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第3話 ちいさなせいざ 第3節
ルーナはいいました。
「『よぞらのまち』をまもるために、わたしたちはきえていくの」
「それはさいしょのだんちょう、「みかづき」とつぎのだんちょう「エトワール」のときからきまっていたの」
「まちをまもるためにわたしたちだんちょうは「ほしのざ」にいくの。「シリウス」にしたがうの。「ほしくずだん」からいなくなるの」
「そして、じぶんのきめたふくだんちょうにいのちをうばわれる」
「だから、わたしは、あなたをあいしたかった」
「ちいさなおほしさま、ごめんね。わたしはあなたのことがずっと、だいすきよ」
ルーナはいなくなるまえ、そういい、いきをひきとりました。
クルクスはしずかに、しずかに、なみだをながしました。
そのなみだは、ちいさくかがくせいざのようによぞらにかがやいていました。
おしまい




