表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
野蛮学校物語  作者: yukke
第2章 運命の魔物たち編
54/116

名(迷)台詞 1~50話 前編 No.1~100

※個人的に名(迷)台詞、名(迷)シーンだったものを集めてみました。完全茶番です。


見方

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.??


 (此処に文、または台詞が入ります。)


 ~(台詞や文のキャラ名。一部複数あり)~

 第?話 (タイトル)


 (ちょっとだけ説明?)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.1


 俺は俺。名前はまだない。

 20歳になるまで名付けはしてもらえない。


 ~【臆病者】~

 第1話 臆病者の旅立ち


 【臆病者】の冒頭初台詞シーン

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.2


 チョウシノッテナイデス。

 正直びくびくしてます。

 マジで怖いです。


 ~【臆病者】~

 第2話 とりあえず食料を街で買おう


 そこまでビビる必要あった?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.3


 「主人公の魅力を最大限引き出す事が出来る素晴らしい演技をしなさい!」


 ~異世界人~

 第4話 俺様は悪役になる


 悪役は重要!必要!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.4


 10日以内に返事ちょーだーい!

 期限までにお返事しなかったら戦争すると見なすよ。


 じゃーねーっ!


 ~イミルミア・アルト・リーア=ローゼル~

 第4話 俺様は悪役になる


 子供っぽいのに恐ろしい……。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.5


 森ではなかなか味わうことのない独特のアクションだな。


 朝早くから恐怖体験とはお疲れ様である。


 でも、甘く無い人生こそ素晴らしい人生ではないかと俺は思うのだが(名言かもしれないな!)。


 ~【臆病者】~

 第5話 逃げても撒けば勝ち 中編


 ?「俺、ネタ担当でもよくない?」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.6


 あれをくらったら不味い。


 蕎麦の容器の角の痛さより痛い。


 ~【臆病者】~

 第5話 逃げても撒けば勝ち 中編


 蕎麦の容器と普通比べる?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.7


 れっきとした【悪役】のつれぇ所は、例えどんなに可哀想であっても無慈悲であらなければならねぇ。



 【悪役】が主人公よりも綺麗だったら「主人公いらねぇじゃねぇか!」という結論になる。


 だからこその【悪役】。


 ~チンピラのボス~

 第6話 逃げても撒けば勝ち 後編


 悪役にたいするこだわり。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.8


 自信は十分にある。


 絶対間違っていることに!


 ~【臆病者】~

 第7話 悲報「【臆病者】、迷子になる。」


 じゃあ間違ってるんだね?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.9


 俺もいつか、こんな家庭を築くのだろうか。


 冒険者で出稼ぎして、一家の大黒柱になって、それで……。


 でも、俺は【臆病者】。


 これからの旅も修羅道を貫くのだろう。


 勿論、独りで。


 ~【臆病者】~

 第7話 悲報「【臆病者】、迷子になる。」


 自分は独身だと決めつける【臆病者】。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.10


 男「ちゃんとサンマ(モドキ)の目玉をしっかり焼けと言っただろうか!!」

 女「なによ! 自分でもう一度焼けばいいじゃない! 私はこの家の家事で大変なの!」

 男「うるせえ! コッチだって子供養うために命張った仕事(冒険者)やってんだ!」


 ~住宅街に住む男女~

 第7話 悲報「【臆病者】、迷子になる。」


 夫婦ゲンカは些細な事で……。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.11


 「いやーすみません! 初めて此処の村に来たんですけど、凄く複雑ですねー。お陰で、お腹が空いてしょうがないんですよー。ここから出る出口を教えて……え?」


 ~【臆病者】~

 第7話 悲報「【臆病者】、迷子になる。」


 【臆病者】とバレない為にはしょうがない。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.12


 町の集会の集まりできているあの勇ましい服とは少し違った男としての魅力を秘めている。


 (決して俺は異世界の言葉で言う【ほも】と違うよ! 絶対違うよ! 誤解しないで!)


 ~【臆病者】~

 第7話 悲報「【臆病者】、迷子になる。」


 誰に対して言ってるのだろうか?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.13


 俺が身近な人の中で、イグナル村長に一番敬語を使っている気がする。


 堅苦しいのではなく、誰も見下さず、誰でも助けようとするその性格に尊敬したから。


 俺が大人になるための、理想の30歳だ。


 ~【臆病者】~

 第8話 村長と村 楽


 敬語を使うほど尊敬。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.14


 「で? どうして此処へ来た?ここは冒険者どころか一般区画の住民ですら立ち入らんぞ?」

 「ああ、えっと……そうですね……かくかくしかじかで。」



 俺はワザとかくかくしかじかと言った。


 俺とイグナル村長だけに通じる言葉で、意味は『説明めんどくさい』である。


 ~【臆病者】~

 第8話 村長と村 楽


 「かくかくしかじか。」はい。次!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.15


 「まあ…………頑張ったな坊ちゃん。」


 ~イグナル村長~

 第8話 村長と村 楽


 かける言葉見つからねー。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.16


 「ハハハハハッ! なかなか面白いが、自虐ネタを余り多用するなよ。女の子にドン引きされるぞ! あと、冗談が通じない奴には厳禁だぞ。」

 「わかってますよ! 村長さんだと全然冗談が通じるから言っただけです!」


 「ハッハッハッハ! お前ってそんなに人をじっくり選んでたのか。」



 なんか変態扱いされた気がするが、イグナル村長さんだと全然気にしなくなる。


 たぶん違う理由で言ったのだろう(たぶん!だけど……)。


 ~【臆病者】・イグナル村長~

 第9話 村長と村 苦 前編


 でも、自虐ネタは多くない?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.17


 異世界人たちの仕事の中に【げいにん】というものがある。


 【げいにん】は常にお笑いの流行を掴み、人々を笑いの渦へ引き込ませるセンスが問われる。


 場合によっては一攫千金を狙えて、どこでも引っ張りだこな状態になれば、仕事は数十年は安定するらしい。


 俺は【げいにん】には向いてなさそうだ。


 ~【臆病者】~

 第9話 村長と村 苦 前編


 芸人は夢がある。けど、向いてない。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.18


 悩み苦しんだ俺が、黒紫色のオーラにかかってすらない!?


