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明けの明星

 車で走って約一時間。点々と頼りないライトがポツポツ見える砂利や土に塗れた凸凹道からネオンが煌びやかなアスファルトやコンクリートで舗装された道路へ、景色はグラデーションのように変わっていった。道がちゃんと平行だと変な感じがした。

 スラム街とは言っても、マチダの規模はデカく、ドームと同じくらい……は言い過ぎかもしれんが、ギラギラ明るかった。光の強さは、街の強さであり、ヒトの強さだ。

 コギト曰く、特殊な液晶パネルに覆われたドームの中はこっちから丸見えなクセに、ドームの内側からはこっちの様子は一切見えないようになっているらしい。美観を損ねるからだとよ。クソデカい不夜城の方がよっぽど美観とやらを損ねてると俺は思う。

 じゃあ、なんで連中はこっちの美観そっちのけでわざわざドームをスケスケにしてるのかって言うと、航空機及び宇宙機からの視認性だってよ。ホントかよ。

 それに、ドームの中では天気や気温の全てが管理されていて非常に快適らしかった。こっちの気候変動なんざ知ったこっちゃねぇってか。

 スラムの人間をヒトだとすら思ってねぇ傲慢なクソ野郎どもが俺たちに対して力を見せびらかしているようにしか俺には感じられなかった。ドームの光よりマチダの光の方がずっと俺は好きだ。

 大通りから外れた道の一角には車両が一直線に連なって不法駐車されていた。その最後の列に俺は車を停めた。これらの車両は落書きがされていたり荒らされていたりスクラップと化していたりするが、誰一人として気にしねぇ。

 外に出ると、周りの様子をしげしげ見て、コギトは俺に衝撃の一言を放った。

 「……おい、わかってはいたけど、この車目立ち過ぎじゃないか? すぐにでも売り払った方がいいと思うぜ」

 「ハァ⁉ 冗談じゃねぇよ、このサイコーな俺のトラキチ二号をうっぱらうってのか⁉」

 「そうだ。周りに溶け込むには不相応だろ。それに、ナンバープレートから足がつくかもしれない。いつの間にトラキチ二号になったのかは知らんが諦めてくれ」

 そりゃないぜ……。やっと手に入れた高級車だぞ? 確かに、外車ということもあり、トラキチ二号にはナンバープレートがついていた。基本的に、車ってのは、廃車や事故車、スクラップをツギハギにして作られている。ナンバープレートなんかはついてねぇものの方が多い。でも、トラキチ二号はどうやらそうではねぇみたいだった。今からでもナンバープレートを外せばなんとかならねぇだろうか……防弾ガラスのお陰で安全面もバッチリだし……という説明をコギトにしたが答えはノーだった。

 「姉のためにも、不審な行動は控えるべきだと思わないか? 明日にでもジャンクショップにでも売ろう。車そのものを売るのも危険だろ?」

 そんな……。うっぱらうどころかこの美しい車体をバラバラにしちまうってのか……。

 「目立つって言ったらよー、オメーのその服装もどうにかしろよ! これじゃあ、俺がコギトを買った変態野郎みてぇじゃねぇか!」

 言われたことは全て正論だったため、コギトの男娼丸出しの恰好を非難するくらいしか俺には出来なかった。ワイシャツにはよくわからんフリフリはついてるわやたら丈が短いショートパンツから太ももまで露わになってるわで、店の外にこんな格好のガキがいるのは悪目立ちした。しかも、顔は殴られてというか俺が殴って、腫れてるし。

 「ん……確かにそうだな。これを着るのは仕事のときだけにしよう」

 「これでも着とけ」

 俺は腰に巻いていたレインコートをコギトに着せた。突然のスコールにも対応出来るようにいつも身に着けているのだ。ブカブカだったけど、顔も隠れていい感じだ。

 「さすがにこれだけ着込むと暑いな」

 それもそのはずで、生地が薄いとはいえ、コギトは長袖を着ていた。夜間でも三十度を超える気候はなかなか辛いものがあるだろう。

 「こっちではさ、夜に星が全然見えなくて驚いたよ。東京では天の川が見えた。まぁ、偽物の空だけどな」

 「本物の空は汚くて悪かったな」

 「こっちでも金星くらいなら見えるだろ? 本物の空はなんか見てると寂しい気分になるけどさ……綺麗だとオレは思う」

 「……そうかよ」

 返事こそぶっきらぼうになってしまったが、コギトにそう言われて、内心ちょっと俺は嬉しかった。

 ナイトマーケットの雑貨屋や露店で買ったのは、水と食料と衛生用品、そしてこの『アイラブマチダ』と書かれたTシャツだ。今ならなんとセットで短パンとビーサンもついてくる! 設定としては、コギトがドームからマチダに観光に来たおのぼりで、俺はそのガイドってワケ。

