15/29
第4話 よぞらのまちをあいしたひとたち 第1節
むかーしむかし、よぞらにうかぶまち『よぞらのまち』に一人のせいねんがすんでいました。
せいねんには「なまえ」がありませんでした。
どこでうまれたのか、おぼえていませんでした。
いつうまれたのか、おぼえていませんでした。
それでも、せいねんはけんめいにいきていました。
『よぞらのまち』には『ほしくずだん』というまちをまもるしゅうだんがいました。
せいねんも、『ほしくずだん』にはいっていました。
せいねんは『よぞらのまち』がすきでした。
だから、まちをまもるために『ほしくずだん』にはいっていました。
『ほしくずだん』のだんちょうはしずかで、やさしく、あたまのよいおんなの人でした。
ふくだんちょうはつよく、げんきのよい、あかるいじょせいでした。
せいねんは二人にあこがれていました。




