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天帝転生~前世で王を夢見た俺は異世界で皇帝を目指す~  作者: おかしなお菓子
第3章 王医学校編

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第47話 授業



真「んん…」


俺は翠花姉からの剣を受けて気絶した。なにもできなかった…。


翠花「お、起きたかな?」


翠花姉の声が聞こえる。それもとても近い。まるで耳元にささやいているかのような気がする。


翠花「おはよ。真くん」


聞き慣れた声に安堵した俺は目を開けた。


真「翠花姉…」


目に入ってきたのは…なんだろうこれ。俺は視界に入る謎の物体に触った。


「ポヨンポヨン」


なんだこれ。とても柔らかく、弾力がある。ほんとになんだこれ?


翠花「そんなに女の子のおっぱいに触るものじゃないよ~」

真「へ?」

翠花「だから私のおっぱい触るものじゃないよって」


もしかして俺…翠花姉のむ、胸を触っていたのか!?俺はすぐさま起き上がった。


真「ご、ごめん!!翠花姉!!そんなこと思ってなくて…気になったから触っちゃっただけで…」

翠花「ふふ。いいよ別に。けど気になったから触るのはよくないね?」

真「うん…ごめんなさい…」

翠花「怒ってないって。それよりも体はどう?どこか痛むところはある?」

真「特にないかな?どうして?」

翠花「私真くんに向かってめっちゃ打ち込んだじゃん?それで気絶するくらいやっちゃったからどうかなと思って」


特に…痛むところはない。なんなら前よりも体がよくなっているような気さえする。


真「うん。大丈夫かな」

翠花「よかった。私が能力で治したけど、またどこか痛かったら言ってね。私が治すから」


そうか。翠花姉は能力に治癒があったな。それでこんなにも体の調子がいいのか。


真「うん。ありがとう」

翠花「そういえば真くん。私の剣に反応できてたね」

真「え?そう?」


俺は刀が見えただけで反応はできてなかったような…


翠花「私刀を10回真くんに向けて振ったんだけど、そのうちの2本は止められたから、反応できてたと思うよ?


俺は刀を動かせていたのか?空中にいて、翠花姉から守るため刀を少し動かしたってことか?でもそんな覚えは俺にはない…。


真「動かした覚えがないんだけど…」

翠花「ならそれは本能なんだろうね。本能的に自分の体を守るためにとりあえず刀を振った。だから私の刀も2本止められたんだね。止めなかったら最悪重傷だったかも?」


あの時の俺でも十分痛かった。だがその2本を止めれていなかったら俺はどうなってたんだろうか。


真「本能…それって止めたに入るの?」

翠花「入るよ~。だって普通なら止めようとしてもそれよりも私が先に10発全部終えてる。けど真くんは2本だけでも止めた。才能がなければ動くこともできないから、ありよりの才能だよ。君は」


剣術で翠花姉に褒められるのは…うれしいな。剣なら俺も頑張っていけそうだ。最高の師匠がいるんだ。ものにして見せる…!


翠花「さて、ご飯の準備ができたって言ってたから戻ろうか」

真「うん!」


俺と翠花姉は道場を出てリビングに戻った。蓮乃さんがすでにご飯の準備を終えていた。


翠花「戻ったよ」

蓮乃「お疲れ様でした。翠花さま、真くん」

真「カレーだカレー!」


俺は椅子に座った。翠花姉は横に座り、蓮乃さんは翠花姉の正面に座った。


3人「いただきます!」


俺たちはカレーを食べた。コクがあり、そして少し辛いくらいの味で、とてもおいしかった。


俺は結構早いスピードで食べた。大体半分くらい。けれど…


翠花「蓮乃、おかわり!」

蓮乃「わかりました」


翠花姉はもうすでに食べ終わっていておかわりをしようとしている…。本当に食べるの早いんだよ。翠花姉は。


少し時間が経ち、みんなカレーを食べ終えた。


3人「ごちそうさまでした!」

翠花「じゃあ真くん。お風呂に入ろうか」

真「うん」


俺は翠花姉に連れられ一緒に風呂に入ることになった。


翠花「いやー今日も疲れたね~。体力テストはどうだった?」

真「なんていうか…すごい経験をした気がするよ」

翠花「まあね。本気の先生たちはやばかったでしょ?」

真「うん。翔先生なんてどこまでやっても倒れないし、翠花姉が助けてくれなかったら本当に死んでたと思う。ありがと、翠花姉」

翠花「うん。でもあそこまで追い詰めたなら上出来も上出来だと思うよ?翔先生現役時代は『不死身の風隊長(ふうたいちょう)』として燕先生と一緒に大きな戦争を止めたヒーディキュア王国の英雄の一人なんだし、その戦争の影響で現役引退してから力は下がってるけど、元小隊長相手にあれなら善戦してたと思うよ」


