第60話 ゴブリンの為に授業を! 戦闘準備
◆◆◆◆◆16日目◆◆◆◆◆
【朱の騎士団】の最終通告が到着するまであと4日。
ゴブリン洞窟から少し離れた開けた泥の場所で、俺と生徒達はいた。
今日の授業は、ゴブリン達にとっては過酷の時間である。
だが現実の戦闘に近いのでスキルアップには抜群の効果的だ。
非常事態を避ける為に、ユッケとモーク、ダークゴブリンのボスを監視役として定位置についている。
監視役と言えば非常に聞こえは悪い。
ケガをした人間を早急に治療する役目を、何故かモークが勝手に名付けただけである。
「よーし。ここらへんで一勝負といこうか。」
「先生……ホントに良いんですか?」
「構わない。遠慮なく俺に刃を向けろ。ただし俺は木の棒で反撃させてもらう。」
「「「はい!」」」
30体のゴブリンとダークゴブリン達は、俺に向かって向かって礼を言う。
今日、彼ら優等生のみに与えたもの。
それは、刃付きの武器であった。
今までは危険という単純な理由で刃をつけていない武器を使って戦闘を繰り返していた。
だが、戦う相手は容赦なしに襲ってくるであろう。
残念ながらこちら側は手加減をする事が出来ない。
こっちがやられてしまうからだ。
そうなると、何時かは刃付きの武器を持たなければいけない。
殺す為ではなく、自分を守るために。
ゴブリン達は少し動揺しながらも、武器で攻撃した。
だが、その程度の攻撃では俺は当てられない。
右に少し移動して回避する。
そして、そのゴブリンを右手で体を掴み投げ飛ばす。
本来なら向かってくるゴブリン達に当てるのが正当だが、流石にそれはダメだ。
ゴブリン達のいない所に向けて投げ飛ばした。
「うわあぁぁぁ!!!」
ゴブリンは7メートルほどの距離を空中浮遊し、そして落ちていった。
地面が泥だったので転がって泥塗れになる。
(風呂がないと無理な授業だったなぁ)
そう考えている間に今度は4体のゴブリンが俺の周りを取り囲む。
そして、後ろにいたゴブリンがとある魔法を唱えた。
地面がかなり硬くなる【水晶の大地】である。
確か……緑色魔法のレベル5だったかな。
超一流の冒険者が咄嗟の防御に使う魔法だったと聞く。
理由はレベル4の【水晶の壁】を使用するよりも魔力が削減出来るからである。
工夫次第では【水晶の大地】で何でも作ることも可能なのだ。
こんな使い方も出来るとは初めて知った。
(前後左右と下を塞いだか……上ががら空きだが……なるほどな)
俺は上を見る。
すると、ダークゴブリンが2メートル級の棍棒を持って俺をぶん殴ろうとしていた。
トゲトゲが付いているため、当たったらヤバイ。
しかし、俺はそんな事は後回しにしてジャンプする。
ダークゴブリンは棍棒を力を込めて振る。
過去の俺との戦闘によって多分本番に慣れているのだろう。
俺はその攻撃を空中で回避する。
力を込めて振る攻撃は、残念ながら精度は比較的に良くない。
運良く当たるとダメージは大きいのだが。
すぐさま俺は足先をダークゴブリンの肩に引っ掛ける。
そして、彼を真下に叩き落とした。
下にいたゴブリン達は俺に向けて矢を放とうとするが、ダークゴブリンが自分達の所に落下してきた為、一時撤退を余儀なくされた。
だが、準備を伺っていた残りの弓部隊は空中の俺に矢を放つ。
毎秒10発の矢が襲いかかってきた。
着地した俺はビリリと痛みを感じる。
右足のふくらはぎと太ももに矢が掠ったようだ。
血が滲んでいるが、まだまだこの程度で音を上げる俺ではない。
(流石に空中はマズかったなぁ。全力で回避したんだが)
ゴブリン達の連携がしっかりととれている証だ。
更に俺に休憩を挟まないと、槍部門のゴブリンが俺に槍を向ける。
俺は木の棒で応戦するのだが、槍の方がどうしても長いのでジリ貧状態だ。
「ちっ……あれ?」
「やっとそこに気付きましたね。アイリス先生。」
俺は後ろに移動して回避しようとするが、なんと補助魔法部隊が既に【水晶の大地】によって後方を塞いでいた。
槍のゴブリンのひとりが嬉しそうに告げる。
(コイツら……そうか、【情報伝達】で何時でも連携が取れるんだったな!)
あまりの連携プレーの正体にやっと気づいた俺だったが、今此処で気づくのは少し遅かった。
「先生! チェックメイトです!」
弓部隊の隊長である女ゴブリンが俺に向かって勝利宣言をする。そして今度は、上方から矢を一斉に飛ばした。
曲射で俺を狙うつもりだ。
流石にコレをマトモに食らっては負け確定である。
(なるほど……攻撃は手加減をするけど、回避は本気の力を出そうか!)
