第三一話 擦違優心 ワンワールド
水幸楽神の巫女の正体。
それはケイト達が慕い昔からお世話になっていたシスターメレニアだった。
彼女は巫女に選ばれてしまい、自らの力を捧げるように多くの者の命を奪っいた。
差し向けたのはセカンエンデの町長であるオノス。
メレニアは心を壊しながらも巫女の役目として使命、人殺しを続けていた。
それを目にした子供達はシスターメレニアへと挑んだ。
自分達のシスターを取り戻すべく全力を振り絞った、結果としてなんとかメレニアの正気を取り戻すことには成功した。
だがそんなケイト達の目の前には、かつて少しの時間であるが共に旅をし笑い合ったチヨーとヒルメだった・・・。
【????????? 最深部】
ヒルメ
「・・・・・・」
チヨー
「・・・・・・」
どうして、二人がこんなところに。
私達をシスターへ近付けさせないように二人は私達前へ立ちはだかる。
ネーネ
「どうして・・・チヨー」
チヨー
「・・・・・・・・」
私の言葉にチヨーは言葉を発さずに顔を背けた。
その事に悲しさを感じた、チヨーと自分自身。
これから起こることを暗示しているかのように。
ヒルメ
「そうゆうことだから、みんな・・・帰って」
ミニア
「はぁ!!? そうゆうことって・・・・・・どうゆうことよ!!」
ヒルメ
「っ!!!!」
ヒルメの大斧が地面へと叩き付けられた。
地面を伝い私達の足元へ衝撃を与え、怯ませた。
本気の・・・本気の攻撃だ。
ヒルメ
「こうゆうことなんだよ!! わかってるんでしょ、ミニア!!!」
ケイト ダツ
「「っ!!!」」
ヒルメが飛び掛かってきた。
ケイトとダツの二人掛かりで受け止める。
彼女の力は、恐らく二人がよくわかっていた、それにシスターとの戦闘の後。
致命傷はないにしろ、私達はそんな状態で・・・。
ケイト ダツ
「「ぐあぁあああああ!!」」
ミニア
「くそっ!!」
【サンダー オン】
【コンタクト リンクイン】
ミニアがすぐさまエレメタルキーを起動させる。
テューケに雷を帯びさせて、ヒルメへと突撃する。
ミニア
「どうして・・・! なんであんた達とも戦わないといけないのよ!!」
ヒルメ
「・・・っ!!」
攻撃が全て弾かれ防がれてしまう。
打撃、弾撃、ミニアはそれらを使い分けて近距離で戦う。
だけどヒルメにはその全てが効かないとばかりにあしらわれる。
ダツ
「こんぉぉお!!」
ヒルメ
「・・・くっ!!」
ミニアの動きに合わせすぐさま立ち上がったダツは、ヒルメに攻撃を加える。
だが、二人の連携でもヒルメを捉える事は出来ない。
全て交わされ防がれてしまう。
チヨー
「・・・っ!!」
ネーネ
「チヨー!!!」
チヨーが動き出した。
私目掛けて斬撃波を放つ。
ケイト
「このぉ!!!」
間に入ったケイトが斬撃波を防ぐ。
だが、衝撃は凄まじくケイトはその場から弾かれ倒れる。
チヨー
「お願い・・・戦って・・・お願い・・!!」
ネーネ
「・・・、なんでか・・聞かせてくれるんだよね?」
チヨー
「・・・・・・」
私の質問には何も返してくれなかった。
フロルを強く握りしめる。
そしてすぐにケイトを回復術技で回復させた。
チヨー
「っ!!」
ケイト
「ネーネ!」
ネーネ
「わかってる!!」
私達の戦いが再び始まった。
休む暇さえ与えてもらえず、しかもまた自分達の知り合い・・・友達と。
今は・・・目の前の事だけに集中した。
それしか、今の自分達には出来ないから。
・
・
・
オノス
「大丈夫なんですか? あの二人を使って」
オノスが後ろで腕を組みこの戦いを観戦している者がもう一人いた。
ヌーター
「えぇ、ほんの少しだけ手心を加えましたがね」
オノス
「そうですか・・・仲間に引き入れる、とでも言ったのですかな?」
ヌーター
「ご想像にお任せします、ただ教祖シェインが望んでいること"かも"とは付け加えましたがね」
ヌーターはそれだけを口にしてその場から消えていった。
オノスはその言葉に顔をしかめた。
そして再び幼い子供達の戦いを観戦した。
オノス
「ちっ・・・シェインめ、まだ何か隠してるのか」
・
・
・
ヒルメ
「はぁああぁああああ!!!!!」
ヒルメの一撃がダツとミニアを襲う。
二人で術技を駆使して攻撃を受け止めるので必死だった。
何度も攻撃を受け続けてその効力も徐々に失われ続けている。
ダツ
「ぐぅう!!!」
ミニア
「この・・・!」
何度でも構える。
ヒルメの攻撃に食らいつくように何度でも。
ヒルメ
「降参してくれれば・・・命までは取らないよ」
ミニア
「あぁん!!? だったらあんたがまず武器を降ろしなさいよ!! 私達の邪魔をしてるのはあんたの方でしょうが!!」
ヒルメ
「邪魔・・・なら降参してって言ってるじゃんよ!!」
ミニア
「わけわかんないって言ってんの!!!」
実力差はもちろんわかってる。
ダツと二人掛かりでも全く歯が立たない。
けど・・・けど。
ミニア
「そんな今にも泣きそうな! ブサイクな顔してる奴を放っておけるわけないでしょうが!!!」
ヒルメ
「・・・・・・」
【サンダー フルドライブ】
【ファイア フルドライブ】
ダツと共にエレメタルキーの出力を最大にする。
私達の全力全開の技。
ミニア
「エレキスキューブ!!」
ダツ
「フレイミー!ボン!バァアアアアア!!!!」
シスターにやった技。
ネーネとケイトの力は足りないけど、十分の威力を持つ連携術技。
私が生み出した雷光をダツが炎の術技で吹き飛ばす。
ヒルメ
「・・・・・・」
ボッォォォォォォオオオォオオオォオォオオォンッ!!!!