 「うぇー……なんだこのクソダサいセットアップは。仕事着の方がだいぶマシだな」

 「そうかぁ? 結構似合ってんじゃん。それにオメーのカッコなんて誰も気にしねぇよ」

 コギトは不満そうだったけど、着れりゃなんでもいいだろ。ヒールでノロノロ歩かれるよりはよっぽどいい。

 あとは、拠点として構えるモーテルを探しだ。これからオークションに出品されるって人間が性病にでもかかったら一大事だからな。コギトが仕事するためには清潔な環境が必要不可欠なんだ。

 マチダ付近には複数のモーテルがあったから、俺たちが悪目立ちするようなら場所を点々と変えたっていい。今晩泊まるモーテルも短い付き合いになるだろう。小汚ねぇモーテルにトラキチ二号みてぇな高級外車は場違いだった。しかも、ドームの人間ならともかく、運転手(ドライバー)は俺っていうのがまたよくなかった。一応、受付は余計な詮索をしてこなかったが。俺たちは三百バーツ支払って、ルームキーを受け取った。

 部屋は簡素なコンクリート製でセミダブルのベッドが一つとトイレにシャワー、小テーブルと椅子が一つ。クーラーあり。最低限、ここを売春宿にする設備が整っている。

 「さっそくだが仕事をしようと思う。清志郎(セイシロウ)、後で車を出してくれ」

 「あー……その、顔は大丈夫なのか?」

 「確かに、お前に殴られたお陰でドラマチックな演出が出来るかもな。そこはオレの素晴らしい仕事ぶりに乞うご期待ってことで」

 イヤミったらしいが、全面的に俺が悪いのでそこは反省しなきゃなんねぇ。

 何はともあれ、腹が減っては戦が出来ぬ。俺たちは雑貨屋で購入したインスタントの晩飯を食った。モーテルに備えつけられていたポットから容器にお湯を注ぐと、ヌードルが出来上がった。醤油スープベースで具はあまりなかった。正直なところ、屋台のラーメンの方がウマいがその分安い。

 久々にマトモな飯を食ったらしく、コギトはエラく感動していた。敬助のとこでは飯は与えられていたものの、わざわざ床に落とした食い物を食わされるだとか、随分と酷ぇ目に遭っていたらしい。性奴隷として生きていくってのは、そういうことだ。俺自身も、誰かと一緒に飯を食うなんて、本当に久しぶりだった。なんてことないヌードルはマズくてウマかった。

 高級店にも勝るとも劣らない素晴らしい晩飯を食い終わると、コギトは身体の隅々までシャワーで徹底的に清めてから例の仕事着に着替えた。顔はまだちょっと腫れてるけど、シャンとして見えた。

モーテルからマチダの繁華街までコギトを送迎していると、ボスの元で運転手(ドライバー)をやっていたときのことをふと思い出した。

 ハチオウジにある『エイト・プリンセス』という店で俺は働いていた。主な業務は商品の運搬だ。

 商品のガキどもの中には俺の歳が自分に近いのを察して話しかけてくるヤツもいた。基本的にソイツらのことを俺は無視した。情が移ってしまったら、とてもじゃないが、この仕事は続けられない。俺にはそういうとこあるから、ホントは用心棒とかの方が向いてたんだろうけど、人殺しだけは絶対に御免だった。

 それなのに、どうしてコギトが話しかけてきたとき俺は言い返してしまったのだろう? 仕事も店もボスへの恩義も、全てをなげうって。でも、今のところ、後悔はしてなかった。かつて、俺もそうなるかもしれなかった未来。それを無下にするってのは、なんか、悲しいじゃん。ホントのとこ、俺は女衒野郎がこの世で一番嫌いなんだ。


 繁華街の大通りには、ドームからの観光客向けのバーやクラブなどの飲食店がそこかしこに立ち並び、眩い光を放っていた。客引きどもと観光客どもでごった返していて、道は渋滞気味だった。

 店の並びから少し外れた旧町田駅広場に立ちんぼどもがいた。今からコギトもその中の一人になるってワケ。立ちんぼにも流儀はあるだろうが、あえて俺たちはそれを無視させてもらうことにした。今はこの場に馴染むまでの時間が惜しいからな。コギトが立ってる場所から適切な距離を取って、車を停めながら待った。トラキチ二号なんかに乗ってるせいで、他の立ちんぼから上客だと勘違いされて、ちょいちょい絡まれた。こっちも仕事だっつーの。