 もしくは、もうすでにかかっている?


 ~【臆病者】~

 第9話 村長と村 苦 前編


 (中略)まあ、辛いよね?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.19


 驚くことに、いじめっ子の彼奴は【勇者】の才能をもっている。


 性格がにじくれていても、【勇者】の才能をもっているから、勝手に人がついて来る。


 ~【臆病者】~

 第9話 村長と村 苦 前編


 皮肉表現。【勇者】は善良とは限らない。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.20


 「イグナル村長、私と初めて出会った時は覚えていますよね?」

 「ああ! 勿論だ! あん時実は、焦って声が出なかったんだ。皆は『何故ビックリしなかったんですか、村長さん?』とか言われたよ。けど、本当はマジでビックリして声が出なかっただけなんだ。」


 ~【臆病者】・イグナル村長~

 第10話 村長と村 苦 後編


 それはそれで凄くない?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.21


 人は誰だって何かの秘密を他人にバラさないように生きている。


 知らない他人ならまだしも、仲のよい友人に無理にえぐり出す必要は無い。


 無理にえぐり出して、友達との関係を自らが壊していいのか?


 その人が秘密をカミングアウトするまで、待ってやるのが一番ではないか?


 (カッコイイ?こと言った気がするけど、すげー村長の秘密が気になるんだが)


 ~【臆病者】~

 第10話 村長と村 苦 後編


 最後で面目丸潰れ。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.22


 「俺、いつかでっかくなって帰ってきますよ。イグナル村長さんの抱えてることは俺に任せてください!」

 「ハハハハハ! 俺達の村はもう一人でっかい人間が排出された気がするな!」


 ~【臆病者】・イグナル村長~

 第10話 村長と村 苦 後編


 あと1人誰だったんだろう?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.23


 ……そろそろお別れの時間かもしれない。


 (異世界人が作った【ほたるのひかり】という音楽が流れる雰囲気だけど、決して流れないから!)


 ~【臆病者】・イグナル村長~

 第10話 村長と村 苦 後編


 流れません。絶対流れません。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.24


 「ええ、かまへん。事情はわかった。坊ちゃんもチンピラ達から逃げるというどうしょうも無い事態に巻き込まれたのはわかった。せやから弁償なんぞええ。」


 ~出前店長 今田智和~

 第11話 【うどん・そば 池崎処】


 出前店長の人の良さがわかる台詞。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.25


 「……それに大事なのは、《心》なんや。坊ちゃんはわざわざ謝罪するために此処まで来たんやろ? まあ、単純にそば食いたいってだけやったかも知れへんけどな。『謝罪しないといけない』っという気持ちと『反省している』っていう気持ちを持つ事が大事なんや。」

 「でも、弁償する事が謝罪の意味では?」


 「その方法も一つの謝罪のやり方やねん。けど、金もらうと謝罪やと言うことは、金貰ったらそれですむ話なんか? それは少しちゃうと思いませんやろか? 金もらってもこちらは笑えまへん。」


 ~出前店長 今田智和~

 第11話 【うどん・そば 池崎処】


 弁償よりも心に籠もった謝罪が大事。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.26


 「でも、この世の中は何らかの形で弁償せな飽きまへんのやわ。謝罪だけでは駄目だとか言う人もおんのは、そのためやな。」

 「……。」


 「《心》と言うのは、人によっては見えへん事もあるねん。それに、《心》がこもってない挨拶や謝罪をする人がおるからそんな世の中になったんちゃうかと俺は思とんのやわ。」


 ~出前店長 今田智和~

 第11話 【うどん・そば 池崎処】


 金で償う理由。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.27


 「これからどっか宿をとるつもりなんやろ? おっちゃんはあんたをわざわざ路頭に迷わせる事はせーへん。そんな事して店にヘンな噂たてられたら、コッチもたまったもんやないで。」


 ~出前店長 今田智和~

 第12話 損害賠償の行方は?


 弁償を安くしてくれた出前店長。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.28


 「坊ちゃん。別におっちゃんの話を耳で聞くだけでええねんで? 折角の熱いそばが冷めてしもたらアカンからな。はよ冷めないうちに食べな。真剣に聞く必要も無い。あくまで今は客の店員や。生徒と教師やあらへん。」


 ~出前店長 今田智和~

 第12話 損害賠償の行方は?


 ?「料理人と客やからな。」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.29


 「もう坊ちゃんは【臆病者】やない! 一人前の【冒険者】や! 他人なんかに振り回されんと、自由に【冒険】して来い!」


 ~出前店長 今田智和~

 第12話 損害賠償の行方は?


 出前店長、渾身の名台詞。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.30


 「ハイ!! 本気で【英雄】になって見せますよ。この世界のクソみたいな常識の一つくらい、この手でぶっ壊しますよ!」



 俺はガッツポーズをする。


 勝ったときの喜びではなく、「期待しておいてください」の余裕の表情から出たポーズだ。


 ~【臆病者】~

 第12話 損害賠償の行方は?


 No.29の台詞に応える【臆病者】。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.31


 なんか奥に薄い本パンフレットが入っているぞ?


 俺は薄い本の見出し(表紙)を見る。


 なになに?【オトコのココロを満たす、男女の最上級のどえろ純愛の本が新発売】?