ヒルメに直撃した。
あえてヒルメは・・・避けなかった。
煙の中から・・・ヒルメは出てきた。
ダメージはある。
当然傷もある。
完全に直撃した、だけどヒルメは私達へと一歩歩み寄る。
ヒルメ
「ほら・・・私に・・は・・・勝てないじゃん」
ミニア
「・・・あんた、まさか・・・」
・
・
・
ヒルメと戦っているミニア達が連携術技を使った?
音から察するに直撃した。
だけど、それからの音が無い。
チヨー
「・・・っ!」
ネーネ
「・・・っ!? チヨー・・・」
チヨーが攻撃を止めた。
そして・・・ヒルメのもとに飛んでいった。
チヨー
「ヒー!!」
チヨー
「チーちゃん・・・」
私達もすかさずダツとミニアのもとに合流した。
二人を見る。
涙を流しながらこちらを見る二人を。
そんな二人を見て・・私は胸が張り裂けそうになった。
だから叫んだ。
ネーネ
「なんでこんな事しないといけないんですか!!! 答えて!!」
オノス
「ん? それは私に言っているのですかな?」
遠くから戦いに参加するわけでもなく、ただ茫然と観戦しているオノス町長に私は怒りを覚えた。
今も倒れているシスター、目の前で私達の相手をする二人。
こんな状況おかしい。
どうしてこんな酷いことをするのか私には理解出来なかった。
オノス
「こんな事・・・ですか? ではあなたは、これが世界の為だと言ったらどうしますか?」
ダツ
「はぁ!!? てめぇふざけてんのか!!」
オノス
「ふざけてなどいませんよ、事実その二人はずっと戦ってきましたこの日の為に、世界を救う為に戦ってきたのですから」
世界を救う・・・こんなにも信じられない言葉は初めてだ。
何が世界だ。
シスターも、この二人も・・・こんなに苦しんでるのに。
ネーネ
「こんなに・・・こんなにみんなが苦しむなら!! そんな救いなんかいらないよ!!!」
オノス
「果たしてそれはどうでしょうね? ねぇお二人共」
チヨー ヒルメ
「「・・・・・・」」
二人の顔は辛い顔だった。
チヨーがヒルメの肩に手をやりヒルメもまたチヨーに触れていた。
この二人はやっぱり私達と同じ。
似ているんだ。
この世界には・・・自分達しか居ない、自分の世界には目の前の大切な人しかいないんだって。
ムーゼ
「・・・・・・・・・」
オノス
「素敵ですねー・・・本当に素敵だ、片や姉の為に姉をも凌駕して前へ進む、片や世界の為に自分の心を殺し続けた、片や自分達の世界を守る為共に戦い抜いてきた。 では君達は・・・一体なんなのです?」
ムーゼさんとターゼさん、シスターメレニア、そしてチヨーとヒルメ。
みんなを指して言っているわかる。
そして私達はそれが・・・間違ってるってわかる。
絶対に間違ってる!!
ケイト
「真の冒険者だ!!! 僕達はそれを目指す者達だ!!」
ダツ
「何にも屈しない!! 誰よりも強いな!!」
ミニア
「目を背けない諦めない!! 絶望なんてもうしないって決めた!!」
ネーネ
「何があっても・・・必ず仲間を、友達を守る! そんな冒険者よ!!」
私達は胸を張る。
町長の言っていることは間違ってない。
だけどそれでは駄目なんだって私達は知ってる、教えられた。
自分達だけよければいいなんて思わない。
殻の中に籠もってるばかりじゃいけない。
諦めちゃいけない、拒んではいけない。
絶対に向き合わないといけない!