 待つこと五分くらいで、コギトの前に一人のおっさんが現れた。おいおい、早過ぎだろ。ドン引きしながらも、どんなヤツなのか観察してみる。おっさんは中肉中背でアロハシャツに短パン姿だった。ラフな格好だが、肌は日に焼けておらず身に着けている装飾品も高価そうで、例によってドームからの観光客らしかった。

 しばらく二人はなんか喋ってたけど、何を話しているかはよくわからなかった。コギトが遠くから合図してきた。どうやら、本日の客第一号はこのおっさんらしい。二人の方に車を俺はゆっくり移動させた。運転席側の窓ガラスをコギトが控え目に叩いてきたので開けてやった。

 「あのね、あのモーテルまでお願いしたいのだけど……いいかな?」

 ……なんだぁ? その喋り方は? と思いつつ、俺は無言で車の後部座席に二人を迎え入れた。客はコギトを男だと了解したうえで買ったようだった。最初、俺なんかコギトのことを女だと思ってたのに……変態どもの嗅覚にはお見それする。どうやら、この客は自分の宿泊しているホテルにコギトを連れ込まねぇらしい。コギトが交渉したのだろう。その方が俺もコギトの安否をすぐ確認出来るのでありがたい。

 俺が仰天したのは、コギトが客の前では酷く従順で愛嬌もあり、ついでにセックスが好きなガキ──みたいな振る舞いをしてるとこだった。なぜか一人称も「ボク」になってるし。全て演技だろうが、表情から喋り方まで、完璧なまでにコギトは娼婦じみたガキだった。やっぱ、スゲーなコイツ。身売りされてからわずか三か月間にして、コイツはこの技術を会得したのだ。

 顔の怪我について客が言及してきたので、一人(ひとり)前の客がカスみてぇな暴力クソ野郎だったとコギトは説明した。ただ楽しくセックスがしたかっただけなのに、酷ぇ仕打ちを受けたとコギトは言った。ついでに、いかに俺が冷徹な人間で、たまにコギトを殴るみたいな告げ口までしていた。……覚えてろよ。まぁ、殴ったのは事実だけどな。素直に客は同情していた。そして、自分はいかに紳士的であるか熱弁し、コギトを性的に満足させると誓っていた。ガキを買うヤツってのは、こういうとこがヤベーよ。これから行われることを思えば、同じ穴の狢だろ。

 二人がイチャつき始めたので、俺は気まずかった。コギトが客の舌を吸い始め、車内には舌同士が絡まる音がピチャピチャ鳴った。どうにかポーカーフェイスを保とうと俺は努力したが、コギトからの無言の圧みてぇなモンを感じたので、きっととんでもねぇ顔してたんだろうな。

 コギトと客がモーテルの一室に入ってる間、俺は廊下で待機していた。事前に俺たちはセーフワードならぬセーフサインを決めておいた。ヤバくなったら、コギトがベッドフレームを叩くのだ。短い音を三回、長い音を三回、もう一度短い音を三回。所謂モールス信号のSOSである。ちょっと安直過ぎる気もしたが、単純じゃねぇと、俺が覚えらんねぇのが問題だ。モーテルの壁は非常に薄く、全ての音が筒抜けだった。ヒトが動くたびに、ベッドのマットレスはいちいち激しく軋んだ。

 ヒマだな……。いや、監視という名目上、全くヒマではねぇのだが。拾っておいたシケモクにライターで火を点けた。俺はクスリはやらねぇ主義だがタバコはそれなりに好きな方だ。身体にはよくねぇんだろうけど。

 客に媚びを売るように、コギトは甘ったるい声を出していた。その声は発情期のネコがミャアミャア喚いているようだった。どうやら部屋の中では変態的なプレイが行われているらしいが、好奇心はネコを殺すとか言ったっけ……なんだか、妙な気分になってきた。

 終わったのか、ドタバタ支度する音とともに、コギトと客が部屋から出てきた。コギトの着衣は少しばかり乱れ肌は薄っすらと汗ばんでいた。客に礼を言うとコギトは繁華街まで送迎するように言ってきた。情けねぇことに、若干前屈みになりながら、俺は不自然な姿勢で移動するハメになった。

 てっきりモーテルで休憩するのかと思ってたけど、コギトはちゃんと最後まで客の傍にいた。サービス精神が旺盛なこった。別れ際、コギトは客の耳元でなにやらヒソヒソ話した。すると、客はコギトに六千六百バーツもの大金を手渡した。おい、どういうことだ⁉ 俺が呆気に取られてる間に、コギトに見送られながら、客は去って行った。

