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好き を 求めた 異世界 物語   作者: 三ツ三
ニ章   adventure children
43/70

第八話 多様道化師 アンダーエネミー


山脈ダンジョンでの戦いは激戦だった。


最初の迷路に翻弄され諦める者も多くいた。


そんな中でも中層エリアに足を進めた約半数の冒険者も更にその半分に数を減らしていた。


キマイラという最深部へと進む者を妨げるモンスターに。



幸いにもケイト等見習い組は大きな負傷も無く戦えていた。



だが、現状でさらにダンジョンを進むことは・・・困難だった・・・。





【山脈ダンジョン キマイラの間】




ネーネ

「・・・・・・」



私達は勝った、あのキマイラに。


見習いの私達はカズキさん含め負傷者はいない。


だけど、先輩冒険者のみなさんが大損害を受けた。



カズキさんは私達にここで休むように言い、負傷者の救護に駆けまわっていた。



カズキ

「ポーション必要な所は声を出せ!! ストックはまだあるぞ!!」



この部屋に入った人の半数以上が致命傷で倒れ込んでいた。


キマイラの鋭い爪でやられた人、ブレスを食らった者・・・。




「もう・・・駄目だ」



仲間のを抱えた冒険者が首を横に振るう。



死んだ・・・。



キマイラの攻撃に耐えきれずに・・・。




すると私達が入ってきた出入り口から外で待っていた先輩達も救護に駆けつけた。



みな、動かなくなった人達を運び出している。


まるで慣れているかの様に次々と運び出していく。



カズキ

「あまり見る物じゃないよ」


ネーネ

「・・・はい」



私の頭に手を置き忠告してくれた。


私もみんなと同じように背を向けた。


みんなは黙々とポーションや火傷薬で体を癒し体力回復に専念していた。




何か出来ることはないかと、辺りを見渡していたけど・・・何も出来なかった。




ミニア

「ネーネ・・・」



ミニアが振るえる私の手に触れてくれる。


私は小さい声で感謝を伝えた。



キマイラに勝った・・・けど。



ケイト

「これが、冒険者ってことなんだよ・・・きっと」


ネーネ

「そう・・・なんだよね」



覚悟はしていたつもりだ。



こうならないように、強くならなくちゃいけないんだ。




今は・・・それだけを考える事にした・・・。












カズキ

「俺は撤退がいいと思うが・・・?」



負傷者の対応も一段落し、俺達は次に進むかどうかの話し合いをしていた。


流石にこれをあの子達にやらせるにはまだ早いと思い率先して会議に参加する。


パーティーは俺達を含め4パーティー、だが殆ど半壊状態。


それを含めて俺は撤退を進言したのだが・・・。




「見習い風情が! 出しゃばるな!」


カズキ

「行くにしても、増援の選択肢を取るべきだ」


「ここまで来て助けを求めるっていうの!?」



はぁ・・・本当にどうしてこう話し合いが上手くいかないのか。


今いるパーティーのリーダー全員がこのまま進むことを望んでいた。



仲間の仇だの、冒険者のプライドだの、町に被害が出るだの、戯言を並べていた。



こいつら、相当期待してやがるな・・・ギフトに。



キマイラなんて言う敵が居た、しかも中層に。



最深部には更なる敵が待ち受けているということになる。



それを突破した褒美のギフト。



俺も興味がないと言ったら嘘になる。



だが今ここにいる人間だけで向かえば確実に全滅だ。



ムッド

「つまりここに残りたいと?」


カズキ

「少なくても、あの子達にこれ以上の無理はさせられない」


ムッド

「ではあなた一人なら突破できると?」


カズキ

「何?」




随分とふざけた目つきで俺の事を見る。


試しているのか?