今まで自分達がそうしてきてしまったから・・・。
ターゼ
「・・・そう・・・だよね」
ケイト
「ターゼ王女・・・!」
ボロボロになりながらも立ち上がり前を向いていた。
ターゼ
「もう・・・自分だけなんて、考えはやめないとだよね」
チヨー
「そんなの出来ないよ!!!!」
チヨーが叫んだ。
やっと・・・胸の内を開いてくれた。
チヨー
「お願い・・・ネーネ達も一緒に行こうよ、もっと優しい世界に」
ネーネ
「チヨー、それは違うよ、それはきっと自分達だけ自分達に優しい何も無い世界だよ」
チヨー
「そんなこと・・ない!」
ネーネ
「だって!! だって、私は、チヨーの言う世界から出たから・・・チヨーに出会えたんだよ?」
私は思い出したんだこのセカンエンデに戻ってきて。
弱虫ですぐに泣いて、誰かが助けてくれて。
それでいいと思った。
表面上では強くなろうとは思った。
けどそれは作っていた物に過ぎなかった、他の三人と別れたくなかったただそれだけの理由で私は塞ぎ込んでいた。
他には何も要らない、殻を開けると怖い物ばかりだから。
私を苦しめる物ばかりで、いつも私だけをいじめるから殻に籠もり続けることを選んだんだ。
あの日、初めて・・・ケイト達が・・・みんなが私を守る為に。
人を殺した時から。
ネーネ
「怖いよね・・・怖いんだよ、でも・・・でもみんなが居なくなる方がもっと怖いのもわかる」
チヨー
「なら・・・! なら!!」
ネーネ
「でも、もっと大事な事を・・・知っちゃったから、本当に好きだからこそ、もっともっと好きになりたいって」
それが私がみんなと見つけた答えだ。
その答えは決して自分だけの世界じゃ見ることが出来ない。
見つけることすら、知ることすら出来なかったはずだ。
そしてそれは自分にも返ってくる。
もっともっと好きが増えていった。
怖いこと、逃げたいこと、それ以上に大変なことも多くなった。
ネーネ
「だから・・・強くなりたいって思った」
みんなを守りたい。
そんな大それたことはまだおこがましいのかもしれない。
けど、自分に振りかかる物だけは、自分で払えるだけの力だけは。
その強さだけがあれば十分だったんだ。
ターゼ
「へへ・・・凄いね」
ターゼさんが私の頭に手を置いて笑みを浮かべてくれた。
チヨー
「いらないよ・・・私はいらないんだよ、ヒーが苦しむことの方が・・・辛いもん」
ヒルメ
「・・・・・・」
やっぱりそうなんだ。
それはきっと・・・。
私が思わせてしまっていたこと・・・だから。
チヨー
「もう・・・あなた達じゃあ理解出来ない・・・きっと!!!」
ヒルメ
「私達は・・・チーちゃんがいるなら、もう!!!」
もう・・・話しは聞いてくれない・・・んだね。
チヨーとヒルメが一斉に殺気立つ。
二人の咆哮が部屋に響き渡った。
・
・
・
ヒルメ
「いらないんだ、もう!!! チーちゃんさえ・・・チーちゃんが苦しむって言うなら!!!」
ミニア
「この・・・馬鹿・・・」
全員が戦闘態勢に入った。
ターゼは辺りを見回した。
だがそこには、ムーゼの姿は何処にもなかった。
オノス
「巫女の回収、ご苦労、巫女よ」
ムーゼ
「それが約束・・・あれはあのままでいいの?」
オノス
「えぇ・・・問題はないでしょう、もうここには用はありませんから」
オノスとムーゼはその部屋、この施設を後にした。
ここは用済みだと言い放ち・・・。
ヒルメ
「だぁあああああああああああああ!!!!」
重撃が全員を襲う。
大胆に厭わず、もう全員を殺すつもりでヒルメは攻撃を叩きつけていく。
ターゼ
「六羽!!!」
ケイト
「ウィンディプロテクション!!!」
バキィイィイィィィィイィンッ!!!!
