表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ  作者: 桜葱詩生


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

151/152

Try n Dead 狂気系不条理ホラーゲームに転生させられたオレはゆるく死に急ぐ #146


セント・ミカエル・ラザフォード病院からの逃亡 #146



東棟3階 廊下には物が放置されている 車椅子 運搬用ベッド(ストレッチャー) 点滴用の(カテーテル)スタンド ダストボックス(ゴミ箱) ランドリーバスケット(洗濯物運搬用荷車) 西棟への扉の前は車椅子とストレッチャーが積まれ物理的に固定状態 階段の右横は車椅子で固定され、完全に開き切らない 奥の廊下には…ストレッチャーより一回り小さいキャリーが無造作に並ぶ


車椅子、ストレッチャー カテーテルスタンド ゴミ箱 バスケット キャリー、これらのうち 動かせるのは1部のみ…これも謎解き(リドル) ほかは試してみてもムリ イモータル属性 まるでセメントで床に固定されているかのように硬い


3階の廊下 部屋の境目ごとに横から壁がせり出し、通路には狭い箇所ができる そこがキャリーで塞がれる 一番奥、304には普通に歩いては辿りつけない 3体の男性入院患者をどうにかして巻いて、キャリーの下を抜けて…これに気がつかないと、ここはいつまでも抜けれない



揺れ動く西棟へのドアとドアノブ 誰かが向こうから扉を開けようと悪戦苦闘 苛立ったように力強く、破壊しそうな勢いで押す 誰がやっている? 3階西棟はリドルルーム 廊下にはナースはおろか、誰もいない…リドルを解いた後は現れる それさえも死に戻るとリセットされて、いなくなる


ごmnnKdさい(Hellオ?) Gめんnくだsい(ヘロo?) ごmnnKdさい(Hellオ?) Gめんnくだsい(ヘロo?) ごmnn(Hell)……」


封鎖された扉の向こうで…誰かがそう尋ね、扉を開けようと奮闘する ジュディ? ではない この扉 向こうに


×


の血文字はない 開けられそうで…開かない扉 こちら側が物理的に塞がれているからだが…ジュディなら以前のプレイでそれぐらいは試しているはず エマリア? は寝てるだろう そもそもあの女が西棟を回って、3階まで来るとは思わない 扉を無条件で開けれるのだから…物理的に封鎖状態のもの()は例外か? わからないが…ここならすぐ横、ナースセンターへ入る扉を開ければいい 開かない理由はこちら側にあって、向こうにはここが開かない、という意思表示はない あの女なら開けれるだろう(チート) そうしないのは…おかしい


もっとも…エマリアにはもう扉は開けるな、と言い聞かせてある あと2回で現実()に戻れなくなる、との脅しに反対に押し黙ってしまうぐらい驚いていたからな…そう簡単に手を出さないだろう 次の燭台はエマリアに取らせないといけないが…それはまあいい


意外なことがありすぎる


ここの扉を開けようとしている奴がほかのプレイヤーの可能性を考える キムが襲われたという角材を持った男性 それがこの向こう側にいる…だが、声が籠ってよく聞き取れないが、この声と話し方は男性ではない そんな感覚 これはどうするか…そう迷っていると、


「何してるんですか? そんなもの持って?」


そんな風に逆方向から声を掛けられた…思わず、モップを持ち上げ臨戦態勢で振り返る 東棟への扉が開いた音も気配も空気の揺らぎも何もなかった…それなのにそこに普通のナースが立っていた 普通のナース? 明らかにバケモノ(ナース)ではないナースがそこにいた 白い肌 青い目 ややくすんだ金髪の右前髪だけを垂らしたナースは、両手で胸の前をガードするかのようにカルテを抱えている 服も…ナース(バケモノ)のものとは明らかに違う 扇情的ではなく、長袖で、ピンクでも青でも緑でもない 普通の病院の看護婦(ナース)のものに見えた


医師がいた(出た)のだからナースが出て(居て)も当たり前なのだろうが…以前のこのゲーム 普通のナースは出なかった いない 静丘の惨劇ではあるまいし……


「どうしたんですか? こんなところで?」


訝るように身体を小さくして、ナースは再度、そう聞いてきた…どうしたといわれても…この病院に閉じ込められているんです なんてことは……


「すいません、松葉杖をどこかに置き忘れてしまったようで…新しいのを貸してほしいんですが、看護婦さんがいなくて…探してたんです、お願いできますか?」



そんな言葉がすらすらとオレの口から勝手に放たれた オレ自身が思ってもないことを、オレが話しはじめる これは…イベント? ムービー? すると…この出会いも仕組まれた運命か?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