第28話 「質問ですせんせー!」
更新遅くなって大変申し訳ありません。
入学式で僕のために釘を刺してくれ学園長のお礼のために学校に来ていた。
日本だと入学式の次の日は普通に授業あったがこの世界は違った。
普通は合格発表のあと実家に帰り自分の言葉で合格を告げるらしい。
僕は実家は嫌いなので帰らなかったが他に帰らないというと、
裕福では無く交通費が無い人ぐらいだった。
そのため実家に帰る人が多く入学式前日に王都にまた来るという人が多く、
入学式の翌日は休みになるのだ。
ともあれ僕はその休みを利用し学園にきた。
学園の門を入り校舎正面の事務室受付にいるお姉さんに学園長に会いに来た、
と、言うとすんなり入れてくれた。
学園長室のドアを4回ノックする。
何故4回かと言うとこの世界のノックマナーも地球世界と一緒で
4回が基本だ。ちなみに2回はトイレノックというもので失礼に値してしまう。
日本ホテルでは日本人が4回もノックされることに戸惑うことがあるらしいので
日本人には3回にしているらしい。
ノックしたあと入って良いぞ、と学園長の声が聞こえる。
「失礼します。」
一言声を掛けて室内に入る。
すると中には
「やぁ、ユリオーネ君。入学式、以来かな?」
驚くことに公爵がいた。しかし、タイミング良いことだ。
「あ、ちょうど良かった。学園長と公爵にお礼をと思いまして。」
僕がそういうと学園長が不思議な顔した。
「お礼?」
「はい、学園長と公爵様が釘を刺してくれたので無事にクラスでの挨拶を終えられました。」
そういうと公爵は
「そうですか、ふふっ、君のお友達は私ぐらいな者だと思ってましたが、随分お偉いお友達がいたようで。」
笑いながら学園長を見た。
その学園長は平然とした顔で紅茶を飲んでいる。
「お友達、まぁ、そうですね。」
僕がそういうと学園長は
「ぶふぉっ!」
と紅茶をカップに吹いた。
「な、なにを言ってるのじゃ!お、お主は恩人じゃ、……それは変わらぬ。」
少し暗い顔で学園長が言うが僕はそんな堅苦しい間柄にしたくないと思った。
だから僕は少し意地悪を言った
「僕と友達は嫌?」
そういうと学園長は顔真っ赤にしながら
「お主には勝てんわ、…全く。」
そういって笑った。
すると公爵はまた笑いながら
「見ているこちらが火傷してしまいそうですね。ふふっ、ほら後ろの二人が嫉妬していますよ。」
そういってリメーレとレナ姉さんに振る。
彼女たちは顔真っ赤にしながら首を横にブンブン振った。
それを見て学園長は一層笑いながら
「ふふっ、そうでしか、これは失礼。つい、口説いているユリオーネ君を刺すような視線でしたので。」
刺すって、偶然だろうけど…、公爵何者だよ、全く。
それで、と一旦切って僕がまた話す。
「入学式での挨拶本当にありがとうございました。お口に合うと良いのですが。」
そう言って学園長と公爵にお土産を渡す。
「林檎、ですか。」
「ほぅ、葡萄以外の果物は新鮮じゃの。」
「林檎は食べたことないのですか?」
「うむ、高いというのもあるが大抵のエルフは葡萄以外の果物は食べぬ。」
学園長は食わず嫌いじゃがの、とつけた。
「そういえばどうして林檎をマークに使って良いのは王族だけなんですか?」
僕は公爵に疑問をぶつけた。公爵は
「…君に知らないことがあるんですね。」
と驚いていた。
僕はお前はリメーレか!
と突っ込みそうになったが、同意だと言わんばかりに頷いてる学園長とリメーレを見て止めた。
公爵は紅茶を一口飲み、由来を話し始めた。
「グランエスパニアの城を林檎の木が城門と同じように囲っているのは知っていますね?」
…知らなかった。公爵はそのまま続けた。
「あれは実は建国前からあったものですが今と同じように城門のように四角く植えられていたそうです。
まぁ、建国前というよりは都市建設の前からですが。」
「都市?」
僕が聞くと公爵は頷き言った。
「えぇ、このグランスパニア王都は2つの都市が合わさってできたものなのです。
そしてその二つの都市の間は何も無い草原だったのですがそこに林檎の木があり、
そこに城を建てたのです。だからこの王都は広いのですよ。」
なるほど、だからこの王都は馬鹿でかかったのか。
ひとつの疑問が解決した僕はもうひとつ疑問をぶつけた。
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