 俺は【どえろ純愛】の意味がわからずついついページをめくってしまった。


 ……。


 ……。


 ……パタン、見なかった事にしよう……。


 俺は薄いそのパンフレットを再び机の引き出しの奥にしまった。


 ~【臆病者】~

 第13話 ふつうのホテルあるある


 ※20以上推奨本でした。男女が(中略)。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.32


 「ごめんなさい。それだけは絶対に無理です。」

 「どうしてだ? 仮面を外すだけで干し肉が貰えるんだ。これ以上の甘い条件は他にはないぞ?」



 俺にとっては厳しすぎる条件ですそれ……。


 ~【臆病者】~

 第14話 一触即発の出来事


 逆に簡単な条件ってなんなの?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.33


 俺は顔を真っ青にして目を瞑りたくなる。


 終わった(人生は終わらないけど)。


 ~【臆病者】~

 第14話 一触即発の出来事


 仮面が外れて絶望する【臆病者】。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.34


 「お前さんは何故、あのモークタンを殺さなかった? 第一モークタンは最弱の魔物、実際試験を受けたものは皆合格している。不合格だったのはお前さん一人だけだ。」


 「結局、それをネタに俺を【臆病者】にでっち上げたんですよ? 俺の話を一切聞いてくれなかった皆もどうかしてますよ。俺が本当の理由散々言い触らしても、ほとんど信じてくれなかったんですよ? 今更『教えてくれ!』と言われてもどうせ信じてくれないんですよね?」



 俺は痛烈に皮肉ぐちを言った。


 少し言い過ぎな気がしてきたが、ここまで言わないと相手の本性を引き出せないから仕方がない。


 ~【臆病者】~

 第14話 一触即発の出来事


 信じてくれずに人間不信。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.35


 「俺、モークタンが可愛いと思ったんですよ。何でこんな可愛いモフモフしたスライムっぽい奴を殺す必要があんのか?って。そう思ったら、自分がバカバカしくなって。殺さなかったんですよ。」


 ~【臆病者】~

 第14話 一触即発の出来事


 カワイイは正義!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.36


 店主は俺の話を聞いてポカーンとしている。


 今まで自分たちが聞いていた大嘘の噂に乗せられた分の時間がそうさせているのだろう。


 噂とは恐ろしい。


 【戯れ言だけで世界を変える】。この世界のことわざだが、案外間違っていないのかもしれない。


 ~【臆病者】~

 第14話 一触即発の出来事


 ことわざに入れでもいい気がする。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.37


 「それに、【臆病者】で良かった気がするんです。」

 「何故?」


 「だって【臆病者】と言われなかったら、絶対俺はこんなに頑張らなかったんじゃないかって今でも想像してるんですよ。」

 「何故君はそこまでして……。」


 「そんなもん、冒険が子供の頃から好きだったからですよ。」


 ~【臆病者】~

 第14話 一触即発の出来事


 ホントは滅茶苦茶つらかったよね?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.38


 「ハーイ!そこのガール。このブューティフルなサングラースを見ていかないかい?」

 「嫌です。やめてください。」


 ~サン・グラース~

 第15話 下手くそな商人サン・グラース


 サン・グラース初登場シーン。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.39


 (なんか、異世界人がよく言う【はわいから帰ってきたばっかの奴】なのか?そもそも寒くないの?)


 ~【臆病者】~

 第15話 下手くそな商人サン・グラース


 11月の夜でそれはキツくない?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.40


 「オーケー! ではミーの出身地は……とトーキングしたい所ですが、ナイショなんです。と言うか出身地はミーにもわからないというか何というか……少し皆とはディファレンシャルな感じでね……オーノー! このトピックは少しトーキングし過ぎたようです。アイムソーリー。チェンジ、ミーの名前がサン・グラースと言うことはもうノウイングしてますよね? 実はミーにはもう一つネイムがありまして、スピリッツキン……オー! チェンジ! ともかくミーは……」



 ※よーし!では私の出身地は……と言いたいところなんですが、実は内緒にしてるんです。と言うよりも、出身地は私にもわからないというか、少し皆とは違った(差別的な)感じでね……おっといけない!この話は少し言い過ぎたようです。ごめんなさいね。ところで(サン・グラースの独自語)、私の名前がサン・グラースだという事はもうご存知ですね?実は私にはもう一つ名前がありまして、精霊キン……しまった。ところで!(動揺)ともかく私は……。


 ~サン・グラース~

 第15話 下手くそな商人サン・グラース


 しれっと大事な事言ってない?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.41


 「あの……数字が凄い勢いで下から数字が流れてきたんですけど、何ですか?」

 「ミーが開発した、異世界人のテクノロジーのクリスタル【AI】のファーストインフォメーションプログラムです。まだユーのインフォメーションをローディングしてるから、そのままウェイディング!」



 ※私が開発した異世界人の技術の結晶【A・I・】の初期情報プログラムです。まだあなたの情報(【臆病者】のステータスなど)を読み込み中だからそのまま待ってね!


 ~サン・グラース~

 第15話 下手くそな商人サン・グラース


 ?「何を言っているのかサッパリだ。」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.42


 便利にしようと一生懸命開発したら、戦争の道具として使われた話はよくある。


 ただ、それが開発者の望みだったのかと言うと、ほとんどの開発者はノーと答えるだろう。


 自分の発明した商品が原因で沢山の人が殺されたという事実を死ぬまで引きずるハメになるのだ。


 サン・グラースの気持ちはよくわかる。


 俺はオッサンと言ったけど、この人も苦労してんだな。


 ~【臆病者】~

 第16話 【AI】の力


 開発による戦争利用。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.43


 《なかなか直球の質問をしてきますね。本当に心の影が微かに反応している人の言うセリフではありませんよ?》


 ~サングラス~

 第16話 【AI】の力


 影はもっと多い気がするんですが。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.44


 「オー! 何とショッキングな事でしょう! ユーを疑っていたばっかりに、このミーがビックなミスをしてしまうとは……。」



 ※おお!なんと衝撃的な事でしょう!あなたを疑っていたばっかりに、この私が大きなミスをしてしまうとは……。


 サン・グラースは急に、いつもの商売モードヘンな口調へと逆戻りする。


 ~サン・グラース~

 第16話 【AI】の力


 早く真面目モードに戻ってください。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.45


 「ハッキリ言っておきます。人は死にます。知恵はあっても、他より脆いです。でも、誰も傷つけたくないというサン・グラースさんの気持ちはわかりますが、この世界は残酷です。」


 ~【臆病者】~

 第17話 サングラス奪還作戦


 今が荒れた時代なのだ!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.46


 「あのサングラスを開発して、後悔していませんか?」

 「後悔はしていません。自分の製作物を愛さなければ、開発者でも失格だと親父に言われましてね。以来開発には何時も全力でしたよ。製作が子供の頃から大好きだから、疲れていても頑張りたくなるんですよ。でも、それを人間に広めて自慢したのは後悔してますね。もう少し慎重になるべきでした。ただ、開発して後悔したことはありません。むしろ出来て幸せでしたよ。」


 ~サン・グラース~

 第17話 サングラス奪還作戦


 開発したものに後悔は無し。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.47


 だから生産職につく人もいるのか……。


 少し生産職の人達の仕事の良さがわかった気がした。


 ~【臆病者】~

 第17話 サングラス奪還作戦


 19になって初めて生産職の魅力を知る。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.48


 「お前はどうしてそこまで息を使って喋ることが出来るんだ?」

 「俺は人に蔑まれた悔しさから特殊な特訓をした結果、此処までの領域にたどり着くことができた。」


 ~【臆病者】~

 第18話 半分成功、半分失敗


 苦労した末の能力。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.49


 《すいません、間違えてあなたに―閃光―をしまいました。許してください。》


 ~サングラス~

 第19話 サングラスは人を選ぶ?