「【魔法の矢・改】!」
俺は飛んでくる矢に向かって、魔法で作った矢を数百本ほどを放つ。
槍部門は必死に俺の詠唱を妨害しようとするが、足止めの役割である彼らには無理であった。
この矢は特殊だ。
攻撃する為の矢では無く、防御する為の矢。
鏃ではなく、攻撃を受け止める50センチ程の皿のようなものが付いている。
その皿に矢が当たると無力化するようにしている。
ハッキリ言って逃げる時の隠し玉。
特訓中に飛んでくる矢に困った末の対策である。
「嘘……。」
「物事が全て上手くいくとは限らんぞ。」
彼女は呆然と立ち尽くす。
此処で勝てると思ったのだろう。
俺は彼女にアドバイスする。
そして、俺は荒技で水晶の壁を乗り越えて脱出した。
そこからのゴブリンの攻撃は大したことはなかった。
作戦がなくなった今となっては、連携プレーが多少とれていてもズレがおこってしまう。
結局60分の間に俺を倒す事はできなかった。
戦闘が終わって呼吸を少し整えていると、なにやらゴブリン達が集まってザワザワとしている。
何事だ?と思った俺はその方向に歩く。
泥なので足をそこそことられるが、特訓はたいていこんな状態だったので全く気にしなかった。
すると、近くなる毎に声が明瞭になっていった。
「皆、ごめんなさい……もう一つ作戦をたてておくべきだった……。この戦闘の敗北は私の責任です……。」
「気にすんなって! 『アイリス先生が隠し玉を使わなければいけないくらい、ギリギリまで追い詰めることができた。』と考えるのが理想だぜ。」
「コレハ、ミンナノセイ。キミガヒトリデセオウヒツヨウ、ナイ。」
「そうだな! 俺達が文句を言う権利はどこにもないよな!」
「ムシロココデマナンデ、【アカノキシダン】トノセントウニイカセラレルコトヲカンガエレバ、ジュウブンダ。」
「ありがとう……皆……。」
彼女は皆に頭を下げて謝る。
しかし、他のゴブリン達とダークゴブリンはすぐさま彼女を庇う。
彼女のミスではなくて皆のミスだから、一人で責任を持たなくて良いと。
更に監視役であるダークゴブリンのボスがナイスサポートをしてくれた。
彼女は一滴の涙を手で拭いながら少し感激している。
(なんて生徒達だ……コレが人間だったら、責任のなすりつけ合いが始まって争っているぞ?)
今日の戦闘により、どっちが魔物でどっちが人間なのかわからなくなった。
ただ「魔物全員が悪い」という感情は、俺の中ではとっくの昔に消え去っているのは確かだ。
戦闘を終えた俺達は温泉に入りに行った。
現在、温泉は日に日に進化している。
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男、女は初期から既にある。
風呂の種類は5種類。
釜風呂、木製の浴槽、水風呂、激熱のかけ流し源泉、緑草風呂。
そして、シャワー3台である。
木製の浴槽の上方にある巨大な絵には、何故かユッケと戦っていた時の絵が飾っている。
女風呂はモーク&俺がユッケに挟撃した場面。
男風呂は収納魔法からひょっこりと出たモークが、ユッケにナイフで一撃を当てた場面。
血の描写が妙にリアルだが、まぁ多分大丈夫だろう(そもそも誰が描いたんだろ?)。
緑草風呂は水温38℃の薬湯である。
サングラス曰わく、ゲガをしている時の治療促進や老化防止などの効果が期待出来るという。
ちなみに俺が入ると、大抵の傷は風呂に入っただけですぐに癒えてしまうのだ!
