Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #04
セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #04
壁を杖代わりに入り口まで忍んで歩く 壁と足が滑ってなんども足を滑らせそうなる 杖を手に入れるまで歩きは不安定だ 左右の足の長さが違う 杖なく歩くと頻繁に転倒する その転倒する音を聞きつけて、バケモノは寄ってくる
松葉杖はすぐそばにある そこのカーテンから隣を覗いて見ればすぐにわかる
病人の頭の上 理不尽にもそこに置かれている まるで対峙せよ、とでもいわんばかりの設置 それがこういったゲームとしての謎解き
病室から出るためには一回、死ななければならない 死に戻り、そして次への道が開かれる
カーテンを開ける 無造作に 空けなくてはならない 開けないという選択はない
包帯で上半身を巻かれた隣人 口には包帯がなく、おぼつかない手で食べ物をそこへと運ぶ 異常な痩躯 噛みつき咀嚼する 血だらけの全身 腹部も露出していて、包帯はない 骨組みだけのベッドの上に坐したそれの腹部は切り裂かれている 下半身にも包帯は巻かれていない
そこから出た内臓を自分で喰っている
隣人ははじめはこちらにまったく関心を払わない 喰い続ける 内臓が引きずり出される 血液がボタボタと滴り落ち包帯を赤く染めていく…滴り落ちる演出だけがあって、包帯の色は変わらないが 弾力ある内臓に食いつき咀嚼する
ムシャ、グチャ、ムシャ、クチャ、グチャ
カーテンは閉められない やがて隣人はこちらに気がつく
逃げるには…ドアに向かうしかない
振り返る そこにはどこからか現れた焼け焦げ真っ黒になったナース服のバケモノが立っている
ドアも、ベッドも動いても開いてもいない 今そこに現れたグラマラスなナースの服はかなり昔のものだ 扇情的である意味、エロい
そんなことに感動する暇もなく
襲い来る 噛みつかれる 抵抗も何もできずに組塞がれる 噛みつかれる 引きずり倒される 噛み付かれる 手が多い 隣人がいつのまにか近くに来ている 噛みつかれる 噛み付かれる 噛みつかれる
「ぐぅあああああっ」
生きたまま喰われる 貴重な体験 激痛に叫ぶ 腹部を噛みつかれ、肌を裂かれる 血液が飛び散り、内臓が転げ出る 手を突っ込まれ、引きずり出される 生きたまま はらわたを食われる 我先にと痙攣しながら歓喜を体全体で表現するふたり 貴重な体験
Preding dead




