優しいキス
渚くんとココロちゃんは 人混みをかき分け ようやく屋上へと たどり着きました。
二人の吐く息は 荒々しく 心拍数はかなり上昇し 二人は 手足がもつれながら その場へ 倒れ込んでしまいました。
「はぁはぁ」
と、荒い息づかいだけが響き 暫く何もできない状態のまま 時間だけが過ぎてゆき......やがて
夕焼けが 茜色に照らす 屋上は 仰向けに寝転ぶ二人を 優しく包み込んだ......渚くんとココロちゃんの 頭の中に 走馬灯のように 二人が出会った頃の記憶が流れた......
そして、ゆっくりと 渚くんが 起き上がり 仰向けで寝転ぶ ココロちゃんを見つめ
「ココロ......俺が これから先も ずっと......一緒にいてやる.....だから..俺の側にずっと...いてくれ...。」
ココロちゃんを 見つめる目は とても優しく はにかんだ顔も 愛しく...
ココロちゃんは そっと手を差し出し 渚くんは その手を握り ゆっくりと ココロちゃんを 起こしました。
そして、はにかんだ笑顔で
「渚くんと ずっと一緒にいたい...」
見つめるココロちゃんの目が うっすらと滲む
渚くんは 優しく包むように ココロちゃんにキスをしました。
唇が重なり ゆっくりと目を閉じる
ココロちゃんの目に 涙が一粒頬を伝う......
二人の時間が ゆっくりと流れ 日もゆっくりと落ちていきました。
気がつくと 外は暗く 星がキラキラと顔をだしています。
二人が 教室に戻ると 扉には一枚の紙が張り付いていました。
(屋上で イチャイチャした罰だ!二人で 後片付け よ.ろ.し.く!)
と、書いてありました。
その後、二人は 仲良く後片付けをし 星空の照らす 夜道を帰っていきました。