ターゼとケイトの防御技も全て一撃で破壊されていく。
ヒルメは止まることを知らずに次々と重い一撃を与えていく。
チヨー
「あぁぁああああああ!!!!」
ヘスティア
「クァアアアアアアアアアアア!!!!」
二人の斬撃波と無効波動がぶつかる。
チヨーの攻撃は防ぐことは出来たが、その衝撃全てを掻き消すことは出来ない。
強風で全員の動きが止まってしまう。
ヒルメ
「そうだ、もういいんだ、もう・・・お前達を殺せば!! 元に戻るんだ!!!」
ケイト
「させない!!!!」
ターゼ
「元になんか戻んない!!!」
ダツ
「なかった事になんか出来ねんだよォォーー!!!!」
ダツとケイトとターゼ三人で突撃。
拳と剣と羽衣でヒルメを迎撃する。
だが一瞬で受け止められ大斧を振るい軽々しく吹き飛ばされる。
チヨー
「会うべきじゃなかった!!! 一緒に居るべきじゃなかったんだ!!!」
ネーネ
「違うよ!!!!」
ヘスティア
「クワァアァアアンッ!!!!」
ミニア
「嫌だったなんて思ってないのよぉおおーー!!!!」
チヨーの巨大な斬撃波が繰り出される。
ネーネとヘスティア、ミニア全員の攻撃で打ち消そうとする。
全ての攻撃を当てても斬撃波は止まることを知らず三人へと向かい、吹き飛ばした。
ターゼ
「くぅう・・・ぐぅ・・・!」
全員が立ち上がる。
後ろには部屋の中央の湖。
もう後退は許されない。
それでも踏ん張る。
ここで全てを決める為に。
全てをぶつける。
ケイト
「絶対・・に・・・・負けない!!」
今も泣いている友達がいる。
目の前に。
【ソニック オン】
ダツ
「どんな・・姿になっ・・・ても!!!」
辛いと思っている友達がいる。
目の前に。
【ファイア オン】
ミニア
「私達・・あんた・・・達を!!!」
もっと好きになりたい友達がいる。
目の前に。
【サンダー オン】
ネーネ
「二人を・・・諦めない!!!!」
これからも一緒に居たい友達がいるから。
今この瞬間に。
【アクア オン】
全員がエレメタルキーを起動させた。
ヒルメ
「それは!!!!」
チヨー
「やらせない!!!!!」
四人がエレメタルキーをパートナー武器に刺そうとした。
だが、その隙を与えない。
チヨーとヒルメの遠距離からの攻撃が全員へ襲いかかる。
ターゼ
「全羽・・・展開!!!」
ターゼが間に入り左手を全力でかざす。
左手のリングから無数の羽衣が何層も何層も展開する。
ターゼの全力、真素を使い切ってでもこの攻撃を止める。
ターゼ
「ごめん、これ・・・しか!!」
ネーネ
「王女殿下!!!」
ターゼの防壁は全て破られた。
チヨーとヒルメの攻撃をターゼは直撃した。
子供達の図上を飛び超えるほどに吹き飛ばされてしまい、ターゼにはもう戦う力は残されていない・・・だが。
ターゼ
「いけぇえええ!!! 君達は・・・間違ってない!!!!!」
たったこれだけかもしれない。
地面に叩きつけられても尚、ターゼは子供達にエールを送った。
自分が・・・出来なかったことを。
見せてほしい、可能性を・・・。
ケイト
「みんな行くよ・・・!!」
ダツ
「絶対に」
ミニア
「私達は」
ネーネ
「負けたりなんかしない!!!!」
ヘスティア
「クアァアアアン!!!」
【【【【エレメタルキー オーバードライブ】】】】
全員のエレメタルキーが共鳴する。
上へと掲げるパートナー武器が光り輝く。
これがみんなの全て。
友達である二人、強すぎる二人にぶつける子供達の最強の一撃。
チヨー
「もう・・・お願い!!」
ヒルメ
「私達の・・を・・・!」
チヨーとヒルメはお互いの手を握る。
そして全身から黒い靄を引き起こす。
子供達の全力に答えるかのように全ての力を解き放つ。
大斧と小太刀を持ち上げる。
これが決別だと。
お互いの力が最高潮に高まった・・・。
勝負は決する。
ケイト ダツ ネーネ ミニア ヘスティア
「「「「エレメント!!!ブラスタァァアーー!!!!」」」」
チヨー ヒルメ
「「オワリダァアァァアアアアア!!!!」」
二つの巨大な力が・・・ぶつかる。
あまりにも眩しい光・・・そして強烈な真素のぶつかり合い。
そして・・・とてもない轟音・・・それは当然、町にまで届いていた。
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ターゼ
「んっ・・・んぅ・・・」
あれ・・・。
身体動かない。
力が全く入らない。
ここは・・・テントの中?
耳は生きてる。
騒がしい音が僕を目覚めさせたのか。
ユミィーリア
「ターゼ・・・」
ターゼ
「ユミィ・・・リア?」
ルシュカ
「無事だったか」
僕は・・・そうだ、あの子供達は!!