そんなに強かったのか…確かに彼の実力は言わずもがな戦闘者であり、俺たちに戦闘とはこういうものだというのを教えてくれた。あれも一種の授業の一環なのかもしれないな。


真「翔先生ってそんなにすごかったんだ…。意外かも」

翠花「いやいや、現役時代なんて今以上に強かったんだよ?神気も全開の私を超えるくらいあって、風も今よりも使えてた。衰えても小隊長。多分中等部の先生なら彼が一番強いかも。先生たちはみんな能力のエキスパートだけど彼以上はいないんじゃないかな?」

真「じゃあその先生に勝つ翠花姉は…」

翠花「私は燕先生とやってたから勝ってはないよ。時間切れになっちゃったしね」

真「燕先生は翔先生と一緒に活動してたんでしょ?それで翔先生よりも上って先生が言ってた気がする」

翠花「燕先生は歴代の小隊長で見てもすごかったような。確か2番目に強いとか?全盛期なんて燕先生は100兆出してたらしいし、今の私でも勝てないよ。お互いに全力だったら私は負けてたね。何で勝てたんだろ。私」


想像がつかない…全盛期の燕先生は…100兆?次元が違いすぎる…


真「なにか理由があるとか?」

翠花「2人ともあの戦争で引退してるからそこで何かがあったから今は神気が減ったんじゃないかな。そうとしか考えられない」

真「ふーん…そう言えば翠花姉、燕先生は2番目に強い小隊長だったんでしょ?1番って誰なの?」

翠花「蓮乃」

真「え?」

翠花「歴代最強の小隊長は蓮乃だよ。15歳の時に小隊長になって、『界魔将団』の幹部クラスを単独撃破したっていう伝説がある。小隊長はおろか、隊長でも副隊長でも絶対に逃げないといけないレベルなのに、戦って撃破したっていう、この国なら伝説の小隊長だよ。身近にいるけど、全力になったら私でも勝てるか怪しいよ」

真「蓮乃さんって…そんなにすごかったの?」

翠花「うん。全盛期は700兆でぶっちぎりの最強、燕先生と蓮乃でもその差は天地ほどあるよ」

真「でもそんなに神気があるのに今は何で抑えてるのかな?」

翠花「これも界魔将団の能力によるもの。蓮乃には呪いがかけられてて、神気を一定以上出すと体に激痛が走るの。だから必要最低限の神気で暮らしてるの。一定以上じゃなければ使ってもいいからね」