 【AI】恐るべし。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.50


 ……ていうか人の髪の毛の隙間に勝手に極小マイクロチップとやらを付けるのもどうかと思うけど……。



 《……まあ、計算していた事なので大丈夫かなと思いました。》



 何か少し言い訳臭いな……。

 端っからそうでした、的な。



 《……。》



 ウワッ!


 何で機械が人間臭いやり方の「黙る」という選択肢が入ってるんだよ!


 ~【臆病者】・サングラス~

 第19話 サングラスは人を選ぶ?


 人間臭い返答機能付きです……要らない!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.51


 《お見事です。なかなかの鋭さですね。》



 ああ、ありがとう。


 (まさか機械にまともに誉められるとは……人生ってものはわかんないものだな。)



 《……あなたは馬鹿です。……それより、合図の3秒後、黒ずくめの人はあなたに襲いかかってきます。少し右に避けるだけで簡単に回避出来ます。》



 嬉しかったのに訂正するのは酷くない?


 ~【臆病者】・サングラス~

 第19話 サングラスは人を選ぶ?


 誉められて貶される【臆病者】。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.52


 へぇ~。

 なかなか凄いなこのオッサン。


 ちょっと尊敬してしまいそうです。



 「と言うことで~。ミーのミッションはサクセスにフィニッシュデース。それでは、Let's 商店町の中央ロードへゴー!」


 ※と言うことで、私の作戦は成功と言うことになりました。それでは、商店町の中央道路へ行きましょう!


 その商売モードが無かったらの話だけどな。



 《……奇遇ですね。私もそう思っていた所です。》



 サングラスさんも商売モードについては言えるのか……。


 ~【臆病者】・サン・グラース・サングラス~

 第19話 サングラスは人を選ぶ?



 ?《マスターの商売モードは無理ですね。》

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.53


 「サン・グラースさん。一体どうして俺を? 一応言っておきますけど、俺はこの町で【臆病者】と呼ばれています! あなたもこの町では少しくらいは耳にしている話じゃないですか?」

 「オー。確かにユーは【臆病者】デース。バット、それがどうしたんですか? ユーが歩いた今までのライフは他のピーポーよりもデンジャラスだったでしょう? マイサングラスのインフォメーションはミーにも届いているんですよ?」



 《おお。確かにあなたは【臆病者】です。しかし、それが一体どうしたんですか?あなたが歩いた今までの人生は他の人間よりも危険なも修羅の道を歩んできたのでしょう?サングラスの情報は、私の所にも届いているんですよ?とサブマスターは仰っています。》



 ああ、訳してくれてありがとう。


 正直、少し前から訳してほしかったって言う所はあるけど……。



 《……面倒くさくなったのは事実です。》



 おい!

 そこで人間っぽい所出しちゃ駄目でしょ!?



 ~【臆病者】・サン・グラース・サングラス~

 第20話 サングラス奪還の褒美は?


 だから人間臭い機能は要らないって!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.54


 「この荒れ果てた世界に、いまさらサングラスなんぞと思うかもしれません。ですが、良いのではないですか? サングラスは人を選ぶことは無いのです。【臆病者】とバカにされていた人が、サングラスで立派な【冒険者】になったという伝説を創ってみては如何ですか!?」


 ~サン・グラース~

 第20話 サングラス奪還の褒美は?


 売り文句それで良くない? 一応名台詞。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.55


 《了。極小チップ【ミニチャン】の機能使用。【ヘルヒアーモード】に切り替え。》


 ~サングラス~

 第21話 バイキングあるある


 【ミニチャン】の力。地獄耳になる。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.56


 《……あの【商売モード】は仕方ありませんね。初めてあのマスターの商売をみて、愕然としたことを思い出しました。》


 ~サングラス~

 第21話 バイキングあるある


 やっぱりそうですよね。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.57


 《確かに、あの人物の判断は正解でした。ハーレムを築けるだけの魅力はあると思います。》



 じゃあ俺は?



 《いろんな意味で規格外過ぎるので、多分女の方が追いつけません。それに、あなたは女をサポート出来ないのでしょう?そもそもあなたは、サブマスター以外冒険に誘っていませんしね。あと、【臆病者】と言う理由も無視出来ません。》


 ~【臆病者】・サングラス~

 第21話 バイキングあるある


 しれっと「お前は無理」と言われてない?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.58


 《ちょっと待ってください。あなた、シャワー浴びてませんよね?まさかシャワーも浴びずに私という高潔なサングラスを付けるのでは?》


 ~サングラス~

 第22話 さらばイケザキ村!


 口調が変わったのはサン・グラースのせい。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.59


 《何か頭の中で考えてませんでした?あなた。》



 ナニモカンガエテマセン。

 シャワーアビテキマス。


 ~【臆病者】・サングラス~

 第22話 さらばイケザキ村!


 サングラスに圧倒される【臆病者】。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.60


 「あの人凄くね? もう俺の分を越えちまったよ。」

 「あの食べ物、どこへ流れて行くのかしら?」

 「やれやれ、若いもんは愚かだねぇ。そんなに食べ過ぎたら、魔物との戦闘中で全部戻してしまうんじゃないかな?」

 「あの人。凄い。」

 「すげぇなあいつ。こりゃあ俺も少し興味が沸いたな。」



 とかいうひそひそ話が聞こえたのは、【ミニチャン】でほとんど全部聞こえている。


 ~【臆病者】~

 第22話 さらばイケザキ村!


