暗黒の森の罠
その者が 振り向いた その姿は 人と何かの動物が 混ざったかのような顔でした。
ココロちゃんは 思わず叫んでしまいましたが 何故か その者は 黙って立っているだけで ココロちゃんを 襲うような事は ありません......
ココロちゃんは 恐る恐る 話しかける
「あなたは......誰?ここで何してるの?もし よかったら......ここは何処なのか 教えてほしい......」
すると 突然 ココロちゃんを 抱き捕まえ 肩に抱え 走り出しました。
ココロちゃんは 一瞬の事で 直ぐに言葉が出ず
ようやく
「何?放して!何処に行くの?放してよ!」
足や手を バタつかせ 必死に 抵抗しましたが
その者は びくともしません。
その頃 教室では 金城先生が 生徒たちに見せる
暗黒の森の状況を 皆は 把握していました。
「おー!ヤッター 信条が 響を見つけたぜ!」
「あいつら 何処に向かってるんだ?」
「ねぇ、響さん なんか嫌がってない?」
「それは...信条が乱暴に 響を担いだからじゃねの?」
「なぁー金城先生」
「......。」
金城先生は 少し考えていて 言葉にできる 状況ではありませんでした。
その時 あまりにココロちゃんが 暴れたせいで
その者は ココロちゃんを 落としてしまい...
その隙に ココロちゃんは 物凄い勢いで 走って何処に行ってしまいました。
その状況を見た 皆は 一斉に
「えっー!!」
驚き 呆然と その後の言葉も 見あたらず 方針状態
そして、ゆっくりと 金城先生を見て
「どう言う事......せ...せんせい」
金城先生の顔色が 少し青ざめたような......
困った感じで
「これは......厄介ですね......」
皆は 恐る恐る
「な......何が 厄介なんだ......せっかく会えたのに......響......なんで逃げるように」
少し沈黙が続き ようやく 金城先生が話したのは
「私たちには 信条くんと 響さんだと分かりますが......信条くんも 分かっているようですね...しかし......響さんに見えてる 信条くんは 別の何かで 逃げる程 怪しい者に 見えてるのではないかと......なので 響さんが 信条くんに気づかない限り 暗黒の森から 抜け出すのは かなり難易度が高いでしょう......」
生徒たちは 言葉を失い 暫く自問自答を 繰り返していました。




