ひと汗流す
手合せを終えたところへ現れたのは、カタギリタウン近郊の駐屯地で支部長を務めているはずのセンリだった。
しかも彼女が自慢していた娘というのがホノカの友人の一人で、娘を見つけた途端に下馬してマリへと駆け寄って抱きしめる。
「久し振りだな愛しの娘よ。寂しくなかったか? 先日送った物は届いたか?」
「もう、毎回やめてよママ。友達とかもいるのに」
「はははっ。母はそのような些細なこと、全く気にしないから安心しろ」
「私が気にするのよ。恥ずかしいから外ではやめて」
そうは言いつつも嫌がっている様子はなく、まんざらでもないのが窺える。
「ところで愛しの娘よ、この状況はどうしたんだ?」
「そこにいる友達のお姉さんの仲間の冒険者と、そのお師匠さんが手合わせしたのよ」
シューゴとコタロウを指差して告げると、相手が国防軍の制服を着ているとあってかコタロウ以外に緊張が走る。
ひょっとしたら何か言われるんじゃないかと。
「なんだそうなのか。帝都へ向かっていたら、なんか激しくやりあっている様子が見えたから何事かと思ったぞ。手合わせならいいんだ。特に人的被害も出てないみたいだしな」
特に問題無しと判断したセンリの言葉に緊張していた面々は胸を撫で下ろす。
「心配せずとも、問題無い場所をちゃんと選んだじゃないですか」
「それでもやっぱりドキッとしますって」
飄々としているコタロウにシューゴが告げる。
その様子を見ていたセンリはコタロウに注目し、ニヤリと笑みを浮かべた。
「しっかしそいつが坊主の師匠なのか。まさか元Bランク冒険者のコタロウとはな」
後から来た彼女の部下達はコタロウの名を聞くと驚きの表情を見せる。
「あっ、あの方が国防軍内でも有名だったコタロウ殿?」
「あれがかの有名な「微笑みの策略」か」
「微笑みの策略」という初めて聞く二つ名を耳にし、シューゴ達がコタロウへ注目する。
「その二つ名で呼ばれるのは久々ですね」
「国防軍上層部にもその名と顔は知れ渡ってるぜ。知恵と強さを合わせ持ち、微笑みながらエゲツナイ策略で強力な魔物を屠っていくってな」
「昔の話ですよ。仲間がいたからこその策もありましたし」
本人はそう言っているが、センリがこれまで耳にしたコタロウの戦果とその戦いで実行した策を口にすると本当にエゲツナイと誰もが思った。
彼の弟子であるシューゴは自分にはそこまでの策略は思いつかないと落ち込み、自分の父親はそんなことをやっていたのかと娘のアスカとアスハは初めて父親に恐ろしさを覚えた。
どんな策なのかは皆様のご想像にお任せします。
「懐かしい話ですね」
「あんな内容を懐かしいの一言で済ませられるのは、師匠だけだと思います」
その通りだとその場にいる全員が頷く。
「ところで支部長さんはどうしてここに?」
気を取り直してコトネが尋ねると、そうだったと呟いてようやくマリを開放する。
「本部からの呼び出しだよ。ほら、坊主達にも関わりのあった例の件で」
例の件と聞いて浮かぶのは、彼女の部下が消滅したマサヨとツグトの配下として働いていた事。
本人とその追従者は既に帝都へ護送されて取り調べと軍法会議を受け、次は裁判を受けるのを待つ身となっている。
「あの件でアタシの管理責任を問われてね。改めて詳細説明をしなきゃならない上に、軍法会議に出なきゃならないんだ」
憂鬱そうにため息を吐きながら部下が連れて来た馬に乗る。
「大丈夫なんですか?」
「内部の清浄化はしたし、関わっていた奴の検挙に尽力したからクビは無いだろう。尤も、黒幕に消滅された件はどう判断されることやら」
俯いて落ち込む彼女の様子に誰もが声を掛けられない。
だが、彼女は精神的にもタフだった。
「できれば謹慎処分で済ませてくれないかなぁ。それか本部での再研修。そうすれば愛する夫とマリとしばらく一緒に過ごせるのに」
俯きながらそんなことを言うセンリに、一同は別の意味で言葉を失った。
「ごめんなさい。ママはああいう人なんです」
「心配して損した気分だぜ」
カズトの発言に心の中でほぼ全員が同意した。