 昨日あまり食べれなかったからだね。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.61


 だが、俺は魔物じゃない。人間だ!


 オマケに超ハイテクサングラスを付けた人間だ!


 ~【臆病者】~

 第24話 あのモークタンがあらわれた 前編


 確かに超ハイテク機能はある。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.62


 ふぅ~。


 スライムさん。どいて。


 俺は一生懸命体を揺らしてスライムさんを背中から離した。


 ~【臆病者】~

 第24話 あのモークタンがあらわれた 前編


 スライム結構重いです。しんどいです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.63


 そんなバカな。


 俺の目が届かない奴でしかも、人間の言葉を理解する奴なんて……。


 そう言いながら俺は一瞬下をみた。


 (いたわ……)


 ~【臆病者】~

 第24話 あのモークタンがあらわれた 前編


 警戒し過ぎて焦った【臆病者】が下を見た。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.64


 「そもそも、どうして人間の言葉を理解出来る? 聞き取りも、話すのも全部人間の言葉だ。」

 「ん~、まあ、魔物なりの事情かな? でも、単に気になったからという訳で覚えた訳じゃ無い。」



 「せめて教えてくれると嬉しいんだけど……。」

 「人間にも少なからずあるんだろ? 自分にとって都合の悪い事は隠す。わざわざ言わなくていい発言をして、他人を巻き込む訳には行かないだろ?」


 ~モークタン(モーク)~

 第24話 あのモークタンがあらわれた 前編


 あながち間違ってはいない。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.65


 「逆に聞くけどさ。何でお前は殺される前提で話を進めてるの? さっきから勘違いしてないか? 少しは逃げようと思わなかったのか?」

 「何が言いたい?」


 「生きたかったのか? 死にたかったのか? はたまた、奴隷にされたかったのか?」

 「それは……」


 「俺は少し前から何となく知ってたぞ? モークタンにも、人間とほぼ同等の感情を持ってると。あの時にお前が向けた視線は、『殺してください。奴隷にしてください』の目線だったか? 俺は末代まで呪うような目だと感じたぞ?」


 「……。」


 ~【臆病者】~

 第25話 あのモークタンがあらわれた 中編


 ?「末代まで呪う目は言い過ぎたな。」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.66


 (人間も人間だが、魔物も魔物だな。その後どうなるのか考えずに、目先の利益ばっか求めてる。こんな事だから、人間と魔物は理解し合える事が出来ないのかもな)


 ~【臆病者】~

 第25話 あのモークタンがあらわれた 中編


 欲張って失敗するパターンです。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.67


 「確かに俺は【生きたい】。そもそもよっぽどの事がない限り、誰だって生きたいだろ? 俺は、俺達モークタンをこんな羽目に合わせた奴らに復讐するつもりだ。」

 「復讐して何になる?」


 「? どうして? 復讐をするのは当然でしょ? こっちは過去1000年にも渡って地獄の日々を味わってきたんだ! 俺はいつか、もっと強くなって、人間どもをぶっ潰す。」

 「『いつか』って何時? 復讐でお前たち1000年の恨みは晴れるのか?」


 「そんなすぐに晴れるなどとはこれっぽっちも思ってはいない。だから、俺達が今まで受けてきた地獄を1000年分償ってもらう事に……。」


 (中略)


 「どうした? 俺を止めるか? さっさと俺を止めてみろよ!」


 (中略)


 「くだらんな。」



 ~【臆病者】・モークタン~

 第25話 あのモークタンがあらわれた 中編


 【臆病者】の名台詞、「くだらんな。」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.68


 「いいか、コレはパフォーマンスだ。今からお前は俺に向かって全力でそのナイフを当てろ。俺は全部回避する。2本投げたら、そのナイフをまたお前に渡す。これで4本分だ。俺は勿論、お前の投げる邪魔は一切しない。どうだ?」


 ~【臆病者】~

 第26話 あのモークタンがあらわれた 後編


 下手したら死ぬよね?これ。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.69


 「どうして、わざわざそんな面倒な事をさせる? お前が勝ったら、俺はお前に強制的について行くと言うのが当たり前の世界だ。何故そうしない?」

 「俺は、誰しもが自由で生きたいと考えているのではないかと思う。旅の友ってものは、強制的について行くものでは無いな。だって、旅の途中で死んでしまう可能性があるだろ? だから俺は最後に、自分で自由に決める権利をあげているのだ。別に嫌だと言っても、恨みも愚痴も言わない。逆に良いよって言われたら、大歓迎だな。」


