閑話~医師と看護師の密談?~
彩李と碧は登場しません。
「で、どうだった?」
「ついに!あの方の連絡先を手に入れていました!」
「え?今ごろ?まだ知らなかったの?」
「まあ…そうなんですけどね。矢那井先生ですから…」
「そうだよね。あいつ、ほんっとに浮いた噂ひとつなかったもんね~」
「ええ。私たちがどれほど心配していたか…」
「敢えて言うなら…あのことくらい?」
「そうなのですが、彼女がこの病院に来て、まだ1年もたっていませんし。
私も彼女がどういう人間なのかが掴めずにおりまして…」
「俺は打算ありだと思ってるけど…」
「そう思えばそう見えるのですが……」
「まあ、深くかかわらなければそう見えるよね」
「はい。それが困ったところで…」
「で、彼女に何か動きが?」
「動いていると言えばそうも見えるし、そうじゃないといえば、そうなんだとも…」
「歯切れ悪いなぁ」
「すみません」
「いや、そういう女だから、邪険にできなくて困るんだよな。で、碧はそのことに気づいてるの?」
「どうでしょう……」
「ふうん。大丈夫かな?」
「前回はきっぱり彼女の方から否定したので、碧先生もそれを信用したようですが……」
「信用っていうより、興味ないからそれで終わらせたんだろ。
あいつ興味のない相手に対しては、無駄に愛想いいし平和主義者だからなぁ。
だから勘違いする女も出てくるだろうなぁ……
でも、あの女だけは特別みたいだけどね」
「そうなんです!!
これまで誰にも興味を示さないと思ったら、今回あれ!ですよ!!
私たちがどれほど喜んでいるか!!
看護baba-'sは奥手息子に春が来たことを、母親のような気持ちで見守っています!」
「そう…」
「その点、咲田先生は心配いりませんがね」
「え!?」
「先日も相手のお家までいらっしゃったでしょう」
「なんで…知ってるの!?」
「私の家のすぐそばですから」
「ええ~~~!?」
「先ほどの彼女の件もその方からの情報なのでは?
あのお家のお嬢さんが勤めている病院は、例の彼女が以前いたところですから」
「……バレてた?」
「もちろんです。
それでは、今日は矢那井先生へのアドバイス、よろしくお願いします」
「え?そこにつなげるの?それに、今日?」
「善は急げと申します」
「そうだけど…」
「何のために、ほやっほやの情報を流したと?」
「わかった!わかりましたっ!!」
「では、お願いします!!!」
碧のことを見守るふたりの会話でした♪




