にビズは再び蓮乃の懐を侵略する…。
ビズ「休んでる暇はねえぞ!俺がお前を殺すんだからよお!!」
蓮乃が刀でビズの拳を弾くが…威力が高くて完全にはじくことができない…。
ビズ「こんだけ神気量に差があるんだ!諦めやがれ!!」
蓮乃「く…」
ビズ「早く楽になれ!!」
ビズが蓮乃の頭を足で踏み抜く…。
蓮乃「ぐ…」
ビズ「てめえは俺のことを舐めてるのか知らねえけどな、お前はもう死ぬ。それくらいお前自身が一番わかってんだろ?」
それを聞いた蓮乃が口角を上げる…。
蓮乃「ふふ…」
ビズ「なにがおかしい?」
蓮乃「私を殺す?私が死ぬことを私自身が一番わかってる?ふふ…」
ビズ「あ?」
蓮乃「誰に向かって言ってるのかを理解しろよ…」
その瞬間…蓮乃が未だかつてないほどの…圧倒的な神気量を解放する…。
ビズ「700…兆…」
蓮乃「…」
ビズ「なんだ…なんだその神気量は!!!」
蓮乃「遊びはおしまい。さあ…終わりにしましょう」
蓮乃が赤い雷を体に纏い…次元空間全域に蓮乃の神気が行き渡る…。
次元空間で起きる蓮乃とビズの激戦は…衝撃的な最後を迎える__