 「俺は、それに参加出来る権利はあるのか?」

 「勿論。俺は魔物であっても、どんな人間でも拒まない。誰でも大歓迎だ! まあ、まずはパフォーマンスをモークタンに披露しよう!」


 ~【臆病者】・モークタン~

 第26話 あのモークタンがあらわれた 後編


 仲間が増えることが【臆病者】には嬉しい。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.70


 半人前だった俺を見ていたモークタンに、一人前になった俺の全力を見せたい。


 ~【臆病者】・モークタン~

 第26話 あのモークタンがあらわれた 後編


 名台詞。何時か誰かに言ってみたい。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.71


 「魔物は一度放った言葉をそう易々と訂正はしない。僕はそれでも【臆病者】についていきたいと思う!」

 「よーし! 決まりだ! 今日からお前は俺の仲間だ!」



 モークタンは身をふるわせている。

 色々思うことがあったのだろう。


 口調が【僕】になった。多分言葉を選んだのだろう。


 ちょっと嬉しい。



 「……あとごめん。今お腹が空いているから、何か食べ物くれない?」



 ……前言撤回、コイツの口は悪かった。


 ~【臆病者】・モークタン~

 第26話 あのモークタンがあらわれた 後編


 腹ぺこには勝てない。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.72


 「そこでだ! 互いに別の愛称を一生懸命考えて、それを世間に名乗るのはどうかな? ほら、カッコイイ愛称を名乗った方が良いと思うんだけどな。」

 「ふざけるのは無し? 【変態スケベ野郎】とかはアリなの?」


 「……無し。コレは真剣に考えて欲しい。ふざけているかのような愛称を付けたら、俺が納得するまで考えさせるぞ?」


 ~【臆病者】・モークタン~

 第27話 君の愛称は……。


 ?「やっぱ【変態スケベ野郎】……(叩)。」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.73


 【臆病者】達はそれぞれ相手の名前を真剣に考え、そして決める。


 肌寒い風が2人を襲っているにも関わらず、2人は「寒い」と言うのを余り感じなかった。


 【臆病者】は初めての仲間が出来た。


 モークタンは自分を理解してくれる人間が初めて現れた。


 その小さな幸せが風を暖かく感じるのだろう。


 ~???~

 第27話 君の愛称は……。


 ?「……とは言っても寒かったな。」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.74


 「お前の愛称は【モーク】! これからは、モークタンではなくモークと名乗れ!」

 「……わかった。シンプルだが、悪くない。これからは、僕の愛称は【モーク】! ありがとうございます!」


 ~【臆病者】・モークタン~

 第27話 君の愛称は……。


 【臆病者】がモークタンに愛称を付ける。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.75


 「現在、僕は【臆病者】が、どうして【臆病者】なのか、サッパリでした。だって強いもん。僕は、あなたが【臆病者】だというのは完全なホラ話だと確信しました。だから、今度は僕が【臆病者】に本当の愛称を付けたいと思います。」


 (中略)


 「お前の愛称は【アイリス・オーリア】! これからは、【臆病者】ではなくアイリス・オーリア、アイリスと名乗れ!」

 「……わかった。いい愛称だな。これから、俺の愛称は【アイリス・オーリア】! ありがとうモーク!」


 ~【臆病者】(以降アイリス・オーリア)・モークタン~

 第27話 君の愛称は……。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.76


 「モーク。アイリス・オーリアって、モークタン言語でどんな意味何だ?」

 「ええーっと、【慈悲深い人間】って言う意味だよ。アイリスで【慈悲深い、優しい】とか言う意味で、オーリアが【人間】。響きが良かったし、何かそれっぽかったから……。」


 ~モークタン(以降モーク)~

 第27話 君の愛称は……。


 【慈悲深い人間】……ちょっと違う気が。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.77


 15年も前の事だったかな。


 日が経つにつれて、段々悲しくなってくる。弱々しい僕に、何でそんな事を託したのだろう?


 達成出来るハズも無いのに。


 だって僕、モークタンだよ?

 モークタンに何が出来るのさ?


 ~モークタン~

 第28話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 前編 1.


 最弱のモークタンを皮肉った台詞。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.78


 「おにーちゃんは、ニンゲンが怖くないの? 私は怖い。」

 「正直怖くない、と言うか怖がる理由がない。そもそもさ、人間が俺達をひどい目に合わせるメリットはあるのか?」


 「あるよ。人間、誰かが1匹殺してみたらそれが初心者にとって大きな経験になるからって。それで……やだ! コワイコワイコワイ。」

 「そんなにビビるなって。万が一お前に何かあったら、俺が全力でお前の前に立って守ってやるから心配すんなって。」


 ~モーク・モークの妹~

 第28話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 前編 1.


 この後誤って求婚のポーズをしてしまった。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.79

 

 「妹! 大丈夫か?」

 「大丈夫、それよりおにーちゃんは?」


 「大丈夫。かすり傷で良かったよ。……それより、女の子に飛び蹴りを食らわせるなんて酷い魔物ですね。でも、こんな所で争っているわけにもいきません。一刻も早く集落へ向かいましょう。」


 ~モーク・モークの妹~

 第28話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 前編 1.


 妹に跳び蹴りをした男に皮肉。モーク庇う。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.80


 「そこでお前に頼みがある。妹を連れて近くの森でかくまっていれくれないか?」

 「父さん達はどうするの?」


 「……俺達はとりあえずそのまま隣の集落に向かう。そして、もしも集落が安全であったなら【タカヤサカタ(モークタン言語で晴れ)】という意志伝達をお前に送ろう。反対に、集落が人間の手に落ちていたら【クロモラヌヤ(モークタン言語で曇り)】という意思伝達を送る。」


 ~モーク・モークの父~

 第28話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 前編 1.


 秘密の暗号。【タカヤサカタ】、【クロモラヌヤ】か。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.81


 「本当に済まない。俺は父親失格だろうが、お前たちの命を無駄にはしたくないからだ。最後の瞬間まで抗って生きなさい。それと、俺達の仇はとらなくても良い。」

 「父さん!」


 「孫よ。ワシも父には賛成じゃ。今の若い世代は、生きねばならんのじゃ。それに、人間全員が悪いという訳じゃないとワシは信じとる。」

 「おじいちゃん……。」


 「済まない! 俺を恨むなら恨んでくれ。それでも、頑張って2匹で生きてくれ!」


 ~モーク一家~

 第28話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 前編 1.


 名台詞。家族全滅より兄弟だけ生き残る道を選んだ父、母、祖父、祖母。

 親が子供に託した瞬間でした。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.82


 どうして俺達は差別される?

 人間のせい。


 どうして俺達は捕まえられる?

 人間のせい。


 どうして避難しないといけない?

 人間のせい。


 どうして俺達の家が燃えた?

 人間のせい。


 どうして俺達家族は別れないといけない?

 人間のせい。


 どうして俺達は今泣いている?

 人間のせい。


 じゃあ、人間はどうして俺達を差別する?

 モークタンのせい?


 魔物だからか?


 この頃から俺は人間に対する憎しみを抱き始めた。

 小さな芽が新しく出始めたのだ。


 ~モーク~

 第28話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 前編 1.


 モークタン達を捕まえようとする人間にモークが強烈な憎しみを抱いた過激シーン。名台詞。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.83


 俺達が2人で静かな食事をしていると、テレパシーが入った。


 それを聞いた俺達は更に愕然とする。



 「【クロモラヌヤ】。済まない……子ども達よ。」



 確かにハッキリとそう聞こえた。

 人間共が一枚上手だったか……。


 ~モーク~

 第28話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 前編 1.


