Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #03 改
セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #03
バイオ、という名の名作が成立してからこの世にはホラーを題材にしたゲームがあふれかえった
大半はノベル いくつかはアクション スニークNハイド とにかく逃げ回るしかないものもあれば、反撃可能なものもある 即死 異界 不条理 狂気 都市伝説 サスペンスホラー コズミックホラー 単一ダンジョン 脱出 ローグ・ライクにグロテスク テラーホラー
その中でこの セント・ミカエル・ラザフォード病院からの脱出 というスマホゲームはその異常性と不条理さでだれもやらないといわれた名作だった
たとえば……
誰も居ない廊下を進み、扉を開ける 開けようとドアノブに手をかけた瞬間、後ろから肩をつかまれ、振り返させられて、バケモノに噛み付かれて喰われて死ぬ もちろん、そんな奴がいないからそうしようとしたのにだ +PredingDead
部屋に入る 誰も居ない 奥に棚があり、光るアイテムが置いてある 光るアイテムはたいてい重要アイテム、という錯覚 それを取り振り返る…と誰もいなかった部屋にバケモノがいて、襲い掛かられて喰われて死ぬ +PredingDead
今も同じ状況 外へ出ようと入り口のベッドを無闇に動かすと、その音に気づいたお隣の病人に襲われて食われて死ぬ +PredingDead
抵抗はできない それは無意味 最初はとにかく逃げるしかできない 逃げるにしても足がギブスで不自由だ、という枷がある ゲームの醍醐味のひとつ 走れない 追いかけられたが最後、追いつかれて、なぜか、バケモノのほうを向かされて噛み付かれて食われて死ぬ 背中から肩口に噛み付かれて死ぬ 首を後ろに折られて死ぬ ほかいろいろ +PredingDead
狂気系即死ゲーム その名のとおり素晴らしい不条理具合
クソゲーといってはいけない これがこのゲームのコンセプトであり、設定、システム、理念、信念
残念なのは スマホ という小さい画面ではその醍醐味を味わいつくせないという点か タブレットの使用は推奨されていない 心臓発作でどっかの誰かが死亡した、と噂が立ったことがあったとまことしやかに囁かれた
なのに 深夜 ひとりで ヘッドフォンを使用し 周囲を暗くしてのプレイ が推奨されている
常時どこからかAMSRで叫び声、割れる音、破裂音、悲鳴、嫌な音が聞こえ、囁きが入る
死ね
と……
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
そんなのを耳元で囁かれる 永遠に 永劫に 延々と
そんなホラーゲームだ