カズキ

「無理だな、こんな血の気の多い奴達を守って戦うなんて」


「なんだと!?」


ムッド

「そうですか、では僕達を守らなければいける。そう解釈致しますが」


カズキ

「好きに捉えて構わない」



実際にキマイラ相手に何回助けてやったかこいつらわかってないんだな。


今も俺を睨みをきかせてる連中の殆どのフォローをしてやっていたのに。


見返りなんて望んでいなかったが、気に食いはしない。



カズキ

「とにかく、俺達見習いはこの部屋から撤退する以上だ」




それだけを伝え俺は会議に背を向けみんなのいる方へ向った。


気持の悪い野次は聞こえるが無視した。


止めてはやった。



今はそれ以上奴らに義理立てするつもりはない。



ケイト

「おかえりなさい」


カズキ

「あぁ・・・どうだ? 動けそうか」



みんな元気な返事で答えてくれた。


そして俺はここからの撤退をみんなに伝えた。


もちろん、他の先輩達は進むこともしっかりと教えた。



ネーネ

「危険過ぎると思うんですけど」


カズキ

「あぁ、しっかりと代案もして止めたつもりだけど聞き入れて貰えなかったよ」



せめて援軍の案くらいは聞き入れてくれると思ったが完全に気持ちが別にいっていた。


あれじゃあ下手したら最後のモンスターへ行くまでに全滅だ。



カズキ

「もしかして、みんな不服だったか?」


ダツ

「ううんー、丁度俺達も話してたところで、ここで終わりにしようって」



そうか。


あんな冒険者達よりもしっかりとしてる。


この子達の爪の垢でも飲ませてやるたい。



そうして俺達が談笑していると先輩方は先へと続く扉を開け姿を消していた。



ケイト

「もう・・・これで十分なんだよね」


ミニア

「私等にしては十分でしょ」



みんな消えていった冒険者達の方向を見る。


本当なら十二分にみんなが戦ったことを褒めてやりたい。



先日まで子供の冒険者見習いだったのがここまで戦い抜いた。


それだけでも凄いということを。




けど、この子達はそれできっと満足しないのだろう。




まだ、みんなは先への扉を見続けている。




ネーネ

「あの・・・」


カズキ

「ん?」



気まずそうに手を上げて言う。



ネーネ

「ちょっと気になっただけ・・・なんですけど、もし今行った先輩達がやられちゃったりしたら・・・」


カズキ

「間違いなくクエスト終了、救護も無く終わりだろうね」


ネーネ

「ですよ・・・ね」



はぁ・・・また溜息が出てしまった。


彼女の言葉でみんなの目が変わってしまった。



このキマイラと戦うと言った時と全く同じだ。




これくらいなら、出来るなら、安全なら。



自分達にも出来るなら・・・。




ダツ

「救護くらいならって・・・やつ?」


カズキ

「・・・・・・」




俺は何も答えなかった。


これ以上は、俺が口を出してはならなかったからだ。



本当にこの子達は・・・。









【山脈ダンジョン 最深部エリア】



結局僕達はキマイラの部屋から先に進むことになった。


四人でたくさん話し合った。


カズキさんは難しい顔をしていた。


きっとカズキさんは僕達の実力や経験値を把握しているからこそ撤退を推してくれたんだ。




みんなも薄々気付いていた。


キマイラ戦は本当に運がよかった。

そしてカズキさんが全力で僕達を守ってくれていたことを。


辺り前だけど、先輩冒険者達が居なかったら絶対に勝ててない戦いだったと。



僕達はだからこそ、少しでもその先輩達の手助けが出来ないかということで足を進めた。



本当に出来ることは限られてるだろうけど、僕達でも出来ることきっとあるはずだと・・・。



ミニア

「本当にモンスター・・・もういないね」



先に進んだ先輩達が倒しながら進んでいる証拠だ。


先ほどからモンスターの死骸ばかり目にする。


カズキさんが念の為稀少な物がないかだけ調べていたけど、ほとんど剥ぎ取られた後だった。



僕達は警戒しながら進んでいる。


今回も中層エリアと同じで一本道だった。



すると・・・。



ネーネ

「あっ! 大丈夫ですか!?」



一人の女の人、先輩冒険者が壁に背もたれていた。



「あんた達・・・」


ネーネ

「すぐに治療します」



ネーネが回復術技を使う。


そのおかげか女の人の傷は回復していった。



カズキ

「何があった」


「へっ・・・あんたの言う通りさっさと引いておけばよかったかもね」



女の人は話してくれた。


それは、ここに大型モンスターが一体現れたということだ。



モンスターは急に現れ自分に襲いかかってきて奥へと逃げたと言う。



突然の事で深手を負ってしまったようだ。



カズキ

「武器がないが、どうした?」


「仲間に渡したさ、私じゃあもう役に立たないだろうって言われたんでね」



そうかなのか。


きっとこのまま置いていくよりも、こうして武器だけでも仲間に託して戦ってもらう。


これが冒険者なのか・・・。



ネーネ

「まだ痛みますか?」


「えぇ、もう大丈夫よありがとう」



立ち上がるのは厳しいようだ。


でも最初に会った時よりも確実に顔色は良くなっている。


やっぱり来てよかったんだ。


僕達にもやれることはある。




そして、僕達はさらに先へと進んだ。





それからも、一定の間隔で先程の人と同じように先輩達が深手を負ってる姿を目にした。


全員に回復と僕達のポーションを出し治療していった。



カズキ

「同じ敵か?」


「あぁ・・・だけど、少し変なんだ。急に攻撃が効かなくなったんだ」


ケイト

「攻撃が・・・?」




話しによるとさっきまで攻撃は通ってたのに、急に効かなくなり不意をつかれたようだ。


一体どんなモンスターなんだ・・・。


だけど考えても仕方がない。


今回は僕達は救護ということで動いていることを忘れちゃいけない。


こんなに冒険者の人達がボロボロなのに、僕達が戦って敵うような相手じゃないってことはわかる。



今は先に進んで一人でも多く手助けすることだけを考えよう。




カズキ

「・・・・・・」


ミニア

「カズキさーん! 行くよー!」


カズキ

「あぁ・・・今行く」









【山脈ダンジョン 最後の間入口前】



僕達は先輩冒険者達を治療して回っていたらついにこんな所まで来てしまっていた。


そしてそこにも先輩達二人が横になり倒れていた。



ミニア

「大丈夫ですか!?」



みんなで駆け寄ってすぐに治療を行う。


一人は・・・もう息が・・・。



ケイト

「そんな・・・」



ここまで来るのに覚悟はしていた。


絶対に死者が出ている。


これまでの道のりでいなかったのが不思議なくらいだった。



カズキさんが僕の肩に手を乗せてくれた。


何も言ってくれない。


きっとこの事もわかっていたんだ、だから止めもしなかったんだ。

これが現実だと。


見る必要のない物を見る選択肢を取ったのは僕達だから・・・。



ネーネ

「あっ!大丈夫ですよ! 私の声聞こえますか!?」


「あ・・・あぁ、俺は・・・生きてるのか?」



もう一人が目を覚ました!