起き上がろうにも身体が動かない。
ルシュカ
「無茶は止めておけ、全身打撲、至る所の骨が入って真素も無く、普通なら死んでいた、だがそのリング。ミツバに感謝するんだな」
ターゼ
「・・・これ以上にないほどしてるよ」
左手にあるリングを見る。
ルシュカに言われるまでもない、これがあるからあそこまでやれた。
今までこんな事をすることなんかなかった。
だけどこれのおかげで僕は・・・。
ネシー
「駄目ですって言ってるでしょう教授!!」
ニーネ
「団長も!!! 今は他の国の人間もいるんです、下手に動かないでって!!」
騒ぎの理由はこれか。
そうだ、僕もこんなところで寝ているわけにはいかないんだ。
あの子供達の攻撃のぶつかりで僕は気を失った。
それからここにいるということは、救助されたのだろうが。
ここに子供達の姿はない。
サナミ
「あの子達がいるのに黙ってなんかいられないよ!」
シュリー
「退きなさいネシー、あの子達を探すだけよ」
サナミとシュリーがテントの中から出ようとするも他の人達に止められている。
状況が飲み込めない。
二人の言う「あの子達」とは・・・まさか。
ターゼ
「ケイト、ダツ、ネーネ、ミニア、そしてヘスティア?」
サナミ
「・・・っ! ターゼ・・・!」
シュリー
「あんた!何か知ってるの!!?」
矛先が一気にこっちに来た。
ったく、知りたいのはこっちだっての。
僕はゆっくりと子供達の事を口にした。
初めて子供達と出会ったのは町の外れの孤児院。
そして次に会ったのはその施設。
子供達は、孤児院でも会ったシスターと戦っていた。
恐らくそのシスターが水幸楽神の巫女であることも。
同時にユミィ達の話も聞いたのだった。
昨日の深夜に町の外で大きな爆発があったと。
すぐに調査へ向ったがそこにはもう何も無かったという。
ただ一人、僕が倒れていたと。
死体も無く、僕だけがそこで行き倒れていた。
子供達は、昨日の真夜中に町で見かけてしまった事が原因でこんな事になっているようだ。
シュリー
「町外れ・・・」
サナミ
「ここが・・・あの子達の故郷」
ここまで親身になってるってことは、あの子供達をあそこまで強くしたのはやっぱりここにいる人々ってことか。
不思議と納得してしまった。
まさかこんな巡り合わせがあるなんて思いもしなかった。
お弟子さん達か、わからないけどサナミとシュリーがここまで躍起になってるところを見るに相当入れ込んでるのがよくわかる。
ターゼ
「彼・・・は?」
ルシュカ
「・・・・・・居ないんだ」
ターゼ
「え?」
居ない?
彼女達の表情で察した。
まさか一人で探しに行ったのか。
あんな体で。
完治もしてないだろうに。
そこまでしてあの子達を・・・。
ターゼ
「・・・・・・・・・」
シュリー
「駄目だわ、もうあの馬鹿もあの子達も放っておけない」
サナミ
「すぐに見つけないと・・・!」
ターゼ
「駄目だよ」
僕は割って入った。
二人の血の気が多い中、僕は言葉を発していた。
ターゼ
「心配なのは凄いわかる、僕もそうだ。僕は・・・あの子達の言葉に助けられた、あんた達にされたように背中を押された。強いと思った・・・けど、危ないってすぐにわかった」
サナミ
「だから・・・!」
ターゼ
「でも・・・きっと僕が思うよりも多分あの子達は凄く強いってわかった、もしかしたらここにいる人間よりも、彼・・・カズキ君よりも」
シュリー
「・・・・・・・・・」
本当に強かった。
最後に見たあの背中は凄く大きく感じた。
地面に這いつくばっている自分が情けないと思うくらいに。
ずっと前を見据えていて、敵になってしまったあの二人にもちゃんと向き合って。
自分達の言葉をしっかりと持っていて。
孤児院で出会った時のような仲を取り戻したいと足掻いていた。
そんな姿を見せられたら、あの子達を止めれるわけがない。
きっとどこかで生きていて、シスターをあの二人を探しているんだろう。
必死に。
ターゼ
「そんな子達に、仕事も役目も使命も放りだして助けに来られて喜ぶと思う? その事実を知ったら、あの子達どう思うだろうね」
リングを通して自分の治癒に務めていたら身体の感覚が戻っていくのがわかった。
布団から立ち上がる。
同時に痛みも一緒に襲ってくる。
けど今は、この痛みが丁度いい。
自分への罰、何も出来なかった罰、何もしてこなかった聞かなかった見なかった・・・妹一人救えなかった自分への罰だ。
生ぬるい。
こんなんじゃあ、足りない。
ターゼ
「んっ・・・くぅ!」
ユミィーリア
「ターゼ!・・・無理しないで!!」
ターゼ
「ありがとう・・・」