その後、一行は共に帝都まで戻り解散。センリは部下と共に国防軍本部へ、前日の件もあって疲れていたホノカは眠いと言って帰宅、予定が空いたからとアスカとアスハを連れて食事へ向かうコタロウ、今日は家にセンリが帰ってくるからと帰るマリ。残ったのはシューゴ達「月下の閃光」一同のみ。
「私達はどうします? 今からでも依頼を受けに行きますか?」
「いや、俺疲れてるし割とダメージ受けてんだけど」
やる気満々のシノブが提案するが、ついさっきまでコタロウと手合わせをしていたシューゴがそれを却下する。
代わりの提案をしたのはコトネ。
「はいはい! だったらさ、さっきの手合わせの余波で土埃とか被った上に昨日は野営とかしたんだしさ」
****
「いい湯だね……」
「ああ。気持ちよくて、今すぐにでも寝れそうだ……」
湯煙漂う公衆浴場。その湯船に浸かっているシューゴとトシキは、まったりとした表情で風呂を堪能している。
コトネがした提案はこの公衆浴場で一風呂浴びることだった。
全員一致で賛成した後、ここへ直行してこうして風呂に浸かっている。
誰でも魔法が創れるこの世界では王侯貴族どころか一般家庭にも風呂が広まっており、こうした公衆浴場があるのも珍しくない。
「つうかトシキ。お前相変わらず筋肉つかねえな。それどころか、湯煙美人度が上がってるぞ」
「好きでこうなってる訳じゃないよ! ていうか湯煙美人度って何さ!」
「言葉通りの意味だ」
からかうカズトの言う通り、男だと分かっていてもトシキを見れば湯煙美人という言葉がシューゴにも浮かぶ。
周囲にいる男性客達もチラチラと視線を向け、中には正面に陣取ってガン見している者もいる。
「こうしていると思い出すな。冒険者学校に入学してしばらく経った頃、カズトが裸の付き合いだって言って三人でここに来た時のことを」
「そうだな。受付のおばちゃんには性別を間違えられるし、脱衣所で他のお客がギョッとしてたし、大浴場に行ったら何人か驚いて転んでたし」
「それ全部僕の事だよね! ていうか何度も同じネタでいじらないでよ!」
「だってなぁ……」
「お前、股間隠してたら胸が残念な女にしか見えないし」
周囲が気にしていることをヘラヘラ笑いながら直球で言い切ったカズトへ向け、周囲の男性客達は心の中で拍手を送った。
「しかもお前、昔は手ぬぐいを縦にして胸元も隠してただろ? あれはウケたぜ。マジで女なんじゃないかって」
それを聞いて想像した男性客達は、そういう趣味は無いと必死に自分へ言い聞かせていた。
「くうぅ……。せめて、せめてシューゴ君くらいの体つきになれれば」
「そう言い続けて何年経ったことやら」
三人の中で最も体が大きく筋肉も隆起するほど鍛えられていて、ガッシリとした体格に仕上がっているカズト。体の大きさは平均ぐらいで筋肉もそこまで隆起していないが、しっかりと引き締まっていてしなやかさと強さを兼ね備えていそうなシューゴ。
それに比べてトシキの体からは筋肉のきの字も感じられず、どうやって槍を扱っているのか疑ってしまうほどの体つき。そしてカズトの言う通り、股間を隠していれば貧乳女子にしか見えない。
「どうすれば二人みたいに筋肉がつくのさ!」
「肉を食え」
「走れ」
「毎回の如く同じ回答ありがとね!」
全然感謝のこもっていない感謝の言葉を告げ、湯を手ですくって顔を洗ったトシキは若干怒りながら湯船から出て行く。向かうのは脱衣所へ繋がるのとは別の扉の向こうにある蒸し風呂。
トシキはこの蒸し風呂が気に入っており、ここへ来ると毎回そこへ入る。カズトも嫌いではないためたまに行くが、シューゴはあの高温多湿の空間がどうにも苦手で最初に入って以降は一度も入っていない。
「よくあんな暑い空間に毎回行く気になるよな」
「俺もそんなに嫌いじゃないけど、シューゴはなんで蒸し風呂苦手なんだよ」
「どうにもあの空間は好きになれない。あっという間に高熱にかかったような感じになって、気分が悪くなりそうだ」
「そういやシューゴって、夏頃はやたら暑がるよな」
「実際暑いんだからしょうがないだろ。こうした風呂は好きなんだけどさ」
浴槽の淵に腕を預けて寄り掛かり、天井を見上げる。
(そういえば……。年々気温的暑さに弱くなっているような気がするような?)
