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天使のココロと悪魔の渚  作者: 小石川弥生
38/47

数秒前

渚くんが ココロちゃんとサタンを抱き抱え 飛び立つ直後

目の前に 光の輪が突然現れ 教室にいる 皆の顔が......

そして、

「信条!早く掴まれ!」

「響さん!手を!」

皆の手が

渚くんやココロちゃんに 二人は迷うことなく その手を掴みました。

その一瞬で 暗黒の森は消え

渚くんたちは 皆の待ってる教室に戻る事ができたのです。

そして、皆の歓声と共に 一斉に渚くんとココロちゃんの元に なだれ込む皆の顔は 涙と笑顔で いっぱいでお互いを称えあい 抱き合いました。


長い長い 7日間がやっと 終わり

ホッとしたのも つかの間 渚くんの抱えている サタンを見て

皆は ココロちゃんに

「信条には悪いけど...響 なんでこいつを つれてきたんだ?」

サタンを指差しながら ココロちゃんに詰め寄る

「そうだよ!なんで 殺されそうになったのに 助けたの?」

皆が ココロちゃんに 答えを求め始めました。

ココロちゃんは 皆に

「皆......とサタンの何が違うの?皆が私にした事と サタンが私にした事って同じだよ......どうして助けたの?って......皆 どうして 一緒に闘ってくれたの?

皆がした事 私は許さないって言ったでしょ......サタンのした事も許さないよ......でも、それは 皆分かってると思ってた......人は間違いもするし それに気づいたら 皆みたいに 人の傷みにも気づけるようになれる......悪魔も同じだと思う

サタンは 元は天使だったんでしょ

何処かで 間違った道を歩いてしまったけど きっと 皆みたいに 変われると私は思う!」


皆 お互いを見て 言葉に詰まる

シーンっと 静まり返る教室に


ボソッと 女子生徒が

「そうだね......わ...わたしは 響さんに 救われて 皆と心を一つにして 闘えて...こんなに胸が...あつくなる思いなんて...あの時のままだったら......と考えたら 到底できなかった......」

声を震わせながら 勇気を出して話してくれる女子生徒に

皆も 同じ思いを感じていました。

「響の気持ちは 解ったよ......俺たちが 変われたなら そいつも変われるはずだな!でも、ガキになったサタンを誰が見るんだ?」

ココロちゃんは ニッコリ笑って

「私が見るよ!」

皆は 驚きましたが そうなるだろうと予測もしてたので 納得していましたが 渚くんは......

びっくりし過ぎて 顔が青ざめ ひきつったまま 硬直していました。


金城先生は......

「やれやれ......」

と、呆れています。

そして、サタンはギャーギャー 子供のように 駄々をこね わめいていました。


金城先生が 大勢の人たちが死ぬと言っていた事は 皆のためについた嘘だと この時の皆は思っていました。


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