ルシュカが手を貸してくれた。
僕はそれを甘んじて受ける。
そして二人の前に立つ。
ターゼ
「あんた等が強くした子達・・・凄い立派だったよ」
シュリー
「・・・っ」
サナミ
「・・・・・・」
二人の覇気が消えていった。
わかってくれた。
僕の言葉を・・・わかってくれた。
やっぱり、しっかりと届くんだ。
僕はもっと強くならないといけないんだ。
醜く這いつくばっても、汚い姿になろうと。
この想いを届けるまでは・・・絶対に・・・。
ターゼ
「ムーゼ」
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【水幸源の町セカンエンデ 廃棄施設 元最深部】
昨日の夜。
ここで戦いが起きた。
クレエスさんとトゥトゥーが子供達を見た。
その情報は、どうやらクレエスさんが黙っていたらしいが、サナミさんとシュリーのクレエスさんの焦りある挙動が変だと言うところから漏れた。
それを俺も寝た振りで全容を聞いてしまっていた。
そして今ここにいる。
どうやら部隊員は全員撤退した後、ここにはもう目ぼしい物はないということか。
カズキ
「酷い有様・・・だな」
周りは瓦礫の山だった。
普通ならここにいた者は全員木端微塵になっていてもおかしくない。
だが、話しによればその場に倒れていたターゼは無事だった。
なら・・・あの子達も・・・。
カサッカサッ・・・。
物音。
俺は振り向いた、瓦礫の山。
その中に一匹のネズミがこちらを見ていた。
俺から目を離さない。
近付くとネズミは離れていった。
逃げるのかと思ったが、またこちらを振り向いて同じ様にずっとこちらを見ていた。
カズキ
「・・・・・・」
一端考えた。
当然だ、あまりにも不自然だったから。
このネズミは俺を誘ってる。
これが敵の罠かどうかはわからない。
目を閉じ考えをまとめ・・・俺はそのネズミの後を付いていった。
回りへ細心の注意を払う。
正直今の俺は万全とは言い難い。
身体が動くが戦闘となると恐らく傷が開いてまともに動けるとは思えない。
一番の警戒、奇襲やトラップの類は避けたい。
元の廃棄施設からここまでかなり歩いたと思う。
そろそろか、そう考えていたら・・・ネズミは突然消えた。
そして見たことのある森の影から現れた。
コートス
「お初に・・・ではないですね、カズキ・スリーエッジ」
カズキ
「俺はあんたの名前は知らないがな、まぁいい」
こいつは確か、あの小太刀の黒髪と大斧の金髪と一緒にいた男。
つまりはあいつ等の味方、俺の敵。
カズキ
「こんな所まで歩かせて、何の用だ?」
コートス
「・・・・・・話しを、聞こうと思いまして」
随分と悠長なことを言う。
こいつ、一体何を企んでる。
敵にもさっきの廃棄施設の件は伝わってるはずだ。
なのに今さら話しをしたいだけに俺を誘導したと言うのか。
カズキ
「話しなら俺が聞きたいくらいだが?」
コートス
「そうですよね、では前払いに。あなたが探している子供達はきっと生きてますよ」
前払いとはまた、豪く機嫌を取りに来るな。
確かに俺は無意識に探していたのかも知れない、だがそれよりも俺は。
カズキ
「優先順位としては・・・お前達の方だったがな?」
ミツバを男に向ける。
今からでもこいつを捕まえて吐かせる、そんな事も出来る。
こんな身体でも、男一人くらいはやってみせる自信はある。
コートス
「私を殺すなら、好きにして下さい。その分有力な情報は無くなるとは思いますが」
こいつ。
まるで殺されに来たみたいな口ぶりだな。
見る限る武器も携帯していない、あのネズミを見るに遠距離タイプ、しかも召喚系というところか。
そんな奴が俺に戦いを挑むということか?
なるほど。
こいつと接敵してからここ等一帯の情報は収集したが、罠もなければ人間も居ない。
本当に話しをする為だけにここへ来たというのか。
カズキ
「いいだろう、じゃあまず聞かせろ。 子供達が無事だという証拠はあるのか」
コートス
「はい、私は、あの場にいましたから、・・・子供達、チヨー君とヒルメ君、そしてそちら五人の大型術技が衝突までしっかりと見てました」
チヨーにヒルメか。
それがあの子供達の名前か、そんな情報を出してくるということは隠す気はないということか。
聞いたところでどうすることもないがな。
コートス
「チヨー君とヒルメ君の二人は衝突の余波で吹き飛びそのまま意識を失いました・・・そしてそちらの子供達は、同じように吹き飛び湖の中へと消えて行きました」
カズキ
「消えた? どうゆうことだ」
こいつの言っていることはつまり、敵側はあの子達を探したのか?
