表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/51

王妃と王は詰んでいる? 1

ごめんなさい!投稿するの忘れてました!

これは回想のようなもの。


「いや〜、まさかあの卒業パーティーでの断罪が計画されたものだったとは」


「まさか賢王が現れるとは」


「きっと、このリベルテは栄えることに違いない」


即位の礼の後のパーティー。

王と王妃(私達)は微笑みながら挨拶をする。


そしてこの時の私達の心は一つ。


((もうやめて、期待しないで!!))


そう、他国の重要人物も、リベルテ王国(ウチの国)の貴族らも、私達のハッタリを信じているのだ。


「いや、信じてほしかったよ?セオドリクの廃嫡を免れるためでもあったし」


「そうなんだよなぁ」


「でもさぁ、実際私達はそこまで優秀じゃないんだよ…私なんかまともに勉強してなかったし。」


そして現在私達がいるのは完全防音の寝室。

…ほら、初めての夜ってやつ。まぁそんな行為してないけど。

どうして完全防音かは予想がつくだろう。


「はぁ、せめてなんかチートをくれよ、神」


「それな〜、内政チートが欲しい」


こんな感じで行為に及ぶ気配がない。あるのは愚痴だ、主に神への。

だって異世界転生って言ったらチートでしょ?


「はぁ、これで失策とかしたら詰みだろ、今度こそ」


「あー、王妃なんか出来る気しない」


「せめて外面はよくして」


「てゆうか初代女王の生まれ変わりとか言われたんだけど?」


「初代女王って、帝国の姫で賢王の初代国王…?」


「それしか思いつかないよ…」


初代国王に間違えられるなんて、災難どころじゃないんだけど。


「私は普通の女子高生だっつーの!…あ」


「ん?なんか良い案思い付いた?」


「期待してるとこ申し訳ないけど、妻としての勤めのことで」


「王妃として?…あ、妻ってことは世継ぎのことか」


「そうそう、愚痴もいいけどそっちはどうすんの?」


そう、私は王妃に…まぁつまり、王の正妻として次の王を産む役目がある。

その為のこの部屋だ。カラオケ用とかじゃないんだよ。


「そういわれても…そんなノリでいいの?」


「いや、結婚しちゃったし」


「…まぁ。でも実質出会って3日くらいだし」


「あー、そういやそうね。というか、前世のこと聞こうと思ってたのよ」


お母様と話してたときに、今度聞こうと思ってたけど忘れてた。

うーん、こんなにすぐ忘れちゃうものだっけな?もしかして歳?(笑)


…あれ、ヤバい、前世と合わせたら三十路じゃん。


「あ、じゃあ自己紹介するね。俺は一条 陸(いちじょう りく)。前世は高2で、内政なんて全く分からん。」


「へー、同い年なんだ。同じく高2の葉山 亜寧(はやま あな)。私も内政なんてわかんないよ!」


「笑顔で言うことかな?」


「ははは…あ、怜音って弟がいて、言ってなかったけど今の弟のレオンに転生したんだ」


「え、そうなの?そんな感じ全くしなかったけど」


「あー、いつ思い出したかとかは聞いてなかったよ。今度聞いてみよう」


レオと話すときは大体人がいたから、あんまり前世の話は出来なかったんだよね。


「にしても、まさか愛称が前世の名前だったとはね」


「あ、そう言えばそうだ。リク様って読んでんのは、セオ様だとミナルさん(ヒロイン)と言い方が被るからなんだけど」


「まさに偶々だね!」


ほんと偶々…って言うか、前世と名前が被ってることって多いね。レオなんて丸かぶりだし。


「あとさ、リクでいいよ?セオドリクだと距離を感じるっていうか…」


「え?…あ、なんとなく心のどこかで「この浮気野郎(セオドリク)を愛称で呼びたくない」って叫んでる気がするんだよ、何かが」


「ごめんなさいぃぃぃ!!」


いや〜まぁ断罪とかなんちゃらの切っ掛けはセオドリクの浮気だしね。


「…ま、妻になっていいと思うくらいには好きだけどね」


「え」


「え?」


「…それは告白では?」


「え?…あ」


あれ、そんな気がしてきた。


その夜、無事なんとなくドキマギしたな雰囲気になった私達は、何も言うことができずそのまま寝てしまった。

…なんかごめん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