崩壊
死闘の途中 突然サタンが 苦しみ
激しく暴れ出し
突然の出来事に 渚くんは 攻撃を忘れ 苦しむサタンを 見ているだけでした。
離れた所で 見ていた ココロちゃんも 何が起こったのか 分からず呆然と立ちつくした状態
そんな二人をよそに
サタンは苦しみながら どんどん元の姿に戻り......始めたと 思っていたら だんだん サタンの姿が...
それを見た 渚くんとココロちゃんは 言葉にならない程の驚きで どうする事も できなくなっていました。
それは、まるで 幼い子供のように......
あのサタンの恐ろしい姿を 想像できない程に 変わり果て 人間の3才くらいの 男の子の姿に なっていました。
その時 やっと 渚くんは気づいたのです。
金城先生にもらった 秘薬の副作用だと
そして、それは この暗黒の森の崩壊が始まると言う事を......
この暗黒の森は サタンによって創られた幻覚だった。
創ったサタンの 魔力が副作用で使えなくなると言う事は この暗黒の森の崩壊を意味していた。
渚くんは ココロちゃんの元へ急いだ!
一刻も早く ここから抜け出さないと 二度と現実世界には戻れません。
渚くんは
「響!」
ココロちゃんも
「渚くん!」
渚くんは ココロちゃんの手を取ると ココロちゃんを 抱き抱え 現実世界へ戻る 入口を探した。
ココロちゃんは 渚くんに抱えられながら 幼い子供になった サタンを振り返り 何故かこのままの状態にしたまま 置いて行く事に 心が葛藤してしまい
渚くんに
「このまま サタンを置いていけないよ......」
と、打ち明けました。
渚くんは 激怒し
「お前、何言ってんだ!バカか!アイツに何されたと思ってんだ!」
ココロちゃんは 怒る渚くんの気持ちも分かっていました。
それでも、
「わ...分かってる...でも、このまま置いていけないよ...ごめん」
そう言うと、渚くんの抱えていた手を外し サタンの元へ......
幼くなった サタンは 自分のこの状態に 愕然とし 膝を大地に落とし 固まっていました。
目の前に 現れたココロちゃんに
「なんだお前は!あっちに行け!」
話し方も 生意気な子供のように 変わってしまったサタン
ココロちゃんは そんなサタンの手を取り
「一緒に行くよ!」
と、引き寄せました。
「離せ!離せ!」
と、暴れるサタンに ココロちゃんは
「いい加減にしなさい!」
一喝し、強引に引き寄せ 抱き抱えた。
それを見てた 渚くんは
「ちっ!しょうがねーな」
と、言いながら ココロちゃんとサタンに歩み 二人を抱き抱え 羽を広げ空へ
その瞬間
暗黒の森は 一瞬で消え去ったのです。