消えたなんて言うって事は、湖の中も探した、そう解釈できるが・・・。
コートス
「ご想像の通り、彼等はギフトを持ち更にロストエンシェントの狼も所持していたわけですから上の人間は躍起になって捜しましたが」
カズキ
「こっちの部隊員が到着した、それでそっちの人間だけ回収してターゼは眼中になかったと」
コートス
「言い方が悪いですが、そういうことです」
それで「きっと生きてる」か。
随分と希望的観測だとは思ったが、そう言った経緯があるなら少しは納得はいく。
少なくても、ハイトスに捕まったなんていう最悪はケースにはならなかった事だけは救いだ。
湖に放り込まれて消えた理由はわからないが、少なくてもみんなはまだ生きている可能性が高いのは朗報だ。
カズキ
「それで、俺から何を聞きたいんだ?」
本当ならもっと話しを聞き出したい所だが、まだ焦る必要はない。
こいつがどうゆう人間か見定める必要があるからな。
戦闘の意思が無い内にこいつの考えを読まなくては・・・。
コートス
「あなたは・・・・・・どうやって、あの子達をあそこまで強くしたんですか?」
カズキ
「は?」
こいつは・・・一体何を言ってるんだ。
あの子達を・・・なんだって??
俺は耳がおかしくなったのかそれとも頭がおかしいのか、まだ負傷したものが残ってるのか。
男の言葉を飲み込めないでいた。
コートス
「実は・・・そのそちらの子供達は、私が知らない間にこちらの二人と出会っていたようなんです・・・しかもかなり親しくなっていて」
カズキ
「ちょっと待て、あんたが聞きたいことって本当にそれなのか!?」
コートス
「コートスです、歳は・・・」
カズキ
「興味ねーよ」
この男、本気で言っている。
ただのロリコン眼鏡なのか、ただの変態なのか。
俺は一線引きたい関係に思えてきた。
コートス
「あの、話しを戻しますと・・・、二人を・・彼女達を助けようとしていたんです、必死に、実力差は絶望的なのに、何度も立ち上がって、二人に挑み続けていたんです。 どうしてあんな・・・」
今にも俺に掴みかかりそうな勢いだった。
無意識に俺は距離を取ってしまった。
ただの変態に迫られるなんて思っても居なかったからか、表情が強張る。
カズキ
「どうしてって・・・」
コートス
「あなたがそう教えてきたのでしょう!!? それを教えてほしくて・・・」
教える・・・?
俺があの子達に・・・・・・。
カズキ
「俺は・・・・・・何も教えてないぞ」
コートス
「冗談はやめてくださいよ」
カズキ
「いや本当」
俺は漫才をしに来たんじゃないぞ。
なのになんだこれは。
まるで、子育て相談をされてるみたいだ。
おたくのお子さんは優秀ですね、どういった教育をされてるんですかなんて、とんだコントにもほどがある。
カズキ
「本当に何もしてない、子供達を凄いと思うなら、それは全部あの子達が勝手に会得した物だ」
コートス
「そんなまさか、あんなに凄いのは、大人でさえ言えないですよ。普通の子供が言えた物じゃない」
カズキ
「大人・・・子供・・・」
あぁ・・・確かにそうだな。
あの子達が特別なのは確かにそう思う。
人一倍真っ直ぐで、人一倍頑張り屋で、人一倍負けず嫌いで、人一倍・・・優しい。
俺は確かにそんなあの子達に引かれていった、それは間違いなかった。
確かに引き留められたからなんていう理由も作れる。
けれど・・・。
カズキ
「大人と子供・・・あんたはどっちの方が凄いと思う?」
コートス
「え・・・?」
カズキ
「俺も最初はあんたと同じだったと思うよ、子供にしてはとか、子供なのにとか、子供の癖にとか・・・いっぱい思ったし考えた」
あの子達が特別かどうかはこの際置いておく。
勝手な想像だが、きっとあの子達にも色々な過去があったに違いない。
だけど、子供は子供。
俺はそう思った。
カズキ
「けどさ、それって大人にも当てはまると思わないか? 大人にしてはとか、大人なのにとか、大人の癖にとか・・・たくさんあるだろう?」
コートス
「・・・・・・それが、なんだっていうんです?」
そう。
俺もそう思った。
それが何だって言うんだ、何か関係あるのか。
カズキ
「そう。何もないよ、全然関係ないんだよ。ただの言葉、代名詞でしかない」
コートス
「・・・・・・」
カズキ
「俺は・・・あの子達がそれを教えてもらったよ、おかしいだろ? 普通なら大の大人の俺があんな小さくて触れたら転がりそうな奴らにたくさん教えてもらった」
そう、だから俺は何も教えていない。
教えて貰ってばかりだった。
沢山の事を。
何も無かった・・・俺に・・・。
カズキ
「子供達に良い所見せよう、カッコいい所見せようって躍起になって・・・子供みたいだろう?」
コートス
「そ、それは・・・」
カズキ
「どっちが子供で、どっちが大人か・・・わかるかあんたに?」
俺はその考えを・・・最近になって捨てた。
そう、あの子達が離れた時だ。
一人前の大人、そんな言葉では片づけられない。
俺から離れていった時の喪失感。
それは埋めれない、こんなにも愛おしいのは子供だからか?