 「約束通り六千五百バーツお前に支払ってやるよ。これで借りは返したぜ」

 「……お前、今の、どうやって……」

 「東京の物価は違うって言っただろ。東京において買春するうえで適切な値段を請求しただけのこと。東京の人間を好き勝手に抱く機会なんて、ヤツらにとっては滅多に無いんだぜ?」

 そんなん、ありかよ! コギトが六千五百バーツ自分の力で支払うと言ったとき俺は感動した。そこまでの覚悟を持って坊ちゃんが俺に借りを返そうとしていることが嬉しかったからだ。でも、ホントはそうじゃなくて、俺はコギトにまんまと騙されていたってことか。おいコラ、ふざけんな! 雑に握らされた大金を見てるとイラついてきた。しかし、その裏腹に俺の下半身は性欲を訴えていた。

 「だーっ! ダメだ! この金で女買ってくる!」

 「どうした急に? まさかとは思うけど、お前、さっきので勃起したんじゃないだろうな?」

 「ああ、そーだよ! 悪ぃかよ! だってさ、お前、女みてぇなんだもん……」

 「……お前なぁ、そんな下らんことにこのオレが汗水流して稼いだ金を使おうってのか? もったないことはするなよ。仕方ない、今回は特別にオレが抜いてやる」

 ハァ⁉ 何言ってやがんだ、コイツ⁉ 大体、俺がもらった金なんだから、どう使おうが俺の勝手だろ……とはいえ、正直なところ、コギトのお手並みってヤツを拝見したくねぇワケじゃなかった。でも、ホントにそんなことしていいのか? 俺とコギトの関係で? 俺はコギトの犬で、なのに、なんかこれってあべこべだ。俺がまごついていると、コギトは後部座席から運転席の隣に移動してきた。

 「感謝しろよ。これからお前は六千六百バーツ相当のサービスを受けられるんだからな」

 コギトは不敵に笑うと俺のズボンのチャックを下ろしてきた。うぉ、マジか。俺の心臓はものすげぇ速さで脈打っていた。コギトは下着からすんなり俺のモノを取り出すと手慣れた手つきでコンドームを装着した。

 「後ろを使うと色々面倒だ。口で勘弁してくれ」

 俺のモノはフツーのサイズのはずなのだが、コギトの顔が小さ過ぎて滅茶苦茶デカく見えた。コギトは自分の髪を耳にかけると、小さい口に俺自身を含んだ。温かい口内に先端が包まれて、思わず俺は仰け反った。車のシートを掴んで、どうにか踏ん張った。手に力が入ったせいで握っていた紙幣がクシャクシャになった。

 コギトは適格に俺の弱点を突いてきた。俺の反応から、どこを攻めるとよかったのか瞬時に理解し、それを実行していた。変な声が出ないように頑張ったけど、変な息は漏れてしまった。クソ、完全にコイツのペースだ。

 俺はコギトの喉の奥の信じられねぇような位置にまで吸い込まれた。そのうちコギトに「食われる」んじゃねーか……という漠然とした恐怖が俺を襲ってきた。このまま俺はコギトに捕食され、そこにはただ深淵ってヤツが広がって、何もなくなるのだ。そんな、謎の感覚のまま、俺はイッた。

お互い息が上がって、しばらくの間は無言だった。

 「どうだ? ご満足いただけたか?」

 「なんか、おっかなかった」

 「なんだそりゃ。……顎が疲れたな、今夜はもう店じまいだ。帰るぞ」

 同感だ。俺も疲れた。俺はなんもしてねぇけど。とりあえず、俺たちはモーテルに戻って休むことにした。あんな後だったから、モーテルの一室に二人きりになって、俺は謎にドギマギしていた。でもコギトはなんも思ってねぇみたいで、いきなり俺の目の前でフツーに服を脱ぎ始めた。またなんか始まるんじゃねぇかと警戒したが、そういう意図はねぇらしい。白い肌には客がつけた歯形が赤く残っていて生々しかった。速攻でコギトはシャワーを浴びたかと思うと、例のマチダTシャツに着替えた。

 「オレはもう寝る。おやすみ、清志郎」

 ベッドの半分を占領すると、コギトは速やかに寝息を立て始めた。……寝るの早っ。もうちょっと、なんか、ねーのかよ。まぁ、この順応性の高さはコイツが生き残ってこれた所以だろう。セミダブルのベッドはゆったり寝るには少し狭かった。背中にヒトの呼吸を感じながら入眠するのはなかなか時間がかかった。(続)

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