表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
部長が襲うので安心して寝られない的な話  作者: みずはら
[終章]蘭花と僕と……
41/44

(1)事件解決?

 さて、記憶がかなり抜けてしまったな。

 まさか、こんな短期間に二度も気を失うとは思わなかったぜ。

 あれから、警察が来て、校長が駆けつけて、それで僕達は保護され、一件落着。

 教頭は、気を失っていたのが功を奏した? のか、警察にも疑われなかったらしい。

 僕が正気だったら証言していたと思うが、その場には、がたがたと震え、喋ることも出来ない蘭花しか居なかったわけで、その後、校長によって、うまくまとめられた様子。


 以上が、後日蘭花や親父から聞いた話。

 因みに、僕は救急車で病院送り。

 難しいことはよく分からないが、僅かに脳から出血していたらしい。

 ただ、量が、ごく微量であったことと、既に止まっており、その後の進行がなかったことから、入院・手術にまでは至らなかった。

 意識が戻ったとき、ベッド脇で泣きそうな顔をしていた蘭花の表情が、みるみるうちに緩んでいき、穏やかな笑みを湛えたのを見逃さなかった。

 思い過ごしでなければ、人が幸せを感じる時のそれであったと思う。

 直後、いつもの不敵な笑みに変わり、『まあ、あたしんとこの部員なら当然ねっ』と言い残して、病室を後にしたのだが。

 残念な変化だが、その笑みを見て逆に安心してしまう自分がいたり。

 蘭花を見送りながら、『俺に似て、ややこしいのを選んでしまったな』と親父がぼそりと呟き、それを聞き逃さなかった母親に『話があります』とかで連れ出されていった。

 それから、一晩、病院のベッドで過ごし、CTっていうんだっけ? 何回もそのトンネルをくぐって、次の日の昼過ぎに解放されたってわけ。

 まあ、そんな状態で、あれだけ走ったり緊張したりしたんだから、当然。

 血管が切れなくて良かったぜ。

 間違いない、黒服のせいだ!

 でも、言えない。

 まあ、いいか、生き延びたんだし。

 あきらも、校長が手を回してくれたらしく、暴走行為については、きつくお灸を据えられたらしいが、無罪放免となったらしい。

 そんなこんなで、僕達に愛しい日常が戻ってきたわけだ。

 今後、性懲りもなく、蘭花は波乱を起こすだろう。

 それに僕も振り回されるのだろう。

 でも、良いじゃないか?

 そんな蘭花と僕との関係も……

 

 って、おい!


 ちょっと待て!

 何まとめに入っているんだ?

 まだ、話は終わっていないぞ?

 あいつだよあいつ!

 あいつをとっちめないと終われないぜ、この話。

 蘭花も、そのために命張ったんだろ?

 全く、頼むぜっ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