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野蛮学校物語  作者: yukke
第1章 臆病者の旅立ち編
20/116

第19話 サングラスは人を選ぶ?



―――――――――――――――――――――――

~黒ずくめのボス視点~



 ……チッ。



 何なんだコイツは?

 一体どうやったらそこまで息が持つ!?


 まあいい。

 コイツを殺さねえと俺が息を我慢出来ずに寝ちまうな。


 此処をでようたって、コイツがそれを許す訳ねぇ。



 ヤバイ。


 俺の息も精々頑張って20秒……。

 じっとしてるだけなら30秒だが、当然コイツの息はそれ以上持つ。



 だが、俺には武器がある。

 コイツが何故か欲しがっているサングラスだ。


 さっき何故か使えなかった奴だが、今は使えるようになった。


 このサングラスを狙う理由を探ってみるとするか。



 《起動。マスターと【臆病者】()()の着用が判明。即座に解析します。》



 何だコレは?何か急に脳に響くように言葉が流れてきたぞ?



 《……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。では、対象者の解析を行います。》



 何だコイツ?

 頭に言葉を考えただけで勝手に実行されてるぞ?

 それに、機械みたいな変な言葉を使……。



110000101101000010111110110111011011110011010100101001001100111010110010111100101100000011001111101001001111001010111001110101001010010010100100101001001101111010100100101110011010000110100011101000011100010010100001110001001010000111000100101000011100010011000000101011101011100011111001101001001011011110100100110111101010010010110111101001001011111110100001101000111010010011000100101001001010010010100100110001111010010011001011101111001111111010100100111010101010010011001110101100011110110010100100111100101100001010101100110001001110101010100001110001001010000111000100110000001010111010111000111110011010000110100011101001011101111010100101101110011010010110111111101000011011110010100100110011101011111111100111110011001011001011001100111101001010010011001110101100011110110010100100110010001100100010111101110011001100000010100001101000111011110010100001101001001100101110111110111101011011011010110111101001001111001010110010111100101100000011001111101000011100010010100001110001001100000010101110101110001111100110100100101101111010010011011110101001001011011110100100101111111010000110100011101001001110100010100100110000111010010011000110101000011010001011000001111101011100001111010110101111001101010010100100110110001010010011001110101101001011000011000001101101001100101110111000101100111011001010100100111100101011100111010100101001001010011010100101110101111010010111101101101001011011000010100101111010011010010111100000101001001111001010111010111011101100000010101110101000011100010010100001110001001100000010101110101110001111100110100100101101111010010011011110101001001011011110100100101111111010000110100011



 うおっ!

 なんじゃこりゃあ!


 何で急に目の前(レンズ)から数字が出て来るんや?


 ……とにかく、これでコイツを仕留めるとするか。



―――――――――――――――――――――――



 黒ずくめのボスと【臆病者】は、それぞれ緊迫した状況に置かれていた。


 【臆病者】は殺生なしでサングラスを奪還。


 黒ずくめのボスは【臆病者】を殺す一択。


 紫色の煙は、リビングを循環している。そして、その一部は外へと出て行く。



 そんな事を知らないサン・グラースは、家の外で待っていた。

 そして、余りにも【臆病者】が出てこない事に違和感を覚えた。



―――――――――――――――――――――――

~サン・グラース【()()()()()】視点~



 オー!


 ユー、少しロング過ぎませんか?


 いくらミーが我慢強いと言ってもとってもウェイトし過ぎデース。


 バイエニーチャンス、ミーのシンキングしたミッションはミスでしたか?


 少しフィアーしてきたのでミーもインします。


 ミーをこき使わせるなんて、ユーも少しルードなピーポーですね!


 ミーも実はブレスをストップし続けるのはイージーだとシンキングしてるんデース。


 ※【要約】おお!あなた、少し長過ぎませんか?いくら私が我慢強い(かなりの間待てる)と言っても待たせ過ぎですよ(数分経過)。ひょっとして、私が考えた作戦は失敗でしたか?少し心配になってきたので私も家の中に入ります。私を()()使()()()()なんて、あかたも少し失礼な人間ですね!私、実は息を長く止め続けるのは、(私にとって)簡単ではないかと考えています。



―――――――――――――――――――――――



―――――――――――――――――――――――

~黒ずくめのボス視点~



 よおーし。

 サングラス、彼奴を10秒ほどで仕留める方法を教えてくれ。



 《はい。ではまず、()()()の目を混乱させます。》



 おお!