カズキさんがこっちは自分に任せるよう言ってくれた。


それに甘え僕はみんなが集まる方へと駆け寄った。



「リーダー・・・は?」


ミニア

「多分みんな先に行っちゃったんだと思います」


「そう・・・か・・・」



息は小さいがこれならきっと大丈夫だ。


ダツが飲ませてるポーションも少しずつではあるが飲んでくれている。



カズキ

「ここまでだ・・・今度こそここから撤退するぞ、そいつは俺が担いでいく」



カズキさんもこちらへ来て回復術技を男の人に掛けてくれた。


みるみるうちに傷が塞がっていくのを見て僕達は言葉を失った。



「待って・・・くれ」



カズキさんの腕を掴む。


力はあまり入っていない、ただ掴むことすら辛いはずなのに。



「リーダーを・・・助けてやってくれ・・・! あんたなら出来るん・・・だろ?」


カズキ

「言ったはずだ、守って戦うのは無理だと」



男の人の願いを断った。


リーダーを助けてほしいという願いを。



「悪いとは・・・思ってる、でもあれでも・・・俺達のリーダーなんだ、短気ですぐに頭ごなしに怒鳴って、プライド高くて、荒っぽい・・・」


カズキ

「最悪なリーダーだな」


「あぁそうだな・・・でも、俺達の大切なリーダーなんだ・・・俺達が好きなパーティーの・・・!」



カズキさんを掴む手に僅かながらに力が入る。


自分達が好きな・・・パーティーの・・・大切なリーダー。




僕はみんなの事を考えた。


もしこの人と同じ状況なら・・・きっと。



同じ様に頼んでいただろう。



自分はどうなってもいい、だけど仲間は・・・大好きな大切な仲間だけは助けてほしいと。




絶対に願っていた・・・助けを求めていたに違いない・・・。




カズキ

「・・・・・・」


「後は・・・あんた達が決めてくれ、ちょっとだけ眠くなってきた・・・」



目を閉じ、静かに眠りについた。


僕達はそっと地面に体を降ろしてあげた。


息も安定している、これならきっと目覚めた頃には良くなっているはずだ。


僕達はそれだけでも・・・安心したのだ・・・。








無茶な事を言う。


聞く耳を持つつもりはない。


だが・・・。



みんなの事がすぐに頭に浮かぶ。


ここで汚い物を見せていいのか・・・。


ここで身勝手な大人を見せるのが、この子達にとって正しい選択なのか・・・。



無理難題を押し付けて自分はぐっすりと寝てる男を見る。



名前も知らない。


知ってるのは口応えするなと怒鳴ったリーダーの一味だということ。



それだけだ。



カズキ

「・・・・・・」



本当にそれだけなんだ・・・。



カズキ

「みんな・・・撤退の準備を」



立ち上がり背を向けた状態でみんなに指示を出す。



ダツ

「・・・あんちゃんは?」


カズキ

「俺もすぐに向かう、心配はするな」



そう、すぐに合流する。


間違いはない。



ネーネ

「私達は・・・足手まとい、ですもんね」


カズキ

「そうじゃない、危険なだけだ」



この子達強い。


間違いはない。



ミニア

「力不足・・・だもんで」


カズキ

「みんなは強い」



これからももっと強くなる。


間違いはない。



ケイト

「どうしても・・・ですか」


カズキ

「・・・・・・」



これ以上は・・・駄目だ。


本当に取り返しの付かない事になる。



したくない。




・・・・・・。




沈黙が流れる。



みんなその場から動こうとしなかった。



駄目だ・・・早く行かせないと。



ここからすぐに立ち去るように・・・この子達に言わないと。



早く・・・。





「この子達に見てもらっては如何ですか? カズキ様」


カズキ

「・・・? まさか、ユミ・・・」



インカムから声が聞こえた。


記録係ではない別の声が。




「そこまで悩まれるのでしたら、見せて差し上げた方が早いと思いますよ。 カズキ様の強さを」


カズキ

「これから先に何があるかわからない、不明瞭な点が多すぎる。 この子達をそんな場所には連れてはいけない」




大型モンスター。


その存在の詳細もわからない。


そしてその先があるのかも不明だ。


ここで退くのがきっと・・・。



「私は・・・いえみんなカズキ様の力を信じています、いえ、あなただからこそ信じてきたんです、私も、みんなも・・・きっとこの子達も」



力・・・じゃなくて・・・俺が、か・・・。



カズキ

「・・・・・・っ」



ゆっくりと・・・俺はみんなの方へ振り向いた。



そこには、強い瞳をして俺を見つめる四人がいた。



ただの好奇心じゃない・・・。



あの男の言葉。



リーダーを助けて欲しい、仲間を助けて。



その純粋な願いに、この純粋な子達は引かれたのだろう。



きっと俺が居なかったら、問答無用で突撃していきそうだ。




だけど、今は俺の言葉を待っていた。


俺は撤退の準備をするように言ったのに。



俺から聞きたい言葉はそれじゃないと言わんばかりに・・・。