真「呪いってなんだろ…」

翠花「まあ今はいいよ。けどあいつらとは関わってほしくはないかな。真くんには」

真「そうなんだ?」

翠花「うん。さ、こんな話は終わって出ちゃお。体洗うね」

真「あ、うん」


俺は翠花姉に体を洗ってもらった。にしても…界魔将団…どんな奴らなのだろうか…。翠花姉は関わってほしくないと言ってたし、やばいやつらってのだけはわかる。


翠花「ほい、終わったよ」

真「ありがとう、翠花姉」

翠花姉「ん、じゃあ私も済ませるよ」


翠花姉が体を洗い始めた。結構早いからボーっとしてたらすぐに終わるんだよな。


翠花「ふー。終わったよ」


な?早いだろ?俺そんなにボーっとしてないのにもう終わるんだ。やっぱり早い。


真「じゃあ出ようよ」

翠花「うん。そうだね」


俺たちは風呂を出た。そしてリビングにいる蓮乃さんに出たと報告をして翠花姉の部屋に向かった。


翠花「明日から真くんは授業だね。頑張ってね」

真「授業ってなにやるの?」

翠花「座学だね。まあ図工とか音楽とかもあるよ」


あ、図画工作ね。図工ってのは。


翠花「けど、一番気になるのはやっぱり能力じゃない?どんなことするのか気になる?」

真「うん。気になる」

翠花「なら早く寝て明日の授業をしっかりと聞くことだ~」


教えてくれないんかい…まあいいさ。それも間違ってないしな。


翠花「さ、寝よう寝よう~」

真「はーい」


俺はベッドに入った。翠花姉も一緒に。今日も密度が濃い一日だった。疲労もあったんだろう。俺はすぐに眠った。



「ちゅんちゅ…ぶえっくし!!」


もう鳥じゃないことが一発でわかるその声によって俺は起きた。


真「もう笑わせに来てんだろ?朱雀」

朱雀「いやあ…花粉がひどくてな。いつもの時間になったと思ったら急に鼻がムズムズしてな」

真「まあいいや。リビングにいくか」

朱雀「うむ」


俺は朱雀を肩に乗せながらリビングに向かった。リビングには既に2人がいた。


真「おはよう。翠花姉、蓮乃さん」

翠花「おはよう、真くん。朝ごはん食べようか」


朝ごはんは既にできていて、俺は椅子に座った。翠花姉の分もあった。蓮乃さんの分はないのかな?用意されてなかった。


真「あれ?蓮乃さんの分は?」

蓮乃「家事がまだ済んでないので、2人が出た後にゆっくりと食べようかなと」

真「あー……なるほどね?ならいっか」

蓮乃「先に食べていただいて」

翠花「じゃあいただこうか」

真・翠花「いただきます」


朝ごはんを食べ始めた。朝なのもあって結構軽めだ。手軽に食べれた。


そのまま俺たちは食べ終わった。


真・翠花「ごちそうさまでした」


ご飯を食べ終えた俺たちはそのまま準備にとりかかった。歯磨き、寝ぐせ直し、着替えなどを終わらせ、行くだけになった。翠花姉も終わらせていた。翠花姉は制服、俺は私服だ。


翠花「準備も終わったし行こうか」

真「うん」


俺たちは玄関に行き、靴を履いた。


翠花「行ってきまーす」

真「行ってきます」

蓮乃「いってらっしゃい」


俺たちはドアを開け、王医学校へと向かった。道中結夢と日菜子さんがいて一緒に登校した。


王医学校に着き、翠花姉と別れ、俺たちは教室に向かった。先生が教室に入り、ホームルームを始めた。


燕「今日から授業が始まりますね。初めてで緊張するかもしれませんが、頑張っていきましょう」

クラスメイト「はーい!」


今日の授業は国語、英語、算数、社会、能力だ。結構終わりじゃね?俺なら飛んでるわ。


時間が経ち、授業が始まる時間になった。


燕「最初は国語ですね。さ、頑張っていきましょう」


国語の授業では50音とかを習った。ひらがなを書きまくってカタカナを書きまくって終わった。まあ簡単だった。5分休憩を挟んで英語になった。


燕「英語です。あ、私英語はとても厳しいので頑張ってくださいね」

真「え?」


その言葉にとても不安になった。授業が始まり、アルファベットを教えてもらった。順番とか書き順を教えてもらった。書き順ってあるんだね!アルファベットって!


ちなみに先生は英語が厳しいとは言ってたが、発音がすごいだけで特にこれといったのはなかった。


燕「おつかれさまでした。この後は20分休みです。グラウンドに出て遊ぶもよし、読書するもよしです。この後は算数ですので頑張ってくださいね」


俺はその休み時間を結夢と話して終わった。そのまま算数になった。足し算引き算やって終わった。前の世界の知識がある俺からしたらイージーすぎて眠くなった。


燕「次は社会ですね」


次が社会だったんだが…これが結構面白かった。というのも、社会というか地理だったんだ。今日はヒーディキュア王国の土地のことを教えてもらったんだが、今後それぞれの王国、帝国のことを教えてもらえるらしく、この世界の土地の知識がない俺はその授業はしっかりと聞かないとなって思った。