 絶望感にとらわれるモークと妹。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.84


 何もしてあげられない自分が段々悔しく思ってきた。


 自分は弱いから、助ける事が出来ない。


 その悔しさから思わず涙を流す。



 俺がもっと強くなれば、俺が一生懸命頑張ったら、こんな事にならずに済むのかな?


 ~モーク~

 第29話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 後編 2.


 自分が最弱であることを嘆くシーン。名台詞。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.85


 「では、闘技場内の勇者達の応援をお願いします。応援時間は60秒、スタート!」



 (中略)



 「「「殺せ! 殺せ! 頑張れ勇者! 頑張れ勇者!」」」


 「やっと俺達は恨みを晴らすことが出来るぞ! モークタンなんかに負けるな!」


 「「「モークタン殺せ! 頑張れ勇者! モークタン殺せ! 頑張れ勇者!」」」


 「頑張れー、クヤター! モークタンに負けるなー!」


 「「「お前なら殺れる! お前なら殺れる! モークタン、モークタンぶっ潰せ! モークタン、モークタンぶっ潰せ!」」」


 「人間は最強だ! そんな俺たちに革命を仕掛ける方が悪いんだ!」


 「「「お前は勇者! お前は勇者! 勝てる! 勝てる! モークタンに!」」」


 ~観客達~

 第29話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 後編 2.


 狂気の応援合戦開幕。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.86


 「数匹のモークタンと数人の子供が闘技場の中心に立っている。


 周りは高いガラスで取り囲んであり、更にそれを取り囲むのは全て人間。


 大量の嘘に流され、その気になってしまった人々は、


 『今日でやっとモークタンが殺せる』と狂気の笑みを盛大に浮かばせる。


 その狂気に取り憑かれた人間達は、『殺せ殺せ』と雄叫びを上げる。


 嗚呼、なにも知らない可哀想なモークタンたちよ。


 逃げ場のない状況の中、子ども達に何百と剣で斬られ、刺され、そして苦痛の中で死んでいく事でしょう。


 しかし、人間にも正義の心を持つ人物がいることを忘れずに。


 決してこの人間達を恨んではいけないのです。


 彼等もまた、モークタンと同じように被害者なのですから。」


 ~モークの妹の予言~

 第29話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 後編 2.


 予言。この後どうなるかはそのままの意味です。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.87


 「モークタン。黒族であるあなた方は応援時間の作戦に賛成ですか? 賛成ならこう返事しなさい。『ピギーーッ』と鳴けば返事したという事にしましょう。」

 「「「ギャハハハハハハ! 人間の言葉がわからねぇモークタンに答えられんのか?」」」



 (中略)



 「ピギーーッ! ピギーーッ!」



 (中略)



 「おーっと。ピギーーッ! ピギーーッ! という黒族の声が出ました! モークタン達は自分達が黒族であることを理解しているようですね。アッハハハ! 愉快愉快!」

 「ヒャッハハハ! 人間の言葉がわかんねぇ糞モークタンは処分確定だな!」



 人間はモークタンの叫びを知るはずもなく、大きな笑い声をあげる。

 何について笑っているのかが俺には全く分からない。


 ゲタゲタと笑う様子が、俺からみたら狂気でしかない。

 どうしてコイツらは笑っているんだ?


 ~胸糞シーン・悪魔の質問~

 第29話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 後編 2.


 胸糞シーン。助けは来ないのだろうか……。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.88


 「ちょーっとマッタァー!! モークタン達をいじめている人間達がいると聞いたが、まさかこんなに堂々と俺達の縄張りで開催するとはなかなかの度胸があるじゃないか!」



 (中略)



 「【モークタン愛護団体】の総団長、ヤフコ・ナヤガレ! モークタンをいじめたその罪を一生背負い続けるんだな!」


 ~ヤフコ・ナヤガレ~

 第29話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 後編 2.


 ヤフコ・ナヤガレ初登場シーン。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.89


 (ヤフコ・ナヤガレ。多分お前のやり方、半分当たってて半分間違ってんじゃないかな?アイリスみたら何だかそう思えてきたよ)


 ~モーク~

 第29話 SpecialEpisodeモーク ニンゲン、ゼッタイユルサナイ! 後編 2.


 アイリスの考え方とヤフコの考え方を比較し、ヤフコのやり方に疑問を抱くモーク。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.90


 《サングラスを掛けていること自体忘れてしまったマイマスター。何か御要望がありますか?》



 ちょっと一言多いんじゃないですか?


 ~アイリス・オーリア~

 第30話 「魔法って何?」 前編


 ?《サングラスの存在を忘れたアイリスが悪いのです。》

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.91


 「盗まないって。それよりも、サングラスがしゃべる訳ないじゃん! アハハハハ!」



 《今すぐシメて良いですか?》



 モークの笑い声に鋭く反応したサングラスが、かなり過激な発言をする。


 【AI】でも「シメる」という言葉使うの初めて聞いた気がするな。


 ~アイリス・オーリア~

 第30話 「魔法って何?」 前編


 この後アイリスが止めようとしたが……。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.92


 「はじめまして冒険者様方。私は【黒十字団】の団長、ナークプル・カルナ。ナークプルと呼んで頂ければ幸いです。以後お見知り置きを。」


 ~ナークプル・カルナ~

 第30話 「魔法って何?」 前編


 ナークプル初登場シーン。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.93


 《問答無用! 成敗!》



 ギャアアアアアアア!

 ゴッ……ゴメンゴメン!


 眩しすぎるって!

 目を閉じてもどうして全く関係ないの?


 さっきの発言は取り消す、取り消すからこの光を止めて!


 ゴメンナサイってばアアァァァァ!


 ~サングラス・モーク~

 第30話 「魔法って何?」 前編


 サングラスがモークに成敗。あれ?このやり方どっかで見たような(第19話参照)……。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.94


 あれ?

 何だか目がクラクラする。


 あれ?

 いつの間にか緑色の世界に飛んじゃった?


 あれ?