「カズキ様・・・」



このインカムはどうしてこう・・・余計な事しか言わないんだ。




カズキ

「はぁ・・・」



また溜息をついた。


最近本当に多いなと自覚はしている。


かったるい系になった覚えはないのに。



だけど・・・もう決めなくてはならない。




カズキ

「記録係さんは、いるの?」


記録係

「はい、隣に」


カズキ

「この子達のフォロー、お願いできるね」


記録係

「かしこまりました」



きっとこの子達のフォローは出来なくなる。


なら少しでもこのインカム越しにいる人間を使わなくては。


すぐに頭の中でイメージをしていたら。



ケイト ダツ ネーネ ミニア

「「「「あ!ありがとうございますっ!!!」」」」



みんな泣き声混じりに感謝し頭を下げる。


まだ始まってもいないのに・・・。



カズキ

「いいか、絶対にこの記録係さんの指示に従うように。 俺はきっと助けに行けないからな」



頭を縦に激しくみんな振るう。


みんな顔がぐちゃぐちゃじゃないか。



連れて行ってくれる事に喜んでいるのか・・・。




また・・・置いて行かれると思ったから安堵したのか・・・。




両方だろう・・・か。



カズキ

「よし・・・みんな装備の確認!」


ケイト ダツ ネーネ ミニア

「「「「はい!!!!」」」」


カズキ

「準備出来たか!?」


ケイト ダツ ネーネ ミニア

「「「「はぁい!!!!!!!」」」」




素晴らしい返事が聞こえた俺はみんなに手を差し出す。


それに続いてみんなが俺に手を乗せていく。



カズキ

「絶対に・・・無事に帰る、いいな!」



ケイト ダツ ネーネ ミニア

「「「「はぁぁああいぃい!!!!!!!」」」」







カズキ ケイト ダツ ネーネ ミニア

「「「「「えい!えい!おぉぉおぉおー!!!!」」」」」





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【山脈ダンジョン 最後の間】



一斉に部屋に入った。



するとそこはもう激戦の真っ最中だった。



カズキ

「俺は行く・・・、この子達を頼んだぞ」


記録係

「かしこまりました、絶対にお守り致します」



みんなに一度顔を向け笑みを飛ばし、一気に上空に飛んだ。




カズキ

「敵は・・・」



大型モンスター・・・。


丸い体をした敵。



だがあまりにその見た目が不気味だった。



赤い服を着て、顔は人間のような顔をしているが濃い化粧をしている。


肌の色を全て白くしている。


まるでピエロだ。



カズキ

「・・・っ!」



ピエロが大手を振り上げた。



ムッド

「来るぞ! ブロック!!」



ブロッカーが前に飛び出しピエロの攻撃を防ごうと動く。


だが・・・あれじゃあ恐らく・・・。



フヒヒヒヒヒヒヒイヒヒヒヒヒヒッッ!!!!!



カズキ

(笑いやがったのか・・・!)



ピエロの攻撃がブロッカー全員を吹き飛ばした。


全員地面に叩き付けられた。



ムッド

「総攻撃だぁー!」



フヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒィイ!!!



冒険者は突撃して自分の剣や槍などで攻撃をする。


だが全く効いてないのか。


あの不気味な笑いが一向に止まっていない。



ムッド

「っ!! ブロッカー次が来るぞ!!!」



間に合う訳がない!!!


今度は右足を大きく振り上げアタッカーの群れに攻撃を仕掛けようとする。



カズキ

「っ!!!!」



ヒヒヒヒッヒ!!?!?!



踏ん張っている左足を衝撃を与え体勢を崩させた。


そのまま尻もちを付く形でピエロはダウンした。



ムッド

「今だ! チャンスだ!」


カズキ

「駄目だ! 体制を立て直すのが先決だ!」


ムッド

「今さら来て指図はやめて頂こう!! 一斉攻撃ぃいいー!!」



ちっ!


こうまで話しを聞かないか。



俺はブロッカーへ駆けより回復術技とポーションを治療を行う。



もうブロッカー達はボロボロだ。


恐らくあの優男の馬鹿げた指示のせいだろう。


だが、そのアタッカー共も攻撃にキレもなければ動きが鈍すぎる。




「た、助かったよ・・・行くよ・・・」


カズキ

「駄目だ・・・俺がブロッカーをやる、少しの間他のブロッカーを集めて回復に回れ」


「だが・・・」


カズキ

「ちっ・・・!」




ミツバをブロッカーに向ける。


その行動に驚き言葉が出せないでいた。



カズキ

「死にたいなら俺が殺してやる、立てよ」


「・・・わ、わかった、従うよ」




恐らくこれで何とかなる。


多分あの子達が様子を見てこの馬鹿共の回復に走ってきてくれるはずだ。


きっと手を借りることになるのはわかっていたが、ここまで酷いことになるか・・・。



カズキ

「・・・っ!」



ピエロもどきに向かって一気に飛び出す。


まずはこいつの詳細を探るのが先決だ・・・!