答えは違う。
本当に大切だと思えていたからだ。
もしこれがヴェアリアスの奴らでも同じように感じていたに違いない。
だから・・・。
カズキ
「大切な友達・・・仲間・・・次に会う時は、そう思おう。そう・・・決めた。 今な」
コートス
「強い・・・んですね」
カズキ
「あの子達の前では、な。・・・強い自分でいたいと願ってる」
改めて口にして、やっと決心が付いた。
まさかこんな敵同士の人間でこんな事を決めるなんてシュリー達に言ったら馬鹿にされるだろうけど。
カズキ
「何をどう悩んでるか知らないけど、思うようにやってみろよ・・・あんたの言う大人の対応って奴でさ。本気の対応を」
コートス
「それは・・・中々皮肉が効いてますね」
カズキ
「そうだよ、なんせ俺は子供みたいな奴だからな」
この世界ではそうしたい。
自分に嘘を付き続けるのはやめたんだ。
ミツバと出会ってから。
もちろんまだまだそう簡単にいかないからヤキモキすることの方が多いけど。
前の世界よりは楽しくやってるつもりだ。
自分の事を嫌いにならないように・・・。
コートス
「・・・・・・では、私はこれで」
カズキ
「おい」
コートス
「私は、どっかに重要書類と落としてしまったようですね、困ったなー・・・さっきあちらで落としたかな~~???」
臭い棒読み芝居。
汚い大人・・・立派な子供か。
コートス
「童心に帰る・・・大切なこと・・・ですか」
男は・・・森の奥へと消えていった。
一言を残して。
童心に帰るか・・・久しぶりに聞いた言葉だ。
久しぶりに・・・。
カズキ
「十二分に子供だろうに」
俺は、そんな子供心に付き合うことにして・・・近くの林を漁り、一枚の紙を手に入れた。
そこには・・・明日行われる楽神祭の情報。
そしてハイトスの目的が記されていた・・・。
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【??????】
ここは・・・。
爆発に巻き込まれて・・・。
あの二人は?
わからない・・・。
みんなは?
いる。
不思議とわかった。
飛んでいるような、緩やかな気持ち良さ。
涼しくて温かくて優しい。
静かな世界。
けれど一人じゃない、みんながいる。
何故だろう・・・懐かしい気持ちだ。
これは・・・そうだ、あの時だ。
この後は確か・・・マザーとシスターに沢山怒られたんだ。
そうだ。
シスター・・・。
助けなきゃ・・・。
そして、あの二人と・・・もう一度・・・。
・
・
・
【町外れの水源】
ケイト
「げほっっ!げほげほ・・・!」
口から大量の水を噴き出した。
凄く気持ちが悪い。
まだ胸に大量の水があるような感覚。
ダツ
「げぼぉ! んんんんんーー!!!」
ネーネ
「ぅぅ・・・けほぉ!」
ミニア
「ぁ・・ぅうぅ・・・おえっ」
声が聞こえた。
みんなの声だ。
無事だ。
爆発に巻き込まれてからの事は覚えていない。
一人も欠けること無くみんな居る。
安堵と共に色々な物が込み上げてきた。
ケイト ダツ ネーネ ミニア
「「「「おえぇえぇぇえええええ!!!」」」」
僕達はみんなで吐いていた。
お互いの姿を見て馬鹿みたいだと思い、笑っていた。
高々と笑い合った。
ケイト ダツ ネーネ ミニア
「「「「おえぇえぇぇえええええ!!!」」」」
そしてまた吐いた。
ヘスティア
「クアァアアアアアアァンッ!!!」
ケイト
「ぅぇ・・・ヘ、ヘスティア・・・」
ヘスティアが何かの薬草を大量に持ってきてくれた。
心配してくれたのだろう。
恐らく一番最初に起きて僕達を守ってくれていたのか。
空を見上げるともう日が落ちそうになっていた。
夕暮れ。
つまり僕達は・・・。
ダツ
「まだ・・・大丈夫だよな?」
ネーネ
「うん・・・きっと」
ミニア
「そう、信じてる」
みんなで目を合わせ、頷いた。
やることは、目が覚める前からの続きだ。
きっと僕達の願いは届かなかった。
だけど、まだ負けたわけじゃない。
まだ戦いは続けられる。
届かせない限り、終わらない。
何度敗れても挑み続ける。
勝つまで。
みんなで、笑い合うまで。
ケイト
「僕達が」
ダツ
「きっと」
ミニア
「必ず」
ネーネ
「絶対に」
全員で横になって手を握り合う。
そして息を大きく吸う。
ケイト ダツ ネーネ ミニア ヘスティア
「「「「えい!えい!おぉおぉー!!!!!」」」」
僕達が笑顔を忘れない限り
きっと笑顔でいられる。
必ず笑い合う。
絶対にみんなと笑いたいから。
ケイト ダツ ネーネ ミニア
「「「「おえぇえぇぇえええええ!!!」」」」