そして、脱衣場とサウナまで完備している。
源泉の温度を利用して作られたサウナの温度は50℃前後と言った所だろうか。
風呂の仕組みはこうだ。
まず、ユッケ特製のポンプで地下2800メートルから地表まで汲み上げている。
付属のレバーを上げている間はお湯が出続ける仕組みだ。
そして汲み上げられたお湯は、10センチ程のパイプを通ってゴブリン洞窟の中にある風呂場へ流れる。
パイプは地中に埋められており、熱が外に出ないように木製の筒状の中に入っている。
汲み上げられた地点より風呂場の方が低いため、温泉は当然風呂場に流れていく。
そしてそこから3本のパイプに枝分かれしていく。
温泉の温度によって分けなければいけないからである。
釜風呂、木製の浴槽(普通)、緑草風呂はオレンジ色のパイプに。
水風呂は青色のパイプに。
激熱のかけ流し源泉は赤のパイプに分けられる。
赤のパイプはそのまま石風呂に流れ込む。
源泉風呂なので温度は何もいじっていない。
ちなみにこの源泉の温度は日に日によるが、大体70℃前後である。
これではモークとユッケしか入れなくなるため、残りの2本は40℃と15℃前後に抑えるように途中で冷却している。
少し前はユッケの魔力で【氷生成】をしてなんとかなっていたが、今は魔法部門のゴブリン達で何とかなっている。
冷却装置か何かがあったら一々そんな事をしなくても良いのだが……。
まぁ、それでも温泉が入れるようになったのはデカい。
まさか脱衣場とサウナ、水風呂まで付いて来るとは夢にも思わなかった。
初期の頃は一種類しか無かったと言うのに。
あと、用が住んだお湯はそのまま捨てるのはもったいない為、濾過装置で綺麗にしている。
飲料水や畑の利用、水が増えたことによって家畜の世話などの様々な発展が期待出来そうである。
ちなみに、ダークゴブリンがモークの穴掘りの周りに作っていた穴は既に完成している。
必ず数人はこのパイプに居るようにしている。
いわば管理人である。
これでもし汲み上げるパイプに何らかの不備が出た場合は、管理人がすぐさま村長や俺達に報告出来るようになった。
(これで風呂の為にイケザキ村に強制帰還することは無くなったな)
バクテリアに感染しなくてすむようになりそうである。
もうちょっと温泉の完成が遅れていたら大変な事になっていたのだろう。
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「アイリス、見てー。やっぱりあの戦いはすごかったねー!」
男子風呂に掲げてある絵をみたモークが、俺に昔を思い出させる。
モークはプカプカとお湯を漂いながらゆったりと絵を観察している。
描写がリアルな血の部分をずっと見つめているのは、多分何かしらの思い入れがあったのだろう。
(お前……。此処に来る度にこの話何回したんだよ……)
褒めて欲しいという純粋な心なのは理解出来るのだが、たまにはちょっとした別の話を聞きたかったので話題を切り替えることにした。
最近、朱の騎士団との戦闘準備の事で頭がいっぱいである。
何かリラックス出来るような出来事が欲しいのだが……。
「ああ、モーク。確かにユッケ戦は凄かったなぁ。それに血がリアルでビックリしたよ……所でお前、最近何か面白かった事はあったか?」
「……え? うーん、面白いっていう奴じゃないんだけど、ビックリする事はあったよ。それをゴブリン村長に話したらわかってたらしいけど。」
「? ビックリする事って何だ?」
興味を抱いた俺はモークの返答を待つ。
「あの密偵さんいたじゃん?」
「ああ、いたな。……で、それがどうした?」
「密偵さんから『明日の夜にまた会いたい』という手紙が昨日の昼、洞窟前にあったんだよね。」
「偽物かどうかは検討したか?」
「うん。多分本物。それに、やるんだったらもっと別の手段を使うハズだよ。今は村長本人が指揮をとって準備をしてる。」
俺は右手を顎に近づけて考える。
しかし温泉の入っているリラックスし過ぎたこの状況は、俺にとってはあまり集中出来なかったため、良いアイデアは浮かばなかった。
すると、近くにいたゴブリンが俺の考える素振りを見て興味津々に見ながら俺に質問をしてきた。
「アイリス先生、深刻な顔をしてどうしたんですか?」
「ああ……密偵の事でちょっと考え事をしていてな。」
「あの密偵さんがどうしたんですか?」
「今日の夜にまた来るらしい。使者と立場は同然だから絶対手出しはするなよ。」
「そうですか……。」
ゴブリンは俺が考えていた時とほぼ同じ体勢に入って真剣に考えている。
「こんな娯楽の時間に悪いが……お前の意見を聞きたい。あの密偵は今どんな状況にいると思う。」
「そうですね……『今までずっと【朱の騎士団】のやることを信じてきたけど、誰かに諭されてから疑問を抱き始めている。』んだと思います。」
「もしかして、諭された奴がコイツとか?」
俺は少し思い出し、密偵に諭した可能性が高いモークに指を差す。
「指を差すなんてひどいぞー」と愚痴を言うモークを尻目に、話を続ける。
「確か……『500人の命を絶対ムダにすんなよ。』だったかな? その言葉で【朱の騎士団】に対して密偵が疑問を浮かべている……と。そう言うことか?」