記録係

「3・・・2・・・1・・・今です、走って」


ネーネ

「はい!!」



私達はみんなで部屋の隅を走り続けていた。


記録係さんの予想を聞いた、私達は救護がメインになる。

先輩達がやられ自力で部屋の隅に移動している可能性があるのと。



予想は的中していた。


カズキさんが敵へ向ったと同時に部屋の内部を見渡したら多くの先輩冒険者達が倒れていた。



記録係

「ケイト様、ダツ様スタンバイ・・・今です」


ケイト ダツ

「「はいっ!!」」



ケイトとダツが一斉に飛び出し、倒れている人を引っ張り隅まで移動させる。

これが私達の主な動きとなっている。


私が回復術技を使い、ミニアがポーションを与える。

この流れを続けていく。



記録係

「次9時方向、左の人を行きますスタンバイ・・・今」



記録係さんがしっかりとモンスターの動きを確認し私達に的確なタイミングを出してくれている。


私達はその指示をただ全力でやり遂げる。



記録係

「ネーネ様まだいけますか?」


ネーネ

「はい! 大丈夫ですいけます!」



モンスターだけじゃないしっかりと私達の位置や様子も伺ってる。


息を整えるタイミングなども把握してもらい、敵の動きに合わせてくれているのでまだ疲れはない。



記録係

「では・・・カウント10で行きます」



みんな記録係さんの声だけに集中していた。


敵は見てはいけない。

それが約束だから。


全部この記録係さんを信用するのが私達の絶対条件だから。



記録係

「今です」



これが・・・これがきっとこのダンジョン最後の戦いになる!








何回かあの子達の様子を見るが、上手くやってるようで何よりだ。


記録係さんで正解だったか。




カズキ

「ブロック!!!」



何とか防ぎきる。


だが、なんだ。


さっきから違和感しかない。



この敵には斬撃が効かないと思ったが今度は俺の弾丸が効かなくなった。


アタッカーで参加する時の攻撃手段が次々と変化していった。



耐性変化・・・か。



カズキ

「試してみるか・・・!」



【フレイミング オン】


【コネクト オープン】



フフフフフヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒッヒイイイイ!!!!



また攻撃が平手打ちが来る。


防御態勢で構える。



カズキ

「ブロック!!!」



炎を纏ったミツバでピエロの攻撃を防御する。




すると、突然ピエロの手が燃え始めた。



手が燃えるだけでなく、炎は全身にまで燃え移っていた。



フゥゥウゥウウヒヒヒヒヒヒヒッィイイイイ!!?!?!??



ムッド

「一体・・・何が・・・」



思った通りか。


燃え怯んでる間に一気に攻め込む。



カズキ

「はぁぁあ!!!!」」



飛び上がりピエロを斬り伏せる!




斬撃効果は無くても、炎属性なら!




フフフヒヒヒイイイイイイイイイイヒイヒヒヒ・・・!!!!



急にまた笑いだしたと思ったら急に体が爆発した。


いや、これは煙幕を出したのか!?



カズキ

「くそっ!」



ミツバを思いっきり振り回し煙幕を飛ばす。




すると今度は青い服を着たピエロが居た。




イィィイイヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ!!!




ムカつく笑い声しやがって・・・。



バキィッ・・・!



エレメタルキーが壊れる音がした。


これだけでも壊れるのか。



カズキ

「ちっ・・・」



ミツバから取り出し新しいキーを起動させる。



【タイダリング オン】


【コネクト オープン】



次は水だ。




カズキ

「もうブロックする必要もない!」




イヒイヒィイイイィィヒヒヒイーーッ!!!



青いピエロが今度は手から空気玉を投げつけてきた。


俺は避けながらピエロに近付くが、他の冒険者達は攻撃に対処し切れていなかった。



ムッド

「ブロッカー!! 何をしている!! くぅ!!」



あんな奴らを守ることよりも先にこっちを仕留めた方が絶対に早い。


どうしてそのことに気付かなかったのか、俺も甘くなったもんだ。



空気玉を全て避けきり一気に飛び、腹部を斬り裂く。




だが・・・。




イィイイイイイイヒッヒヒイヒヒッヒヒッヒイヒヒヒヒイイイーッ!!!




カズキ

「ちっ・・・服の色、なんて単純な物じゃないか」



流石に早計だったか。


さっきの赤い奴には火が効いたから今度は水だと思ったが。


そう上手くはいかないか。




バギッ・・・!




カズキ

「まずいな・・・」



このままやるとキーの数が減る一方だ。


せめてこいつの弱点属性だけでもわかればいいが・・・。



ダツ

「あんちゃぁああああーん!! 風属性だってよぉおおおー!!!」


カズキ

「っ・・・!」



【ウィンディング オン】


【コネクト オープン】


すぐにキーを取り出しミツバに差し込む。


風を纏わせる。



カズキ

「はぁああ!!」



二連撃。


そのまま、ピエロを切り刻むと一回目と同じ反応を示した。


悲鳴を上げながら煙幕を吐き出す。



一度距離を取ってから、後ろに下がりながら再度煙幕を薙ぎ払う。



ドンッ・・・!