 それは明暗だ。


 で、どうしたらいい?



 《……大丈夫です。私が対象者に向かって強い光を浴びせます。その隙に攻撃してください。》



 おお!なる程、コイツはなかなかのヤバイ奴だな。

 軍事的(王国の強化)に使えるんじゃねえか?



 《……。では、合図から3秒ほどたった後、対象者の目を眩ませるので、その隙にどうぞ。》



 ピーンという音がなった後、俺はナイフを構える。



 《3……2……1……―閃光―!!》



 俺は少し遅れてナイフを降りかかる……え?



 「ギャアアアアアアアア!!!!」



 俺はあいつにナイフを振りかぶろうとした瞬間、()()()()()()()()()()()()()()()、大きく体を崩した。


 そして、俺は大きな叫び声をあげてしまった。


 眩しい、眩しい、眩しい。


 ナイフはあいつには当たっていなかった。


 叫び声のあと、煙を大量に吸ってしまった。

 ……眠い、いや、このままね、眠るわけには……。


 その後、どうなったかは俺は知らない。


 ただ、わかったことがある。

 サングラスをとられたのと、俺が眠る直前に、



 《すいません、()()()()あなたに―閃光―をしまいました。許してください。》



 という機械のような声が聞こえたのは、確かだ。



―――――――――――――――――――――――



 黒ずくめのボスが閃光を浴びる数十秒前、【臆病者】は何かの声を聞いた。



―――――――――――――――――――――――

―臆病者視点、ほんの少し前―



 俺は黒ずくめのボスと対峙している。


 ボスは今回の作戦の目標であるサングラスを掛けている。


 何か話している気がするけど何だろう?



 《起動。マスターと【臆病者】以外の着用が判明。即座に解析します。》



 うおっ!


 え?何で?


 ()()()()()()()()()にも声が届いてんだ?



 《申し訳ありません。実はあなたの髪の毛の隙間に、極小マイクロチップを仕込ませて(装着させて)いました。そこから声を遠隔で電波信号化したものをキャッチして、あなたの脳に直接送り込んでいます。》



 凄いな。


 ……ていうか人の髪の毛の隙間に勝手に極小マイクロチップとやらを付けるのもどうかと思うけど……。



 《……まあ、()()()()()()()なので大丈夫かなと思いました。》



 何か少し言い訳臭いな……。

 ()()()()()()()()()()()()



 《……。》



 ウワッ!

 何で機械が()()()()()()()の「黙る(もくひ)」という選択肢が入ってるんだよ!


 何かこのサングラスヤッパリヤバイ奴だな。

 これは他の国も軍事的に欲しがるよ。



 《ちなみに、この黒ずくめのボスは軍事的に使うと思います。》



 まあ、酷い言い方だけどそれが普通に思えてきたよ。



 《……それより、今から私は、黒ずくめのボスを()()()()()()()()()()()()。あなたを強烈な光で目をくらませて、その隙に倒せと。》



 ……正直言って、得策では無いな。


 此処から出る方法が一番正解では?俺が黒ずくめのボスなら、あんたにそうお願いしてた。



 《お見事です。なかなかの鋭さですね。》



 ああ、ありがとう。


 (まさか機械にまともに誉められるとは……人生ってものはわかんないものだな。)



 《……あなたは馬鹿です。……それより、合図の3秒後、黒ずくめの人はあなたに襲いかかってきます。少し右に避けるだけで簡単に回避出来ます。》



 嬉しかったのに訂正するのは酷くない?



 ……それより、右に少し避ける?


 じゃあそうしよう。



 ピーン!