「はい。恐らくそうだと思います。」
ゴブリンは頷いて返事をする。
自信がないようなのか、苦い表情を崩すことなく真剣に考えている。
しかし、そうなると密偵にとっては死と隣合わせである。
敵対者である俺達にわざわざ話に行くなんて以ての外。
朱の騎士団からは裏切り者だと誤解されてしまえば首が飛ぶ。
そんな自殺行為がわかっているにも関わらず、俺達と話がしたいと向こうから言ってきたのだ。
(モークの言葉で改心したか?平和的解決で済むのならそうしたいのだが……)
「多分密偵は相当苦しんでいると思いますよ。彼女の報告は500名の命を左右しますからね。地図を燃やしたのは功績を上げて自分が死なないようにするため。村長はそれを全部読んだ上で、『面白くなってきた』と仰ったのではないでしょうか?」
「そうか……なるほどな。って事は……平和的解決を望んでいるということか。」
「はい。誰も死なない戦争を望んでいるかと。」
それは不可能な話だ。
此方のゴブリンの数は相手の半数以下。
手加減をしていては絶対に勝てない。
ましてや、殺し合いが横行する戦争で不殺など狙ってもできないのだ。
「まあ、彼女がどんな発言をするのか聞いてからが本番ですね。……はぁぁ。人間ってとても面倒な生き物なのですね。」
ゴブリンは溜め息を吐く。
同族を殺した人間が複雑な生き物とは思わなかったからである。
溜め息を吐く気持ちは俺には痛いほどわかり、俺は人間の仕組みの一部を説明する。
「仲間になると非常に頼りになるのが人間だが……敵に対しては、氷みたいに冷たいタイプが多いからな。知能が高すぎるが故に誤解が生まれるんだ。」
「……そうですか……。」
「……よし! こんな気が重い話は後だ後だ。今はゆったりと温泉に浸かって体を癒さいとな! 今日はお前達にゾンビ牛が出ると村長が言っていたぞ!」
「マジすか! メッチャ期待しときます! とりあえず今日の風呂は此処で止めておきます。」
「ああ、楽しみにしておけよ。」
「当然ですよ!」
俺は自分に少し言い聞かせるように心機一転のつもりで意気込む。
ゴブリンを喜ばせるために事実も話す。
すっかり食べる気満々になったゴブリンは俺を置いて風呂を出て行った。
いつの間にかモークは何処かへ行ってしまい、独りになってしまった。
「面倒な生き物……か。」
俺は独り言を呟きながら風呂に浸かっていた。
ゾンビ牛がメインの食事をゴブリン達の大半が食べている時の俺達は、ゴブリン村長の部屋に集まって待っていた。
彼女がもうそろそろくる時間である。
村長はゴブリン達に指示を出していた。
多分彼女にお食事を振る舞うつもりなのだろう。あと、【朱の騎士団】が襲う可能性も否定出来ないのでその準備も兼ねている。
(他の密偵が見ていたら彼女は絶対死ぬけどな)
そんな事を思いながら俺はゴブリン達の手伝いをしていた。
数十分後に動きがあった。
《アイリス様。ゴブリン洞窟から100メートルほどに彼女の姿を確認。此処に向かってきています。》
了解。
彼女を付けている他の密偵や兵隊はいるか?
罠の可能性もあるから念の為に聞いておくが……。
《いいえ。彼女一人と推測します。外の報告は任せてください。》
頼んだぞ。
「村長さん。彼女がもうすぐ来ます。もうじき門番役がテレパシーで教えてくれるかと。」
「了解ですぞ。それでは皆さん、散れ!」
俺は念の為に村長に報告する。
村長は見守り役のゴブリン達に命令した。
50を超えるゴブリン達が一斉に動き出し、各自の持ち場へと移動する。
村長の部屋にいるのは俺達と見えている見守り役合わせて10人ほどだ。
しかし、裏ではそれの4倍程のゴブリンがこの話し合いに耳を傾けている。
「それでは、最終調整と致しましょうか。アイリス、ボス殿はそのまま自由で構いません。モーク殿は事前に話した打ち合わせ通りに御願い致します。ユッケ殿は彼女に強さを聞かれたらホントのステータスを彼女に見せてください。」
村長は各自の任務を再確認させる。
人間である俺とダークゴブリンのボスは今回は出番無しである。
特に目立つ必要も無いからだ。
モークは彼女を最初に諭したとされるのでちょっとした事をする。
ユッケは何故か自分のステータスを開示する予定だ。
すると、ユッケから質問が出た。
「ちょっと誇張した武勇伝みたいな話をしても良いか?」
「構いません。兎に角、彼女をビビらせる事が大切です。」
「わかった。ちょっとビビらせるか!」
許可を貰ったユッケは自分の腕を曲げて筋肉があるぞというポーズを取る。
特に筋肉が付いているという訳では無いのだが……。
すると、すぐに門番から連絡が入ったという知らせが村長から入った。
門番が見る限り、あの時捕まえた本物の彼女だという。
村長は案内を問答無用で許可した。
さあ、話し合いといこう。
俺達に捕まった敵の密偵が、どうして自らの意志で此処へきたのか。
彼女の真意は非常に気になる。
俺達は彼女が村長の部屋に来るまでの間、何処か静寂で不思議な雰囲気を味わっていた。
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