誰かにぶつかった。




「お、お前!?」


カズキ

「邪魔だ! 下がってろ」


「何をまたふざけたことを!」


カズキ

「っ!!!」



頭に血が上った。


まさかもう手が出るとは。



カズキ

「お前が入口に置いてきた仲間のおかげきてやったんだ! 死なれたら困るんだよ!!」


「ま、まさか・・・あいつ生きて・・・」


カズキ

「だから下れぇえええええー!!!」



俺の怒鳴り声にやっと耳を傾けてリーダーさんは渋々と後退し部屋の隅へと向かっていった。


その姿を見てかボロボロだった物達も次々と足を止め始め後退していく。



ムッド

「なっ! お前らそれでも冒険者か!」



優男の言葉を聞いてる者はパーティーの仲間だけだった。


他のパーティーはすぐさま後退しあの子達の手助けを始めていた。



これで少しはまともに・・・。



カズキ

「っっ!!?」



地面が揺れた!?


これは・・・!



オホホホホッホホッホオオオオオオォオー!!!!



今度は緑色か。


緑ピエロが地面を思いっきり叩き踏み地震を起こしてる。



カズキ

「っ!!! それだけじゃないのか」



地震と同時に無作為に地面から空気柱を噴射させてやがる。


今はなんとか反応出来たが、足場を注意しないといけなくなるか・・・!





記録係

「みなさん、下がって!」


ケイト

「しまっ・・・!!」



カズキ

「っ!」



みんなの方へ目線やる。


急な攻撃があの子達へも行ったのか。




「おらぁああああー!!」



だが冒険者の一人が飛び込みみんなを庇った。



「大丈夫か! 坊主!」


ケイト

「は、はい・・・ありがとうございます!!」




よかった・・・。



他の冒険者達が協力的になってくれるなら、俺はさっさとあのピエロを止めないと!



カズキ

「次は! 属性は何を使えばいい!!?」


ミニア

「次は・・・地ぃぃいぃ!!!地属性ですぅうううぅうー!!」




【グランディング オン】


【コネクト オープン】




壊れた風のキーをすぐさま交換する。




オッッホォオオォオオオー!!!



カズキ

「させるかっ!!」



足を上げるピエロにミツバを向け引き金を引く。


すると岩の飛礫が一斉に発射され、ピエロの転倒させた。



カズキ

「ジャンパーハイク!! うおおぉ!!!」



ピエロに飛び乗ると同時にミツバを突き刺す。


一切貫いた感覚がない。


だがまた悲鳴を上げて煙を出した。



カズキ

「っ!?」



ピエロが消えた・・・!?


乗っていたはずが、俺はそのまま地面へと降りた。



こいつ・・・まさか・・・!




アハハハハハハハッハアァアアッハアアアアア!!!!!




今度は黄色か。



しかも数体・・・。



バキッ・・・。



キーがまた壊れたか。


どれだけ使わせるつもりだ・・・。



カズキ

「ちっ・・・」



適当に黄色のピエロを撃つ。



アハァァアアア!!!



笑いながら小さい煙と共に消滅した。


そして補充された。



つまりは、正解を当てろと・・・。




ムッド

「こんな物!全部倒せば!!」


カズキ

「あ・・・やめておいたほうがいいぞ」



止めはした。


止めは。




ムッド

「はぁああ!! こっちかぁあー!!」



アハハハハアッハハッハッハハアッハハッハ・・・ハァアアアアー!!



ムッド

「ぐはぁあああー!!」



優男が空気弾で吹き飛んだ。


なるほど、間違い過ぎるとああなるのか・・・役に立ってくれた。



ネーネ

「今度は雷属性みたいでーす!!」


カズキ

「ありがとー!」



これで一周ということか。


まずは見極めないといけないわけだが。



カズキ

「ん・・・待てよ?」



今あの優男が攻撃したのは補充された。


俺が攻撃した奴も補充された。



他の残りの位置も変わった様子がないところを見ると・・・。




カズキ

「・・・いた」


アハハアハッッ!!!?



天井を見渡した。


一匹のピエロが不自然に壁にへばり付いてる。



【エレキシング オン】


【コネクト オープン】



ジャンパーハイク!



カズキ

「隠れんぼしてんじゃねぇええーよ!!!」



思いっきりミツバを振り下ろし黄色ピエロ地面に叩き落とす。



そして同時に姿が消え、また煙幕が噴き出した。




カズキ

「・・・どうするか」




最悪だ。



今度は茶色か。




ダァアアアアアッハハハハハハハッハハハハ!!!!!