 何だか僕の近くに何匹かひよこが飛んで……。



 《……そんな事はどうでも良いから、いい加減授業を始めますよ。アイリス様の御命令です。》



 ハイ、ワカリマシタ。


 ~サングラス・モーク~

 第30話 「魔法って何?」 前編


 サングラスにやられたモーク。記憶が飛んじゃったシーン。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.95


 ゴメン。

 僕達魔物に複雑な話してもイマイチわからないからもっと簡潔に話して。


 もっとわかりやすく、絵とかで書いてくれると、とても嬉しいよ。


 (本当はツラツラ言葉で説明してくる教え方が大嫌いなだけなんだけど)



 (中略)



 僕達魔物はそんなに頭が賢くないから、絵か何かで表現してくれるととても助かるなって!


 (ホントに絵で書いてくれた方がわかりやすくて有り難いし)


 ~モーク~

 第30話 「魔法って何?」 前編


 確かに絵で書いてもらった方がわかりやすいのは事実。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.96


 後500メートル。


 この調子で……。



 「……させるわけないだろ?」



 突然私の目の前にひとりの男が立ちはだかった。


 ~ナークプル・カルナと謎のユッケ

 第31話 「魔法って何?」 後編


 ?「突然現れないでくれない? ビックリしたんだけど?」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.97


 「なぜあなたは【臆病者】を庇う? 彼はイケザキ村で仮指名手配扱いされています!」

 「じゃあさ、何で君達は彼を【臆病者】と言って嘲けまくっているんだ? あの特訓を間近で見た俺には全く理解出来ん。」


 「質問に質問を返さないでください。もう一度聞きます。なぜあなたは【臆病者】を庇う?」

 「うーん、運命的なものかな? それ以上は余り答えたくない。それより、君に【臆病者】の捕獲はハッキリ言って無理だ。そんなに【臆病者】の所に行きたかったら、俺を倒してからにしなよ。まあ、無理だけどな。」


 ~ナークプル・カルナとユッケ~

 第31話 「魔法って何?」 後編


 ユッケがナークプルに【臆病者】の真実を説明する。が、ナークプル信じず。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.98


 紫と赤の色をベースに、特注で制作された西洋剣の長剣。


 刃の長さおよそ80センチ。



 それを男に向けて突く。


 刃は男の胸に当たった。


 ……ヤッパリまやかしであったか。胸に刃が刺さって倒れない奴など……。



 「ところが俺は生きてるんだよな~。胸に刃が突き刺さったら、普通は死ぬか瀕死だけど。相手が悪かったな!」

 「! ……バカな! 確実にこの剣であなたの胸を突いたはず……。」


 ~ナークプル・カルナとユッケ~

 第31話 「魔法って何?」 後編


 ?「……本当はちょっと怖かった。」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.99


 「ど……どうしてあなたはそこまで強いの? まさか、あなたは……。」

 「強い冒険者なら少し耳にしたことがあるかもしれないけど、俺の名はユッケ。下の名前は無い。」


 ~ナークプル・カルナとユッケ~

 第31話 「魔法って何?」 後編


 ?「聞いたことないけど? 誰?」

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

No.100


 「大抵の人間の男はここで君をいたぶるんだけど、俺の欲求は普通の人間の1%という残念な事実があるんだ。君には【臆病者彼】の戦闘を見てもらうよ。」


 「このまま大人しく俺と【臆病者】が戦う所を見ておいてください。」


 「ただ、【臆病者】の邪魔をさせないためにも、8割位はダメージを受けてもらうよ。受け身の体制とダメージ軽減の魔法をとってね。」


 ~ユッケ 強者台詞集~

 第31話 「魔法って何?」 後編


 じゃあ欲求0に出来なかったのかよ!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


※タイトル修正


※告知。

茶番です。本編とは殆ど関係ありません。


イグナル村長「只今より、【野蛮学校物語、名(迷)シーン、名(迷)台詞人気投票】を執り行います。」


アイリス「おお! ……で、一体どんな内容なんですか?」


イグナル村長「簡単に言えば、私達が放った名(迷)台詞やシーンの中で、何が一番面白かったか? 何が感動したのかを皆さん1人1票投票出来ます。」


モーク「……どうせまた俺達は飾りでしょ? モークタンだからって差別して。」


イグナル村長「いえいえ、モークさん。これはみんなが参加できるビックイベントなんですよ?」


モーク「え? そうなの? だったら俺勝てるかも。滅茶苦茶名台詞出してるかもだし!」


イグナル村長「では、詳細はこの紙をご覧ください。」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【野蛮学校物語、名(迷)シーン、名(迷)台詞人気投票】

 1話~50話部門


 ルール


 1.1人1票投票可能。期間は100話到達(延長あり)まで。2票以上投稿した場合は無効となるので注意。

 2.投票数が高い5つのシーン、台詞を選ぶ。選ばれたものは決勝戦へと移行する。

 3.途中「これは名(迷)台詞、名(迷)シーンだろ?」と思われる文章がこのエントリー外にあった場合、誤字訂正欄にそれを記入すること。10票以上出た場合は読者推薦枠としてエントリーに参加する。なお読者推薦枠にエントリーされた場合は、必ず10票入っている状態からスタートする。

 4.投稿数が重なった場合は別紙に記載。

 5.総投稿数が少ない場合は投票期間を延長する。


 ~獲得可能賞(決勝戦進出)~

 1~50部門金賞(一位) +当選キャラ登場回数増加

 1~50部門銀賞(二位) +当選キャラ登場回数増加

 1~50部門銅賞(三位) +当選キャラ登場回数増加

 1~50部門入選(四位、五位)

 1~50部門入選(四位、五位)

 

 ~(敗退だけど賞獲得)~

 コア部門賞(六位)

 ラッキー賞(七位)



 ~投票方法~

 期間中、感想欄に「No??(投票したい番号、かっこはいらない)」書き込み投稿すれば大丈夫です。


 たくさんの投稿お待ちしています!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


アイリス「なるほど、カッコイイ台詞が決まれば俺達の出演回数が増えるってことか!」


イグナル村長「その通り! 是非一位を目指してみましょう!」


出前店長「ワシもええこと言うとるから可能性あるんちゃうか? 楽しみやなあ!」


モーク「俺が一番ヘラヘラしてるけど、ここぞと言うときにサイコーの台詞決めるぞ!」


皆「「「「皆さんの投稿をお待ちしています!」」」」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