暑さについての話をしていたからか、ふとそんな疑問が頭に過ぎるが特に気に留めなかった。今はそんな事よりも、風呂に浸かる心地よさを堪能するのを優先させる。
その最中に額の汗を拭おうとして左手を上げると、浮かんでいる数字に変化があった。
(あっ……増えてる)
これまで十三だった創れる魔法の数が十四に増えていた。
いつの間に増えていたのだろうと思いつつ、新しい魔法はどんなのを創るか思案する。
(治癒系にするか補助系にするか、それともあの魔法ほどじゃなくても強力な攻撃系にするか……)
まどろみの中で新しい魔法を思案していたちょうどその時、トシキは蒸し風呂の中で悩んでいた。
(どうすれば……あんなに強くなれるのかな)
思い起こすのはシューゴとコタロウの手合わせ。
ほとんど師が弟子の現在の実力を測るような内容かつコタロウは全力を出していなかったが、あれだけの戦いを見せた上に元Bランク冒険者を相手にギリギリとはいえ一撃当てたのは事実。おまけに二人の間では戦術の読み合いも行われていたようだが、トシキには何をどう読めばあんな手合わせの内容になるか全く分からない。
風呂で見た体つきの違い、実戦での動き、戦術の組み立て。そのどれもがシューゴに及ばない。
パーティーでの活動で足を引っ張っているつもりは無く、自分だけが誰よりもずっと劣っているつもりも無く、シューゴが自分達を邪魔だともお荷物だとも思っていないのは分かっている。
(だけど……)
あれだけの強さを目の当たりにするとつい嫉妬し、そこまでの実力が自分には無いことに悔しくなってしまう。使っている文字や魔力の扱いや基礎の部分での鍛え方の違いはあるだろうが、それでもだ。
(強く……なりたい)
膝の上に腕を置き、前屈みになって手を顎を乗せて悩む。
いきなりあそこまで強くなれないのは分かっている。だが少しでも追いつきたい、仲間としてもっと役に立ちたいという気持ちがそうさせた。
そんな様子に、同じ蒸し風呂に入っている痩せた男が声を掛ける。
「少年、己の強さに悩んでいるようだね」
「えっ⁉」
口には出していないはずなのに、心中を察せられた事に思わず声を出して驚く。
相手はやや老いている白髪交じりで薄毛の男。その男は落ち着いた様子で言葉を続ける。
「驚くことは無い。私は多くの戦う者を見てきた。今の君の目は自身の至らなさ、不甲斐なさ、劣等感、非力。そういった事を自覚して抗いたいが、どうすれば良いのか分からず悩み迷う者の目だ」
そこから始まった男の語りにトシキは耳を傾けずにはいられなかった。
まるで諭すような口調で喋る男が口にするのはトシキの胸の内を読んだかのような、何に悩み何に迷いどんな気持ちで強さを求めているかを連ねたもの。創れないはずの心を読む魔法でも使っているんじゃないかと思うほど、的確に語られる内容にトシキは思わず尋ねる。
「どうして……分かるんですか?」
「大したことじゃない。多くの悩める者を見て、その仕草や様子や目の奥に秘めた自分の弱さに断固抗おうとする力強さ。そういったものを己の目で観察して積み重ねていった経験から導き出した、私なりの推測だよ」
指を立てて解説する姿は教鞭を振るう教師のようであり、経験則を語って聞かせる父や祖父のよう。
初対面なのになんなく懐へ入り込んだその男は、締めくくるようにトシキへ告げた。
「君の目は、己の弱さを受け入れそれに抗おうとする者の目だ。良ければ私に話してくれないか? 場合によっては力になれるかもしれない」