 《3……2……1……黒ずくめのボスに―閃光―をします。―閃光―!!!》



 その言葉が聞こえた少し後、黒ずくめのボスはすぐさま俺に接近し短刀を振りかざ……そうとした。

 俺は少し右に避ける。


 だいたい10センチ移動しただけだ。



 「ギャアアアアアアアア!!!!」



 直後黒ずくめのボスは絶叫を、煙付きのリビングにこだまする。


 それが原因で黒ずくめのボスは狙い目から大きくそれ、俺の左腕数センチギリギリを短刀が通過した。


 (なる程、移動してなかったら肩どころでは済まなかったな……。左腕全部吹っ飛んでたな。)


 そして、ボスはリビングの床で大きくもがきながら、大量の煙を吸った。


 10秒ほどたった後、ボスはパタリと動かなくなった。

 寝てしまったのだろう。



 《すいません、()()()()()()()()―閃光―をしまいました。許してください。》



 この人もなかなか恐ろしい……。


 開発者のサン・グラースも、このいきさつを述べたら身震いしそうだ。


 このサングラスは人を選ぶのかも知れない。



 《たぶん、あなたにはしないと思います。》



 絶対やりそうな気がします……。



 ともかく勝利かどうか確かめないとな。


 俺は倒れた黒ずくめのボスをつついたり色々してみた。



 「ZzzZzzZzz……。」



 いびきは小さいが確かに寝ている。


 勝った。

 ()()()()()な所もあったけど、勝利は勝利だ。


 俺は黒ずくめのボスからサングラスを取る。


 さて、長居は無用。

 おとなしくサン・グラースのもとへ帰るとする……。



 「オー! ユーはアライブしていたのはとてもハッピーです。ミッションはサクセスしたようですね。さてと、黒ずくめのピーポー達には起きたらアンハッピーになりますし、ギフトをあげましょう!」


 ※おお!あなたが生きていたので(私は)とても幸せです。作戦は成功したようですね。さてと、黒ずくめの人達には起きたら(サングラスをとられたと知って)不幸になるので、(私が)贈り物をあげましょう!



 そう言うとサン・グラースは銀色の塊をボスの傍に置いた。



 ……えっ!?


 それ()()()()じゃん!


 俺とサン・グラースはひとまず、この家から出た。

 そして、家から少し離れた細いわき道で呼吸を整える。



 その時たまらず、サン・グラースに問いかけた。



 「あなたが最後に渡した塊、鉄じゃない? しかもかなりの量だったよ。これだけで()()()1()0()0()()はするけどどうして?」

 「ユー、良くアイをバーニングしておいてね!」


 ※あなた、良く目に焼き付けて置いてくださいね!



 サン・グラースは、両手を近づけて気合いや込めている。



 これは魔法だな。

 しかも、俺が普段みているものとはまるで違う。



 ポン!



 その音が出たと同時にサン・グラースの手元にはさっきと同じ銀色の塊が出て来た。


 え?

 魔法で作れるの?




 「これはとってもレアな【創造魔法】デース! 自分自身の魔力をかなりユーズしますが、このワールドのあらゆるマテリアルを自分の魔力で精製出来る優れもので~す!」

 

 ※これはとっても珍しい【創造魔法・物質】です!自分自身の魔力をかなり消費しますが、この世界中のあらゆる物質を自分の魔力で精製出来る優れものです!




 意味がイマイチ理解できなくても、凄いことはわかる。


 その魔法さえ覚えれば、資源に困ることは決してないのだ。

 特に鉄は、【鉄の王国アイロン】以外の国では超貴重品だ。


 幽閉してでもそこにとどまってほしい位なのだろう。

 サン・グラースはなかなか苦労したハズだ。



 《【創造魔法】は非常に所得するのが余りにも至難です。しかも、マスターは超重要の鉄をたまたま所得してしまいました。売られていたサングラスに惜しげもなく鉄が使われていたのも、この魔法のお陰です。》



 へぇ~。

 なかなか凄いなこのオッサン。


 ちょっと尊敬してしまいそうです。



 「と言うことで~。ミーのミッションはサクセスにフィニッシュデース。それでは、Let's 商店町の中央ロードへゴー!」


 ※と言うことで、私の作戦は成功と言うことになりました。それでは、商店町の中央道路へ行きましょう!


 ()()()()()()()()()()()()()()()だけどな。



 《……()()()()()。私もそう思っていた所です。》



 サングラスさんもそこ(商売モード)については言えるのか……。



 俺達はわき道をおさらばした。


 これで、一応作戦はハプニングはあったものの、一通り終わった。


 何だか今日はかなり疲れた。

 明日には此処を出ないと行けないのに……。


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