第七話 帰宅時のルーティン
「ただいま」
「ただいま」
家についた。
まずは分担をして、荷物の整理、水筒と弁当をシンクに出す。
その後に解凍してきた肉を、自家製のタレに漬け込む。
生姜焼きのタレをつくるのは難しくない。
醤油、みりん、お酒を1対1対1の比率で合わせ、チューブの生姜を思い切り絞り出すだけだ。
市販の「生姜焼きのタレ」などという、冷蔵庫の肥やしになる流動性の低い不良在庫(中間搾取)に金を払う必要は一切ない。
調味料の比率さえ脳内に入っていれば、10秒でプロの味が完成する。
そしてお米も炊く。
「よし、着替えて運動をしにいくか」
着替えは洗濯機のところに、運動着とパジャマを前日のうちに準備してある。
運動着に着替え軽い運動、ランニングを開始した。
休みの日は公営のジムにも行くが、二人とも運動はあまり好きじゃないので動く習慣を残すため軽めにしている。
健康への投資だ。
運動が終わり家に戻ってきた。
「お疲れ様、しっかりと水分補給をしようぜ。はい水」
「疲れたー。ありがとう」
運動を終えた後は、お風呂だ。
毎日洗濯をしているので、そのまま乾燥機能付き洗濯機に入れる。
体を拭いた後のタオルも入れたいのでまだ回さない。
「夏さん、先にどうぞ。その間、すこしSNSでブログや小説の反響やコメントが来てないか見ておくね。」
「了解。じゃ、先お風呂に入るね」
お風呂に入って、二人のお風呂が終了した後洗濯を回す。
その間に、ご飯の準備をする。
野菜を切り、味が染みた肉と一緒に炒める。
その間に冷凍ブロッコリーを電子レンジで温め、栄養をブーストさせる。
ご飯も炊けている。
「いただきます」
「いただきます」
いつも夜ご飯を食べる時はアニメか配信動画を付けてみている。
アニメや配信動画を共通の趣味として、お互いに楽しむすべを持っている。
面白いコメントや補足情報、空耳の歌詞などを見ながら楽しく視聴をする。
「ごちそうさま、美味しかったね」
「ごちそうさまでした。やっぱりこのお肉美味しいね」
宮崎豚のギトギトの脂がこびりついたフライパンを、そのまま食洗機の四角いカゴの中へ放り込む。
かつて愛用していたアルミ製や安物のテフロンフライパンは、食洗機の高圧熱水とアルカリ洗剤の前に全滅するため、すべて処分した。
現在の相棒はサーモスの食洗機対応モデル。
初期投資はかかったが、毎日油汚れと格闘する15分という名の寿命を買い戻せるのだから、期待値は圧倒的プラスだ。
肌荒れや食器を洗うという時間とおさらばだ。
ご飯を食べゆったりしていると洗濯機が音をならし完了を報告してれた。
「洗濯が終わったみたいだね」
「そうだね」
取り込む時は一工夫をしており、仕事着セット、運動着セット、パジャマセットと分けて取り込む。
そのセットごと、タンスにいれてタンスに入っているセットと交換して次の日の準備をする。
仕事着セットだと、上下と靴下。パジャマセットだと、上下と下着といったひとかたまりをそのままタンスに収納し、各3着ずつでローテーションしている。
休日用の服はまとめて収納しており、他のタンスの収納にそのセット一式を収納して取り出している。
洗濯が終わった服を収納するときに、ローテーションで回し取り出して、明日の準備も完了させる。
そしてゆっくりタイム第2部がはじまる。
「洗濯も終え明日の準備も終わったから一緒にゲームしよ」
「ありがとう松さん。いいよ」
ゆっくりタイム第二部はゲームだ。
その時その時で変わるが、自由時間だったり、話し合いやそのまま動画を見るとかだ。
今日はゲームをすることにした。
「今日は、インクを塗って争うゲームをするか?」
「共闘だね。でも、対戦の気分だから乱闘ゲームはどう?」
「わかった。今日はそうしよう」
◆◇◆◇
「楽しかったね」
「うん」
ゲームをしていたらいい時間になったので、寝る準備を行う。
まずはスマホのアラーム設定からだ。
スマホ依存症なのですこしでも寝る前にさわらないよう寝ると思ったら行うようにしている。
次には明日の昼ご飯や荷物の整理をする。
昼ごはんはオートミール飯である。
手軽さと圧倒的な低GI、そしてPFCバランス(栄養バランス)を考慮し、曜日ごとにプラスする「タンパク源(兵糧)」として魚肉ソーセージやサバの水煮、イワシの蒲焼などをローテーションで持っていっている。
持っていきやすい場所にカバンを置く。
先ほどの弁当、水筒をセッティングし貴重品なども忘れていないか確認する。
「夏さん明日の準備終わったよ」
「ありがとう。じゃあ、ストレッチしよう」
寝る前に15分間ストレッチを行う。
体が硬いと怪我しやすいらしいので、健康への投資だ。
そして歯磨き、フロスを行う。
ベッドに入る直前には、マウスピースを装着する
マウスピースは歯の健康寿命を伸ばすアイテムだ。
歯ぎしり等で歯を削ってしまうが、マウスピースがあれば軽減されるし歯ぎしりの音も軽減できる。
「おやすみなさい」
「おやすみなさい」
消灯をし、部屋は暗闇に包まれた。
明日を頑張るために時間をつくり、ゆっくりタイムでやる気を回復させる。
こうして1日を終え、また明日が始まる。