懐に入っていたその男の言葉にトシキは自分が抱いていた気持ちを明かそうとしたが……。
「あのぅ……。そろそろ限界なので、話は外に出た後でいいですか?」
「むっ、そうだな。そろそろ出ないと体に悪い」
それなりの時間を蒸し風呂で過ごしていた事もあり、限界が近い二人は揃って蒸し風呂から出て行った。
****
一方の女湯にいるコトネ達はというと。
「はふぅ。やっぱり風呂はいい、生き返ります」
「あら、シノブってば死んでたの? やだ私ったら、こんな近くにゾンビがいたのに討伐しなかったなんて」
「いやいや、物の例えなのですから真に受けないでください!」
「そういうシノブこそ、冗談を真に受けないでよ」
冗談交じりの会話をすると、それに加わっていないアカネも含めて笑う。
周囲には他の入浴客もいるため、微笑む程度の笑いだが三人は穏やかな雰囲気に包まれる。
「それにしても、凄かったね。シューゴ君」
「そうね。あいつ一人で本気を出せば、あんなにやれたのね」
一人で本気、という部分に自身とシューゴとの実力差に引け目を感じるコトネの気持ちが現れている。
同じようにアカネも引け目を感じている最中、湯船からシノブが勢いよく立ち上がった。
「確かに凄かったですが、あれはシューゴ殿が一対一で戦った場合のみ強さ。私達と連携を組むのとは別の強さだと割り切り、私達なりに精進して今後も協力すればいいのです!」
力強い言葉とポーズで言いきるシノブに二人はしばしポカンとした後、シノブらしい考え方に沈みかけていた気分が浮き上がってくる。
こういう所は頼りになると思いつつも、アカネが恥ずかしそうに指摘する。
「シノブちゃん。いくら女湯だからって、そんな堂々と……」
「相変わらず脚も腰も細くて羨ましいわね」
湯煙以外は何も身を隠す物が無い姿への苦言に続き、引き締まった細い脚と腰に注目するコトネが羨ましがる。
「いやいや、コトネ殿こそ全体的なバランスが取れていて見事ではないですか」
湯船へ入り直しながらコトネの体つきを褒めると胸を張る。
「特に気にしてそうなった訳じゃないけど、褒められると悪い気はしないわね。でも……」
「ええ……」
「?」
二人の視線がアカネへ向くと本人は首を傾げる。
視線が集中しているのは主に胸元で、次いで二人は自分の胸元へ視線を落とす。ほどほどのコトネと微かにある程度のシノブ。二人は現実を見つめた後、溜め息を吐いて恨めしい視線をアカネへ向けた。
「えっ!? な、何その視線。私、何かした?」
「むしろ何をしたら、そんなに立派に育つのか教えてもらいたいわ」
「戦う邪魔になるのは分かっていますが、やはり女としてはもうちょっと欲しい訳で」
「何の話をしてるの!?」
二人の視線と話から何のことか理解したアカネは真っ赤になりながら腕で胸元を隠し、身を捩って視線から逸らそうとする。
「しっかしホント育ったわねアカネは」
「冒険者学校二年目くらいからでしたね。目に見えて成長してきたのは」
「お願い! 恥ずかしいからやめて!」
周囲には女性しかいないとはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしいアカネは止めようとする。
するとコトネは何かを思いつき、小さく舌を出して話を続ける。
「それを有効活用すれば、シューゴも一発で落とせるでしょうね」
「何の話なのカナ!?」
「最後カタコトになってるわよ」