もう手元に・・・エレメタルキーがない・・・。




全部壊れた・・・。




残ってるのは・・・。




カズキ

「くそ・・・」








「あぁ・・・すまない、ありがとう君達」


ミニア

「よかった、これで全員ですよね?」


ケイト

「うん、先輩達の皆さんもありがとうございました!」



最後の人を救護して一段落。


僕はみんなさんに頭を下げお礼をする。



「いや、坊主。まだお礼は早いぞ」



先輩の一人が今も戦ってるカズキさん達を見る。



さっきまでの勢いが一気に消えてしまっていた。



一体なんで・・・。



「お前さん達のカズキさんとやら、どうしちまったんだ。 あの属性技使わなくなったじゃんかよ」



属性。


つまりエレメタルキーだ、きっとカズキさんは今まで属性鍵を使って敵を倒していた。


それは間違いない。



この敵は水属性が効く。


そう記録係さんが判断し、僕がカズキさんに伝えたが一向に使わない。



ミニア

「もしかして・・・全部壊れちゃったのか!?」


ケイト

「そうだ・・・!」



カズキさんは属性鍵を使う度に壊してしまっていたんだ。


今までの戦いで使った鍵は合計で5種類。


水属性をまさか・・・。



記録係

「タイダルは不発で終わらせてしまいました、恐らくカズキ様が今持ってるのはグランドのみ、このままだと厳しいでしょう」


ダツ

「どうにか出来ないのかよ! 記録さん!!」



僕達が使っていれば・・・あるいわ。


だけどもう属性鍵はない・・・。



記録

「・・・・・・」



記録さんが黙りこんでしまった。

恐らくもう手段がないのか・・・。



「言って差し上げて下さい、カズキ様には私から説明します」


ケイト

「何かあるんですか!?」



あの時の人だ。


僕達をカズキさんに同行させた人の声。



記録

「はい、カズキ様には今朝別のエレメタルキーが届いてるはずです。ただそれはカズキ様は扱えない、専用キーですので」


ミニア

「使えない・・・専用キー?」



記録さんがまだ手段があると言った物はカズキさんが使える物じゃないと話した。




まさか・・・。





「そう・・・あなた達の専用エレメタルキーです」








カズキ

「っ!!」



茶色ピエロの攻撃は凌いでいるが・・・。


どうする?


キーはもう無い、水属性を不発に終わらせちゃったのがここに来て痛手になるとは。



だが、恐らくではあるがこの先もある事を考えると元々足らなかっただろう。



こんなことならもっと借りてくればよかった。




ダアァアアアッハハハハハハハッハハハッ!!!!




高速で踏みつけてくる。


それを逃げながら攻撃は通してるつもりだが、やはりこいつは属性攻撃しか効果がほぼない。


斬撃と銃撃と打撃を繰り返してはいるが、一向にダメージが入ってるようには思えない。



このままじゃ・・・。










ミニア

「エアショットォォー!!!」


カズキ

「っ!?」



空気波術技がピエロに直撃した。


タイミングが完璧だった、そのままピエロは体勢を崩し転げ落ちた。



ネーネ

「カズキさん!!!」




みんながこちらに張り寄ってきた。



カズキ

「お前達・・・」


ダツ

「記録さんに聞いたぜ! 俺達のキー!あるんでしょ!!」


ケイト

「一緒に戦わせて下さい!! みんなで、無事に帰る為に!」




専用キーの事を・・・話したのか・・・。


これはこの大規模クエストが終わった時に渡してあげようと思ってた物だ。


まだ実際に試したわけじゃないのに、使わせるのは危険過ぎる。



教授

「誰が作ったと思ってんの?」


カズキ

「っ! お前」


団長

「ビックリしたよ、ユミ・・・呼ばれて来てみたら凄い事になってるんだもん」



呼んだのか、あの方が。


つまり、あの方がみんなにゴーサインを出したと。


そうなるともう俺の言う事は聞いてくれないってことか・・・。



実際、今の俺の力だけじゃここは突破できそうにない・・・か。




団長

「大丈夫だよ、カズキさん。 今はみんながいるから・・・!」




またそうやって・・・この人は・・・。



俺が求めてる言葉を口にする。



カズキ

「・・・わかった」



懐からキーを四つ取り出す。



カズキ

「ミニア・・・」


ミニア

「え!? うん!!!」



雷属性の特性キーミニアへと渡す。



カズキ

「ダツ・・・」


ダツ

「ぁあ! おう!!!」



炎属性の特性キーをダツへと渡す。



カズキ

「ネーネ・・・」


ネーネ

「は・・・はい!!!」



水属性の特性キーをネーネへと渡す。



カズキ

「最後に・・・ケイト」


ケイト

「うん!」



風属性の特性キーをケイトへと渡し。



みんなの、四人にしか使えない専用属性鍵を手渡した。



カズキ

「みんな・・・力を貸してくれるな?」






あれ?


返事が・・・ない?



カズキ

「あれ・・・? みんなどうしたの?」


ダツ

「あんちゃん・・・」


ミニア

「私達の・・・」


ネーネ

「な、名前・・・!!」


ケイト

「呼んでくれた!!!」



え・・・?


そう・・・だっけ?



団長

「えぇー・・・」


教授

「最悪ねあんた・・・」


カズキ

「あれー・・・?」



つい頭を悩ませてしまった。


この子達がこんな顔をしているということは、本当にそうなのかもしれない。


無意識に呼んでいなかった・・・のか。







ダァアアアアアハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!





ちっ!