地理が終わって、給食になった。俺と結夢、他9人が給食当番だった。このクラスは31人で、3週間に一度当番が回ってくる。


俺たちは給食当番の仕事をしっかりと全うし、給食を食べることになった。


燕「当番の人たちありがとう。じゃあいただきますしようか。やってくれる人~」


まあこういう時は大体…


結夢「私と真くんがやります!」


やっぱね。知ってた。もう身構えてたもん。俺。


燕「ではやってもらおうかな。なんなら、夏休みまでの間は2人にお願いしようかな?」

結夢「よろこんで!」


俺巻き込まれてることを知らないんかね?まあ手を合わせて挨拶するだけだし簡単なんだが。


燕「じゃあ真くん、結夢ちゃん。お願いするわね」

真「はい」

結夢「はーい!」


俺と結夢はみんなの前に立った。


結夢「では!手を合わせてください!」

クラスメイト「合わせました!」

真「いただきます」

クラスメイト「いただきます!」


俺たちは給食を食べ始めた。今日の給食は白米、味噌汁、からあげ2個。給食でこれを食えるってまじ?俺ずっと給食食ってたいかもしれん。それくらいおいしかった。


給食を食べ終わり、俺と結夢はみんなの前に立った。


真・結夢「手を合わせてください」

クラスメイト「合わせました!」


頼むぞ?結夢さん?前みんなの前で恥かいたばっかだよ?


真「ごちそう…」

結夢「いたごちそうさまでした!!」

クラスメイト「いたごちそう…さまでした?」


一瞬間違えたね。痛そうなごちそうさまになってるよ。もうわざとでしょこれ。


燕「もう一回やりましょうね~」


先生も肩が勝手に動いちゃってるよ。笑いをこらえるのに必死なんだね。


結夢「て、ててをお合わせください!」

真「待て待て待て」

結夢「召し上がりやがれください!」

真「待てって」


もうこの人テンパりすぎて敬語なのか怪しい言葉とか噛んだりしてるし…落ち着くってことが大事なんだなってわかった。


真「結夢も僕に続いて?」

結夢「わ、わかった!」

真「手を合わせてください」

クラスメイト「合わせました!」

真「ごちそうさまでした」

クラスメイト「ごちそうさまでした!」


そんなこともありながら給食は終わった。先生が話し始めた。


燕「ではお昼休憩です。20分ほどです。そのあとは能力の授業ですので、しっかりと座っておいてくださいね」

クラスメイト「はーい!」


お昼休憩、俺と結夢はちょっと話した。


真「落ちつくことも大事だね。結夢」

結夢「うう…やっぱり一回失敗しちゃうと焦っちゃうんだよね…」

真「まあそれもいいと思うよ。それに、なにかあればカバーできるように頑張るからさ」

結夢「うん。お願い、真くん」

真「任された」


そんな会話をしたり、自分たちの姉のことを話しているとあっという間に休憩が終わり、授業の時間になった。


燕「では能力の授業を始めますよ」


能力の授業は俺は初めてだ。教科書もあって、普通の教科書くらいの厚さだった。


燕「本日は初めてですが、いきなり実技になります。グラウンドに出ましょう」


いきなり実技か…ということは神気を使うのかな?どんなことをするんだろう。


とりあえず俺たちは外に出た。先生はすでに運動着だった。


燕「これからやるのは神気を体に纏わせて身体能力の向上をしてもらいます。まずは私がやりますね」


そう言い先生が神気を開放した。その数値…50万。翠花姉から聞いた全盛期の最大神気量からは想像できないくらい少なかった。けど多分これは俺たちに合わせてくれてるんだろうな。神気が多すぎるときついからな。


先生が体に神気を纏わせ、ジャンプをした。少し離れていたから先生が飛んで移動したのが全部見えた。大体7メートルくらい飛んでた。飛んだあと、先生が俺たちのもとへ戻ってきた。


燕「こんな感じでやります。目指せ2メートルにしましょう。神気をしっかりと使えれば可能な距離です。4人一組でグループを作ってください。余った人は私と一緒にやりましょう。ではグループを作ってください」


4人一組か。誰とやるんだろうか。


結夢「真くん、一緒にやろうよ」

真「うん。いいよ」


結夢はいっつも俺と組んでくれて結構嬉しいんだよな。けど…


結夢「うーん…みんなグループ作れてるけど…私たち二人だけだね…」

真「なんでだろう…」


みんなグループが作れているのに俺たちだけ完全に孤立してしまっている…。


それを見た先生が俺たちの方に来た…。


燕「2人は多分だけど、神気量が多いし、戦闘にも慣れてるから、みんな組みたくても組めないのかもね。私と一緒にやろうか」


組みたくても組めない…名誉なようなちょっと違うような…。


結夢「先生、お願いしてもいいですか?」

燕「うん。大丈夫よ。真くんもいいかな?」

真「はい、お願いします」


俺たちは先生と一緒に授業をすることになった。初めての能力授業…しっかりと受けるぞ!

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