「? 何故そこでシューゴ殿が出てくるのでしょうか?」
首を傾げて尋ねるシノブに、こいつマジかという視線をコトネが向ける。
「だってバレバレでしょ。アカネがシューゴのこと意識しているの」
「おお、そうだったのですか。私は応援しますよ、アカネ殿」
「ち、違うよ。そんなんじゃ……」
俯いて顔を逸らして徐々に声が小さくなっていく様子にコトネは溜め息を吐き、これは少々荒療治が必要だと判断。
睨むように目つきを鋭くして、強めの口調を向ける。
「いい加減にしなさいよね」
急に変わった雰囲気にアカネだけでなくシノブも驚き、何事かとコトネの方を向く。
「気持ちを伝えるのはアカネの覚悟一つだからとやかく言うつもりはないけど、紛いなりにも三年以上一緒にいる同性の私達にも言えないような事なの? 私達がこれまでに築いてきた信頼と信用は、自分の好きな相手一つ言えない程度のものなの?」
「ち、違」
「違くないわよ。だったら何で肯定しないの。合同研鑽会中にシューゴが襲撃されて帰ってきた時、アカネは何を思ってあんな風に接したの」
あの時のアカネはただ仲間として心配していたような様子ではなく、もっと別の気持ちが混じっているように見えた。
その時の様子を思い出したシノブも、ようやくアカネがシューゴを意識しているのを理解した。
「言われてみれば。あの時のアカネ殿は、単に仲間としてシューゴ殿を心配しているようには見えませんでしたな」
「でしょう? 切っ掛けがいつかは分からないけど、意識しているのは間違いない。そうでしょう?」
改めて問いかけられたアカネは湯船に浸かっているのとは関係無く耳まで真っ赤になって俯き、しばし沈黙した後に小さく頷いた。
それを見届けたコトネは表情を緩め、シノブはおぉと呟く。
「やっと素直になったわね」
「ご、ごめんなさい」
「謝る必要はありません。人間関係の変化は誰しも恐怖心を覚えて、二の足を踏むものですから」
「……詳しいわね、シノブ」
「兄上がそうでした。関係が変わるのに悩んで、意見を求められましたから。尤も、その手の事はからっきしなので何も意見できませんでしたが!」
自信を持って言うことでもないのに、ドヤ顔をして言う様子にコトネは呆れアカネはポカンとする。
数秒ほど沈黙に包まれた後、気を取り直して話を戻す。
「あ、あの、この事はシューゴ君には……」
「黙っていてあげるわよ。その代わり、アプローチの助言とか援護はさせてもらうわよ」
どんな助言や援護をするつもりなのかニヤリと笑う様子に、頼もしさではなくちょっとした恐怖心を覚えた。
「早速だけど、この後で合流したらちょっとのぼせたとか言ってフラつきながら寄り添って、その胸を押し付けなさい」
「いきなりそんな直接的なことできないよ! 気まずくなったらどうするの!」
「でしたら頬も赤くした状態の方が、色気を感じさせて良いのでは?」
「ナイスアイディアよシノブ」
「ねえ、聞いて!」
彼女達の会話に周囲の女性客の反応は様々だった。
若いわねと笑う既婚者や年配の女性、そういう相手がいて羨ましいと妬む相手のいない女性、あのお姉ちゃん達は何の話をしているのと幼い娘に尋ねられて青春の話よと若い頃の自分と夫の日々を思い出す母親。
そういった反応をされているとは知らない三人による、アカネが苦手な方向性でのシューゴ陥落作戦は練られていく。
ちなみにその時のシューゴは、風呂に浸かっているはずなのに寒気を覚えてどういうことかと首を傾げていたとか。