笑い事じゃねぇーぞ!




カズキ

「なら改めて・・・ケイト!ダツ!ネーネ!ミニア!」




ケイト ダツ ネーネ ミニア

「「「「はいっ!!!」」」」




カズキ

「全員で勝つぞ!!!」





ケイト ダツ ネーネ ミニア

「「「「はぁあああいいぃい!!!」」」」





一斉に全員が動き出す。



バラバラに動いているように見えて陣形通りに全員行動を開始した。



カズキ

「ネーネ、スタンバイ!!」


ネーネ

「わかました!!」


【アクア オン】



水キーを起動させフロラに接続し回す。



【コンタクト リンクイン】



俺とケイトが一気に近付き敵の注意を向ける。



そしてピエロの攻撃が来る!



カズキ ケイト

「「ブロック!!!」」



防御と同時に一気に弾き飛ばし体勢を崩させる。




ネーネ

「行きます!!!」



【アクア フルドライブ】



ネーネ

「ライトバインドォォオー!!!」



ピエロの周りには無数の輪が展開され一気に締め上げた。




ダダッハッハハハハハハッハハアアア!!?!?!?!?




輪が更に縮み一気に締め上げた瞬間にピエロは爆発し煙幕を撒き散らした。



カズキ

「一度後退だ! 防御陣形!!」



全員に指示を飛ばす。


みんなすぐにネーネを中心に集合する。



そして煙幕を跳ね退けた瞬間更にピエロが姿を現す。



カズキ

「なるほど・・・総出で来たか」



ピエロが赤、青、黄、緑、茶、と全員出てきた。



団長

「こっちは大丈夫! この子達ならいける!」


教授

「あんたは足りない分をさっさとやってきて!」


カズキ

「言われなくても!!」



すぐさま上空へ飛び上がりキーを取り出す。




【グランディング オン】


【コネクト オープン】




記録

「カズキ様 赤色の敵です」



カズキ

「了・・・解っ!!!」



赤のピエロ目掛けて一気に急降下する!




フヒヒヒヒ・・・ヒ??????




カズキ

「こんのおぉぉおおー!!」




一気にミツバを振り下ろし叩き潰した。



全ピエロが俺の方へ向いた。




カズキ

「ヘイトアップ!!」



更に俺へとヘイト集める術技を発動させる。






教授

「ミニア! キースタンバイ! ネーネも術技準備」


ネーネ

「わかりました!」



ミニア

「はい!!」



【サンダー オン】



指示に従い鍵をテューケに接続し回す。



【コンタクト リンクイン】



記録

「ネーネ様は緑を、ミニア様は茶色をお願いします」



教授

「間違えちゃダメよ、術技開始」


ミニア ネーネ

「「はい!!」」



【サンダー フルドライブ】


【アクア フルドライブ】



教授

「フルシュート!!」



ネーネ

「ライトバインド!!」


ミニア

「エァアアーショットオォー!!!」




二人の術技が一斉に目標のピエロへと撃ち込まれる。


緑のピエロは縛られはち切れて消滅。



茶色のピエロは雷撃を受け続け徐々に動きを止めていき消滅した。






アハアハハ!!???


イヒィイイイ!!??



青と黄色が一斉に攻撃した二人に目線を向ける。


だが、行かせない!!



カズキ

「チェーンズバインド!!!」



拘束術技で二体同時に動きを封じる。


破壊されるが・・・時間稼ぎにはなる!



団長

「アタッカー、キースタンバイ! ケイト君!ダツ君!」


ケイト

「はい!!」


【ソニック オン】


ダツ

「よっしゃぁああー!!」


【ファイア オン】



二人も鍵をフェブル、ソルス、へと接続させ回し込む。



記録

「ケイト様は青をダツ様は黄色です」




標的の伝達が終えた段階で俺の術技にヒビが入り始めていた。


これ以上は持たない!




団長

「拘束が解けても君達なら間に合う! ゴー!!」



ケイト ダツ

「「了解っ!!」」



【ソニック フルドライブ】


【ファイア フルドライブ】



標的に突っ込みながら鍵を更に回し込み属性の力を一気に高める。



団長

「アタック!!」



ケイト

「ディフェンドプロテクション!!!」


ダツ

「アイアン!!フィストォオォオー!!!」




同時に術技が発動しピエロ達を襲う。


ケイトは光の盾で青ピエロを上から押し込み地面へと叩き付けた。


ダツは炎を纏った拳で黄色ピエロの顔面目掛けて殴り付けた。




そして同時にピエロは破裂して消滅した。



煙幕は・・・出ない・・・!




カズキ

「見つけたぁあー!!!」




一匹の虫が消滅した敵の身体から飛び出した。



こいつがピエロの正体だ、何度も何度も煙幕を撒き散らして逃げては新たなピエロを生成していた。




カズキ

「フルブレイクバスターッ・・・!」




今までの高見で笑われていた気分を晴らすかのように術技をぶっぱなす!




カズキ

「このゴキブリ野郎が! 消えろぉぉおおお!!!」





俺の術技は地面を抉りながら、地面を這いずり回るゴキブリを粉々にし。




完全に消滅させたのだった・・・。



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